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寂れた町で男は無様に吊るされる
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寂れた町の広場中央に、古びた絞首台が存在している。
それは、実際の使用を主目的として造られた物ではなく、悪事の抑制として用意された物だ。故に、町に住人がまだいた頃にその絞首台が使われることは無かった。そこで処刑された悪人は一人もおらず、町の住人が全て転居し終えた後は放置された家屋達と共に絞首台も朽ちていくだけのはずだった。
しかし今、使われることの無いはずの絞首台は使われていた。本来の使い方とは全く違う形で、絞首台は使用されていた。
悪を裁くためでは無く、正義の立場である保安官を辱めるために。首を括るためでは無く、衣服を剥ぎ取った裸体を吊るし、保安官を無様極まりない姿で晒し者にするために。悪党達が縄で縛り上げられた裸体を情けなく揺らす保安官の滑稽な様子を愉しみ笑い飛ばすために、古びた絞首台は非道な役目を与えられていた。
「んっ……んむぅぅっ! ふぅ、ふぐっ、うぐむぅぅ!」
絞首台を囲んで各々の体勢でくつろぎながら酒や食事を味わっている悪党達に反抗の視線を向けながら、保安官の男はどうにかしてこの危機から逃れようとして吊るされた裸体をもがかせる。もちろん、悪党達が保安官に施した縄はちょっとやそっと力を込めた程度では解けない。
二の腕を胴体に結び付け、背中で重ねさせた手首を縛る上半身の縄はどんなに力を加えても緩みすらしない。足首と太ももを繋ぎ、足に折り畳んだ状態を強要している下半身の縄は必死で足を動かしても軋む音を立てるのみでビクともしない。
口に詰め込まれた布とその布を吐き出せないようにと噛まされた布を噛み締め、鼻と口を覆う白布の猿轡ごしに言葉にならない唸りを発しながら裸体を動かしても、手足を縛り上げる縄と絞首台の側面から伸びた三本の柱の先でT字型に組まれた木材を別の縄で結合された保安官は何一つとして自由を取り戻せぬまま、自分を鑑賞する悪党達の前で惨めに腹側を下にして宙吊りにされた裸体を揺らし、丸出しの男根がぶるぶると跳ね回る様を晒して憎い悪党達の目を悦ばせることしか出来ない。
悪党達によって拉致され、忘れられた町の広場に存在する絞首台へとぶら下げられた保安官は、これ以上無い屈辱と恥辱に苛まれながら抵抗と逃走を封じられた裸体を好き勝手に堪能されるしか無いのだ。
「んぐぅぅっ! ふーっ! んむぅぅぅ!」
今すぐ下ろせ。その感情を込めて諦め悪く唸っている保安官を見上げる悪党達は一切手を出さずに自分達に捕まった哀れな正義を視線で嬲り、精一杯の反抗と無駄な足掻きが肉体の憔悴に伴って少しずつ弱まっていく光景を悠然とした態度で眺めていた。
「うぐぅぅぅっ! んむ、むぐっ、うぐぅぅぅっ!!」
心の底から憎んでいる悪に屈服し、涙を零しながら許しを請う未来の自分を知る由も無い保安官は誰にも届かない叫びを自分と悪党しかいないかつて町だった空間に響かせ、裸体を一生懸命愉快に暴れさせて縄と絞首台を無意味に鳴らしていた。
それは、実際の使用を主目的として造られた物ではなく、悪事の抑制として用意された物だ。故に、町に住人がまだいた頃にその絞首台が使われることは無かった。そこで処刑された悪人は一人もおらず、町の住人が全て転居し終えた後は放置された家屋達と共に絞首台も朽ちていくだけのはずだった。
しかし今、使われることの無いはずの絞首台は使われていた。本来の使い方とは全く違う形で、絞首台は使用されていた。
悪を裁くためでは無く、正義の立場である保安官を辱めるために。首を括るためでは無く、衣服を剥ぎ取った裸体を吊るし、保安官を無様極まりない姿で晒し者にするために。悪党達が縄で縛り上げられた裸体を情けなく揺らす保安官の滑稽な様子を愉しみ笑い飛ばすために、古びた絞首台は非道な役目を与えられていた。
「んっ……んむぅぅっ! ふぅ、ふぐっ、うぐむぅぅ!」
絞首台を囲んで各々の体勢でくつろぎながら酒や食事を味わっている悪党達に反抗の視線を向けながら、保安官の男はどうにかしてこの危機から逃れようとして吊るされた裸体をもがかせる。もちろん、悪党達が保安官に施した縄はちょっとやそっと力を込めた程度では解けない。
二の腕を胴体に結び付け、背中で重ねさせた手首を縛る上半身の縄はどんなに力を加えても緩みすらしない。足首と太ももを繋ぎ、足に折り畳んだ状態を強要している下半身の縄は必死で足を動かしても軋む音を立てるのみでビクともしない。
口に詰め込まれた布とその布を吐き出せないようにと噛まされた布を噛み締め、鼻と口を覆う白布の猿轡ごしに言葉にならない唸りを発しながら裸体を動かしても、手足を縛り上げる縄と絞首台の側面から伸びた三本の柱の先でT字型に組まれた木材を別の縄で結合された保安官は何一つとして自由を取り戻せぬまま、自分を鑑賞する悪党達の前で惨めに腹側を下にして宙吊りにされた裸体を揺らし、丸出しの男根がぶるぶると跳ね回る様を晒して憎い悪党達の目を悦ばせることしか出来ない。
悪党達によって拉致され、忘れられた町の広場に存在する絞首台へとぶら下げられた保安官は、これ以上無い屈辱と恥辱に苛まれながら抵抗と逃走を封じられた裸体を好き勝手に堪能されるしか無いのだ。
「んぐぅぅっ! ふーっ! んむぅぅぅ!」
今すぐ下ろせ。その感情を込めて諦め悪く唸っている保安官を見上げる悪党達は一切手を出さずに自分達に捕まった哀れな正義を視線で嬲り、精一杯の反抗と無駄な足掻きが肉体の憔悴に伴って少しずつ弱まっていく光景を悠然とした態度で眺めていた。
「うぐぅぅぅっ! んむ、むぐっ、うぐぅぅぅっ!!」
心の底から憎んでいる悪に屈服し、涙を零しながら許しを請う未来の自分を知る由も無い保安官は誰にも届かない叫びを自分と悪党しかいないかつて町だった空間に響かせ、裸体を一生懸命愉快に暴れさせて縄と絞首台を無意味に鳴らしていた。
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