119 / 673
淫液は無慈悲な筒の中で容赦無く泡立てられる
しおりを挟む
外界から隔絶された地下室に、縄の音が絶え間無く響いている。どうにかして地獄から逃れたいと願う男が縄との格闘を繰り返す軋む音が、その必死さを表わすように激しく鳴り響き続けている。
しかし、男が起こせる変化は縄の音以外に何も無い。脱出を求める意志の強さとは裏腹に、男を取り巻く状況は絶望的なまでに動きはしない。
二の腕と胸部を繋ぎ左右の手首を胴体の真後ろで交差させる上半身の縄も、足首と太ももを短く括り左右の足を折り畳んだ形に維持させている下半身の縄も解けない。視界を閉ざす黒革の下で目を恐怖に見開き口を塞ぐ黒色をしたギャグボールの穴から唾液と共に焦りに歪んだ唸りを上げつつ暴れに暴れても、男は自身を縛める縄と地下室の天井に取り付けられたフック達を結わえる縄によって腹側を床に向けて宙に保たれた裸体を間抜けに揺らめかせることしか出来ない。
男が何をしてもその全ては無意味で。諦めの悪い無駄な足掻きは男を縛り上げ地下室に吊るした男をこれ以上無く愉しませる滑稽な見世物としてたっぷりと愉しまれた上で、絶望に満ちた加虐の宣言を紡ぐ声音を残酷な愉悦に染まった物とさせる材料として扱われてしまった。
「時間切れだよ。捜査員さん、残念だったね。それじゃあお仕置きだ。私から逃げようと考えた自分がどれだけ愚かだったかを、みっともなくよがりながらしっかり反省しなさい」
「んむっ!? ぶむぁぁぁぁーっ!!」
憎き悪から浴びせられた言葉に、捜査員と呼ばれた男が怯えを剥き出しにした絶叫をギャグボール越しに溢れさせる。
正義の矜持をかなぐり捨てた態度で慈悲をねだりながら、もう二度と逃げようとしませんという屈服の意思を心から示しながら、捜査員が裸体をくねくねと踊らせつつ救いを請う。
もちろん、悪はそれらを一切受け入れない。誇り高き正義の捜査員が悪である自分に屈服し助けを欲して縋っているという事実を笑みの黒さを深めつつ満喫した男は、まだ希望を信じて喚いている捜査員に現実を思い知らせるかの如く右手に握った器具のスイッチを親指でスライドさせ、抗えぬ捜査員の男根に罰と称した快楽の地獄を叩き込み始めてしまった。
「もごぉぉっ!? んぼっ、ぶみゅぅぅぅーっ!!」
悪の男が握っている持ち手部分からまっすぐに伸びている半透明をした筒状の駆動部分が、自身の内側に閉じ込めた捜査員の男根を荒く容赦無く淫らにいたぶり出す。
筒の部分に緩やかな回転と上下の往復運動を行わせながら筒全体に振動を送り込む残忍な器具が、内部にあてがわれた柔らかな無数の突起で包囲した捜査員の男根に耐えがたい悦楽を次々と味わわせていく。
ただでさえ気持ち良い、絶頂を我慢することすらも叶わない程の快楽。そんな快楽を悪に毎日一方的に愛でられ悦びへの耐性を削り落とされた男根にもたらされている捜査員は、淫らな責めを嫌がっていたほんの十数秒前の様子が嘘のような勢いで頂点へと上り詰めさせられ、筒の中に精液を放出させられてしまった。
けれど、終わらない。捜査員が精液を吐き出しても、悪は無慈悲な筒をとめてはくれない。自分からの逃走を試みた捜査員に飼い主として罰を下している悪の男は、駆動によって吐き出された精液が透明な淫蜜と共に泡立てられていく光景を捜査員の悶絶と合わせて愉しみながら、わずかな休息さえも認めずに次の射精を嬉々として要求していく。
「んみゅぅぅぅーっ!! うぎゅ! あびゅぅぅぅーっ!!」
「ほら、イきなさい。もっともっと精液を無様に吐き出しなさい。逃げようとして逃げられなかった自分と、縄から抜け出せたら許してあげるって言われたのに抜け出せなかった自分の情けなさと駄目さを思い知りながら、私のペットに相応しい悲鳴と絶頂をさらけ出しなさい」
「むぶぁっ! ふぎゅぅぅぅぅぅーっ!!」
イったのに終わらない。それどころかイっているのにまたイかされる。
断続的に強いられる射精に鳴き喚き目隠しの下から頬に涙を伝わせ縄塗れにされた宙吊りの裸体を生物とは思えない程に痙攣させながら、捜査員はまた筒の中に精液を撒き散らし淫猥な泡の濃さを残酷な悪の男の前で引き上げていくのだった。
しかし、男が起こせる変化は縄の音以外に何も無い。脱出を求める意志の強さとは裏腹に、男を取り巻く状況は絶望的なまでに動きはしない。
二の腕と胸部を繋ぎ左右の手首を胴体の真後ろで交差させる上半身の縄も、足首と太ももを短く括り左右の足を折り畳んだ形に維持させている下半身の縄も解けない。視界を閉ざす黒革の下で目を恐怖に見開き口を塞ぐ黒色をしたギャグボールの穴から唾液と共に焦りに歪んだ唸りを上げつつ暴れに暴れても、男は自身を縛める縄と地下室の天井に取り付けられたフック達を結わえる縄によって腹側を床に向けて宙に保たれた裸体を間抜けに揺らめかせることしか出来ない。
男が何をしてもその全ては無意味で。諦めの悪い無駄な足掻きは男を縛り上げ地下室に吊るした男をこれ以上無く愉しませる滑稽な見世物としてたっぷりと愉しまれた上で、絶望に満ちた加虐の宣言を紡ぐ声音を残酷な愉悦に染まった物とさせる材料として扱われてしまった。
「時間切れだよ。捜査員さん、残念だったね。それじゃあお仕置きだ。私から逃げようと考えた自分がどれだけ愚かだったかを、みっともなくよがりながらしっかり反省しなさい」
「んむっ!? ぶむぁぁぁぁーっ!!」
憎き悪から浴びせられた言葉に、捜査員と呼ばれた男が怯えを剥き出しにした絶叫をギャグボール越しに溢れさせる。
正義の矜持をかなぐり捨てた態度で慈悲をねだりながら、もう二度と逃げようとしませんという屈服の意思を心から示しながら、捜査員が裸体をくねくねと踊らせつつ救いを請う。
もちろん、悪はそれらを一切受け入れない。誇り高き正義の捜査員が悪である自分に屈服し助けを欲して縋っているという事実を笑みの黒さを深めつつ満喫した男は、まだ希望を信じて喚いている捜査員に現実を思い知らせるかの如く右手に握った器具のスイッチを親指でスライドさせ、抗えぬ捜査員の男根に罰と称した快楽の地獄を叩き込み始めてしまった。
「もごぉぉっ!? んぼっ、ぶみゅぅぅぅーっ!!」
悪の男が握っている持ち手部分からまっすぐに伸びている半透明をした筒状の駆動部分が、自身の内側に閉じ込めた捜査員の男根を荒く容赦無く淫らにいたぶり出す。
筒の部分に緩やかな回転と上下の往復運動を行わせながら筒全体に振動を送り込む残忍な器具が、内部にあてがわれた柔らかな無数の突起で包囲した捜査員の男根に耐えがたい悦楽を次々と味わわせていく。
ただでさえ気持ち良い、絶頂を我慢することすらも叶わない程の快楽。そんな快楽を悪に毎日一方的に愛でられ悦びへの耐性を削り落とされた男根にもたらされている捜査員は、淫らな責めを嫌がっていたほんの十数秒前の様子が嘘のような勢いで頂点へと上り詰めさせられ、筒の中に精液を放出させられてしまった。
けれど、終わらない。捜査員が精液を吐き出しても、悪は無慈悲な筒をとめてはくれない。自分からの逃走を試みた捜査員に飼い主として罰を下している悪の男は、駆動によって吐き出された精液が透明な淫蜜と共に泡立てられていく光景を捜査員の悶絶と合わせて愉しみながら、わずかな休息さえも認めずに次の射精を嬉々として要求していく。
「んみゅぅぅぅーっ!! うぎゅ! あびゅぅぅぅーっ!!」
「ほら、イきなさい。もっともっと精液を無様に吐き出しなさい。逃げようとして逃げられなかった自分と、縄から抜け出せたら許してあげるって言われたのに抜け出せなかった自分の情けなさと駄目さを思い知りながら、私のペットに相応しい悲鳴と絶頂をさらけ出しなさい」
「むぶぁっ! ふぎゅぅぅぅぅぅーっ!!」
イったのに終わらない。それどころかイっているのにまたイかされる。
断続的に強いられる射精に鳴き喚き目隠しの下から頬に涙を伝わせ縄塗れにされた宙吊りの裸体を生物とは思えない程に痙攣させながら、捜査員はまた筒の中に精液を撒き散らし淫猥な泡の濃さを残酷な悪の男の前で引き上げていくのだった。
1
お気に入りに追加
188
あなたにおすすめの小説
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる