【本編完結】ただの平凡令嬢なので、姉に婚約者を取られました。

138ネコ@書籍化&コミカライズしました

文字の大きさ
上 下
49 / 49
After-story

Endless love stories

しおりを挟む
 まだ日も高く上り切らない、昼前の時間であろう。
 3人の少女が興奮冷めやらぬ感じで、黄色い声を上げながら歩いている。

 何故なら、この日はアイギスという国が出来て丁度1000年目を祝う、大掛かりなお祭りの日だからだ。
 普段は味気ない石畳の道、木や石作りで地味な色の家が立ち並ぶ道並も、あちこちにカラフルな飾りつけをしている。

 道のあちらこちらでパフォーマンスをする芸人。
 奇妙な格好をした集団が道を歩き、すれ違う人々に花細工のアクセサリーやお菓子等をプレゼントして回っている。
 出店に出されている料理や酒類は全てタダと書かれており、どこもかしこも飲んで食って騒いでのどんちゃん騒ぎだ。

 街は人でごった返し、普段のお祭りとは比べ物にならない程の大盛況だ。
 
「見るっす。何か色々貰えるみたいっすよ!」

「何あれ!? ちょっと我も見に行きたい!」
 
 そんな祭りの熱気に当てられ、二人の少女は我先にと走り出していく。

「ちょ、ちょっと待って。はぐれたら危ないよ」

 少女がそう叫ぶが、既に人ごみに紛れ二人を見失ってしまう。 

「全く。あんなにはしゃいで、恥ずかしくないのかしら」

 普段はもっとお|淑<しと>やかなのに……。
 置いて行かれた少女はそうつぶやくが、出店の料理を貰い、目は芸人のパフォーマンスを追っている。
 人の事を言いつつも、しっかりと祭りを楽しんでる辺り、彼女も浮かれているのだろう。

「さてと……目的地はどうせ一緒なんだし、慌てて追いかける必要もないか」

 そう自分に言い聞かせ、走って行った2人を追いもせずに少女は祭りを楽しんでいく。
 普段とは違う顔の街並みを、時折足を止めたりしながら、ゆっくりと歩を進める。
 そうして、程なくして目的地に着いた。  
 
 でっぷりとした身なりの良さそうな商人の像が入り口に立つ教会。ローレンス教会。

『人々を分け隔てる事無く救った聖商人ローレンス』

 商人の像にはそう書かれている。
 初めて同性婚が認められた時、同性婚の結婚式を挙げてくれる教会は無かった。
 そこで聖商人ローレンスが私財を費やし建てたと言われる教会だ。
 ローレンス像は、後に彼の偉業を称え建てられた。

 でっぷりとしたお腹を、人々が次々と触っていく。
 彼の太ったお腹は、人々に幸せを分けるためにあり、触った人に幸運を分け与えると言われている。
  
 普段は気色の悪い笑みを浮かべる像としか見ていない彼女だが、人々が次々と触るのを見ると興味が出てしまうのは人間の性だろう。
 そっと手を伸ばそうとした所で、不意に少女の腕が掴まれた。

「何してるっすか。もう鐘がなるっすよ」

「こんなの触ろうとするなんて、浮かれ過ぎじゃない?」

 先ほど駆けて行った2人の少女だ。
 語尾に「っす」を付ける少女は、学生服に貰った物を次々と付けていったのだろう。彼女自身が一種の飾りみたいになってしまっている。
 自分の事を我という少女は、どれだけ食べ歩きをしたのか、口の周りが食べカスだらけだ。 

「……全く」

 2人の姿を見て、少女はため息を吐いた。
 浮かれているのはどっちだと。

 3人共それぞれが自分以外浮かれ過ぎだと思っているのだが、傍から見れば対して差がない。
 程度はあれど、3人共似たような状況になっているのだから。

 カラーン。カラーン。

 等とやっている間に、鐘はなり始めた。
 鐘の音にハッとし3人が、いや、その場にいた誰もが広場に向かって走り出した。

 少女達が辿り着いた広場からは、教会が見える。
 教会の扉が開くと、拍手が鳴り響く。

 中からはタキシード姿の新郎とドレス姿の新婦が次々と出てくる。
 1000年祭に合わせて結婚式を申し込むカップルがあまりにも多いため、この日は参加自由の合同の結婚式になったのだ。
 そのカップルの多さから、1000年祭の結婚式は凄いと噂が噂を呼び、本日の目玉になった。

 カップルの中には男性同士、女性同士も居るが、誰一人その事に奇異の目を向ける人はいない。ただ拍手をして祝福するだけだ。
 おかしいと思う人が居ないのも当たり前だ。何故なら同性婚は良くある普通の事なのだから。 

「病める時も、健やかなる時も。愛すると誓いますか?」

 神父の誓いの言葉の後に続き、次々と誓いのキスを交わすと場は沸き上がる。
 祝福するかのようにどこからともなく、色とりどりの紙や花吹雪が舞った。

「いやー、ぶわーっなってて、凄かったっすね」

「はい。凄く良い料理でしたね」

「もう、結婚式の話をしなさい」

 それぞれが話したい内容を勝手に話すため、会話は全く嚙み合っていない。
 だが、そんな事も気にせず、3人の少女はおしゃべりを止めずにカラフルな街並みを歩いて行く。

「ごめん。退いて退いて……あっ」

 少女達は喋る事に気を取られ、急いで走ってくる青年に気が付かない。

「きゃっ!」

「大丈夫っすか!?」

「パオラ。ケガしてない?」

 2人の少女が心配そうに声をかけるが、一人は両手に持った料理で手を差し伸べられず、もう一人は飾りつけが邪魔をしてしゃがんだ姿勢が取れなくなっている。
 倒れた少女、パオラに青年が声をかける。

「キミごめん。ケガはしていないかい?」

 ぶつかった青年は慌てて謝りながら手を差し伸べる。日の光を浴びてキラキラと輝くブロンド色の髪にパオラと呼ばれた少女は一瞬目を奪われた。

「大丈夫?」

 もう一度問いかけられ、パオラは慌てて差し出された手を握り返し立ち上がると、パッパと体についた塵を払った。

「こちらこそ申し訳ありません。おしゃべりに夢中で気が付きませんでした」

 パオラは軽く頭を下げ、ついでに自分を助けようとしない2人に対しジーっと見つめる。
 だが、2人はパオラの視線の意味を理解出来ていないのだろう。「どうしたの?(っすか?)」と言われ、パオラは相手をするのを諦めた。

「いや、良いんだ。急いでた私が悪いのだから」

 それじゃ、と言って走り出そうとした青年が「あっ」と声を上げ、立ち止まる。

「すまない。パオラと言ったか、少しだけで良い、私と付き合っている演技をしてくれないか!?」

 青年はパオラの肩を掴み、唐突な頼みを始める。
 いきなりぶつかって来た見知らぬ男性に「付き合っている演技をしてくれ」と言われ、普段の彼女だったら断っていただろう。
 そう、普段の彼女だったら。

 ぶつかって気が動転していたのもあるのだろう。
 祭りで気が緩んでいたのもあるのだろう。

「えっ、はい」

 つい返事をしてしまった。

(青い瞳。凄く綺麗)

 パオラは返事をしてしまった事よりも、青年の目に気を取られていて、いまだ異変に気付かない。
 
「な、なんなんすかあんたら!」

 いつの間にか、少女達を屈強な男達が取り囲んでいたのだ。
 少女の声に、周りが騒めくと取り囲んでいた男たちは明らかに動揺を見せる。

「我々は坊ちゃん用があるだけだ」

 一人の白髪交じりの老人がそう言った。
 手を出す意思はないと言わんばかりに、両手を上げている。
 それに倣い、取り囲んでいる男達も手を上げて首を横に振る。  

「坊ちゃんっすか?」

「はい。用があるのはリカルド坊ちゃんです。坊ちゃん、いい加減に腹を決めてお見合いに出てください」

「断る。私は自分の意思で相手を決めると言っているだろう。それと私はもう大人だ。坊ちゃんはやめろ」

「決めると言われましても、相手が居られないようでは」

「いや、ちゃんと居るさ」

 そう言って、リカルドと呼ばれた青年がパオラの手を取る。

「彼女の名はパオラ。私の恋人だ」

「えっと、初めまして。お目にかかりますパオラと申します」

 パオラはどうして良いか分からず、とりあえずスカートの裾をちょこんと摘まみ挨拶をする。
 その姿を老人はまじまじと見て、ため息を吐いた。
 ため息を吐いた理由は、決してパオラが失礼だったり、分相応じゃないと思ったからではない。
 だが、その行動がパオラをムッとさせた。

「リカルド様。宜しければ街をエスコートして頂けます?」

「えっ、あぁ。喜んで」

「そういうわけなので、失礼します」

 やや言葉に怒気を孕ませ、エスコートされるはずのパオラがリカルドを連れてずんずんと街を歩いて行く。
 その後ろ姿に老人は「奥様と旦那様には報告させて頂きます」と一言言うと、男たちを連れ反対方向へと歩いて行った。

「あー、どうするっすか?」

「面白そうだから、後をつけましょう」

「そうっすね!」

 この時パオラ達はリカルドが他の国の王子とは知らず、後にリカルドとパオラが恋に落ち、国を挙げた大恋愛にへと発展する。
 その物語は後世まで語り継がれ、誰もが羨む恋愛話となるのは、また別の話である。

 物語は続いて行く。愛がある限り永遠に。





本当に最後の最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございます。
ただの平凡令嬢なので、姉に婚約者を取られました。のAfter-storyもこれにて終了でございます。

この物語で書きたいことは全部書いたと言える位、自分の中の全てを吐きだせたので満足です。
正直、読んでくれる読者が居たので楽しんで書くことが出来ました。本当にありがとうございました。
しおりを挟む
感想 11

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(11件)

花雨
2021.07.23 花雨

お気に入り登録させてもらいました(^o^)陰ながら応援してます。

2021.07.23 138ネコ@書籍化&コミカライズしました

お気に入りありがとうございます!
頑張りますので応援宜しくお願いします

解除
屑
2021.07.19

初めて読ませて頂いて、控えめに言ってとても良かったです。自分の好みの設定にクリーンヒットしているのもあったのですが、話の展開もスムーズで、断罪シーンも容赦なくやって頂いてスッキリ出来ました。これからも頑張ってください💪

2021.07.20 138ネコ@書籍化&コミカライズしました

感想ありがとうございます
そう言ってもらえると大変励みになります!
これからも頑張って行きたいと思います!!!

解除
ミルモ
2021.07.18 ミルモ

本編大変面白かったです!気になる主要人物のその後も楽しくて良かったです。皆さん幸せで良かったです!
バハムートも頑張って守護してたのですね。(感想コメント欄参照)

2021.07.19 138ネコ@書籍化&コミカライズしました

感想ありがとうございます!
もう少しだけ他の人物のその後も書こうと思って居ますので、その時は読んで頂ければ幸いです!
バハムートは人を乗せたりするのが満更でもないくらいには人間が好きになってましたからw

解除

あなたにおすすめの小説

【完結】捨てられた双子のセカンドライフ

mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】 王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。 父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。 やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。 これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。 冒険あり商売あり。 さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。 (話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)

噂の醜女とは私の事です〜蔑まれた令嬢は、その身に秘められた規格外の魔力で呪われた運命を打ち砕く〜

秘密 (秘翠ミツキ)
ファンタジー
*『ねぇ、姉さん。姉さんの心臓を僕に頂戴』 ◆◆◆ *『お姉様って、本当に醜いわ』 幼い頃、妹を庇い代わりに呪いを受けたフィオナだがその妹にすら蔑まれて……。 ◆◆◆ 侯爵令嬢であるフィオナは、幼い頃妹を庇い魔女の呪いなるものをその身に受けた。美しかった顔は、その半分以上を覆う程のアザが出来て醜い顔に変わった。家族や周囲から醜女と呼ばれ、庇った妹にすら「お姉様って、本当に醜いわね」と嘲笑われ、母からはみっともないからと仮面をつける様に言われる。 こんな顔じゃ結婚は望めないと、フィオナは一人で生きれる様にひたすらに勉学に励む。白塗りで赤く塗られた唇が一際目立つ仮面を被り、白い目を向けられながらも学院に通う日々。 そんな中、ある青年と知り合い恋に落ちて婚約まで結ぶが……フィオナの素顔を見た彼は「ごめん、やっぱり無理だ……」そう言って婚約破棄をし去って行った。 それから社交界ではフィオナの素顔で話題は持ちきりになり、仮面の下を見たいが為だけに次から次へと婚約を申し込む者達が後を経たない。そして仮面の下を見た男達は直ぐに婚約破棄をし去って行く。それが今社交界での流行りであり、暇な貴族達の遊びだった……。

水しか操れない無能と言われて虐げられてきた令嬢に転生していたようです。ところで皆さん。人体の殆どが水分から出来ているって知ってました?

ラララキヲ
ファンタジー
 わたくしは出来損ない。  誰もが5属性の魔力を持って生まれてくるこの世界で、水の魔力だけしか持っていなかった欠陥品。  それでも、そんなわたくしでも侯爵家の血と伯爵家の血を引いている『血だけは価値のある女』。  水の魔力しかないわたくしは皆から無能と呼ばれた。平民さえもわたくしの事を馬鹿にする。  そんなわたくしでも期待されている事がある。  それは『子を生むこと』。  血は良いのだから次はまともな者が生まれてくるだろう、と期待されている。わたくしにはそれしか価値がないから……  政略結婚で決められた婚約者。  そんな婚約者と親しくする御令嬢。二人が愛し合っているのならわたくしはむしろ邪魔だと思い、わたくしは父に相談した。  婚約者の為にもわたくしが身を引くべきではないかと……  しかし……──  そんなわたくしはある日突然……本当に突然、前世の記憶を思い出した。  前世の記憶、前世の知識……  わたくしの頭は霧が晴れたかのように世界が突然広がった……  水魔法しか使えない出来損ない……  でも水は使える……  水……水分……液体…………  あら? なんだかなんでもできる気がするわ……?  そしてわたくしは、前世の雑な知識でわたくしを虐げた人たちに仕返しを始める……──   【※女性蔑視な発言が多々出てきますので嫌な方は注意して下さい】 【※知識の無い者がフワッとした知識で書いてますので『これは違う!』が許せない人は読まない方が良いです】 【※ファンタジーに現実を引き合いに出してあれこれ考えてしまう人にも合わないと思います】 ◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。 ◇ご都合展開。矛盾もあるよ! ◇なろうにも上げてます。

こちらの異世界で頑張ります

kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で 魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。 様々の事が起こり解決していく

冤罪で山に追放された令嬢ですが、逞しく生きてます

里見知美
ファンタジー
王太子に呪いをかけたと断罪され、神の山と恐れられるセントポリオンに追放された公爵令嬢エリザベス。その姿は老婆のように皺だらけで、魔女のように醜い顔をしているという。 だが実は、誰にも言えない理由があり…。 ※もともとなろう様でも投稿していた作品ですが、手を加えちょっと長めの話になりました。作者としては抑えた内容になってるつもりですが、流血ありなので、ちょっとエグいかも。恋愛かファンタジーか迷ったんですがひとまず、ファンタジーにしてあります。 全28話で完結。

野生児少女の生存日記

花見酒
ファンタジー
とある村に住んでいた少女、とある鑑定式にて自身の適性が無属性だった事で危険な森に置き去りにされ、その森で生き延びた少女の物語

性悪という理由で婚約破棄された嫌われ者の令嬢~心の綺麗な者しか好かれない精霊と友達になる~

黒塔真実
恋愛
公爵令嬢カリーナは幼い頃から後妻と義妹によって悪者にされ孤独に育ってきた。15歳になり入学した王立学園でも、悪知恵の働く義妹とカリーナの婚約者でありながら義妹に洗脳されている第二王子の働きにより、学園中の嫌われ者になってしまう。しかも再会した初恋の第一王子にまで軽蔑されてしまい、さらに止めの一撃のように第二王子に「性悪」を理由に婚約破棄を宣言されて……!? 恋愛&悪が報いを受ける「ざまぁ」もの!! ※※※主人公は最終的にチート能力に目覚めます※※※アルファポリスオンリー※※※皆様の応援のおかげで第14回恋愛大賞で奨励賞を頂きました。ありがとうございます※※※ すみません、すっきりざまぁ終了したのでいったん完結します→※書籍化予定部分=【本編】を引き下げます。【番外編】追加予定→ルシアン視点追加→最新のディー視点の番外編は書籍化関連のページにて、アンケートに答えると読めます!!

土属性を極めて辺境を開拓します~愛する嫁と超速スローライフ~

にゃーにゃ
ファンタジー
「土属性だから追放だ!」理不尽な理由で追放されるも「はいはい。おっけー」主人公は特にパーティーに恨みも、未練もなく、世界が危機的な状況、というわけでもなかったので、ササッと王都を去り、辺境の地にたどり着く。 「助けなきゃ!」そんな感じで、世界樹の少女を襲っていた四天王の一人を瞬殺。 少女にほれられて、即座に結婚する。「ここを開拓してスローライフでもしてみようか」 主人公は土属性パワーで一瞬で辺境を開拓。ついでに魔王を超える存在を土属性で作ったゴーレムの物量で圧殺。 主人公は、世界樹の少女が生成したタネを、育てたり、のんびりしながら辺境で平和にすごす。そんな主人公のもとに、ドワーフ、魚人、雪女、魔王四天王、魔王、といった亜人のなかでも一際キワモノの種族が次から次へと集まり、彼らがもたらす特産品によってドンドン村は発展し豊かに、にぎやかになっていく。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。