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陥落の未来は無慈悲に言い当てられる
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どんなに力を込めても、拘束からは抜け出せない。裸体を厳重に縛り上げる縄達を軋ませながら暴れに暴れても、自由は一切取り戻せない。
そんな屈辱の事実を思い知らされながら、男達は追い打ちの縛めによって恥辱を味わわされてしまった。
「刑事さん達、呼吸を我慢しても無駄だよ?」
「どんなに我慢してもいつかは堪えきれずに吸っちゃうんだから、さっさと諦めて仲良く無様に発情しちまいな」
「んうぅ、むふうぅ……!」
「っぎゅ、もおぉ……っ!」
憎き悪達の思い通りに扱われたくなどない。正義の誇りを込めた反抗を胸に滾らせながら、刑事である男達は呼吸をひたすらに制限する。口内に詰め込まれた布と、その布を吐き出せないようにさせる為にと噛まされた布、そしてそれら二枚の布の上から鼻と口を隙間無く覆う形で施された布を濡らしている液体状の媚薬を吸入してしまわないよう、刑事達は息を耐え続けている。
もちろん、その抵抗は無駄以外の何物でも無い。二の腕と胴体を遊び無く繋ぐ縄と交差させた手首を背面へと縫い付ける縄を上半身に着せられ、左右の足首から太ももにかけてを数箇所に分けてきつく一つに括る縄を下半身に与えられありとあらゆる身動きを封じられている裸体で発情を拒んでみても、それは悪達の目と耳を悦ばせる諦めの悪い足掻きにしかならない。
「ほら、吸え。もっと吸え。俺達の前でチ○コビンビンにさせろ」
「むふっ、っぐうぅ」
「もう何回か吸っただろ? 身体中熱く火照ってきてるんだろ? もう逆らっても意味無いんだから、大人しく吸い込みな?」
「うぅ、んもおぉ……っ!」
酸素を欲しがる本能に屈する形で行った数回の呼吸で、刑事達はあっという間に裸体を意に染まぬ昂ぶりへと押し上げられてしまった。悪達に見られている状況だと言うことも忘れて、縄塗れの裸体は甘く汗ばみ男根は膨張を開始してしまった。
それでも、刑事達は悪の言う通りの呼吸は行わない。ついさっきまでのような正義としての矜持を糧にした物ではなく、ほんのわずかな呼吸でここまでの発情を掻き立てた媚薬の威力に対する恐怖を糧にした拒絶で、二人は乱れ始めた呼吸をどうにか抑え込んでいく。
このまま吸い続けさせられたら、自分も仲間もあっという間に欲望に飲み込まれてしまう。恐れと怯えを剥き出しにした態度で媚薬を嫌がりながら、刑事達は猿轡越しに空気を取り込みたがる鼻と口をヒクヒクと震えるだけに留めさせている。
その限界の到来を剥き出しにした滑稽な我慢を堪能しながら、悪達は床にあぐらをかいた自身の身体に預けさせた刑事の上半身を抱き寄せからかうように媚薬猿轡を指先でつつきつつ、悠然とした声音で刑事達に改めて敗北を思い知らせた。
「ふふっ、強情だねぇ。でもそれくらいじゃないと、堕とし甲斐も無いよな」
「思う存分逆らっても良いぜ、刑事さん達。どうせ最後にはこの猿轡越しにふぅふぅ息を切らしながら……俺達に気持ち良くしてってみっともなくおねだりすることになるんだからな」
「んぐ、むぐぅぅ……」
「もっ、ぼ、ほおぉ……」
自らの内側で肥大する淫欲に追い詰められた思考でもすでに理解している淫蕩な陥落の未来を悪達に言い当てられながら、刑事達は涙に濡れた瞳で仲間と絶望の視線を交わしつつまた我慢の決壊に合わせて媚薬入りの空気を悪の策にまんまと嵌まり捕らわれた己の中に取り込み、理性を破壊する衝動を加速させていくのだった。
そんな屈辱の事実を思い知らされながら、男達は追い打ちの縛めによって恥辱を味わわされてしまった。
「刑事さん達、呼吸を我慢しても無駄だよ?」
「どんなに我慢してもいつかは堪えきれずに吸っちゃうんだから、さっさと諦めて仲良く無様に発情しちまいな」
「んうぅ、むふうぅ……!」
「っぎゅ、もおぉ……っ!」
憎き悪達の思い通りに扱われたくなどない。正義の誇りを込めた反抗を胸に滾らせながら、刑事である男達は呼吸をひたすらに制限する。口内に詰め込まれた布と、その布を吐き出せないようにさせる為にと噛まされた布、そしてそれら二枚の布の上から鼻と口を隙間無く覆う形で施された布を濡らしている液体状の媚薬を吸入してしまわないよう、刑事達は息を耐え続けている。
もちろん、その抵抗は無駄以外の何物でも無い。二の腕と胴体を遊び無く繋ぐ縄と交差させた手首を背面へと縫い付ける縄を上半身に着せられ、左右の足首から太ももにかけてを数箇所に分けてきつく一つに括る縄を下半身に与えられありとあらゆる身動きを封じられている裸体で発情を拒んでみても、それは悪達の目と耳を悦ばせる諦めの悪い足掻きにしかならない。
「ほら、吸え。もっと吸え。俺達の前でチ○コビンビンにさせろ」
「むふっ、っぐうぅ」
「もう何回か吸っただろ? 身体中熱く火照ってきてるんだろ? もう逆らっても意味無いんだから、大人しく吸い込みな?」
「うぅ、んもおぉ……っ!」
酸素を欲しがる本能に屈する形で行った数回の呼吸で、刑事達はあっという間に裸体を意に染まぬ昂ぶりへと押し上げられてしまった。悪達に見られている状況だと言うことも忘れて、縄塗れの裸体は甘く汗ばみ男根は膨張を開始してしまった。
それでも、刑事達は悪の言う通りの呼吸は行わない。ついさっきまでのような正義としての矜持を糧にした物ではなく、ほんのわずかな呼吸でここまでの発情を掻き立てた媚薬の威力に対する恐怖を糧にした拒絶で、二人は乱れ始めた呼吸をどうにか抑え込んでいく。
このまま吸い続けさせられたら、自分も仲間もあっという間に欲望に飲み込まれてしまう。恐れと怯えを剥き出しにした態度で媚薬を嫌がりながら、刑事達は猿轡越しに空気を取り込みたがる鼻と口をヒクヒクと震えるだけに留めさせている。
その限界の到来を剥き出しにした滑稽な我慢を堪能しながら、悪達は床にあぐらをかいた自身の身体に預けさせた刑事の上半身を抱き寄せからかうように媚薬猿轡を指先でつつきつつ、悠然とした声音で刑事達に改めて敗北を思い知らせた。
「ふふっ、強情だねぇ。でもそれくらいじゃないと、堕とし甲斐も無いよな」
「思う存分逆らっても良いぜ、刑事さん達。どうせ最後にはこの猿轡越しにふぅふぅ息を切らしながら……俺達に気持ち良くしてってみっともなくおねだりすることになるんだからな」
「んぐ、むぐぅぅ……」
「もっ、ぼ、ほおぉ……」
自らの内側で肥大する淫欲に追い詰められた思考でもすでに理解している淫蕩な陥落の未来を悪達に言い当てられながら、刑事達は涙に濡れた瞳で仲間と絶望の視線を交わしつつまた我慢の決壊に合わせて媚薬入りの空気を悪の策にまんまと嵌まり捕らわれた己の中に取り込み、理性を破壊する衝動を加速させていくのだった。
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