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躾けられた穴は無慈悲な吐息でもどかしく苛まれる
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視界を閉ざし、口を塞ぐ黒色をした粘着テープに顔面を覆われた頭部を振り乱しながら暴れても、男は状況を何一つとして変えられない。
二の腕を胸部へと縫い付け左右の手首を胴体の真後ろへと交差させた状態で縫い付ける縄を軋ませながら裸体をひたすらにもがかせても、男は左右の手に握り拳の形を強要する顔面に与えられた物と同じテープを振り払うことさえ叶わない。
自由を完全に残されている足を用いてどんな行動を取っても、縛めは解けない。自身を乗せたベッドに顔面を擦り付けても、丸出しにさせられた男根を間抜けに揺らめかせつつ手首を縛る縄と指の使用を禁じているテープを顔面と同様に擦り付けてみても、男は捕らわれた事実を覆せはしない。
敵に捕獲され、身動きを制限され、見ることとしゃべることを不可能にされた哀れで無様な男。そんな男に残された選択肢は、自分をこの立場に追いやった憎き男の悪意に晒されながら為す術無く辱められる選択肢のみだ。
「捜査員さん、おはよう。今日もたっぷりと可愛がってあげようね」
「んぐっ! むぶぅぅっ!!」
監禁場所に選んだ扉を開け、抜かりなく施錠をし直した上で接近する男の声に身を強ばらせながら、捜査員と呼ばれた男は唸りと肉体で拒絶を示しつつ悪に属する男との距離を取ろうとベッドの上で裸体を後ずらせる。
無防備な男根が乳首と共に情けなく跳ねている様が悪の男の前で余すところ無く披露されていることに羞恥を抱く余裕も無くした捜査員は、大きく開いた足でベッドを蹴りつつひたすらに後退を繰り返す。
無論、その足掻きは悪の男を愉しませる程度の効果しか持たない。必死さとは裏腹に全く移動出来ていない裸体という光景は、正義を手中に収めた悪の愉悦と加虐心を加速させる材料にしかならない。
あっという間にベッドへと辿り着きその上に自らも乗った悪に追い付かれた捜査員は、抗いの手段を大きく削ぎ落とされた裸体の両足首を掴まれもがくことすらも許されぬまま後ろにでんぐり返しをしている最中のような格好を取らされた捜査員はもはや、自身の膝の裏に足を引っ掛けて身悶えすらも封じた悪の眼前に露出させられた尻穴と男根を嬲られながら望まれた痴態を悪の男が満足するまで捧げさせられるしか無いのだ。
「むぅぅーっ! うぶっ、ふぶうぅ!!」
「嫌がって見せてもお尻とおチ○チンは正直だね、捜査員さん。お尻にちょっと息を吹きかけられた途端、おチ○チンが嬉しそうに膨らんでるよ?」
「んぐ、ぶむうぅ……!」
背中から腰にかけてを悪の男の上半身に預けさせられた姿勢から抜け出そうと頑張っていた捜査員の動きは、剥き出しの尻穴に吐息を掛けられただけで跡形も無く萎んでしまった。
悪の手で躾けられ、男根を超える過敏な器官へと育て上げられた尻穴はほんのわずかな刺激を勝手に至福として受け取り、男根の勃起という言い訳の効かない形で興奮を募らせている事実を悪の男に伝えてしまった。
屈辱と恥辱に打ちひしがれながら、捜査員がまた諦め悪く身をよじらせ始める。そんなことをしても意味は無い。幾らこの場を脱したいと願っても、悪が息の量を調節するだけでその願いはすぐに砕かれてしまう。それを知りつつも無駄に格闘する捜査員の行動を尖らせた口から放出した鋭い吐息を尻穴に浴びせて中断させると、悪の男は嘲りを露わにした声音で今日の責め苦の内容を告げた。
「今日はこのまま、お尻をフーフーして沢山苛めてあげようね。逃げようと動いたらお仕置きでフーフー、動いてなくても僕の気まぐれでフーフー。気持ち良いのに絶対イけない刺激でお尻をじっくり嬲りながら、捜査員さんをいつも通りに僕のおチ○チンのことしか考えられない淫乱になるまで追い詰めてあげるからね?」
「んぅ、むぐぅぅ……っ!」
誰か助けてくれ。誰にも届かない哀願の思いを脳内に響かせながら早速悶え始めた悪い捜査員に残忍な笑みを零しつつ、悪の男は捜査員に聞こえるようわざと大きく息を吸い込み戦慄と恐怖の反応を示す正義の尻穴を苛む吐息の準備を整えていくのだった。
二の腕を胸部へと縫い付け左右の手首を胴体の真後ろへと交差させた状態で縫い付ける縄を軋ませながら裸体をひたすらにもがかせても、男は左右の手に握り拳の形を強要する顔面に与えられた物と同じテープを振り払うことさえ叶わない。
自由を完全に残されている足を用いてどんな行動を取っても、縛めは解けない。自身を乗せたベッドに顔面を擦り付けても、丸出しにさせられた男根を間抜けに揺らめかせつつ手首を縛る縄と指の使用を禁じているテープを顔面と同様に擦り付けてみても、男は捕らわれた事実を覆せはしない。
敵に捕獲され、身動きを制限され、見ることとしゃべることを不可能にされた哀れで無様な男。そんな男に残された選択肢は、自分をこの立場に追いやった憎き男の悪意に晒されながら為す術無く辱められる選択肢のみだ。
「捜査員さん、おはよう。今日もたっぷりと可愛がってあげようね」
「んぐっ! むぶぅぅっ!!」
監禁場所に選んだ扉を開け、抜かりなく施錠をし直した上で接近する男の声に身を強ばらせながら、捜査員と呼ばれた男は唸りと肉体で拒絶を示しつつ悪に属する男との距離を取ろうとベッドの上で裸体を後ずらせる。
無防備な男根が乳首と共に情けなく跳ねている様が悪の男の前で余すところ無く披露されていることに羞恥を抱く余裕も無くした捜査員は、大きく開いた足でベッドを蹴りつつひたすらに後退を繰り返す。
無論、その足掻きは悪の男を愉しませる程度の効果しか持たない。必死さとは裏腹に全く移動出来ていない裸体という光景は、正義を手中に収めた悪の愉悦と加虐心を加速させる材料にしかならない。
あっという間にベッドへと辿り着きその上に自らも乗った悪に追い付かれた捜査員は、抗いの手段を大きく削ぎ落とされた裸体の両足首を掴まれもがくことすらも許されぬまま後ろにでんぐり返しをしている最中のような格好を取らされた捜査員はもはや、自身の膝の裏に足を引っ掛けて身悶えすらも封じた悪の眼前に露出させられた尻穴と男根を嬲られながら望まれた痴態を悪の男が満足するまで捧げさせられるしか無いのだ。
「むぅぅーっ! うぶっ、ふぶうぅ!!」
「嫌がって見せてもお尻とおチ○チンは正直だね、捜査員さん。お尻にちょっと息を吹きかけられた途端、おチ○チンが嬉しそうに膨らんでるよ?」
「んぐ、ぶむうぅ……!」
背中から腰にかけてを悪の男の上半身に預けさせられた姿勢から抜け出そうと頑張っていた捜査員の動きは、剥き出しの尻穴に吐息を掛けられただけで跡形も無く萎んでしまった。
悪の手で躾けられ、男根を超える過敏な器官へと育て上げられた尻穴はほんのわずかな刺激を勝手に至福として受け取り、男根の勃起という言い訳の効かない形で興奮を募らせている事実を悪の男に伝えてしまった。
屈辱と恥辱に打ちひしがれながら、捜査員がまた諦め悪く身をよじらせ始める。そんなことをしても意味は無い。幾らこの場を脱したいと願っても、悪が息の量を調節するだけでその願いはすぐに砕かれてしまう。それを知りつつも無駄に格闘する捜査員の行動を尖らせた口から放出した鋭い吐息を尻穴に浴びせて中断させると、悪の男は嘲りを露わにした声音で今日の責め苦の内容を告げた。
「今日はこのまま、お尻をフーフーして沢山苛めてあげようね。逃げようと動いたらお仕置きでフーフー、動いてなくても僕の気まぐれでフーフー。気持ち良いのに絶対イけない刺激でお尻をじっくり嬲りながら、捜査員さんをいつも通りに僕のおチ○チンのことしか考えられない淫乱になるまで追い詰めてあげるからね?」
「んぅ、むぐぅぅ……っ!」
誰か助けてくれ。誰にも届かない哀願の思いを脳内に響かせながら早速悶え始めた悪い捜査員に残忍な笑みを零しつつ、悪の男は捜査員に聞こえるようわざと大きく息を吸い込み戦慄と恐怖の反応を示す正義の尻穴を苛む吐息の準備を整えていくのだった。
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