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Case89.悲哀③
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「さて、行きましょうか。」
葬儀が終わった後、小夜は伊吹の車に乗り、海里たち3人は龍の車に乗って警視庁に向かった。走行しながら、龍が尋ねる。
「さっきの言葉はどういう意味だ?」
「俺も知らない。そもそも、あの2人が面と向かって話したことはないはずなんだ。俺は自分の口から彼女のことを言っただけで、それ以上は何もしていない。」
「だったら、個人で連絡を取り合っているとしか考えられないな。」
「目的は?」
「さあな。その件も後々聞くとして、今はこっちだ。」
龍は顎で目の前にある警視庁を指し示した。海里たちは小夜たちを追って取調室に行き、中に入った。
「龍。てめえが残れ。頭の切れる探偵と、あの女のお守りをしてる奴に残られるのは困る。」
「そういうと思ってたよ。あんたはそういう人間だ。」
「分かってるならいい。そっから動くなよ。」
取調べが始まると、部屋の空気が変わった。重く、押しつぶされそうな暗い空気。龍は静かに小夜を見ていた。
「昨夜の19時半頃、どこで何を?」
「仕事帰りの電車に乗っていました。到着は19時40分だったと思います。その後、徒歩で約15分歩いて家へ。」
「そこで死体を発見した、と。」
「ええ。」
小夜は驚くほど落ち着いていた。伊吹は続ける。
「家に到着したのが20時という時間を信じるとして・・・通報されたのは20時半ですよね?なぜこんなに時間が空いているんですか?」
伊吹の質問に小夜は静かに答えた。
「・・・・混乱していたんです。目の前で家族が死んで、家の中は荒らされて・・・気づいたらそのくらいの時間が経っていました。」
「おいおい・・・そんな三文芝居みたいな言い方するか?嘘つくならもうちょっとマシな嘘をつけよ。」
「私が嘘をつくメリットがどこにあるんですか?家族が殺されたから、戸惑った・・・・それだけの話です。」
「全く・・・口の減らない女だな。だったら、お前の家族が殺される理由はなんだ?」
小夜の表情が変わった。一気に過去が思い出され、彼女は思わず俯く。
「そんなもの・・・。人を殺す理由なんて・・考えたって意味ないでしょ・・・・」
「あ?」
「理由なんて、あるはずがない。どうせ、邪魔だったから殺した・・・それだけの話。失う人間の気持ちを考えない・・・最低な人間の気持ちなんて、分かりたくないわよ。」
洋治が壁から体を起こし、小夜の胸倉を掴んだ。龍は急いで部屋を出る。
「お前が殺したかどうかの話をしてんだよ。理屈はいらない。」
「やめろ!」
龍は洋治の腕を掴み、小夜から引き離した。小夜は衝撃で床に倒れ、咳き込んでいる。
「やり過ぎだ。いくら容疑者でも1人の人間なんだよ。あんたたちの独断で過剰な暴力行為が許されはしない。」
「暴力?俺たちは俺たちなりのやり方をしてるだけだ。てめえに指図されたくはない。」
「指図じゃない。常識だ。一旦、取調べを中断しろ。今のあんたと向き合わせたらはずみで泉龍寺を殺す。」
何とか2人を取調室から退出させ、龍は急いで海里と玲央を読んだ。事情を聞いた2人は唖然とし、言葉を失っている。
「無茶苦茶だ・・。犯人確保が早い方がいいからって、そんなこと・・・。ここまでやる必要なんてないのに・・・。」
「松坂さんだけにすることは無理なんですか?」
「無理だろうな。仮にも井上が上司だ。」
海里は歯軋りをした。今のまま取り調べを続ければ、本当に危機的状況になる。すると、ずっと俯いていた小夜が口を開いた。
「犯人の迅速確保は建前に過ぎないわ。」
「えっ?」
「あの2人は、私を犯人にしなければならないのよ。そうでないと、この場所が揺れ動くから。だからあんなに必死に・・・・」
「ちょっと待って、小夜。それは・・・この事件の犯人は、警察官だって言いたいのか?それも、警視庁に勤めている人間だと?」
「ええ。」
2人はありえないといった顔で首を振った。だが、海里は静かに尋ねる。
「警察官を疑う根拠は?」
「・・・銃弾。家に落ちていた銃弾が、警察官の扱う物と同じだった。」
そう言いながら、小夜は自分のスマートフォンを出した。ホーム画面を開き、一枚の写真を見せる。そこには、血に塗れた床に転がる、何発かの銃弾があった。
「何度か見たことがあるからもしかしたら・・・って思ったの。合ってる?」
「・・・・生憎な。だが現場には見当たらなかった。まさか・・・」
小夜は頷いた。
「ええ。玲央。あなたが現場に到着した時、何人かの部下が先に家に入ってきたでしょ?その時よ。数人のうちの1人が、弾を回収していた。誰が殺したのかは分からないけど、警察の仕業だと知っていた。つまり、さっきの2人はそれを知った上で私を犯人にしようとしているかもしれないってこと。」
この危機的状況でそこまでの推理ができていたのは流石だったが、これは一筋縄で済む問題ではない。玲央は額を抑えた。
「こんな大物が出てくるなんておかしいと思った・・・。そういうことだったのか。でもあの2人がここまで自分の地位に着手していたなんて・・・・」
「何の話してんだ?」
いつの間にか、背後に2人がいた。洋治は龍と玲央より身長が高く、威圧がある。
「とっとと出ていけよ。」
「・・・そんなに自分の地位が大事ですか。」
「何の話ですか?早く部屋の外に・・・」
伊吹は呆れていたが、玲央は怒鳴った。
「無実の人間を犯人に仕立て上げてまで、地位に着手し、罪を隠して何が楽しい?警察官としてじゃない・・・人として間違ってる!」
次の瞬間、玲央の顔の前で洋治の拳が止まっていた。隣にいた龍が、咄嗟に止めたのだ。海里は小夜を自分の背後へ隠し、攻撃範囲の外側に避難している。
「相変わらずの馬鹿力だな。」
「チッ。おい、玲央。邪魔だ。その女が容疑者だからこっちは仕事してるんだ。上司の仕事に文句があんのか?」
洋治はそう言ったが、2人は頑なとして頷かなかった。龍は苛ついた様子で口を開く。
「何が仕事だ。こんな一方的な取り調べがあってたまるか。」
数分間、睨み合いが続き、部屋の空気が凍りついていた。
すると突然、部屋の扉が開いた。
「随分と物騒な取調べだな。外まで聞こえているぞ?少しは声を抑えろ。」
「九重警視長⁉︎」
伊吹と洋治は状況が理解できていなかった。浩史は、いつもと変わらぬ柔らかい笑みを浮かべており、手に1冊のノートを持っていた。胸ポケットにはペンがかけてある。
「洋治、伊吹。やり過ぎだ。犯人の迅速確保は構わないが、暴力行為も内輪揉めも禁止と言ったはず。」
「しかし・・・」
「言い訳はいい。お前たちは1度出て行け。ここからの取り調べは・・・・」
浩史はそこで言葉を切り、椅子に座った。机にノートとペンを置き、言う。
「私がやる。」
「はあ⁉︎」
全員が驚いた。海里たちは、小夜があくまで“監視役”として浩史を呼んだと思っていたからだ。しかし浩史は彼らの反応を全く気にしないかのように笑った。
「何を驚いている?可愛い部下からの頼みだ・・・・聞かないわけにはいかないだろう。それに、久々にこういう仕事もいい。」
「本気ですか⁉︎」
伊吹が叫んだ。浩史は頷く。
「私は冗談は言わない主義だ。泉龍寺君・・・だったね?取り敢えず座ってくれ。なあに、そんな難しい質問はしない。至って簡単な質問だけだから。」
知り合いであることはほぼ確定していたが、浩史は小夜と初対面であるかのような態度を取った。小夜も意図を理解しており、わざとぎこちない様子で頷いた。
「江本君以外は部屋を出てくれ。上司命令だ。」
葬儀が終わった後、小夜は伊吹の車に乗り、海里たち3人は龍の車に乗って警視庁に向かった。走行しながら、龍が尋ねる。
「さっきの言葉はどういう意味だ?」
「俺も知らない。そもそも、あの2人が面と向かって話したことはないはずなんだ。俺は自分の口から彼女のことを言っただけで、それ以上は何もしていない。」
「だったら、個人で連絡を取り合っているとしか考えられないな。」
「目的は?」
「さあな。その件も後々聞くとして、今はこっちだ。」
龍は顎で目の前にある警視庁を指し示した。海里たちは小夜たちを追って取調室に行き、中に入った。
「龍。てめえが残れ。頭の切れる探偵と、あの女のお守りをしてる奴に残られるのは困る。」
「そういうと思ってたよ。あんたはそういう人間だ。」
「分かってるならいい。そっから動くなよ。」
取調べが始まると、部屋の空気が変わった。重く、押しつぶされそうな暗い空気。龍は静かに小夜を見ていた。
「昨夜の19時半頃、どこで何を?」
「仕事帰りの電車に乗っていました。到着は19時40分だったと思います。その後、徒歩で約15分歩いて家へ。」
「そこで死体を発見した、と。」
「ええ。」
小夜は驚くほど落ち着いていた。伊吹は続ける。
「家に到着したのが20時という時間を信じるとして・・・通報されたのは20時半ですよね?なぜこんなに時間が空いているんですか?」
伊吹の質問に小夜は静かに答えた。
「・・・・混乱していたんです。目の前で家族が死んで、家の中は荒らされて・・・気づいたらそのくらいの時間が経っていました。」
「おいおい・・・そんな三文芝居みたいな言い方するか?嘘つくならもうちょっとマシな嘘をつけよ。」
「私が嘘をつくメリットがどこにあるんですか?家族が殺されたから、戸惑った・・・・それだけの話です。」
「全く・・・口の減らない女だな。だったら、お前の家族が殺される理由はなんだ?」
小夜の表情が変わった。一気に過去が思い出され、彼女は思わず俯く。
「そんなもの・・・。人を殺す理由なんて・・考えたって意味ないでしょ・・・・」
「あ?」
「理由なんて、あるはずがない。どうせ、邪魔だったから殺した・・・それだけの話。失う人間の気持ちを考えない・・・最低な人間の気持ちなんて、分かりたくないわよ。」
洋治が壁から体を起こし、小夜の胸倉を掴んだ。龍は急いで部屋を出る。
「お前が殺したかどうかの話をしてんだよ。理屈はいらない。」
「やめろ!」
龍は洋治の腕を掴み、小夜から引き離した。小夜は衝撃で床に倒れ、咳き込んでいる。
「やり過ぎだ。いくら容疑者でも1人の人間なんだよ。あんたたちの独断で過剰な暴力行為が許されはしない。」
「暴力?俺たちは俺たちなりのやり方をしてるだけだ。てめえに指図されたくはない。」
「指図じゃない。常識だ。一旦、取調べを中断しろ。今のあんたと向き合わせたらはずみで泉龍寺を殺す。」
何とか2人を取調室から退出させ、龍は急いで海里と玲央を読んだ。事情を聞いた2人は唖然とし、言葉を失っている。
「無茶苦茶だ・・。犯人確保が早い方がいいからって、そんなこと・・・。ここまでやる必要なんてないのに・・・。」
「松坂さんだけにすることは無理なんですか?」
「無理だろうな。仮にも井上が上司だ。」
海里は歯軋りをした。今のまま取り調べを続ければ、本当に危機的状況になる。すると、ずっと俯いていた小夜が口を開いた。
「犯人の迅速確保は建前に過ぎないわ。」
「えっ?」
「あの2人は、私を犯人にしなければならないのよ。そうでないと、この場所が揺れ動くから。だからあんなに必死に・・・・」
「ちょっと待って、小夜。それは・・・この事件の犯人は、警察官だって言いたいのか?それも、警視庁に勤めている人間だと?」
「ええ。」
2人はありえないといった顔で首を振った。だが、海里は静かに尋ねる。
「警察官を疑う根拠は?」
「・・・銃弾。家に落ちていた銃弾が、警察官の扱う物と同じだった。」
そう言いながら、小夜は自分のスマートフォンを出した。ホーム画面を開き、一枚の写真を見せる。そこには、血に塗れた床に転がる、何発かの銃弾があった。
「何度か見たことがあるからもしかしたら・・・って思ったの。合ってる?」
「・・・・生憎な。だが現場には見当たらなかった。まさか・・・」
小夜は頷いた。
「ええ。玲央。あなたが現場に到着した時、何人かの部下が先に家に入ってきたでしょ?その時よ。数人のうちの1人が、弾を回収していた。誰が殺したのかは分からないけど、警察の仕業だと知っていた。つまり、さっきの2人はそれを知った上で私を犯人にしようとしているかもしれないってこと。」
この危機的状況でそこまでの推理ができていたのは流石だったが、これは一筋縄で済む問題ではない。玲央は額を抑えた。
「こんな大物が出てくるなんておかしいと思った・・・。そういうことだったのか。でもあの2人がここまで自分の地位に着手していたなんて・・・・」
「何の話してんだ?」
いつの間にか、背後に2人がいた。洋治は龍と玲央より身長が高く、威圧がある。
「とっとと出ていけよ。」
「・・・そんなに自分の地位が大事ですか。」
「何の話ですか?早く部屋の外に・・・」
伊吹は呆れていたが、玲央は怒鳴った。
「無実の人間を犯人に仕立て上げてまで、地位に着手し、罪を隠して何が楽しい?警察官としてじゃない・・・人として間違ってる!」
次の瞬間、玲央の顔の前で洋治の拳が止まっていた。隣にいた龍が、咄嗟に止めたのだ。海里は小夜を自分の背後へ隠し、攻撃範囲の外側に避難している。
「相変わらずの馬鹿力だな。」
「チッ。おい、玲央。邪魔だ。その女が容疑者だからこっちは仕事してるんだ。上司の仕事に文句があんのか?」
洋治はそう言ったが、2人は頑なとして頷かなかった。龍は苛ついた様子で口を開く。
「何が仕事だ。こんな一方的な取り調べがあってたまるか。」
数分間、睨み合いが続き、部屋の空気が凍りついていた。
すると突然、部屋の扉が開いた。
「随分と物騒な取調べだな。外まで聞こえているぞ?少しは声を抑えろ。」
「九重警視長⁉︎」
伊吹と洋治は状況が理解できていなかった。浩史は、いつもと変わらぬ柔らかい笑みを浮かべており、手に1冊のノートを持っていた。胸ポケットにはペンがかけてある。
「洋治、伊吹。やり過ぎだ。犯人の迅速確保は構わないが、暴力行為も内輪揉めも禁止と言ったはず。」
「しかし・・・」
「言い訳はいい。お前たちは1度出て行け。ここからの取り調べは・・・・」
浩史はそこで言葉を切り、椅子に座った。机にノートとペンを置き、言う。
「私がやる。」
「はあ⁉︎」
全員が驚いた。海里たちは、小夜があくまで“監視役”として浩史を呼んだと思っていたからだ。しかし浩史は彼らの反応を全く気にしないかのように笑った。
「何を驚いている?可愛い部下からの頼みだ・・・・聞かないわけにはいかないだろう。それに、久々にこういう仕事もいい。」
「本気ですか⁉︎」
伊吹が叫んだ。浩史は頷く。
「私は冗談は言わない主義だ。泉龍寺君・・・だったね?取り敢えず座ってくれ。なあに、そんな難しい質問はしない。至って簡単な質問だけだから。」
知り合いであることはほぼ確定していたが、浩史は小夜と初対面であるかのような態度を取った。小夜も意図を理解しており、わざとぎこちない様子で頷いた。
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