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信頼に応える為淫乱青年は積極的に発情を汲み取る

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少年が学校から家に帰ると、玄関へと続くドアの前で一人の青年が待ち構えていた。
それは、隣の部屋に住む青年。少年の親にとって共働きの自分達に代わって日中に息子の世話を焼いてくれるありがたい隣人の青年。少年にとっては幼なじみであり、自分に従順な可愛い年上の恋人である青年だ。

「○○君……あの……」

顔を火照らせ、目を潤ませながら縋るように言葉を紡ぐ青年を眺めながら、少年は優しくも意地悪に微笑む。
周囲に他の住人はいない。ここはマンションの最上階であるが故に必要以上の大声を放たなければ通行人に内容を聞かれることも無い。それを知りつつも部屋の外ではまだ欲望を剥き出しにしたおねだりを口に出来ないでいる愛しい青年を愉しみながら、少年は青年との距離を詰め発情を露わにした表情を見上げつつ言った。

「□□さんの部屋、入りましょうか。もちろん、中に色々準備してくれているんでしょう?」
「は、はい……っ」

自分を弄ぶ道具は揃えてあるか。そんな問いに肯定を示しつつ更に欲情を募らせていく青年に前を歩くよう促しながら、少年は今日の責めを頭の中で決定しつつ、幼き頃とは違う意味を持って青年の部屋へと踏み込んでいくのだった。




何十回、何百回。数えきれぬくらいに縄を操った少年の手が、慣れた手付きで青年の裸体を緩み無く縛り上げていく。
一切の抵抗を示さない。それどころか、分かりやすい愉悦の反応を示しながら縄拘束への協力を自らの意思で行っていく。そんな青年の様子に充足を募らせながら、少年は元から抵抗の気配など欠片も有していない青年から、行動の選択肢を嬉々として削ぎ落としていく。
二の腕と胴体を繋ぐ縄と、背中で密着させられた左右の手首から肘の部分までをきつく一括りにする縄を上半身に与えられ、とどめとばかりにそれらの縄を結ぶ縄を後から付け足された青年の腕はもう、縄を解こうと格闘することさえままならない。窮屈に折り畳んだ状態を左右の足に強要する足首と太ももを結合する縄を加えられ、膝に巻き付けられた縄を上半身の縄へと一体化させられた青年の足はもはや、丸出しにさせられた恥部を覆い隠すことすらも許されない。
両手両足を厳重に縛られ、何をされても逆らえない姿に追いやられた青年。黒革の目隠しを毟り取りたくても毟り取れず、口に噛まされた赤いギャグボールを追い出すことも叶わない視界と言葉を塞がれた状態に仕立て上げられた事実を嬉しがりながら、男根の硬度を引き上げ尻穴をはしたなくヒクつかせる淫猥な青年。
その、苛烈な辱めを今か今かと待ち構えている青年を満足げに嘲笑いながら余った縄を片付けた少年は、これから始まる甘い苦悶に期待を寄せている男根をからかうように撫で収縮を繰り返している尻穴を指先で残忍につつくと、青年が全く予想していなかった苦しみを何の躊躇いも無く宣言し始めた。

「じゃあ□□さん、しばらくその格好のままここで良い子に待っていて下さいね。今日は宿題が多めに出てて、早めに終わらせちゃいたいので」
「んぅ!? あおぉ……っ!?」

目前に迫った至福の瞬間を取り上げられた青年が困惑が混じった唸りを哀しげに零す。
仰向けの姿勢でベッドに転がされた青年が不自由な裸体を酷使して腰を振り、張り詰め切った男根を可能な限りに踊らせて快楽を懇願する。
しかし、少年は手を出してくれない。淫具を固定して自動で快感を青年に注ぎ続ける仕掛けを作ることもせずに、少年は青年の期待と興奮を一層濃く掻き立てる言葉を残しつつ、床に置いていた鞄を持ち上げ青年の部屋を後にしていく。

「俺の可愛い□□さんなら、良い子に待っていられますよね? 自分の部屋で、自分一人で置き去りにされて、何も出来ないこんな惨めな格好でほったらかしにされても……□□さんなら大人しく良い子に、ご褒美の時間を待っていられますよね? 信じていますよ……それじゃあ」

返事を待たずに閉じられた扉の音に絶望し、同時に被虐の至福を湧き上がらせながら、青年は大好きな少年主の信頼を裏切りたくないという思いを募らせつつ縄に縛められた裸体を襲う発情の波を積極的に汲み取り、宿題に勤しむ少年が帰ってきた時に向けて己の肉体をより淫蕩な物となるよう良い子に育て上げていくのだった。
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