「専門職に劣るからいらない」とパーティから追放された万能勇者、教育係として新人と組んだらヤベェ奴らだった。俺を追放した連中は自滅してるもよう
138ネコ@書籍化&コミカライズしました
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第4章
第3話「おかげで我々の生活水が十分に確保出来ましたので」
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「それなら俺が話をしよう。丁度キミと話もしたかったところだ」
「お願いします」
たまたまなのか、聞き耳を立てていたのか、ベルの親父さんがそう言って俺の隣に座った。
見るとベルとその母親の周りには、クーとモルガンが居る。
周りが女だらけで居心地悪さを感じ、こっちに来ただけかもしれない。
「その前に、まぁどうぞどうぞ」
「これはどうもどうも」
あいにく酒は無いので、水をコップに注ぐ。
それをグイっと一杯飲み干し、一息ついてから顎を抑えて宙を眺めている。
「そうだな。まずは水の問題からだ」
「はい」
「昔は水は潤沢に使えたのだが、今は枯れてしまった。水を汲みに近くの川まで行くだけでも1日かかる」
集落を見る限り、馬車などの移動手段が無く、基本徒歩だ。
一度に持ち運べる量も限られている上に、一人で外を出歩けばモンスターに遭遇する危険性もある。
しかし、水が枯れた話を聞くと妙だ。干ばつによって干上がったわけでもないのに水が出なくなったと言っている。
「その井戸を調べさせてもらっても良いか?」
「はい。構いませんが」
宴会の場から離れ、井戸まで案内してもらった。
「悪いが、中に入らせてもらう」
「それでしたら、縄をお持ちしましょう」
「助かる」
ゆっくりと井戸の中へ降りて行く。
底には水が無く、硬い地面がむき出しになっていた。
試しに叩いてみる。岩のような感触だ。
「ふむ。これはもしかして」
『聞き耳』スキルで地面に耳を当てる。
中からは水の音が聞こえる。この下に水が流れているのだろう。
予想だが、ここには本来湧き水のように水が湧く穴があったが、時間と共に段々塞がってしまい、水が出なくなった。
だから井戸が枯れ果ててしまったのだろう。
「これなら、どうにか出来る」
俺はロープで井戸から出る。
「どうでしょうか?」
「確証はないが、一つ方法がある」
「ほ、本当ですか!?」
俺の言葉を聞いて、ベルの親父さんが膝をついた。
目には涙が浮かんでいる。
「娘の世話をしていただき、集落の物に食料を分け与えて貰って頂いた上で図々しいお願いでありますが、どうにかして頂くことは出来ないでしょうか?」
そのまま土下座をされた。凄く気まずいな。
「勿論そのつもりだ。その代わり、お願いと言ってなんだが、敬語はやめて貰って良いか?」
変に畏まるとモルガンにはたかれる。
かと言って自分よりも年上の人間にタメ口で喋っておいて、敬語で返されるのはなんだか申し訳なくなる。
「わ、わかった」
「それじゃあ準備をするからちょっと待っててくれ」
★ ★ ★
「アンちゃん。クーをこんな所に呼び出して何の用だ?」
「お前に頼みがあるのだが」
「分かった!」
説明をする前から返事をされた。
詳しく説明してもどうせ理解しないだろうし、何をやるかだけ説明するか。
「井戸の底に硬い岩盤があるんだ。クーの『魔力伝導』で木っ端みじんにぶっ壊してくれ」
「壊せば良いんだな!」
「そうだ。壊せばいい」
ちなみに何故か集落の人間も全員集まっている。
クーを呼んだはずが、モルガンが付いてきて、モルガンにベルが付いてきて、ベルにベルの家族が付いてきて、そのまま集落の人間が全員ついてきてしまった。
失敗したら落胆されるから、出来ればこっそりとやりたかった。
仕方がない。もしもの時は井戸にあふれるくらい水を入れて誤魔化そう。
「アンちゃんも一緒に入るのか?」
「あぁ。もしかしたら岩盤が破壊された衝撃で水があふれるかもしれない。俺がクーを抱えて外に出るから、クーは破壊する事に集中してくれ」
「分かった!」
俺とクーはロープをたどり、井戸の底に着いた。
クーが四つん這いになり、いつでも破壊する準備が完了している。
俺はクーの後ろから手を回し、抱きしめるように抱えた。
「良いか? タイミングを計るから、俺が『打て』と言ったら」
「分かった!」
ちょっと待て!
制止する間もなく足場が爆発した。
爆発と共に、水が勢いよく吹き出し、その勢いで俺とクーは井戸から放り出された。
背中から叩きつけられ悶絶する俺の腹に、クーが折り重なるように落ちて来た。
いってぇ。今のはあらかじめ補助をかけていなかったら、確実に大けがをしていたぞ。
「わぁあああああああああああ」
どうやら上手くいったようだ。
余りの喜びに、集落の人の歓声で大気が揺れる程に。
ん? いや。これマジで揺れてる奴だ。
ガシャン。
なおも水があふれ出る井戸が音を立てバラバラに崩れると、周りの地面が沈没しだした。
歓喜の声は悲鳴に変わり、全員が蜘蛛の子を散らすように逃げ出す。
★ ★ ★
「……すまん」
「い、いえいえ。おかげで我々の生活水が十分に確保出来ましたので」
先ほどまで井戸があった周辺は、今や池になっている。
他の家や畑を巻き込まなかったので、最悪の事態はなんとか避けられたが。
生活水にはこれで困らないだろうから、とにかくヨシというやつだな。
次の問題に取り掛かろう。
「それでもう一つの問題は狩場なのですが。実はモンスターが住み着き縄張りにしているせいで、狩りが出来ない状況なのです」
数年前から雑木林にモンスターが住み着き、集落の人間が入ると襲われる。
ケガをした人も居り、なんとかしたいが討伐を依頼する費用が無いために立ち行かない状況らしい。
「モンスターというのは?」
「黒と金色の毛の狼の集団で、一番大きい個体は我々と同じくらいの体格でした」
黒と金の毛の狼というと、ブラックゴールドウルフか。
しかし、そんなのはこの地域どころか、この国にも居ないはずだが。
しかもサイズが人間サイズとなると、変異種か別種の個体が群れのリーダーの可能性もある。
そんなのを討伐依頼に出せば、最低でもCランクの依頼になる。
今日食べる物でさえ困っているこの集落で、払いきれる金額ではないだろう。
「ふむ……ベル。どうしたい?」
「倒したいですけど、その、危険ですよね?」
全く。
見ると顔だけじゃなく、耳やしっぽを垂れ下げしょんぼりしている。
「俺はどうしたいのかと聞いている」
「出来れば追っ払って、集落の皆を安心させたいです」
「よし。なら行くぞ」
「えっ……うん!」
と言って格好つけてみたが、既に辺りは暗い。流石に今から行くのは無理だ。
一晩ベルの家に泊めてもらい。翌朝出発する事にした。
「お願いします」
たまたまなのか、聞き耳を立てていたのか、ベルの親父さんがそう言って俺の隣に座った。
見るとベルとその母親の周りには、クーとモルガンが居る。
周りが女だらけで居心地悪さを感じ、こっちに来ただけかもしれない。
「その前に、まぁどうぞどうぞ」
「これはどうもどうも」
あいにく酒は無いので、水をコップに注ぐ。
それをグイっと一杯飲み干し、一息ついてから顎を抑えて宙を眺めている。
「そうだな。まずは水の問題からだ」
「はい」
「昔は水は潤沢に使えたのだが、今は枯れてしまった。水を汲みに近くの川まで行くだけでも1日かかる」
集落を見る限り、馬車などの移動手段が無く、基本徒歩だ。
一度に持ち運べる量も限られている上に、一人で外を出歩けばモンスターに遭遇する危険性もある。
しかし、水が枯れた話を聞くと妙だ。干ばつによって干上がったわけでもないのに水が出なくなったと言っている。
「その井戸を調べさせてもらっても良いか?」
「はい。構いませんが」
宴会の場から離れ、井戸まで案内してもらった。
「悪いが、中に入らせてもらう」
「それでしたら、縄をお持ちしましょう」
「助かる」
ゆっくりと井戸の中へ降りて行く。
底には水が無く、硬い地面がむき出しになっていた。
試しに叩いてみる。岩のような感触だ。
「ふむ。これはもしかして」
『聞き耳』スキルで地面に耳を当てる。
中からは水の音が聞こえる。この下に水が流れているのだろう。
予想だが、ここには本来湧き水のように水が湧く穴があったが、時間と共に段々塞がってしまい、水が出なくなった。
だから井戸が枯れ果ててしまったのだろう。
「これなら、どうにか出来る」
俺はロープで井戸から出る。
「どうでしょうか?」
「確証はないが、一つ方法がある」
「ほ、本当ですか!?」
俺の言葉を聞いて、ベルの親父さんが膝をついた。
目には涙が浮かんでいる。
「娘の世話をしていただき、集落の物に食料を分け与えて貰って頂いた上で図々しいお願いでありますが、どうにかして頂くことは出来ないでしょうか?」
そのまま土下座をされた。凄く気まずいな。
「勿論そのつもりだ。その代わり、お願いと言ってなんだが、敬語はやめて貰って良いか?」
変に畏まるとモルガンにはたかれる。
かと言って自分よりも年上の人間にタメ口で喋っておいて、敬語で返されるのはなんだか申し訳なくなる。
「わ、わかった」
「それじゃあ準備をするからちょっと待っててくれ」
★ ★ ★
「アンちゃん。クーをこんな所に呼び出して何の用だ?」
「お前に頼みがあるのだが」
「分かった!」
説明をする前から返事をされた。
詳しく説明してもどうせ理解しないだろうし、何をやるかだけ説明するか。
「井戸の底に硬い岩盤があるんだ。クーの『魔力伝導』で木っ端みじんにぶっ壊してくれ」
「壊せば良いんだな!」
「そうだ。壊せばいい」
ちなみに何故か集落の人間も全員集まっている。
クーを呼んだはずが、モルガンが付いてきて、モルガンにベルが付いてきて、ベルにベルの家族が付いてきて、そのまま集落の人間が全員ついてきてしまった。
失敗したら落胆されるから、出来ればこっそりとやりたかった。
仕方がない。もしもの時は井戸にあふれるくらい水を入れて誤魔化そう。
「アンちゃんも一緒に入るのか?」
「あぁ。もしかしたら岩盤が破壊された衝撃で水があふれるかもしれない。俺がクーを抱えて外に出るから、クーは破壊する事に集中してくれ」
「分かった!」
俺とクーはロープをたどり、井戸の底に着いた。
クーが四つん這いになり、いつでも破壊する準備が完了している。
俺はクーの後ろから手を回し、抱きしめるように抱えた。
「良いか? タイミングを計るから、俺が『打て』と言ったら」
「分かった!」
ちょっと待て!
制止する間もなく足場が爆発した。
爆発と共に、水が勢いよく吹き出し、その勢いで俺とクーは井戸から放り出された。
背中から叩きつけられ悶絶する俺の腹に、クーが折り重なるように落ちて来た。
いってぇ。今のはあらかじめ補助をかけていなかったら、確実に大けがをしていたぞ。
「わぁあああああああああああ」
どうやら上手くいったようだ。
余りの喜びに、集落の人の歓声で大気が揺れる程に。
ん? いや。これマジで揺れてる奴だ。
ガシャン。
なおも水があふれ出る井戸が音を立てバラバラに崩れると、周りの地面が沈没しだした。
歓喜の声は悲鳴に変わり、全員が蜘蛛の子を散らすように逃げ出す。
★ ★ ★
「……すまん」
「い、いえいえ。おかげで我々の生活水が十分に確保出来ましたので」
先ほどまで井戸があった周辺は、今や池になっている。
他の家や畑を巻き込まなかったので、最悪の事態はなんとか避けられたが。
生活水にはこれで困らないだろうから、とにかくヨシというやつだな。
次の問題に取り掛かろう。
「それでもう一つの問題は狩場なのですが。実はモンスターが住み着き縄張りにしているせいで、狩りが出来ない状況なのです」
数年前から雑木林にモンスターが住み着き、集落の人間が入ると襲われる。
ケガをした人も居り、なんとかしたいが討伐を依頼する費用が無いために立ち行かない状況らしい。
「モンスターというのは?」
「黒と金色の毛の狼の集団で、一番大きい個体は我々と同じくらいの体格でした」
黒と金の毛の狼というと、ブラックゴールドウルフか。
しかし、そんなのはこの地域どころか、この国にも居ないはずだが。
しかもサイズが人間サイズとなると、変異種か別種の個体が群れのリーダーの可能性もある。
そんなのを討伐依頼に出せば、最低でもCランクの依頼になる。
今日食べる物でさえ困っているこの集落で、払いきれる金額ではないだろう。
「ふむ……ベル。どうしたい?」
「倒したいですけど、その、危険ですよね?」
全く。
見ると顔だけじゃなく、耳やしっぽを垂れ下げしょんぼりしている。
「俺はどうしたいのかと聞いている」
「出来れば追っ払って、集落の皆を安心させたいです」
「よし。なら行くぞ」
「えっ……うん!」
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