BLエロ小説短編集

五月雨時雨

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青年は淫らな発明で男根を狙い撃ちにされる

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賭け事に熱中し過ぎたという擁護のしようの無い理由で膨らんだ借金を返済する為、青年は拒否する権利も与えられないまま借金を取り立てに来た強面の男達の車で一人の男の元へと連行され、その男の発明の実験体になるよう指示された。
何をされるのかという不安はあったが、どちらにせよ金を返す当てが無い以上青年には実験体になる以外の選択肢は無い。故に、青年は服を全て脱ぐよう指示され、天井から鎖で吊るされた手枷と床に短い鎖で繋がれた足枷を嵌められ、舌を誤って噛まないようにと口に丸めた布を詰め込まれそれを吐き出せないよう別の布を歯を割って噛まされても、借金が無くなるならと、命を奪われる事は恐らく無いのだからと自らに言い聞かせながら、抵抗をせずに裸体を上下に引き延ばし無防備にさらけ出させる拘束と言葉を封じる布の猿轡を受け入れた。
命を奪われる方がマシだと思える程の苦悶を加えられるだなんて想像も出来ないまま、青年は男にあらゆる自由を封じる事を許してしまった。

「むぎゅぅぅぅぅぅっ!! ふぐっ、ぶぐぅぅぅ! んもっ、おぉっ! ほごぉぉぉぉ!!」

布で塞がれた口からくぐもった声で絶叫し、青年は天井と床に繋がれている手足を支点にして裸体を苦しげに悶えさせる。その身悶えは注がれる苦悶から逃れようとして無意識に行われている物だ。が、頑丈な枷と鎖は生身の人間が力を込めたくらいでは外れる気配も見せず、苦悶を生む存在である男からも、男が右手に握っている黒い鞭からも逃れられない。

「むぎゅぅぅぅぅぅぅぅーっ!!」

振り下ろされた鞭が、青年の丸出しになっている男根を打った。しかし、青年が発する悲鳴は痛みではなく快楽に歪んだ悲鳴で、鞭で鋭く打たれた男根は出血程度では済まないはずなのに怪我はどこにも無く、男根は痛々しい赤ではなく快楽を抱いている証である透明と白の体液を垂れ流している。
それらの普通では考えられない光景は全て、男の発明による物だ。打たれた場所に怪我を作らず、痛みを変換した快楽を与える。それが、無抵抗の青年を一方的に悶え鳴かせる無慈悲な男が作り出した特別製の鞭が持つ効果だ。

「うぐぅぅぅ! ふごぉ、むぐぅぅ! んー! んぎゅぅぅぅぅぅ!!」

本来ならばとっくの昔に命を落としているであろう痛みを一つ残らず快楽に変えて叩き込まれた青年はもはや、狂ったように喚きながら望まぬ射精を数十秒間隔で迎え、哀れに痙攣を繰り返し続けている。
思考さえ定まらず、塞がれた口は懇願の唸りも発せずに意味を持たない悲鳴のみを発し、裸体は淫らに火照り切って赤く染まった肌に汗を噴き出させている。息苦しさと、熱さ。気が狂いそうな程の快楽の波。それらに容赦無く追い詰められ、嬲り倒された青年は堪えておく事が不可能となり、とうとう男根から黄色く色付いた液体をはしたなく放出してしまった。

「うぶうぅ……ふぶ、むぅ……」

じょぼじょぼという水音で自身の粗相に気付いても、青年は放出される黄色をとめる力も無い。ぐったりと手枷にぶら下がって虚ろな瞳で液体を垂れ流す男根を見つめ、青年は最後の一滴まで液体を出し切った。
その瞬間、青年が尿を垂れ流す間とまっていた鞭がまた振り下ろされ始める。それも今度は、まるで粗相を咎めるかのように男根のみを連続で打ち据える形で、痛みを快楽に変える鞭が男根の竿と過敏な睾丸に向かって叩き付けられる。

「んぎぃぃぃぃぃ!? おごぉぉっ! はぉ、んぅ! ぶぐぅぅぅぅーんっ!!」

青年自身が作った借金が原因とはいえ、加えられる仕打ちは余りに残酷で。
青年は抗う事も出来ずに勃起した男根を鞭で右に左に弾かれながら休み無くイき狂わされ、淫らな発明の実験体一号として心と身体を鮮烈過ぎる快楽で作り変えられ、借金の返済と引き換えに二度と元に戻れない淫猥な存在へと、自分の意志で男の家に戻り鞭責めをねだる救いようの無い変態へと躾けられていく。

「んぼっ、ご! おぶぅぅ! ふぶぅぅぅぅぅ!!」

目を剥いてよがり狂う青年の姿を眺めながら男は発明の成果を確かに感じ、達成感と興奮に打ち震えつつ、自慢の発明の快楽鞭で青年の男根を狙い撃ちにしていた。
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