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這い回る指先は逃れられぬ正義から笑声を引き出させる
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箱型をした拘束台に肘から先と膝から先を飲み込まれた男の手足は、柔らかいクッション越しに存在する金属達によって緩み無く絞め上げられ、自力ではどう頑張っても引き抜けない状態を生み出されてしまった。
台の上面から伸びた金属の柱の先にある内側にクッションがあてがわれた金属製の枷を腰に巻き付けられた男の胴体は、手足と同様に動きを大きく制限され拘束を解こうと試みる身悶えさえも満足に行えない状況を用意されてしまった。
天井に向けた腹を手足で高く持ち上げるブリッジのような体勢を強要された無様な男。男根や尻穴といった恥部を情けなく露出させられただけでなく、常に背骨が軋む苦しい姿に追いやられた惨めな男。そんな男を作り出した残忍な悪の男達は、手も足も出せず衣服を奪われた裸体を隠すことも叶わない滑稽な正義を嘲笑いながら、抗えぬ身体に無慈悲な責め苦を嬉々として施し始めた。
それは、くすぐりの責め苦。無防備にさらけ出された弱点達を十数人の指先で休み無く撫で回し、意に染まぬ笑声を延々と引きずり出させていく非道な責め苦だ。
「ひっ、ひはっ、ひゃひっ、ふひひひぃぃっ!!」
この責めを加えやすくする為。ただそれだけの為に毛を丁寧に処理された脇の下と足が、巧みに這い回る指にくすぐられていく。
脇腹や耳、首筋といった箇所を容赦無く刺激する指先が不自然な姿勢に固められた汗塗れの裸体をこそばゆさで嬲り、丸出しの男根と頭部をめちゃくちゃに振り乱している笑顔の男に悲痛な笑い声を強制していく。
息が苦しい。身体中がくすぐったく、痛い。それらの苦悶に心と身体を擦り減らされた男はもう、笑わされること以外何も出来はしない。自分を弄ぶ悪を憎む言葉を放つことはおろか誇りを捨てて許しを請う言葉を紡ぐことも出来ず、無意味と知りながら自由を取り上げられた裸体をもがかせることも不可能になった限界の男は、余裕が枯渇した事実を何よりも分かりやすく表わしている笑いを上げさせられながら更なる限界へと為す術無く突き落とされていく。
「ほっ、ひは、ふひ、んひゅひひひぃっ!」
助けてくれと懇願する暇も無い笑いの地獄に悶え苦しめさせられながら、男はじわじわと理性を削り落とされていく。このまま何もかもが崩壊するまで笑わされるのだろうかと絶望を募らせながら、男は痙攣する裸体に継続して注がれるくすぐりに屈してまた笑わされていく。
しかし、そんな諦めに至っていた男に訪れたのは、全く予想していなかった展開だった。救いではなく、責めの上乗せ。この拷問を今以上に冷酷な物に引き上げる道具を携えた敵達がくすぐりの手に合流する展開を、抗えぬ男はどうすることも出来ずに受け入れさせられていく。
「捜査員さん、久しぶり。随分とみっともなくなったね」
「でも、本当に辛くなるのはここからだぜ? おらよっ、と」
「ほぎっ!? ひゃぎひひぃっ!?」
くすぐりに疲弊させられ周囲の様子の変化に一切気付けなくされていた捜査員の男が、困惑と驚愕が混ざった笑いを発する。
無論、それを耳にしても後からやって来た悪の男は手をとめない。長時間に及ぶくすぐりで弛緩しきっていた尻穴に乳白色をした棒をねじ込んでいく男は、棒が勝手に抜け落ちないよう根本部分に接続されているV字型をした金属の器具から伸ばした鎖を、男の腰を縛めている枷と繋がった柱へと結び付けていく。
これでもう、尻穴をいたぶる為だけに作製されたこの愉快な棒から捜査員は逃れられない。至福の事実を悪達が噛み締めるとほぼ同時に、尻穴を満たした棒は、二種の薬品を混ぜ合わせ固めた棒は、その威力を躊躇い無く発揮し始めた。
「ひっ、ぎゃぁぁっ!? がゆ、がゆいぃぃっ!? ぬい、ふひひっ、ぬいへっ、ひゃほほほぉっ!?」
「ケツの棒、効くだろ? 痒み薬と媚薬の混合液を腸壁から摂取させられるの、最高に苦しいだろ?」
「ただでさえくすぐったくて大変なのに、ケツが痒いわ身体は発情しちゃうわでもう訳分かんないだろ? そんな捜査員さんを、これからもっともっと訳分かんなくしてやるからな?」
一時的にくすぐりの影響を和らげるくらいに苛烈な痒みの衝撃に悶絶しながら、捜査員である男はなりふり構わずに笑い混じりの哀願を悪達に飛ばす。だが当然、悪達はそれを受け入れない。哀願を無視しながらここから始まる真の地獄を一方的に語った悪達は、先程以上のくすぐりを叩き込みつつ尻穴を蝕む媚薬の力で硬く膨らんだ乳首と男根を責め立て、尻穴と違い媚薬のみを固めた棒を無駄に喚く口に突き入れ、すでに崩壊への道を進んでいた捜査員の精神と肉体にとどめを与えていく。
「はぼっ、ぶふむぅ! ぼほっ、べ、むぶあおぉっ!!」
「おーおー、イってるイってる。笑いながらイっちゃってよっぽど嬉しいんだな」
「今自分が苦しんでるのか気持ち良く感じてるのか、もう理解出来ないだろ? そのまま何もかもを理解出来なくなるまで、たっぷりといたぶり続けてやるからな?」
気持ち良い。息苦しい。くすぐったい。痒い。痛い。
あらゆる感覚が一度に迫り来る仕打ちで滅多打ちにされながら、捜査員であった男は人間が放つ物とは思えない絶叫を媚薬の棒に塞がれた口から溢れさせつつ、自分を捕らえた悪が望む通りの結末へと拒絶さえ示せぬまま導かれていくのだった。
台の上面から伸びた金属の柱の先にある内側にクッションがあてがわれた金属製の枷を腰に巻き付けられた男の胴体は、手足と同様に動きを大きく制限され拘束を解こうと試みる身悶えさえも満足に行えない状況を用意されてしまった。
天井に向けた腹を手足で高く持ち上げるブリッジのような体勢を強要された無様な男。男根や尻穴といった恥部を情けなく露出させられただけでなく、常に背骨が軋む苦しい姿に追いやられた惨めな男。そんな男を作り出した残忍な悪の男達は、手も足も出せず衣服を奪われた裸体を隠すことも叶わない滑稽な正義を嘲笑いながら、抗えぬ身体に無慈悲な責め苦を嬉々として施し始めた。
それは、くすぐりの責め苦。無防備にさらけ出された弱点達を十数人の指先で休み無く撫で回し、意に染まぬ笑声を延々と引きずり出させていく非道な責め苦だ。
「ひっ、ひはっ、ひゃひっ、ふひひひぃぃっ!!」
この責めを加えやすくする為。ただそれだけの為に毛を丁寧に処理された脇の下と足が、巧みに這い回る指にくすぐられていく。
脇腹や耳、首筋といった箇所を容赦無く刺激する指先が不自然な姿勢に固められた汗塗れの裸体をこそばゆさで嬲り、丸出しの男根と頭部をめちゃくちゃに振り乱している笑顔の男に悲痛な笑い声を強制していく。
息が苦しい。身体中がくすぐったく、痛い。それらの苦悶に心と身体を擦り減らされた男はもう、笑わされること以外何も出来はしない。自分を弄ぶ悪を憎む言葉を放つことはおろか誇りを捨てて許しを請う言葉を紡ぐことも出来ず、無意味と知りながら自由を取り上げられた裸体をもがかせることも不可能になった限界の男は、余裕が枯渇した事実を何よりも分かりやすく表わしている笑いを上げさせられながら更なる限界へと為す術無く突き落とされていく。
「ほっ、ひは、ふひ、んひゅひひひぃっ!」
助けてくれと懇願する暇も無い笑いの地獄に悶え苦しめさせられながら、男はじわじわと理性を削り落とされていく。このまま何もかもが崩壊するまで笑わされるのだろうかと絶望を募らせながら、男は痙攣する裸体に継続して注がれるくすぐりに屈してまた笑わされていく。
しかし、そんな諦めに至っていた男に訪れたのは、全く予想していなかった展開だった。救いではなく、責めの上乗せ。この拷問を今以上に冷酷な物に引き上げる道具を携えた敵達がくすぐりの手に合流する展開を、抗えぬ男はどうすることも出来ずに受け入れさせられていく。
「捜査員さん、久しぶり。随分とみっともなくなったね」
「でも、本当に辛くなるのはここからだぜ? おらよっ、と」
「ほぎっ!? ひゃぎひひぃっ!?」
くすぐりに疲弊させられ周囲の様子の変化に一切気付けなくされていた捜査員の男が、困惑と驚愕が混ざった笑いを発する。
無論、それを耳にしても後からやって来た悪の男は手をとめない。長時間に及ぶくすぐりで弛緩しきっていた尻穴に乳白色をした棒をねじ込んでいく男は、棒が勝手に抜け落ちないよう根本部分に接続されているV字型をした金属の器具から伸ばした鎖を、男の腰を縛めている枷と繋がった柱へと結び付けていく。
これでもう、尻穴をいたぶる為だけに作製されたこの愉快な棒から捜査員は逃れられない。至福の事実を悪達が噛み締めるとほぼ同時に、尻穴を満たした棒は、二種の薬品を混ぜ合わせ固めた棒は、その威力を躊躇い無く発揮し始めた。
「ひっ、ぎゃぁぁっ!? がゆ、がゆいぃぃっ!? ぬい、ふひひっ、ぬいへっ、ひゃほほほぉっ!?」
「ケツの棒、効くだろ? 痒み薬と媚薬の混合液を腸壁から摂取させられるの、最高に苦しいだろ?」
「ただでさえくすぐったくて大変なのに、ケツが痒いわ身体は発情しちゃうわでもう訳分かんないだろ? そんな捜査員さんを、これからもっともっと訳分かんなくしてやるからな?」
一時的にくすぐりの影響を和らげるくらいに苛烈な痒みの衝撃に悶絶しながら、捜査員である男はなりふり構わずに笑い混じりの哀願を悪達に飛ばす。だが当然、悪達はそれを受け入れない。哀願を無視しながらここから始まる真の地獄を一方的に語った悪達は、先程以上のくすぐりを叩き込みつつ尻穴を蝕む媚薬の力で硬く膨らんだ乳首と男根を責め立て、尻穴と違い媚薬のみを固めた棒を無駄に喚く口に突き入れ、すでに崩壊への道を進んでいた捜査員の精神と肉体にとどめを与えていく。
「はぼっ、ぶふむぅ! ぼほっ、べ、むぶあおぉっ!!」
「おーおー、イってるイってる。笑いながらイっちゃってよっぽど嬉しいんだな」
「今自分が苦しんでるのか気持ち良く感じてるのか、もう理解出来ないだろ? そのまま何もかもを理解出来なくなるまで、たっぷりといたぶり続けてやるからな?」
気持ち良い。息苦しい。くすぐったい。痒い。痛い。
あらゆる感覚が一度に迫り来る仕打ちで滅多打ちにされながら、捜査員であった男は人間が放つ物とは思えない絶叫を媚薬の棒に塞がれた口から溢れさせつつ、自分を捕らえた悪が望む通りの結末へと拒絶さえ示せぬまま導かれていくのだった。
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