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男は相棒に淫らな嫉妬と羨望を募らせる

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反対の肘を手の平で覆っている状態を腕に維持させる。黒革で作られたそんな拘束具を与えられた男の腕は、背中で自由を奪われ指を使うことはもちろん伸ばすことすらも不可能にさせられてしまった。
左右の足首から太ももの付け根部分までを隙間無く囲い、きつく締め上げる。そんな機構を有した黒革の器具を装着された男の足はわずかに開くことも、曲げることも許されない状況へと追いやられてしまった。
手も足も使えない。逃げる以前に、言葉を封じる為に取り付けられた口枷を振り払うことも出来ず、自分を捕らえた敵達の手で淫らに躾けられた尻穴を絶え間無く嬲っている醜悪な責め具を引き抜こうと試みることさえも叶わない。腕を縛める器具から伸びた鎖の先にある釣り針のような形状をした装置で尻穴を奥深くまで貫かれ、その装置が行う小刻みな振動によって腸壁全体を延々と甘く震わされ続けている男は今日も、自分が敵の手に堕ち淫猥な調教に屈した事実を思い知らされながら、尻穴のみで快楽を何度も何度も極めさせられていた。

「んぅ、むぐぅ! ふぶぅぅ……っ!!」

口内を喉近くまで満たす男根を模した棒に歯を立てながら湧き上がる絶頂に逆らっても、男はあっという間にその忍耐を突き崩され射精を迎えさせられてしまう。言葉を奪う棒の底と繋がっている板に口の周りを覆われたことによって唯一の呼吸孔へと変えられた鼻を間抜けに鳴らし、大きく見開いた涙に濡れた目で萎える暇さえ認められずに頂点へと導かれている己の男根を眺めながら自由を没収された裸体を床の上でのたうち回らせても、男は自らが垂れ流した淫臭を余計に感じつつ逃れられないという絶望と自身の動きに合わせて体内を不規則に掻き毟る淫猥な釣り針が生み出す更なる悦楽を引き寄せるだけに終わってしまう。
何をしても、この淫獄からは抜け出せない。どう頑張っても、無様に射精を強要される拷問から離れることは出来ない。
打ちひしがれながらイき続ける哀れな男。一切触れられていないのに精液を情けなく漏らす自身の男根にただただ成立するしか無い惨めな男。そんな淫蕩な限界へと追い詰められている男の耳に突然、地下室の扉を荒々しく開く音と慣れ親しんだ声が聞こえた。

「○○! 大丈夫か!? 安心しろ、表の奴らは全員倒した」
「むぅ!? んぐっ、むぎゅぅぅ!」
「落ち着け! 今すぐ解放してやるからな……!!」

違う。そうじゃない。
危険を知らせようと考えて発された不明瞭な声は、甘い地獄からの救いを欲する喘ぎ混じりの悲鳴と相棒に認識されてしまった。
自分達の上層部と、こいつらは繋がっている。自分が捕まったのも、癒着故に筒抜けとなっていた計画に合わせて罠を用意されていたせいだ。
必死の叫びも、相棒には伝わらない。地下室の物陰に潜んでいた敵達が相棒の背後に忍び寄っている事実を訴える意思も、正確には受け取ってもらえない。
相棒がようやく敵の接近に気付いたのは、拘束との格闘に意識を向けている隙を突いて行われた背後からの襲撃の瞬間で。不意を打たれ数でも負けている相棒の男は、抵抗虚しく床に引き倒され衣服を剥ぎ取られ、自身が助けに来たはずの男と同じ拘束姿へと変えられ始めてしまった。

「っ!? うぁぁっ!? な、何でここに……!? くそっ! 離せ、はな、むぐぅぅ!?」

相棒の口が偽の男根に征服される。全裸に剥かれた肉体に黒革の拘束が次々と着せられる。
先程抱いていた物を上回る絶望と戦慄を味わわせてくる光景を見つめることしか出来ない男に嬉々として歩み寄った敵達は、相棒が抵抗を取り上げられていく過程から目をそらせないよう口枷越しに顎を掴んで顔の向きを固定させると、尻穴を嬲っている淫具の駆動をもう一段上の物へと移行させつつ、男にこれから始まる宴の内容を愉悦を剥き出しにした声音で説明した。

「ほら、よく見ろよ。お前を助けに来た相棒が逃げられなくなっていくところだ」
「お前と同じように手足を拘束されて、立つことも出来ない滑稽な格好になっていくぞ。お揃いだな」
「でも、そこから先はお揃いじゃない。まだ相棒はお前みたいにケツだけでみっともなくイけないからな。優しい俺達は初心者の相棒をケツじゃなくてチ○コでイきっぱなしにさせてやるよ」
「相棒はお前がケツでイきまくるところを見ながら、自分がどういう風に躾けられるのかの覚悟が出来る。お前は相棒がチ○コでイき狂うところを見ながら、自分が躾けられる前のことを、まだチ○コを苛められなきゃイけなかった頃を懐かしめる。ふふっ、愉しみで仕方無いなぁ? ん?」
「うぅ……んみゅぅぅ……!!」
「あぉっ! むぎゅぅぅぅーっ!!」

最後の仕上げとなる男根への淫具の装着をめちゃくちゃに身悶えながら拒む相棒に懺悔を募らせつつ、男はもう何日もお預けさせられている男根での絶頂をもうすぐ許可される相棒への嫉妬と羨望を自己嫌悪を越える勢いで己の内に膨らませていた。
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