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Case95.裏切り②
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「天宮和豊は・・・」
龍が弱々しい声で呟いた。全員が彼に視線を移す。
「早乙女佑月と、繋がりがあったんだな。立場からして、始末屋・・か?」
小夜は頷き、口を開いた。
「ええ。彼は父の“影”だった。あの人たちが犯した罪を知った人間を、始末していたの。彼はお金に興味がなかったけれど、犯罪そのものに興味を示していたのよ。父も、それを分かった上で互いの利益のために、彼と組んでいた。」
「だが8年前を境に、手を切った。自分の娘・・・奴の言葉で言い換えるなら自分の“駒”を、無断で始末しようとしたから。」
龍の言葉に、小夜は頷いた。龍は続ける。
「天宮和豊は早乙女佑月という人間を“下”に見すぎていた。自分が“飼い慣らしていた”はずの“家畜”に裏切られ、自分たちで犯罪を犯すべきだと考えた。」
「そして、天宮家の大掛かりな隠蔽が開始されたんだね。結果、君が俺たちに情報を開示したことで刑務所行きになったわけだけど・・・あれは、自分たちを縛りつけた家に対する“復讐”だと考えていいのかな。」
「それでいいわよ。そして、3年前の件が、早乙女佑月本人に対する復讐。」
2人の言葉が止まった。すると、黙っていた浩史が後を継いだ。
「動機は聞くまでもないだろう。早乙女佑月と繋がりがあることを知ったのは、彼女の中で偶然だった。早乙女と手を切った天宮和豊は、早乙女に関する物を全て処分しなければならなかった。理由は簡単・・・社長の地位にある男が、元暴力団員を使って汚れ仕事をしていたなど、前代未聞の珍事だから。」
「その通り。そこまで話していないのに、よく分かりましたね。」
小夜は笑みを浮かべた。浩史は何食わぬ顔で続ける。
「そう難しい話ではないからな。とにかく、泉龍寺君は偶然奴に関する資料を見つけ、“月城由花を殺したのがこの男かもしれない”という“疑惑”を持ち、作戦を立て始めた。」
「疑惑・・・⁉︎ちょっと待ってください、“確信”じゃなかったんですか⁉︎」
玲央の驚きに浩史は頷いた。
「当たり前だろう、玲央。お前もあの場にいたなら分かるはず。あの時、暗がりで相手の顔は見えず、見えていたとしても顔の“下半分”だけ。そんな状況で、人を完璧に特定できると思うか?」
玲央の顔色が変わった。小夜は呆れ笑いを浮かべている。
「覚えていないの?玲央。以前、江本さんの実家にお邪魔した時、私とあなた、仁さんを見て顔色を変えたでしょ。あの時、私は由花を殺した犯人がこの人かもしれないと思った。でも違ったから、早乙女佑月に戻したの。そうしたら案の定、間違っていなかった。8年前にあなたが負わせた傷・・・口調。何も変わっていなかったわ。」
「・・・そんなの、おかしいよ。復讐だって言うなら、本人に注目したらよかったじゃないか。どうして3年前、そんなこと・・・・」
玲央が言い淀むと、浩史が言葉を継いだ。
「泉龍寺君が注目したのは、復讐より私たち3人が殺されるかもしれないということだった。彼女は、私たち3人を殺させないために早乙女を欺いたんだ。
そもそも、玲央。お前が標的に入っていたその時に、彼女は早乙女を容疑者として特定していたんだよ。江本仁は確認に過ぎない。」
「なっ・・・⁉︎」
「だから、別に間違ってはいないんだ。明確な“姿”が得られなかっただけ。」
浩史の落ち着きに、2人は混乱した。すると、ずっと黙っていた海里は俯いた顔を上げ、浩史の方を見た。
「私は、あなたにも聞きたいことがある。」
「何でも聞いてくれて構わんよ。泉龍寺君同様、隠す必要がないからね。」
海里は一瞬顔を歪めたが、どうしても気になることを尋ねた。
「・・・・あなたは、なぜ小夜さんとの繋がりを玲央さんに黙っていたんですか?過去を知る者同士、隠す必要はないように思いますが。」
「ああ・・・そうか。君も、“裏の裏”までは読めていないんだったな。」
「え?」
浩史は軽く息を吐いた。微笑を浮かべ、彼は続ける。
「さっき言っただろう。私たちは“お互いの利益のために利用しあっている”。その言葉通り、3年前の事件から互いを利用しあっているんだよ。」
「どういうことですか・・・⁉︎」
龍が眉を顰めた。浩史は玲央に視線を移す。
「3年前の葬式の日、彼女は葬儀場に来ていた。それは覚えているか?」
玲央は頷いた。浩史は笑みを崩さぬまま言葉を続ける。
「その時、私は彼女と初対面だったが、名前を聞いて、すぐに誰か分かったよ。そして、何か妙だと思った。」
「妙?小夜の行動に不審点が?」
「葬式に来ていたことそのものだ。」
浩史の言葉に海里たちは怪訝な顔をした。龍がすかさず尋ねる。
「そんな根本的な所から?明確な根拠もないでしょうに。」
「私たちの誰とも関わりのないはずの人間が葬式に来ていること自体妙だろう。お前たちの両親と知り合いという話も聞かないし・・・怪しまない理由はない。」
小夜が苦笑した。当時のことを思い出しているらしい。
「彼はいくつかの問答で私が仕組んだことだと気づいた。でも彼は怒らず、私にこう言った。」
『天宮君。君のその頭脳、私に貸してくれないか?』
「驚いたわよ。何を言っているのって・・・思わず聞き返したほど。」
「私もどうかしていると思ったが、私は玲央から雫の妹が亡くなったことは聞いていたんだ。そしてその妹の友人が彼女だと知ってな。人間関係の近さなどから3年前の事件と繋がっている可能性があるとは思っていたので、彼女から早乙女の名前を聞いた時、確信したんだ。」
「なるほど・・・それで・・・・」
龍が溜息混じりに呟いた。浩史は頷く。
「ああ。私は警察内で手に入れられる情報を彼女に与え、私は彼女の頭脳を借りた。こちらが手に入れた情報を彼女に送り、彼女の頭脳で推理をしてもらっているんだ。」
龍と玲央は何も言えなかった。海里はゆっくりと口を開く。
「ではもう1つ。お2人は、一体何を調べていたんですか?早乙女佑月1人の情報を3年間共有していた・・・・それだけでは、あまりに軽薄な内容です。もっと何か、重要なことを調べていたのではないですか?」
「まあ・・・本当、何もかもお見通しなんですね。」
小夜は鞄から自分のスマートフォンを出した。画面を操作し、机に置く。
「これ見て。」
小夜が見せた写真には、早乙女佑月のプロフィールと、世界中のテロ組織の資料が乗っていた。海里たちは顔色を変える。
「これが早乙女佑月の正体よ。“どれ”かまでは分からなかったけど、彼が暴力団を抜けた後に何らかのテロ組織と関わりがあることは明白。私も調べていたけど限度があって・・・。九重さんの協力の結果、テロ組織と繋がりがあることは分かったの。」
小夜が言い終わると、浩史が言葉を継いだ。
「世界中のテロ組織を調べたが、大小含めて200はある。今、この中の1つを探している最中だ。」
「なぜ俺たちに黙っていたんですか?お話しして頂ければ、俺たちは協力しました。テロ組織だなんて大掛かりなこと・・・2人だけで、おまけに民間人と抱えるなんて無茶です。」
龍の声には明らかな苛立ちがあった。しかし、浩史はなおも冷静に言う。
「そうだな。だがあの時、龍は自分の中で新たな答えを見つけ、玲央は前線から退いていた。あの時のお前たちに、そんなことを言える度胸はなかったよ。」
「だからって・・・!小夜を巻き込むのは間違っている‼︎彼女が復讐を望んでも、それは3年前で止めておくべきだったんだ‼︎」
玲央は机を叩いて立ち上がった。だが、小夜は全く引かなかった。
「私が望んだことよ。九重さんは何も悪くない。第一、3年前の標的を差し替えたのは私。だから私も彼の提案に乗った。それだけよ。」
「それだけじゃないだろ!君は早乙女佑月を泳がせたつもりかもしれないが、実際彼1人の手で10人以上死んでるんだ‼︎情報を集めることで、余計に君は狙われる!」
「構わないわ。“初めからそれが目的なのだから”。」
「・・・・何だって?」
小夜は真っ直ぐに玲央を見た。玲央は混乱した目で小夜を見ている。
「私は確かにあの男に復讐したい。でもそれ以上に、私が生きる意味がもうない。友も、愛する人も、家族も失い、これ以上どうしろと?」
言葉の意味を理解し、玲央は怒鳴った。
「馬鹿なこと言うな!君が死んだって何も変わりはしない‼︎」
「生きるか死ぬかなんて私の勝手でしょ?あなただって、裏切り者を守る必要はない。私以外に、守り、救うべき人がいる。」
そこまで言うと、小夜は鞄を持って席を立った。玲央が引き止めようと手を伸ばすが、彼女は静かに払い除ける。
「もういいの。もう・・・どうでもいいから。だから、2度と私を守らないで。」
龍が弱々しい声で呟いた。全員が彼に視線を移す。
「早乙女佑月と、繋がりがあったんだな。立場からして、始末屋・・か?」
小夜は頷き、口を開いた。
「ええ。彼は父の“影”だった。あの人たちが犯した罪を知った人間を、始末していたの。彼はお金に興味がなかったけれど、犯罪そのものに興味を示していたのよ。父も、それを分かった上で互いの利益のために、彼と組んでいた。」
「だが8年前を境に、手を切った。自分の娘・・・奴の言葉で言い換えるなら自分の“駒”を、無断で始末しようとしたから。」
龍の言葉に、小夜は頷いた。龍は続ける。
「天宮和豊は早乙女佑月という人間を“下”に見すぎていた。自分が“飼い慣らしていた”はずの“家畜”に裏切られ、自分たちで犯罪を犯すべきだと考えた。」
「そして、天宮家の大掛かりな隠蔽が開始されたんだね。結果、君が俺たちに情報を開示したことで刑務所行きになったわけだけど・・・あれは、自分たちを縛りつけた家に対する“復讐”だと考えていいのかな。」
「それでいいわよ。そして、3年前の件が、早乙女佑月本人に対する復讐。」
2人の言葉が止まった。すると、黙っていた浩史が後を継いだ。
「動機は聞くまでもないだろう。早乙女佑月と繋がりがあることを知ったのは、彼女の中で偶然だった。早乙女と手を切った天宮和豊は、早乙女に関する物を全て処分しなければならなかった。理由は簡単・・・社長の地位にある男が、元暴力団員を使って汚れ仕事をしていたなど、前代未聞の珍事だから。」
「その通り。そこまで話していないのに、よく分かりましたね。」
小夜は笑みを浮かべた。浩史は何食わぬ顔で続ける。
「そう難しい話ではないからな。とにかく、泉龍寺君は偶然奴に関する資料を見つけ、“月城由花を殺したのがこの男かもしれない”という“疑惑”を持ち、作戦を立て始めた。」
「疑惑・・・⁉︎ちょっと待ってください、“確信”じゃなかったんですか⁉︎」
玲央の驚きに浩史は頷いた。
「当たり前だろう、玲央。お前もあの場にいたなら分かるはず。あの時、暗がりで相手の顔は見えず、見えていたとしても顔の“下半分”だけ。そんな状況で、人を完璧に特定できると思うか?」
玲央の顔色が変わった。小夜は呆れ笑いを浮かべている。
「覚えていないの?玲央。以前、江本さんの実家にお邪魔した時、私とあなた、仁さんを見て顔色を変えたでしょ。あの時、私は由花を殺した犯人がこの人かもしれないと思った。でも違ったから、早乙女佑月に戻したの。そうしたら案の定、間違っていなかった。8年前にあなたが負わせた傷・・・口調。何も変わっていなかったわ。」
「・・・そんなの、おかしいよ。復讐だって言うなら、本人に注目したらよかったじゃないか。どうして3年前、そんなこと・・・・」
玲央が言い淀むと、浩史が言葉を継いだ。
「泉龍寺君が注目したのは、復讐より私たち3人が殺されるかもしれないということだった。彼女は、私たち3人を殺させないために早乙女を欺いたんだ。
そもそも、玲央。お前が標的に入っていたその時に、彼女は早乙女を容疑者として特定していたんだよ。江本仁は確認に過ぎない。」
「なっ・・・⁉︎」
「だから、別に間違ってはいないんだ。明確な“姿”が得られなかっただけ。」
浩史の落ち着きに、2人は混乱した。すると、ずっと黙っていた海里は俯いた顔を上げ、浩史の方を見た。
「私は、あなたにも聞きたいことがある。」
「何でも聞いてくれて構わんよ。泉龍寺君同様、隠す必要がないからね。」
海里は一瞬顔を歪めたが、どうしても気になることを尋ねた。
「・・・・あなたは、なぜ小夜さんとの繋がりを玲央さんに黙っていたんですか?過去を知る者同士、隠す必要はないように思いますが。」
「ああ・・・そうか。君も、“裏の裏”までは読めていないんだったな。」
「え?」
浩史は軽く息を吐いた。微笑を浮かべ、彼は続ける。
「さっき言っただろう。私たちは“お互いの利益のために利用しあっている”。その言葉通り、3年前の事件から互いを利用しあっているんだよ。」
「どういうことですか・・・⁉︎」
龍が眉を顰めた。浩史は玲央に視線を移す。
「3年前の葬式の日、彼女は葬儀場に来ていた。それは覚えているか?」
玲央は頷いた。浩史は笑みを崩さぬまま言葉を続ける。
「その時、私は彼女と初対面だったが、名前を聞いて、すぐに誰か分かったよ。そして、何か妙だと思った。」
「妙?小夜の行動に不審点が?」
「葬式に来ていたことそのものだ。」
浩史の言葉に海里たちは怪訝な顔をした。龍がすかさず尋ねる。
「そんな根本的な所から?明確な根拠もないでしょうに。」
「私たちの誰とも関わりのないはずの人間が葬式に来ていること自体妙だろう。お前たちの両親と知り合いという話も聞かないし・・・怪しまない理由はない。」
小夜が苦笑した。当時のことを思い出しているらしい。
「彼はいくつかの問答で私が仕組んだことだと気づいた。でも彼は怒らず、私にこう言った。」
『天宮君。君のその頭脳、私に貸してくれないか?』
「驚いたわよ。何を言っているのって・・・思わず聞き返したほど。」
「私もどうかしていると思ったが、私は玲央から雫の妹が亡くなったことは聞いていたんだ。そしてその妹の友人が彼女だと知ってな。人間関係の近さなどから3年前の事件と繋がっている可能性があるとは思っていたので、彼女から早乙女の名前を聞いた時、確信したんだ。」
「なるほど・・・それで・・・・」
龍が溜息混じりに呟いた。浩史は頷く。
「ああ。私は警察内で手に入れられる情報を彼女に与え、私は彼女の頭脳を借りた。こちらが手に入れた情報を彼女に送り、彼女の頭脳で推理をしてもらっているんだ。」
龍と玲央は何も言えなかった。海里はゆっくりと口を開く。
「ではもう1つ。お2人は、一体何を調べていたんですか?早乙女佑月1人の情報を3年間共有していた・・・・それだけでは、あまりに軽薄な内容です。もっと何か、重要なことを調べていたのではないですか?」
「まあ・・・本当、何もかもお見通しなんですね。」
小夜は鞄から自分のスマートフォンを出した。画面を操作し、机に置く。
「これ見て。」
小夜が見せた写真には、早乙女佑月のプロフィールと、世界中のテロ組織の資料が乗っていた。海里たちは顔色を変える。
「これが早乙女佑月の正体よ。“どれ”かまでは分からなかったけど、彼が暴力団を抜けた後に何らかのテロ組織と関わりがあることは明白。私も調べていたけど限度があって・・・。九重さんの協力の結果、テロ組織と繋がりがあることは分かったの。」
小夜が言い終わると、浩史が言葉を継いだ。
「世界中のテロ組織を調べたが、大小含めて200はある。今、この中の1つを探している最中だ。」
「なぜ俺たちに黙っていたんですか?お話しして頂ければ、俺たちは協力しました。テロ組織だなんて大掛かりなこと・・・2人だけで、おまけに民間人と抱えるなんて無茶です。」
龍の声には明らかな苛立ちがあった。しかし、浩史はなおも冷静に言う。
「そうだな。だがあの時、龍は自分の中で新たな答えを見つけ、玲央は前線から退いていた。あの時のお前たちに、そんなことを言える度胸はなかったよ。」
「だからって・・・!小夜を巻き込むのは間違っている‼︎彼女が復讐を望んでも、それは3年前で止めておくべきだったんだ‼︎」
玲央は机を叩いて立ち上がった。だが、小夜は全く引かなかった。
「私が望んだことよ。九重さんは何も悪くない。第一、3年前の標的を差し替えたのは私。だから私も彼の提案に乗った。それだけよ。」
「それだけじゃないだろ!君は早乙女佑月を泳がせたつもりかもしれないが、実際彼1人の手で10人以上死んでるんだ‼︎情報を集めることで、余計に君は狙われる!」
「構わないわ。“初めからそれが目的なのだから”。」
「・・・・何だって?」
小夜は真っ直ぐに玲央を見た。玲央は混乱した目で小夜を見ている。
「私は確かにあの男に復讐したい。でもそれ以上に、私が生きる意味がもうない。友も、愛する人も、家族も失い、これ以上どうしろと?」
言葉の意味を理解し、玲央は怒鳴った。
「馬鹿なこと言うな!君が死んだって何も変わりはしない‼︎」
「生きるか死ぬかなんて私の勝手でしょ?あなただって、裏切り者を守る必要はない。私以外に、守り、救うべき人がいる。」
そこまで言うと、小夜は鞄を持って席を立った。玲央が引き止めようと手を伸ばすが、彼女は静かに払い除ける。
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