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狼と猫は檻の中で初めての欲望に溺れる
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青を基調とし狼を意識した装飾が様々な箇所にあしらわれている強化スーツに身を包んだ少年は、誰もが認める雄々しさと気高さを有した正義のヒーローだ。赤を基調とし猫を元にした意匠が施されているスーツを纏った少年は、先走りがちな狼の補助をしなやかな動きで的確に行い町の人々のみならず敵をも思わず魅了する正義のヒーローだ。
しかし、そんな正しき側として生き悪を打ちのめす二人組のヒーローの姿は、今の少年達からは欠片も見て取れない。
自分達が所属する組織に潜り込んだスパイの手で盗み出された情報を用いて作り出された自分達に戦いの力を与えるヒーロースーツの機構を外部から支配する装置によって狼と猫をモチーフにした衣装を着ただけの少年へと逆戻りさせられた二人は、無力化された肉体に襲い掛かる悪の構成員達に抗うことも叶わぬまま生け捕りにされ、悪の本拠地で惨め極まりない拘束と監禁の状況をもたらされてしまった。
「んぐっ、むぐっ、うむぅぅ!」
「ふぶっ、ぶーっ! んっ、んふうぅ……っ!」
ただの頑丈な布と化したスーツの上から加えられた縄拘束は、幾ら手足に力を込めても緩みすらしない。
二の腕と胸部を結合し左右の手首を胴体の真後ろで交差させた形に固定させている上半身の縄と、もう一人の頭部を自らの股間に向けて引き寄せるような状態を取らせた上で重ねさせた足首を縛る縄と仲間の首を遊び無く結わえ付けられた二人が口を閉ざす目的で貼り付けられた黒色の粘着テープ越しに意味を持たない唸りを発しながら拘束に許された範囲でひたすらにもがいても、少年達は精々仲間の股間に浴びせる鼻息を強め自らが吸入する仲間の恥部の香りの量を増やすだけの呼吸の乱れに至ることしか出来ない。
体格で勝る狼の上に猫が覆い被さる体勢を強いられ、そこから離れられないよう二人分の肉体をほぼすっぽりと囲う檻に閉じ込められた無様なヒーロー達はもう、追い打ちとして上乗せされた縛めである鉄格子の向こうに見える悪達の足が数を増す度に絶望と戦慄を深めながら、あらかじめ告げられていた愚かな正義を嬲り悶絶させる拷問の時を待ち続けるだけの存在でしか無い。
自分を捕らえた悪の構成員達や過去に自分が打ち倒した怪人達からぶつけられる愉悦と嘲りの視線に射抜かれながら無意味に足掻く少年ヒーロー達はもはや、悶え苦しむ自分達を愉しむ最後の観客が訪れると同時に何の躊躇いも無く開始された責め苦に、ただただ心と身体を追い詰められ仲良く痴態を晒すだけの滑稽で情けない鑑賞物なのだ。
「んもっ!? むぐぉぉっ!?」
「んー! むぎゅ、ふぶぅぅ!? むー! ふぐぅぅぅぅっ!?」
戦闘能力を引き出す機能を封じられたヒーロースーツが、不正な干渉を行っている悪の指示に従って二人の肉体に本来の用途からは大きく外れた異常な感覚を引き起こさせていく。強靱さを確保しつつ動きやすさも追求する薄手の布に覆われた幼き裸体が、これまでの短い人生の中で経験したことの無かった脳を蝕むような甘い火照りに翻弄させられていく。
少年ヒーロー達は、訳も分からぬまま本能に屈する形でその火照りを誤魔化す為の行動を取り始める。仲間の顔面にスーツの下で硬く張り詰めた小ぶりな男根を擦り付け、擦り付けられる仲間の男根にテープで口を閉ざされた自らの顔面を逆に押し付けながら乱れに乱れた鼻息を叩き付け、快楽を渇望する生まれて初めての苛烈な発情の解消を欲して、檻入りの肉体を悪に見下ろされつつの協力を交えた自慰を夢中で貪っていく。
「んふっ、むふっ、ふぶうぅ!」
「んもっ、むもっ、ぐむぅぅっ!」
気持ち良い。ただ用を足すだけの場所が膨らみ、快感を覚えている。
その事実に至福を募らせ、スーツから生えた尻尾や頭部に装着された耳を揺らしつつ欲望に溺れていく少年ヒーロー達を堪能する悪達は、目論見通りに悦楽を積極的に汲み取り出した二人がじょじょに理性を跡形も無く失い、仲間の首を文字通り絞めることになることも忘れて足を大きく跳ねさせながらの痙攣を繰り返しながらの絶頂を迎え続けるようになるまでの過程を、目で眺め耳で愉しみ、仮に救助されても正義には戻れなくさせる意味合いを込めてあらゆる角度から檻ごしに撮影していくのだった。
しかし、そんな正しき側として生き悪を打ちのめす二人組のヒーローの姿は、今の少年達からは欠片も見て取れない。
自分達が所属する組織に潜り込んだスパイの手で盗み出された情報を用いて作り出された自分達に戦いの力を与えるヒーロースーツの機構を外部から支配する装置によって狼と猫をモチーフにした衣装を着ただけの少年へと逆戻りさせられた二人は、無力化された肉体に襲い掛かる悪の構成員達に抗うことも叶わぬまま生け捕りにされ、悪の本拠地で惨め極まりない拘束と監禁の状況をもたらされてしまった。
「んぐっ、むぐっ、うむぅぅ!」
「ふぶっ、ぶーっ! んっ、んふうぅ……っ!」
ただの頑丈な布と化したスーツの上から加えられた縄拘束は、幾ら手足に力を込めても緩みすらしない。
二の腕と胸部を結合し左右の手首を胴体の真後ろで交差させた形に固定させている上半身の縄と、もう一人の頭部を自らの股間に向けて引き寄せるような状態を取らせた上で重ねさせた足首を縛る縄と仲間の首を遊び無く結わえ付けられた二人が口を閉ざす目的で貼り付けられた黒色の粘着テープ越しに意味を持たない唸りを発しながら拘束に許された範囲でひたすらにもがいても、少年達は精々仲間の股間に浴びせる鼻息を強め自らが吸入する仲間の恥部の香りの量を増やすだけの呼吸の乱れに至ることしか出来ない。
体格で勝る狼の上に猫が覆い被さる体勢を強いられ、そこから離れられないよう二人分の肉体をほぼすっぽりと囲う檻に閉じ込められた無様なヒーロー達はもう、追い打ちとして上乗せされた縛めである鉄格子の向こうに見える悪達の足が数を増す度に絶望と戦慄を深めながら、あらかじめ告げられていた愚かな正義を嬲り悶絶させる拷問の時を待ち続けるだけの存在でしか無い。
自分を捕らえた悪の構成員達や過去に自分が打ち倒した怪人達からぶつけられる愉悦と嘲りの視線に射抜かれながら無意味に足掻く少年ヒーロー達はもはや、悶え苦しむ自分達を愉しむ最後の観客が訪れると同時に何の躊躇いも無く開始された責め苦に、ただただ心と身体を追い詰められ仲良く痴態を晒すだけの滑稽で情けない鑑賞物なのだ。
「んもっ!? むぐぉぉっ!?」
「んー! むぎゅ、ふぶぅぅ!? むー! ふぐぅぅぅぅっ!?」
戦闘能力を引き出す機能を封じられたヒーロースーツが、不正な干渉を行っている悪の指示に従って二人の肉体に本来の用途からは大きく外れた異常な感覚を引き起こさせていく。強靱さを確保しつつ動きやすさも追求する薄手の布に覆われた幼き裸体が、これまでの短い人生の中で経験したことの無かった脳を蝕むような甘い火照りに翻弄させられていく。
少年ヒーロー達は、訳も分からぬまま本能に屈する形でその火照りを誤魔化す為の行動を取り始める。仲間の顔面にスーツの下で硬く張り詰めた小ぶりな男根を擦り付け、擦り付けられる仲間の男根にテープで口を閉ざされた自らの顔面を逆に押し付けながら乱れに乱れた鼻息を叩き付け、快楽を渇望する生まれて初めての苛烈な発情の解消を欲して、檻入りの肉体を悪に見下ろされつつの協力を交えた自慰を夢中で貪っていく。
「んふっ、むふっ、ふぶうぅ!」
「んもっ、むもっ、ぐむぅぅっ!」
気持ち良い。ただ用を足すだけの場所が膨らみ、快感を覚えている。
その事実に至福を募らせ、スーツから生えた尻尾や頭部に装着された耳を揺らしつつ欲望に溺れていく少年ヒーロー達を堪能する悪達は、目論見通りに悦楽を積極的に汲み取り出した二人がじょじょに理性を跡形も無く失い、仲間の首を文字通り絞めることになることも忘れて足を大きく跳ねさせながらの痙攣を繰り返しながらの絶頂を迎え続けるようになるまでの過程を、目で眺め耳で愉しみ、仮に救助されても正義には戻れなくさせる意味合いを込めてあらゆる角度から檻ごしに撮影していくのだった。
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