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捜査員は熱と淫欲に鳴き叫ぶ

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潜入捜査員であるという事実を暴かれ、犯罪組織の男達に十数人がかりで為す術無く取り押さえられた捜査員の男はそのまま組織の本拠地へと連行され、その本拠地の地下室で衣服を剥ぎ取られた裸体に厳重な拘束を施され、逃げ出すどころか身じろぎさえもままならない状況へと追いやられてしまった。
必死になって裸体に力を込めても捜査員は拘束から抜け出せない。スリープサックと呼ばれる寝袋に似た形状の拘束具を用いて自由を奪われた捜査員の肉体は首から下を空気を送り込まれたことで膨張した黒のスリープサックにぎちぎちに絞め付けられており、捜査員の肉体は拘束から逃れようとする必死さとは裏腹に、気を付けの姿勢から離れられないままだ。
捜査員は文字通り、手も足も出せない無様な姿へと変えられた。それだけでも捜査員の逃走と抵抗を封じ、屈辱を煽るには十分な効果を生んでいる。
だが、捜査員を捕らえた男達は捜査員にスリープサックを与えただけでは満足しなかった。男達は、スリープサックに包まれた捜査員の肉体をスリープサックごしにベルトを使って床へと縫い付け、無様に転げ回ることすら出来なくさせると、捜査員の頭部に無慈悲な器具を装着して地下室を後にした。
頭部に装着されたガスマスクに似た器具のフィルターを通して体内に入り込んでくる媚薬混じりの空気を吸入させられた捜査員が、望まぬ発情と抑えきれぬ肉体の熱で悶絶する状況を用意してから、捜査員を地下室に置き去りにしてしまったのだ。

手を使えない捜査員はガスマスクを毟り取りたくても毟り取れない。ならばと顔を振り乱してガスマスクを振り払おうとしたが、ベルトで頭部にしっかりと固定されたマスクはどんなに顔を振っても決して振り払えない。
呼吸を最小限に抑えて媚薬の吸入を防いでも、それは結局発情の加速を遅らせることしか出来ず、捜査員は発情が進むにつれて呼吸を抑えることも叶わなくなり、やがて捜査員は走り回った後の犬のような荒く短い呼吸を繰り返しながら淫猥なおねだりを誰にともなく叫び、発情に支配された裸体をスリープサックの中で狂ったように悶えさせる惨めな痴態を晒すことしか出来なくなっていった。

「もぉ、もうゆりゅひへくれぇぇっ! あひゅい、からら、あひゅいぃっ! きもひいいの、ほひい……さわりひゃい……ひんこ、ひんこぉぉっ……!」

発情とスリープサック内に溜まる一方の発情した肉体の熱によって疲弊させられた捜査員は舌足らずな口調で許しを請い、熱に対する苦しみを叫び、勃起している男根を扱きたくても扱けないことを嘆く。
そんな淫らな崩壊が、自分を拘束してこの苦悶の状況に追いやった男達の計画通りだと考える余裕すら、今の捜査員には無い。捜査員の思考にあるのは、熱から逃れることと、快楽を欲しがることだけだ。

「たしゅけへぇぇぇ……! おがじく、なりゅぅぅっ! イぎだい、イきひゃぃぃっ……あついの、やら、やらぁぁぁ……!!」

理性を失い、正気を淫欲にすり潰される捜査員の悲痛な声は耳障りに軋むスリープサックの音と共に、助けの来ない地下室に哀しく反響し続けていた。
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