397 / 673
終わり無き絶頂は哀願も虚しく叩き込まれる
しおりを挟む
「んぅぅーっ! むっ、ぐぶっ! もごぉぉぉっ!!」
口を塞ぐ黒い球状の枷に歯を立てて、男が意味を成していない唸りを休み無く発している。その滑稽その物な絶叫を味わいながら、支配者の側に立った男は薄い青色をした手袋を嵌めた右手を絶えず上下に往復させ、淫猥な薬品を潤滑剤代わりとした摩擦を硬く勃起した男根に注ぎ続けている。
「もっ、ごぉぉぉーっ! うぅ! むぎゅぅぅぅっ!!」
痛々しく見開かれた目から涙を零しつつ放たれるくぐもった声の内容を理解していても、無慈悲な男は右手をとめようとはしない。その叫びに含まれているのは反抗や怒りといった感情を欠片も残さず削ぎ落とした快楽の終了を望む哀願だと把握していても、残酷な男は適宜新たな淫薬を右手に追加しながら文字通り手中に収めた男根に一層の発情と絶頂を強制していく。
そのあまりにも非道で甘い地獄から逃れたくても、男は逃れられない。左右の腕を背中で包み伸ばしきった状態に固定させる黒革製のアームバインダーを装着され、左右の足をつま先から付け根まで一まとめにして覆い拘束する黒革で作られたレッグバインダーを纏わされ、それらの縛めに存在する金具と自身を仰向けに転がした細長いベッドの側面に位置する金具を短い鎖と南京錠で遊び無く接続された男は、過敏な弱点である性器を握られていなかったとしても何処にも逃げられはしない。
敵の手に堕ち、身動きを厳重に制限され、わずかな休憩すらも挟まない淫猥な責め苦に為す術無く嬲られている男はもう、イく以外の選択肢を許可されていない存在だ。ありとあらゆる自由を没収された無様な男はもはや、恥と誇りを捨てたやめて下さいすらも紡げぬまま精液を放出させられるだけの最高に惨めな存在なのだ。
「もごぉぉっ! ぶっ、ぼほっ、んもぉぉぉーっ!!」
一際甲高く鳴き、不自由な裸体を苦しげに仰け反らせながら男が何度目かも分からなくなった絶頂に到達した。手袋越しに右手に包まれている男根が淫薬と淫らな体液に汚れた自身を激しく跳ねさせつつ、色の薄まった精液を力無く迸らせる。
そんな限界を超えた絶頂姿を目と、耳と、鼻と、右手で独占しながら。絶頂に合わせて一時的に停止させた右手に対し責めの終了を勝手に期待している男の潤んだ瞳に嘲りの表情をぶつけながら。冷酷な男は右手の動きを再開させまた上がり出した絶望色の鳴き声を満喫しつつ、自分だけの玩具となった男に自分の立場を思い知らせ同時に理性を淫蕩に破壊する絶頂に次ぐ絶頂の地獄を吐き出す体液が男根から枯れ果てても許さずに叩き込んでいくのだった。
口を塞ぐ黒い球状の枷に歯を立てて、男が意味を成していない唸りを休み無く発している。その滑稽その物な絶叫を味わいながら、支配者の側に立った男は薄い青色をした手袋を嵌めた右手を絶えず上下に往復させ、淫猥な薬品を潤滑剤代わりとした摩擦を硬く勃起した男根に注ぎ続けている。
「もっ、ごぉぉぉーっ! うぅ! むぎゅぅぅぅっ!!」
痛々しく見開かれた目から涙を零しつつ放たれるくぐもった声の内容を理解していても、無慈悲な男は右手をとめようとはしない。その叫びに含まれているのは反抗や怒りといった感情を欠片も残さず削ぎ落とした快楽の終了を望む哀願だと把握していても、残酷な男は適宜新たな淫薬を右手に追加しながら文字通り手中に収めた男根に一層の発情と絶頂を強制していく。
そのあまりにも非道で甘い地獄から逃れたくても、男は逃れられない。左右の腕を背中で包み伸ばしきった状態に固定させる黒革製のアームバインダーを装着され、左右の足をつま先から付け根まで一まとめにして覆い拘束する黒革で作られたレッグバインダーを纏わされ、それらの縛めに存在する金具と自身を仰向けに転がした細長いベッドの側面に位置する金具を短い鎖と南京錠で遊び無く接続された男は、過敏な弱点である性器を握られていなかったとしても何処にも逃げられはしない。
敵の手に堕ち、身動きを厳重に制限され、わずかな休憩すらも挟まない淫猥な責め苦に為す術無く嬲られている男はもう、イく以外の選択肢を許可されていない存在だ。ありとあらゆる自由を没収された無様な男はもはや、恥と誇りを捨てたやめて下さいすらも紡げぬまま精液を放出させられるだけの最高に惨めな存在なのだ。
「もごぉぉっ! ぶっ、ぼほっ、んもぉぉぉーっ!!」
一際甲高く鳴き、不自由な裸体を苦しげに仰け反らせながら男が何度目かも分からなくなった絶頂に到達した。手袋越しに右手に包まれている男根が淫薬と淫らな体液に汚れた自身を激しく跳ねさせつつ、色の薄まった精液を力無く迸らせる。
そんな限界を超えた絶頂姿を目と、耳と、鼻と、右手で独占しながら。絶頂に合わせて一時的に停止させた右手に対し責めの終了を勝手に期待している男の潤んだ瞳に嘲りの表情をぶつけながら。冷酷な男は右手の動きを再開させまた上がり出した絶望色の鳴き声を満喫しつつ、自分だけの玩具となった男に自分の立場を思い知らせ同時に理性を淫蕩に破壊する絶頂に次ぐ絶頂の地獄を吐き出す体液が男根から枯れ果てても許さずに叩き込んでいくのだった。
0
お気に入りに追加
188
あなたにおすすめの小説
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる