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想いの繋がる一人遊び
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「はぁ……はぁんっ」
夕日の差し込む部屋で、一人の少年が快感に悶えていた。
ベッドに上半身をうつ伏せにして、床に膝を突いた少年の手首にはピンクのファーが付いた手錠がかけられていて、アナルにはローターが入れられていた。ローターのコードは少年のアナルから生えていて、とてもいやらしい。
しかし、その様子を見る者はいない。今、部屋には少年一人だけ。というか家には一人しかおらず、手錠での拘束もアナルの淫具も少年が自分で仕込んだ物だった。
手錠を外す為の鍵はベッドの上、少年の目の前に置いてあって、その気になれば何時でも外せる。これは、少年の淫らな一人遊びだ。
「んんっ、気持ち良い……」
誰もいないからと、少年は腰を揺すって快感に身を浸す。すぐ後ろに、人が来たのも気付かずに。
その存在に気付いたのは手錠の鍵を、ひょいと持ち上げられた時だった。
「ふぇ!? あ……!」
「兄貴、愉しそうじゃん」
振り返ると、そこには弟の姿。何故ここにいるのか分からず、兄は目を瞬かせた。
「兄貴が一人でいる時にこうやってオナってるって、知らないと思った? 部活ってのは嘘。俺、ずっと隣にいたんだぜ?」
じゃあ、ずっと聞かれてた? 言ってた事、全部。
「兄貴、俺の名前呼んでたろ?」
「あ……」
抵抗出来ない状態で耳元で囁かれ、兄は背筋を震わせた。やっぱり、聞かれてたんだと思いながら。
いつもいつも、弟の事を思いながら、弟に犯されてると思いながらこうしてオナニーをしていた。
「俺の事、好き?」
「ふぁっ、あっあっ」
弟が兄のローターをくわえたアナルを弄って尋ねる。快感に喘ぎつつも、兄は首を縦に振る事で質問に答えた。
「俺も、好きだよ。兄貴に、俺の入れたい」
「はぅっ」
弟の指がコードを引き、アナルからちゅぽんっ、とローターが抜け落ちた。すぐさま弟は自分のふくらんだペニスを空になったアナルにあて、入口をくちゅくちゅと擦った。
今まで夢にまで見た状況、望んでいたシチュエーション。兄が、拒む理由は無かった。
「あぁ、入れて、俺の、ケツに……」
「可愛い」
「んぁぁっ!」
ふりふりとお尻を振っておねだりをする愛しい兄の姿に堪らず、弟は貪るように自身のペニスを兄に突き込んだ。
逞しい性器が肉穴を抉る水音と兄の甘い叫びが部屋に響き、ベッドが大きく軋んだ。
「あんっ、あぁっ! 熱くて、気持ち良い……」
舌を突き出して幸せそうに喘ぐ兄と、その兄を気持ち良くさせようと一生懸命に腰を振る弟。
二人が愛し合う音は、その日、夜が更けても部屋に響き続けていた。
夕日の差し込む部屋で、一人の少年が快感に悶えていた。
ベッドに上半身をうつ伏せにして、床に膝を突いた少年の手首にはピンクのファーが付いた手錠がかけられていて、アナルにはローターが入れられていた。ローターのコードは少年のアナルから生えていて、とてもいやらしい。
しかし、その様子を見る者はいない。今、部屋には少年一人だけ。というか家には一人しかおらず、手錠での拘束もアナルの淫具も少年が自分で仕込んだ物だった。
手錠を外す為の鍵はベッドの上、少年の目の前に置いてあって、その気になれば何時でも外せる。これは、少年の淫らな一人遊びだ。
「んんっ、気持ち良い……」
誰もいないからと、少年は腰を揺すって快感に身を浸す。すぐ後ろに、人が来たのも気付かずに。
その存在に気付いたのは手錠の鍵を、ひょいと持ち上げられた時だった。
「ふぇ!? あ……!」
「兄貴、愉しそうじゃん」
振り返ると、そこには弟の姿。何故ここにいるのか分からず、兄は目を瞬かせた。
「兄貴が一人でいる時にこうやってオナってるって、知らないと思った? 部活ってのは嘘。俺、ずっと隣にいたんだぜ?」
じゃあ、ずっと聞かれてた? 言ってた事、全部。
「兄貴、俺の名前呼んでたろ?」
「あ……」
抵抗出来ない状態で耳元で囁かれ、兄は背筋を震わせた。やっぱり、聞かれてたんだと思いながら。
いつもいつも、弟の事を思いながら、弟に犯されてると思いながらこうしてオナニーをしていた。
「俺の事、好き?」
「ふぁっ、あっあっ」
弟が兄のローターをくわえたアナルを弄って尋ねる。快感に喘ぎつつも、兄は首を縦に振る事で質問に答えた。
「俺も、好きだよ。兄貴に、俺の入れたい」
「はぅっ」
弟の指がコードを引き、アナルからちゅぽんっ、とローターが抜け落ちた。すぐさま弟は自分のふくらんだペニスを空になったアナルにあて、入口をくちゅくちゅと擦った。
今まで夢にまで見た状況、望んでいたシチュエーション。兄が、拒む理由は無かった。
「あぁ、入れて、俺の、ケツに……」
「可愛い」
「んぁぁっ!」
ふりふりとお尻を振っておねだりをする愛しい兄の姿に堪らず、弟は貪るように自身のペニスを兄に突き込んだ。
逞しい性器が肉穴を抉る水音と兄の甘い叫びが部屋に響き、ベッドが大きく軋んだ。
「あんっ、あぁっ! 熱くて、気持ち良い……」
舌を突き出して幸せそうに喘ぐ兄と、その兄を気持ち良くさせようと一生懸命に腰を振る弟。
二人が愛し合う音は、その日、夜が更けても部屋に響き続けていた。
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