青年怪盗は今夜も為す術無く淫らにお仕置きされる

五月雨時雨

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青年怪盗は今夜も為す術無く淫らにお仕置きされる

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上半身へと着せられた拘束服によって、青年は自らの身体を抱き締めているような状態を腕に強要され、そこから離れられないよう動きを完全に封じられた。下半身へと与えられた拘束具によって、青年は左右の足を折り畳んだままきつく締め上げられ、足を伸ばしたくても伸ばせないようにされてしまった。
腕と足を縛める真っ白な拘束達は、青年がどんなに力を込めても外れない。喉奥までを満たす男根を模した枷に塞がれた口から唾液と共に悔しげな唸りを漏らしつつ暴れても、黒い首輪の前部と床の金具を結ぶ鎖を鳴らしながら身悶えても、幾本ものベルトで腕を圧迫する拘束服と正座に近い形に両足を遊び無く固定させている拘束具は青年の必死さも虚しくビクともしない。
言葉を奪われた口で騒ぎながら試行錯誤を繰り返しても、自由は取り戻せない。首輪と床を繋ぐ鎖に甲高い音を立てさせながら床に置かれた薄桃色のマットの上でのたうち回っても、青年はすでに手も足も出せない自分を閉じ込める牢獄の扉に近付くことすら叶わない。
過剰なまでに施された裸体への拘束と、厳重に鍵を掛けられた牢獄の扉。二重の絶望の内側に監禁された青年は何一つとして危機的な状況を好転させられぬまま、今日も為す術無く抗えぬ肉体を弄ばれるしか無い。
鋭く反抗を保ち続け、陥落を拒みに拒んでも打開策を見出せない惨めな青年は、その気丈で滑稽な態度を憎い男とその部下に嘲笑されながら、仕置きと称した辱めに苛まれるしか無いのだ。

「怪盗君、こんばんは。今夜も、たっぷりとお仕置きをしてあげようねー」
「うぅっ! んまぅぅっ!!」

口内を埋め尽くす偽の男根に歯を立てて唸りながら、怪盗と呼ばれた青年は自分を見下ろす男に怒りを乗せた瞳をぶつける。油断無く牢獄の鍵を全て掛け直し終え自身が仕える主と共に惨めな怪盗を見下す行為に加わった男達全員を睨み付けながら、青年怪盗は絶対に屈しないという決意を改めて示すかのように言葉にならぬ声で強気に叫ぶ。
もちろん、青年が睨んできても男達は痛くも痒くも無い。自力では立ち上がることも出来ない拘束塗れの裸体をよじらせ、恥部を視線から隠すように足を閉じ左半身を下にした体勢を取りながら叫ばれても、圧倒的に優位な立場にいる男達は醜悪な愉悦と興奮しか感じない。
今夜も、愚かな怪盗を思いのままにいたぶれる。希望など欠片も無いのに陥落を堪え続ける哀れな青年怪盗が我を忘れて悶え苦しむ様を思う存分堪能出来る。幸福な事実を再確認し全身をゾクゾクと心地良さげに震わせながら、男は青年からわずかに視線をずらし部下達に目配せで行動開始の指示を出した。
その指示を見逃すこと無く受け取った部下達は、いつものように逃げ場の無い青年へとその手を伸ばし主好みの格好へと必死にもがく裸体を変えさせていく。

「えやっ! やえぉぉぉっ!! はやへ、はらへぇぇっ!!」

じたばたとマットの上で足掻いても、腕と足の拘束に選択肢を奪われ数でも負けている青年怪盗に当然勝ち目は無い。
青年はくぐもった声で紡がれる拒絶の意思を無視されながら閉じていた足を開かされ、胴体と足を数人の男の手でマットへと押さえ付けられ、恥部が丸出しとなっている格好へと、食事に混ぜられた淫猥な薬品に屈して勃起を強いられた男根とこの牢獄で飼い殺され始めた日から無慈悲に調教を加えられ異物をあっさりと飲み込む器官へと作り変えられた尻穴を無防備に露出させられた姿へと追いやられてしまった。
それは、思考だけでなく肉体でも教え込まれてしまった恥辱の合図。怪盗としての誇りと人間としての尊厳、そして雄の自覚を容赦無く蝕まれる淫らな地獄が始まる合図だ。

「さてと……今夜のお仕置きは、まずは私の指でしてあげよう。怪盗君が玩具よりも大好きな私の指で、この可愛いおチ○チンとお尻を気持ち良く苛めて、反省を促してあげるからねぇ……怪盗君?」
「ふっ、ぎゅぅぅ! や、えぇ! やえろぉっ! ひゃ、むぐぅぅぅぅぅっ!!」

機械よりも温かく巧みに動く男の左指で媚薬の影響で感度が高まっていた男根を包み込まれる刺激に、青年がもんどり打つことも不可能にされた肉体を跳ねさせる。自分の弱点を知り尽くし、的確に一番良いところを狙い撃ちにしてくる男の右指で連日の甘い責め苦によって柔らかく解された尻穴を貫かれる刺激に、青年が思わず指を歓迎するかのように腸壁を蠢かせながら届かぬ制止混じりの心地良さげな悲鳴を上げる。
そんな痴態を部下と共に鑑賞し、気高き青年をはしたなくよがり狂わせている事実を味わいながら、男は左指を動かして青年の男根に淫らな摩擦を送り、右の親指と小指以外の指を腸内で動かして過敏な前立腺を優しく残酷に抉り、自分と部下達を愉しませる青年怪盗の痴態を次から次へと引きずり出し、意に染まぬ絶頂へと手加減無く導いていくのだった。
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