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淫猥な躾で虎は無様な存在へと貶められる

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敵の皮膚のみならず肉までもを容易に断ち切る鋭利な爪を手足に有していようとも、それらの使用を禁じる為に作られた金属製の手袋と靴を履かされている状態では何の意味も無い。肉に深く食い込み骨を砕く強靱な牙を携えていようとも、その行使を不可能にさせる目的で生み出された金属製の枷を口に嵌められている状況では何の影響も起こせはしない。
爪と牙という凶器がおまけと言えるくらいに逞しく鍛え上げられた筋肉質な肉体を持っていても、頑丈な鎖による拘束を自力で振り払うことなど出来る訳は無くて、雄々しき虎獣人の男は全裸に剥かれた身体を仰向けに固定された事実からどうやっても抜け出せぬまま、自分を数の暴力でねじ伏せ生け捕りにした憎き敵達の責め苦に為す術無くいたぶられ続けていた。

「うっ、うぅぅっ! んぐっ、ぶふぅぅっ!!」

上下左右から囲っている金属の枷によって開けなくされた口から言葉にならぬ拒絶の唸りを発しつつ、虎の男は一刻も早く辱めから逃れたいと願いながら、四肢を縛める鎖を振り払おうと暴れ続ける。追い打ちで与えられた黒革の目隠しの下で悔しげに眉根を寄せながら、虎は自分を容赦無く弄ぶ敵達の悪意から脱しようともがきにもがく。
しかし、結果は無駄以外の何物でもない。虎が幾ら身を悶えさせようとも、床と一体化した箱型の台の上部に両手両足を遊び無く縫い付けている鎖達は虎の諦め悪い試行錯誤を嘲笑うかのような金属音を立てるのみでやはりビクともしない。
手も足も出せず、見ることもしゃべることも封じられ、手足と同じように鎖を用いて縞柄の太くしなやかな尾を台の側面に縫われた虎に残された道は、自分を弄んでいる憎き狼獣人族の男達に淫らな醜態を堪能されながら虎として雄としての誇りを甘く痛め付けられる恥辱の道だけなのだ。

「んぐぅぅーっ! ぶぐっ……んごぉぉぉっ!!」

抵抗さえ許されぬ裸体を好き勝手に責め立てられながら、虎がまた忍耐の限界に達して快楽を極めさせられた。
淫猥な頂点の到来に合わせて、狼達の指に捏ね回されていた虎の乳首が間抜けにビクビクと跳ねる。巧みに緩急を付けた狼の手で扱かれていた虎の男根が滑稽に脈打ちつつ絶頂の証である精液を噴き出させ、すでに白く汚されていた腹部の体毛を更に汚す。そして、奥深くまでを蹂躙されていた虎の腸壁が体内をほじくり回していた狼の男根を熱烈に締め上げつつ、躊躇い無しに放出された狼の精液を嬉しそうに搾り取っていく。
そんな無様極まりないイき様を晒す虎を悠然と鑑賞し歪んだ愉悦に染まった表情の黒さを深める狼達は、盛大に絶頂した虎にわずかな休息さえも認めること無く次の絶頂を要求していく。狼達は苛烈な快楽を嫌がる本能に身を任せて無意味に拘束と格闘する虎をあらゆる感覚で味わいつつ、男根を使った尻穴への征服の順番を器用に交代しながら虎を途切れの無い悦楽で絶頂に次ぐ絶頂へと上り詰めさせていく。
非道な狼達に捕らわれた惨めな虎はもはや、一切聞き入れられぬ誇りを捨てた哀願を紡ぎながらイき狂わされるしか無い。心と身体が快感に溺れ、屈強な肉体が淫猥な攻撃を悦んで受け入れる従順な雌へと陥落するまで、逆らえぬ虎は望まぬ快楽に追い詰められるしか無いのだ。

「うぐっ、むぎゅぅぅぅっ!! ふぶっ、んむぅっ! ぶぐぅぅぅぅっ!!」

じょじょに絶頂の間隔が狭まっていく虎を無慈悲に苛みながら、実に堕とし甲斐のある立派な身体を淫らに苦しめ終わり無いイき地獄へと突き落としながら、狼達は己の快楽も追求しつつ捕獲した虎を溶かし尽くし、自ら悦楽をねだり男根に媚びる存在となるよう躾を施していくのだった。
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