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愛し合う虎と狼はお互いを甘く味わう

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酒に酔った勢いで、男は冗談交じりに目の前の男に自身の恋心を伝えた。きっといつものように茶化されるのだろうという諦めを抱きながら、長年胸にしまっていた想いを零した。
しかし、相手から返ってきたのは想像していた茶化す言葉ではなく、真剣な表情で紡がれる同じ言葉だった。
どちらも、冗談ではない。相手をからかう法螺ではない。それを理解した男達は飲んでいた酒をテーブルに置き、溜めに溜め込んでいた気持ちを吐き出しつつどちらからともなく身体に触れ始めた。
気さくながらも誠実な人格が愛しい。逞しく鍛え上げられた筋肉質な裸体にずっと魅力を感じていた。触り心地の良い白銀の尾が美しい。柔らかな縞柄の体毛に顔を埋め、永遠に嗅ぎ続けていたいくらいに体臭が好きだ。言いたかったことを次々と口にしながら衣服を脱ぎ、相手の衣服を剥ぎ取っていく狼獣人と虎獣人の男はもう、湧き上がる欲望を制御出来ない。制御する必要も無い。
墓場まで持っていくつもりだった愛情が繋がった事実に至福を募らせる二人の獣人の男を阻む物はもはや一つも無く、二人は寝室までの移動すらも待ちきれずについさっきまで酒盛りを行っていた居間のソファーで、恋人同士としての営みに耽っていた。

「○○のここ、すげぇエロい。俺が舐める度にヒクヒク動いてて可愛いぜ。本当に……一生舐めていられそうだ……!」
「あぅっ、あぁっ! きもひぃ、おひり、んうぅ……□□の舌で、おひり、気持ち、いぃ……っ!」

ソファーの背もたれに上半身を乗せ、座面に膝をついた体勢を取って背後にいる愛しい虎に向かって尻穴を突き出した状態で、左右の尻肉を鷲掴みにした虎の舌で恥ずかしい舌の穴を丹念に舌でほじくられる。その状況に対して羞恥を感じていた狼は、もう何処にもいない。何度も何度も虚しく空想した状況が現実となった幸福と、最愛の虎の舌がもたらす尻穴への悦楽に打ち震えている狼は虎に褒められた白銀の尾を虎の眼前で揺らし触られてもいない男根を脈打たせながら、ただただ注がれる快楽に溺れ続けている。

「○○、好きだ。心から愛してる。だから……もっともっと、大好きな○○の可愛いところを見せてくれよ」
「あぁっ!? んぁっ、くぅぅんっ! らめ、りゃめ……きもひぃ、きもひよしゅぎぃっ! おひりれ、イぐっ、お尻で、イっちゃうぅぅっ!」

突然に舌の動きを速められ、ほじくるような動きで尻穴を責め立てられた狼は、上半身を預けたソファーの背もたれに爪を立て座面に乗せた足を痙攣させながら、絶頂へと上り詰めていく。このままでは尻穴で達してしまう、快楽が激しすぎると訴える狼の嬌声を耳にしても、虎は舌をとめない。嬉しそうに揺れを加速させた尾を目で愉しみ、自分の責めでよがり鳴く可愛い狼を腸内をくすぐる舌と耳で味わいながら、虎は更に動きを引き上げて狼に淫らなとどめを加えていく。

「んっ、あぁぁんっ! イぐ、イぐぅぅんっ! □□、□□ぅ! イぐ、おひりでイぐぅ! イっ……ふぁぁぁぁんっ!!」

耐えきれない。狼がそう自覚した時には、絶頂の波が男根の先端に辿り着いていて、狼ははしたない鳴き声を発し自分を甘く苛む虎の名を甲高く叫びながら、一切刺激を注がれていなかった男根から白く濁った雄の体液をソファーに向けて撒き散らした。
くねくねと身をよじらせて快楽を極め、尻肉を虎の顔に押し付けながら幸せそうに震える狼は数回に分けて放出した精液が途切れると同時にぐったりと脱力し、荒い呼吸混じりに虎に抗議の言葉を飛ばした。

「うぅ……意地、悪ぅ。最初は舌じゃなくて……お前ので、イかせて欲しかったのにぃ……!」

その抗議が、虎の獣欲をどれだけ掻き立てるかを、狼は理解出来ていない。屈強な肉体を震わせながら放たれる淫猥な抗議が、愛しい虎の興奮を増幅させる呪文となっていたことに、狼は欠片も気付いていない。
しかし、それを分かる思考能力が残っていたとしても、狼は虎の行動を拒みはしなかっただろう。絶頂の余韻で弛緩した裸体をソファーの上で仰向けにさせ、舌でたっぷりと解した尻穴に男根をあてがう虎を、拒絶などしなかっただろう。拒む為の体力を失っているからではない。その虎の行動は、狼自身も欲している物だからだ。

「悪い悪い。あんまりに○○が可愛くて抑えられなかった。お詫びに、今から俺のこれでお望み通りにイかせまくってやるよ。これからお前を俺のチ○コでイかせまくって、可愛く鳴き喚かせて……俺がお前をどれだけ愛してるかをしっかり教え込んでやるよ……○○」
「あぁっ、教え、てぇっ! □□、好きぃっ! いっぱいイかせて、舌よりも気持ち良くして……愛してるって、教えてぇっ……!!」

自分に覆い被さり蕩けた尻穴に張り詰めた男根をねじ込む虎の背に腕を回し、無意識に足を虎の腰へと巻き付ける狼に満面の笑みを零しながら、虎は太くしなやかな縞柄の尾を踊らせつつ狼を抱き締め、狼が好きだと言った自分の匂いを存分に嗅がせつつ噛み付くような口付けを仕掛け、狼の上下の口に自分を味わわせながら狼の上下の口を味わう情熱的な交尾の甘さを際限無く強めさせていくのだった。
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