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頑強な捜査員達は予定に合わせて淫獄を強められる

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一時間ぶりに地下室に戻ってきた私の最初の感想は、まだ壊れていなかったのか、だった。
床に直接固定された金属製の椅子に裸体を乗せられ、生身ではどうにもならない金属製の器具で両腕を肘掛けに、胴体を背もたれに、太ももを座面に、足首とすねを下部に縫い付けられた身悶えも許されない姿に追いやられ、頭部を取り囲む黒いガスマスク状の器具の内側に流し込まれる強力な媚薬混じりの空気を為す術無く呼吸の度に吸入させられ続けた捜査員達は、私の予想を裏切り二人共まだ崩壊に達してはいなかった。

「はぁ、はぉ……えおぉ……っ!」
「かっ、ひゅ……はひゅ、はおぉ」

マスク内に突き出た呼吸用の穴が数箇所開けられている金属の筒を噛まされた口で言葉にならない悲鳴を漏らしながら、私がいない間媚薬がもたらす発情と火照りに狂わされ続けていた捜査員達は熱気で曇ったゴーグル部分ごしに、壊れかけの理性を酷使した哀願の眼差しを寄せている。
椅子に括り付けられた裸体を伝う汗にすら快楽を覚え、硬く張り詰めた男根から滴った淫蜜が幹を撫でる刺激に汗以上の悦楽を抱かされながら、捜査員達は隣で同じ地獄を与えられている仲間と一緒に正義の誇りを捨てた許しを請う意思を表わしている。
そんな無様その物な懇願を眺めながら、私は予定を狂わせた二人に若干の苛立ちを募らせつつ、ボスが欲した色狂いの捜査員達を作り上げる為にと責めの苛烈さを引き上げ、無意味に瓦解を拒んだ愚かな捜査員達に罰を下すかの如く更なる発情と、無慈悲な快感責めをもたらし始めた。

「あこっ!? はご、えおぉ……っ!?」
「へぅ、えぁ、おあうぅ!」

二人のマスクに接続された媚薬混じりの空気を送り込む機構が、怯える二人を無視して媚薬の濃度を高めた空気を私が新たに送った指示に従って容赦無く注入する。
普通の男であれば三十分と持たずに正気を跡形も無くすり潰されじっとしていても襲い来る悦びを嬉しそうに貪る淫乱へと陥落する残忍な効果を有した媚薬の威力を一段上の物に高められた捜査員達は、我慢することもままならない乱れきった呼吸に合わせて非道さを増した媚薬を次々と取り込まされていき、間を置かずして椅子が触れているだけでも気持ち良いがその箇所に駆け巡る状況へと到達した。

「が、げ、ひゅ……っ!」
「おこっ、ほおぉ! あ、ぼあぁ……!!」

ただ座っているだけでも気持ち良い。分泌した体液が感度を限界以上に増幅させられた裸体を滑ると、もっともっと、気が狂うくらいに気持ち良い。
常識ではあり得ない淫獄をもたらされ、助けての視線を飛ばしていた瞳を曇りが加速したゴーグルに遮られ周囲の様子だけでなく隣にいる仲間の状況を確認することも叶わない立場へと追いやられながら絶頂へと近付いていく捜査員達を見つめつつ今度こそは間違い無く完成するだろうと確信した私は、仲間と自身の悲痛な嬌声に耳を犯されながら直接的な刺激を一切加えられぬまま絶頂し続ける二人を空想して痴態に背を向け、背後から聞こえてくる二人同時の射精に伴う絶叫を無視しつつ地下室を後にし、完膚無きまでに理性と正気を打ちのめされた捜査員達への期待を寄せつつまた一時間に渡る放置を行うのだった。
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