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堕ちた男達は自ら穴を突き出す

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左右の手に握り拳の状態を強要する鍵付きの黒い手袋によって、男達は指を使うことを禁じられた。左右の手首に巻き付けられた黒革の枷とベッドの柵を南京錠と短い鎖で繋がれ、足首に装着された枷を手とは反対側の柵へと遊び無く結合された男達の裸体はベッドの上で上下に引き延ばされた惨めな格好から抜け出したくても抜け出せないよう、自由を取り上げられていた。
動きを大きく制限された手足を動かしても二人は自分達が監禁されている地下室から逃げ出す以前に、口を塞ぎ言葉と舌噛みを封じるために与えられた黒い棒状の枷を毟り取ることも、仲良く並んで転がされたベッドから下りることさえも叶わない。
文字通り手も足も出せず、丸出しの男根を情けなく揺らしながら裸体をくねらせることしか出来ない状況。逃走と抵抗を不可能にされ、仲間と共に惨めな姿で放置される屈辱の状況。だが、男達はそんな立場に置かれているというのに悔しさを欠片も募らせず、無駄な足掻きすらも見せずに大人しくベッドの上に寝転がっている。
何故なら、男達の心はもう二人を捕らえ地下室に閉じ込めて弄ぶ残忍な男達の手で砕かれ、希望を抱く気力も紡げないよう跡形も無く打ちのめされてしまっているからだ。

「んぅ、むぅ、ふむっ……」
「ふぐ、んむ、あぅっ……」

ほんの一週間前に怒りを込めて喚きながら手足の拘束をガチャガチャと鳴らしていた男達の面影は、もはやどこにも無い。隣の仲間と視線で励まし合いながら自由を取り戻そうと一生懸命に枷との格闘を繰り返していた男達は今、仲間同士で目を合わせることもせずに食事に混ぜられた媚薬が引き起こした発情に苛まれている裸体を小刻みに震わせ、甘く歪んだ唸りを漏らしながら硬く張り詰めさせられた男根を力無く揺らしている。
たった一週間。その決して長くはない期間で男達は屈服を魂の奥深くにまで刻み込まれた。だが、二人への責め苦はまだまだ終わりではない。媚薬入りの食事を摂取させ、意に染まぬ発情を強制して二人を放置していた残酷な男達は今日も、捕らえた二人を嬲るために地下室を訪れた。
より濃い屈服を二度と消えないよう刻み、命令全てを従順にこなす肉奴隷という滑稽な存在に二人を陥落させるために、非道な悪人達は地下室へと足を運んだのだ。

「おはよう、捜査員さん達。今日もたっぷり、その身体をエロく躾けてやるからな」
「上手にご奉仕できたら、いつもみたいにご褒美をやるぞ。だから今日も良い子に、ご主人様達にご奉仕しような……捜査員さん達?」
「んむっ、むあぁ」
「ふぅ、ふぐぅんっ」

これからまた、淫猥な苦悶に満ちた一日が始まる。捜査員としてだけでなく人間としての尊厳を叩きのめされる、凌辱が加えられる。
それを理解する思考能力も、快楽を拒む理性も失った哀れな捜査員達は火照りきった裸体を慰めてくれる時間の訪れを嬉しがって悦び色の呻きを発しながら無意識に腰を揺すり、憎んでいた悪の男達が自分の足首とベッドの柵を結わえる鎖を外すと同時に命令されてもいないのに裸体を四つん這いの体勢に変え、男根の味を覚えさせられた尻穴をベッドに上がった悪達が犯しやすいよう、高い位置に掲げて突き出すのだった。
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