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棒に繋がれたペット達は主に向かって腰を振る

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山中に存在する屋敷の庭に、金属製の太い棒が一本設置されている。その棒は先端が輪の形になっており、その輪には二本の鎖が結合されている。その鎖は、二人の男の逃走を封じ、屈辱を味わわせる残酷な鎖だ。鎖の先に繋がれているのは二人の男根を睾丸からくびり出している黒い革製のベルトで、棒の先端と男根を鎖で結ばれてしまった男達は鎖の長さよりも遠くへはどうやっても移動できず、また鎖の絶妙な短さ故に庭で横たわることも許されず、男達は靴と拘束のみを身に着けさせられた肉体を屋外に晒し続ける状況をもう何時間も強いられていた。

「ん、むぅ……ふっ、ふぐ、んむぅっ……」
「ふーっ、ふぅっ、んもっ、もぅぅっ……」

楽な体勢を取りたくても取れず、鎖の長さという狭い範囲で立ちっぱなしにされられた疲労。救いの望めない屋敷の庭で無様に裸体を露出させられている恥辱。そして、隷属の証である黒い首輪の後部と手首に巻き付けられた黒革の枷を短い鎖で繋がれ、黒い棒状の口枷を噛まされたせいで大きく暴れることも誰にも届かない助けを望む叫びを放つことも満足に行えなくされた自分への惨めさ。ありとあらゆる辱めが、二人を外側と内側から責め立てる。
心と身体を無慈悲に痛め付けられる哀れな二人の男は、目に涙を潤ませながら怯えた声で唸り、自由を取り戻そうともがく。これ以上弄ばれたくない。これ以上辱められたくない。地獄から逃れたい一心で男達は拘束と格闘を繰り返す。
しかし、男達のその格闘が実を結ぶことは無くて。二人を捕らえ、庭の棒に繋いで放置していた男は無駄な足掻きを行う二人の元へと醜悪な笑みを浮かべながら戻り、恐怖に顔を歪める二人に指示を出した。
一切口を開かずに出された男の指示は、地面に向かって右手の指先を伸ばした後に指先のみを前後へと動かす物で。その手での指示を見た男達は従いたくないという感情を胸に抱いた。
だが、従いたくなくても、二人は従わざるを得ない。もし逆らったら、連帯責任と称してもう一人にも罰を加えられてしまうと知っているからだ。

「ふむ、んむ、むぐぅっ……!」
「うふっ、んま、んむぅぅ……!」

どうして自分達がこんな目に遭わなければならないのか。現実から目を逸らすように答えの返ってこない問いを心に浮かべながら二人は疲弊した身体を動かして指示を出した男の方に向かって恥部を見せ付けるように足を大きく開き、塞がれた口から男を悦ばせ自分達の無様さを加速させるかけ声を放ちながら、腰を前後に振って丸出しの男根をぶるぶると揺らし男根と棒を繋ぐ鎖をがちゃがちゃと鳴らし始めた。
主である男が満足するまでは休憩すらも許されない、屈辱に満ちた腰振りショーの開始だ。

「うぐっ、むっ、むふっ、んむぅっ!」
「うぶ、ぶふっ! んぐ、むぁ、ふむぁぁっ!」

すでに疲れ切っている裸体は、動かすだけでも苦しい。苦しくとも、二人は動かし続けなければならない。
抵抗を奪われ、生きるために必要な全てを自分を飼い慣らす男に管理されてしまっている二人は、男の機嫌を損ねないよう従順に命令をこなすしか無いのだ。

「んまっ、んむぁぁ……ふー、ふぅっ、むーっ……!」
「んもぉぉ……はぁ、はぶっ……ぶ、むっ……んむふぅぅぅっ……!」

鳴き声に乱れた息を混ぜながら命令通りに男根を振り乱す二匹のペットを眺める男は、幸せ色の笑みを見せながらペット達の腰ふりを辺りが夕方を示すオレンジ色に染め上げられるまでじっと観察し、体力の限界が近付くにつれて悲痛さと必死さが強まっていく二匹の哀願の絶叫が邪魔の入らない山の中に虚しく溶けていく様子を心ゆくまで堪能していた。
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