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屈辱に満ちた散歩は屈服が訪れるまで行われる

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「あぁぁっ! あぁ…あぉ、おぉ! う、あぉ……おぁぁぁっ!!」

リング状の金属で作られた口枷と黒革製の目隠しが細い黒の革ベルトで一体化している拘束具を頭部に取り付けられ、握り拳の状態を強制させる鍵付きの黒い手袋と左右の手首を短い鎖で繋ぐ黒革の手枷を装着され、左右の足首を肩幅ほどの鎖で繋ぐ手の物と同じ黒革の枷を嵌められた男が、閉じられなくさせられた口から意味を持たない唸りを発しながらどうにかして逃れようともがいている。
しかし、男がどんなにもがいても拘束は一つも外れない。視界を覆い言葉を奪っている目隠しと口枷はベルトでしっかりと頭部に固定されており、男が顔をめちゃくちゃに振り乱してもビクともしない。手足の枷と鍵付きの手袋も、幾ら力を込めても鎖の擦れる音と枷が肌に食い込む痛みを生むだけで外れる気配すら見せない。
見る事、しゃべる事。それに加えて手足の自由を完全に取り上げられた男。そんな男に、もはや人権など無い。
身に着けていた衣服を刃物で切り裂かれ裸体にさせられても、抵抗の術を失った男は肌に触れる刃の冷たさに震えながら拘束具のみをまとった惨めな姿にさせられるしか無く。手首の枷に新たに長い鎖を繋がれ、その鎖を引かれて裸体のまま歩き回る散歩を強いられても、男は丸出しの男根を情けなく揺らめかせながら、屈辱に満ちた散歩をさせられるしか無いのだ。

「お…うおぉっ……はっ、はぁ…! あぅ! あおぉぉ!!」

目を塞がれた状況では手枷から伸びた鎖を引く者の動きは見えない。故に突然に方向転換されると嫌でも恐怖を感じ、男は崩れた体勢を大きな動きを封じられた足で立て直しながら、無様な悲鳴を発してしまう。

「うぅ……ふぅ、あぉぉぉぉっ……!」

男はもう、どれだけの時間歩かされたのだろうか。視覚を遮断され、屈辱を加えられ、その屈辱を加えている人物が無言を貫いている為に、男は実際の時間よりも遥かに長く辱めを受けていると感じ、心と身体を激しく疲弊させていた。
だが、男は激しい疲弊に襲われていながらも、これ以上無い恥辱に苛まれながらも、強い反抗の意思を保ち続けていた。
幾ら反抗の意思を持ち続けても、男を弄ぶ男はその意思が屈服して折れるまで無抵抗な男を弄び続けるだけだというのに。

「はっ…あぁ、あおぉ……ふぅ、うおぉぉ……っ!」

決して屈しはしない。思い通りになど、ならない。そう考えて辱めを耐える男の口から零れる唾液と唸りを、疲弊した裸体を伝う汗を、引かれる鎖に抗おうとする手の動きを、ガクガクと震えながら小さい歩幅で移動する足の動きを、移動の度にぷるぷるひょこひょこと可愛らしく揺れ動く丸出しの乳首と男根を、男を拘束して助けの来ない地下室で散歩をさせる鬼畜な男はまだ三十分程度しか経過していない地下室の壁掛け時計を横目で眺めながら目と耳で堪能し残酷な笑みを浮かべていた。
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