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男の絶頂は弟の笑みを濃くする

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背中で肘から先の部分を重ねさせられた腕を、黒のガムテープで厳重に縛り上げられ。窮屈に折り畳まされた足を伸ばしたくても伸ばせないよう、腕の物と同じガムテープでぐるぐる巻きに拘束され。意味のある言葉を口に出来ないよう、ガムテープで口に栓をされ唸り声しか出せなくされてしまった男が、仰向けに転がされたベッドの上で無防備な裸体を淫らな機械達に弄ばれている。
左右の胸にガムテープで貼り付けられたローターで絶え間無く振動させられた乳首は真っ赤に充血してガチガチに尖りきり、途切れぬローターの振動で堪らない快楽を感じている。裏筋に貼り付けられた二つのローターで根元と亀頭のすぐ下を容赦無く震わされている男根はパンパンに張り詰めた状態のまま萎えることも許されず、吐き出す精液を失った後も絶頂へと追い立てられ透明な先走りを情けなく噴き出させている。ガムテープで抜け落ちないよう栓をされ、奥深くまでをみちみちに埋め尽くした状態で暴れに暴れている極太のバイブに掻き回され続けた尻穴は柔らかな肉壁を抉られる悦びに抗うことも叶わなくなり、バイブの表面に生えた凶悪なイボが肉壁を引っ掻く刺激に合わせて、身動きを封じられた裸体を惨めに痙攣させている。

「んーんっ! んむっ、むぅ! むぐっ、ぐむぅぅぅんっ!!」

疲れの概念を持たない機械達に甘い快楽を流し込まれ続け、限界を超えた絶頂に苦しんでいる男は、涙と汗に汚れた赤ら顔を自分に拘束と淫具を与えた男に向けながら、無我夢中で哀願の唸りを発した。
だが、その哀願は聞き入れてはもらえない。男を拘束し、快楽を与えている男は必死の哀願の様子を眺めて愉しそうに微笑むと、足を勝手に閉じられないようにと膝を押さえていた腕に力を込め、悶絶する男と視線を合わせて言った。

「兄さん、可愛いよ。イきすぎて苦しんでる顔も、イっちゃった時に出る悲鳴も、気持ち良さから逃げようとして必死に悶えてるところも、全部全部可愛いよ。兄さん、もっと見せて。兄さんが可愛く追い詰められてるところ、もっと、もっともっと俺に見せて」
「うむぅ……ふぐ、あむぅぅぅ……!」

自分と同じ日に生まれ、同じ顔と声を持って育った弟。その弟が見せた自分に対する淫らな欲望と獰猛さに捕らわれた男は、笑いながら聞かされた言葉にまだ戻れるかもという淡い期待を打ち砕かれた。

「兄さん、またイきそう? 良いよ、イって。好きなだけ、何回でもイって。俺が全部見てるから、兄さんのエッチで可愛いところ、俺が全部見ててあげるから」
「うふぅぅぅ! んむ、むぅ、むぉぉ! おむぅぅぅぅ!!」

興奮した口調で絶頂を促す弟の幸せ一色の表情を涙で霞んだ目でぼんやりと眺めながら、男は堪えることも出来なくなった絶頂へとまた追いやられ、弟の笑みを更に濃くするのだった。
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