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男は快楽で壊され淫獣に堕ちる

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「はぁ……はぁ、く、ふぅぅっ!」

一人きりで置き去りにされた地下室で、男が衣服を剥ぎ取られ露わとなった筋肉質な裸体をよじらせながら自由を奪い逃走を封じる拘束との格闘を行っている。
痛みに顔をしかめ歪んだ呻きを漏らし、男は腕と足に力を込め続ける。しかし、どんなに力を込めても男が望む変化は訪れない。背中に回された腕の手首から二の腕までを丸い柱に縛り付ける過剰な縄は男の無駄な足掻きを嘲笑うように軋むのみで緩む気配すら見せず、柱の下部と男の足首を繋いでいる縄はビンと張って男に逃れられない事実を再認識させるのみで一向に解けない。
腕を厳重に柱へと括り付けられ、足首と柱を縄で結合された男は不自然に後ろに反らした体勢から抜け出せなくされた裸体を無様に悶えさせながら、見せ付けるように突き出させられた丸出しの男根をもがきに合わせて惨めに揺らすことしか出来はしないのだ。

「く、そっ……くぅ、あぁっ……!」

いつまで経っても、逃げられない。身体に走る苦痛を耐えながら試行錯誤を繰り返しても、縄はビクともしない。
焦りを心に募らせ、諦め悪く裸体を動かし続ける哀れな男。そんな男がいる地下室に、扉の開く音が響いた。助けが訪れたのではない。男を捕らえ、縄を与えて放置した男達が戻ってきたのだ。
音を耳にして淡い希望を抱き、扉の方に目をやった男は表情を隠しきれぬ絶望に強ばらせた。その表情を愉しみ、醜悪な笑みを浮かべながら男達は一切の抵抗を禁じられた男の逞しい裸体へと歩み寄って取り囲むと、逃げ場の無い裸体に向かって手を伸ばしつつ口々に言葉を放った。

「さぁ、刑事さん。お待ちかねのお仕置きの時間だよ」
「俺達に嬲られて、みっともなく悶え苦しみながら……自分の愚かさと俺達を嗅ぎ回ったことを後悔するんだよ? 良いね?」
「やめ、やめろ……触る、なぁぁっ……!」

屈辱を煽る言葉を浴びせ、一方的にお仕置きをすると宣言し無防備な刑事の裸体を好き勝手にまさぐる悪人の男達は、嫌がる反応を存分に堪能しながら刑事の拒絶を壊すために、肌を撫でる各々の手に反対の手でポケットから取り出した小瓶の中身をたっぷりとまぶしていった。




人間を捕らえ、残酷に弄んで尊厳と自我を破壊し商品として売り飛ばす非道な組織。そんな組織に捕らわれ、効果が強すぎる故に開発されたものの調教には使用されずに残っていた液体媚薬を全身にまんべんなく塗りたくられた刑事は、あっという間に拒絶のみならず理性さえも忘れてイき狂うだけの存在に変えられた。
もはや、男に刑事の面影は無い。悪を心から憎んでいた正義の意志も無い。絶え間無く襲い来る絶頂に鳴き喚き、不自由な裸体を滑稽に跳ね回らせながら脳を快楽に破壊される。今の刑事は、堕ちる以外の選択肢を潰された淫らな獣でしかないのだ。

「あひっ、はぎぃぃぃんっ! ひゃ、へ、はへっ、あぉぉぉぉぉんっ!!」

イくと叫ぶことすらも叶わぬまま、到底人間の物とは思えない声で喘ぎ鳴く刑事。心臓を破裂しそうな程に高鳴らせ、媚薬によって感度を十数倍に増幅された裸体を痛々しく痙攣させながら全身をいたぶる手に屈して数秒ごとに吐き出す精液を失った男根を哀しく脈打たせる淫獣。そんな淫獣を作り出し、残酷な追い打ちを施し続ける男達は淫らな崩壊へと為す術無く突き進んでいくその姿を細めた目で観察しながら、肥大した乳首を、勃起したまま萎える暇さえ与えられずに達し続けている男根を、弛緩しきって異物を拒めなくなった尻穴を、息を吹きかけただけでも快楽を覚えるほどに過敏となった身体中の皮膚を巧みな手と指で責め立て男の全てを淫らに塗り潰し跡形も無く叩き壊すのだった。
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