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Act.2-04☆
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「んっ……はぁ……」
弘尚さんは私の感じる部分をちゃんと分かっている。だから、私がより反応する部分を集中的に攻めてくる。
「ああ、俺も限界」
弘尚さんは半身を起こすと、自らトランクスを脱ぎ捨てた。彼の雄は天を仰ぐように勃ち上がっている。
ぼんやりとしている私の側で、弘尚さんがヘッドボードに置いていた避妊具に手を伸ばす。袋を破り、それを弘尚さん自身に被せると、私を見下ろしてきた。
「ちょっとずつ挿れるよ?」
その言葉通り、弘尚さんが少しずつ私の中へと入ってくる。指を入れられた時以上に痛みを感じる。
「やっぱり無理そう?」
多分、途中までしか入っていなかったのだと思う。心配そうに訊ねてくる弘尚さんに、私は首を横に振って見せた。
「平気だって言ったじゃない。ほんとに気にしないで続けていいから」
「いや、気にするなってのが無理だろ?」
「無理じゃない。ほら、これじゃあ弘尚さんだって欲求が残るだけでしょ?」
私の台詞に弘尚さんがグッと言葉を詰まらせている。考えるまでもなく図星だ。
弘尚さんは小さく溜め息を吐いた。そして、私の唇に弘尚さんのそれを重ね、深く口付けてきた。
キスを交わしながら、弘尚さんが奥深くまで入ってくる。
「凄い締め付けだな」
ボソリと漏らし、弘尚さんは身動きを始めた。
少し痛い。けれど、しだいに慣れてきて、気持ち良さが勝った。
弘尚さんの律動は激しさを増してゆく。そういえば、付き合って間もない頃は一晩に何度も求め合い、私が意識を失うまで弘尚さんに愛を注がれていたな、なんてことを不意に想い出した。
弘尚さんの性欲はあの頃と全く変わっていない。一見、セックスにはあまり執着がないようで、一度火が付くと歯止めが利かない。意外と、弘尚さんみたいなタイプは情熱的なのかもしれない。
「も……ダメ……っ……またイッちゃ……」
「俺も、イクよ……?」
強く腰を打ち付け、しばらくして、私から弘尚さん自身が引き抜かれた。
私も弘尚さんも、何度絶頂に達したか分からない。
私に至っては、すでに意識が朦朧としていた。
ぐったりとした私を、弘尚さんは抱き締める。頬を撫で、私に優しい眼差しを向け、軽く唇を押し付けてきた。
「私、さすがにもう無理……」
「悪かった。美帆が可愛いから抑えられなかった」
弘尚さんの私を抱き締める腕に力が籠った。
「やっぱり、運命かな?」
「運命?」
私は頭をもたげると、不思議に思いながら弘尚さんをジッと見つめる。
弘尚さんはニッコリと笑みを向けてきた。
「一度別れた俺達が再会したってことは、見えない糸で繋がってたってことじゃない?」
「――本気でそんな運命信じてるの?」
「もしかして、馬鹿にしてる?」
拗ねたように唇を尖らせている弘尚さんがおかしい。私はクスクス笑いながら、「嘘」と言葉を紡いだ。
「私も弘尚さんとの運命は信じてる」
「ほんとに?」
「ほんとに」
私は弘尚さんの胸に顔を埋めながら続けた。
「私、弘尚さんと別れてからもずっと、弘尚さん以上に好きになれる人は絶対現れないって思ってたもの」
【あなたが私の最高な人-End】
弘尚さんは私の感じる部分をちゃんと分かっている。だから、私がより反応する部分を集中的に攻めてくる。
「ああ、俺も限界」
弘尚さんは半身を起こすと、自らトランクスを脱ぎ捨てた。彼の雄は天を仰ぐように勃ち上がっている。
ぼんやりとしている私の側で、弘尚さんがヘッドボードに置いていた避妊具に手を伸ばす。袋を破り、それを弘尚さん自身に被せると、私を見下ろしてきた。
「ちょっとずつ挿れるよ?」
その言葉通り、弘尚さんが少しずつ私の中へと入ってくる。指を入れられた時以上に痛みを感じる。
「やっぱり無理そう?」
多分、途中までしか入っていなかったのだと思う。心配そうに訊ねてくる弘尚さんに、私は首を横に振って見せた。
「平気だって言ったじゃない。ほんとに気にしないで続けていいから」
「いや、気にするなってのが無理だろ?」
「無理じゃない。ほら、これじゃあ弘尚さんだって欲求が残るだけでしょ?」
私の台詞に弘尚さんがグッと言葉を詰まらせている。考えるまでもなく図星だ。
弘尚さんは小さく溜め息を吐いた。そして、私の唇に弘尚さんのそれを重ね、深く口付けてきた。
キスを交わしながら、弘尚さんが奥深くまで入ってくる。
「凄い締め付けだな」
ボソリと漏らし、弘尚さんは身動きを始めた。
少し痛い。けれど、しだいに慣れてきて、気持ち良さが勝った。
弘尚さんの律動は激しさを増してゆく。そういえば、付き合って間もない頃は一晩に何度も求め合い、私が意識を失うまで弘尚さんに愛を注がれていたな、なんてことを不意に想い出した。
弘尚さんの性欲はあの頃と全く変わっていない。一見、セックスにはあまり執着がないようで、一度火が付くと歯止めが利かない。意外と、弘尚さんみたいなタイプは情熱的なのかもしれない。
「も……ダメ……っ……またイッちゃ……」
「俺も、イクよ……?」
強く腰を打ち付け、しばらくして、私から弘尚さん自身が引き抜かれた。
私も弘尚さんも、何度絶頂に達したか分からない。
私に至っては、すでに意識が朦朧としていた。
ぐったりとした私を、弘尚さんは抱き締める。頬を撫で、私に優しい眼差しを向け、軽く唇を押し付けてきた。
「私、さすがにもう無理……」
「悪かった。美帆が可愛いから抑えられなかった」
弘尚さんの私を抱き締める腕に力が籠った。
「やっぱり、運命かな?」
「運命?」
私は頭をもたげると、不思議に思いながら弘尚さんをジッと見つめる。
弘尚さんはニッコリと笑みを向けてきた。
「一度別れた俺達が再会したってことは、見えない糸で繋がってたってことじゃない?」
「――本気でそんな運命信じてるの?」
「もしかして、馬鹿にしてる?」
拗ねたように唇を尖らせている弘尚さんがおかしい。私はクスクス笑いながら、「嘘」と言葉を紡いだ。
「私も弘尚さんとの運命は信じてる」
「ほんとに?」
「ほんとに」
私は弘尚さんの胸に顔を埋めながら続けた。
「私、弘尚さんと別れてからもずっと、弘尚さん以上に好きになれる人は絶対現れないって思ってたもの」
【あなたが私の最高な人-End】
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キュンキュンしながらあっという間に読み切ってしまいました!年の差の恋愛大好きです。
カトレアさま、ありがとうございます!
キュンキュンして頂けたなんて本当に嬉しいです♪
年の差いいですよね(*´▽`*)
読ませて頂きました。
読みやすい文章で、一度は別れた二人が再会するのも運命だなと感じました。
ねるさん、ありがとうございます。
そして、気付くのが遅くなってしまって、大変申し訳ございませんm(_ _)m
私も、こういう運命もありかな、なんて思いながら書きました。
読みやすいと仰って頂けて、本当に嬉しいです(*^^*)
冒頭のつかみがうまく、平易な文章と簡潔さで読みやすかったです。
結末にはもうちょっと何かひねりがあってもよかったような気がしますが…
Act.2-2に出てくる「どうでもいいなら、酔っ払って倒れた君を放っておけるわけがない」は「どうでもいいなら~~~放っておけるはず」の間違いではありませんか? 私の勘違いでしたらすみません。
生津直さま、感想ありがとうございます。
出来る限りで読みやすさを重視していますので、読みやすいと仰って頂けて安心しました(*^^*)
ひねりについては、短編なのであえて簡素に纏めましたので何とも言い難いのですが……。
ご指摘の点につきましては、地の文ではないのでスルーして頂けたらありがたかったです。
他の方からも「変だ」とご指摘されたことが多々ありますが、承知の上でわざとやっていますので。
本当はルールに反するのかもしれませんが(^^;)
改めて、本当にありがとうございます。