「専門職に劣るからいらない」とパーティから追放された万能勇者、教育係として新人と組んだらヤベェ奴らだった。俺を追放した連中は自滅してるもよう
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第3章
(ざまぁ)第7話「だって、貴女にちゃんと神罰が下りましたからね」
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俺の剣も折れてしまった事だし、生存者を保護して一度戻る方が賢明だな。
部屋の奥にいる、生存者の元まで歩いていく。
先ほどまで悲鳴を上げていたのは、村娘の方だろう。
裸体を隠そうともせず、俺の元へ這うように必死に歩いてくる。
「た、助けてください」
「安心しろ。冒険者ギルドの依頼で助けに来た」
マントを投げて寄越した。
俺も男だ。こんな状況で発情する気がないが、見慣れぬ女性の裸体を見て、冷静で居られるほど女慣れしているわけじゃない。
出来る限り見ないようにはするが、それでも見えてしまうと気になってしまうのは男の性だ。なので早くマントで隠すところは隠して欲しい。
助かった事で安心したのか、マントを羽織り歩こうとした所で緊張の糸が切れて気絶したので慌てて受け止める。
「ベル。悪いが頼めるか?」
「うん。良いよ」
村娘からは、ゴブリンのすえた臭いがするが、ベルは嫌な一つ顔せず引き受けてくれた。
ベルはクーに盾を持ってもらい、村娘を背負う。
「ねぇ。あの人はどうするの?」
ベルが心配そうに見つめる先に、全裸で横たわるミーシャが居た。
村娘と違い、相当の扱いの受けたのだろう。体中至る所が傷だらけだ。
胸がわずかに上下している所を見ると、生きているようだ。
「勿論助けるさ」
「そう」
歯切れの悪い返事が返って来た。
言いたいことは分かる。自分を殺そうとした相手を救うのかと言いたいのだろう。
俺は気にしていないが、ベル達は気にしているのだろう。
気にする以前に、そもそもアイツとは思い出も何もないのだから気にしようがない。
「確かに色々あったが、そのおかげでお前達と会えたんだ」
「うん」
いまだ納得していないベルの頭を撫でる。
そうやって気にかけて貰えるだけで、俺としては満足だ。
「モルガン、悪いが手を貸してくれるか?」
とはいえ、あれだけ傷だらけだと、俺一人の上級回復魔法でも時間がかかりそうだ。
モルガンにも手伝ってもらう必要があるな。
「いやです」
キッパリと断られた。
「これは仕事だ」
「それでも嫌だと言ったら、どうしますか?」
「頼むよ」
自分で言うのもなんだが、情けない声が出た。
俺がどれだけ強く言っても、動いてくれない。モルガンからはそんな強い意志を感じたから。
「はぁ。分かりました」
しぶしぶと言った様子で了承をしてくれた。
ミーシャに近づくが、俺達に気づく様子が無い。
「あいつら……地獄に落ちろ……殺して……やる」
ブツブツと、呪いのような言葉を吐き続けている。
「おい、大丈夫か」
「ヒッ……アンタは?」
揺さぶって声をかけると、一瞬だけ小さな悲鳴を上げた。
「冒険者だ。助けに来た」
「な、なぁあいつらは? あいつらはどうなった?」
アイツらというのは、ドーガ達の事だろう。
本人たちが言うには、彼女が囮役を買って出たと言っていたが。
「あぁ、あんたのおかげで無事脱出できた」
「な、なにが、私のおかげだ。あい、つは、私を、囮にしたんだ」
やっぱりか。
「あんな、やつら。地獄に落ちれば、いいんだ」
「はい。その通りだと思います」
モルガンがミーシャの隣に座り、彼女の手を取り、笑顔を向けた。
治療の光が、ミーシャを包む。
「ハハハ。そうだ。あいつらには神罰が下るんだ! なぁ、そうだろ?」
「ええ、勿論です。だって」
モルガンはミーシャのお腹を優しく撫でた。
「だって、貴女にちゃんと神罰が下りましたからね」
「えっ……?」
「だってほら、お腹にはゴブリンの子供が居ますよ。動いてるのが分かりますか?」
人間と違い、ゴブリンは妊娠から出産まで一週間程度しかかからない。
なので、3日間しか捕まっていない彼女だが、お腹は妊婦のように膨らんでいた。
「イ、イヤァァァァァァ!!! ウソッ! うそよ!」
つんざくような悲鳴を上げ、ミーシャが青ざめる。
モルガンはなおも地母神のような笑みで、ミーシャのお腹を優しく撫で続ける。
「この方覚えていますか? 貴女が殺そうとしたアンリですよ」
ミーシャは俺の顔を見てやっと気づいたようだ。
あの夜、ナイフを投げた相手だと。
「違う。私はこいつがパーティの資産を盗み、悪行を重ねてるから何とかして欲しいと頼まれたんだ!」
「アンリは、神に誓ってその様な事をする方ではありません」
よくもまぁ、スラスラと言えるものだ。神を信じてないと言っていたくせに。
いや、だからこんなことを平気で言えるのかもしれないが。
「騙されたんだ。私はドーガ達に騙されただけなんだ!」
騙された程度で殺されそうになる、こっちの身にもなってくれ。
助け舟を出すか悩んだが、もう少し見守る事にしよう。
「あらあら。貴女、無罪だったのですか?」
「そう! 私は無罪だ! 悪いのはドーガ達なんだ!」
「そうですか。それではドーガ達には神罰が下りませんね。だって悪い事をしていない貴女がこのような目に合うという事は、神様はちゃんと見ていないという事になりますから」
無茶苦茶な理論のすり替えだ。聞いてて苦笑するレベルの。
正常な判断が出来る状態なら、モルガンの言葉は鼻で笑われるものだろう。
だが、ミーシャは正常な判断が出来る状態ではなかった。
「どうしました? 罪を認める気にはなりませんか? それではドーガ達には神罰が下りませんが、よろしいのですね?」
なおも続けるモルガンの言葉に、ミーシャの心は折れてしまったのだろう。
「わ、悪かった! 私が悪かったよ。謝る。謝るから……」
「汝、自らの罪を悔い改めなさい」
洞窟から出るまでの間。ミーシャは壊れたように「ごめんなさい」を繰り返していた。
部屋の奥にいる、生存者の元まで歩いていく。
先ほどまで悲鳴を上げていたのは、村娘の方だろう。
裸体を隠そうともせず、俺の元へ這うように必死に歩いてくる。
「た、助けてください」
「安心しろ。冒険者ギルドの依頼で助けに来た」
マントを投げて寄越した。
俺も男だ。こんな状況で発情する気がないが、見慣れぬ女性の裸体を見て、冷静で居られるほど女慣れしているわけじゃない。
出来る限り見ないようにはするが、それでも見えてしまうと気になってしまうのは男の性だ。なので早くマントで隠すところは隠して欲しい。
助かった事で安心したのか、マントを羽織り歩こうとした所で緊張の糸が切れて気絶したので慌てて受け止める。
「ベル。悪いが頼めるか?」
「うん。良いよ」
村娘からは、ゴブリンのすえた臭いがするが、ベルは嫌な一つ顔せず引き受けてくれた。
ベルはクーに盾を持ってもらい、村娘を背負う。
「ねぇ。あの人はどうするの?」
ベルが心配そうに見つめる先に、全裸で横たわるミーシャが居た。
村娘と違い、相当の扱いの受けたのだろう。体中至る所が傷だらけだ。
胸がわずかに上下している所を見ると、生きているようだ。
「勿論助けるさ」
「そう」
歯切れの悪い返事が返って来た。
言いたいことは分かる。自分を殺そうとした相手を救うのかと言いたいのだろう。
俺は気にしていないが、ベル達は気にしているのだろう。
気にする以前に、そもそもアイツとは思い出も何もないのだから気にしようがない。
「確かに色々あったが、そのおかげでお前達と会えたんだ」
「うん」
いまだ納得していないベルの頭を撫でる。
そうやって気にかけて貰えるだけで、俺としては満足だ。
「モルガン、悪いが手を貸してくれるか?」
とはいえ、あれだけ傷だらけだと、俺一人の上級回復魔法でも時間がかかりそうだ。
モルガンにも手伝ってもらう必要があるな。
「いやです」
キッパリと断られた。
「これは仕事だ」
「それでも嫌だと言ったら、どうしますか?」
「頼むよ」
自分で言うのもなんだが、情けない声が出た。
俺がどれだけ強く言っても、動いてくれない。モルガンからはそんな強い意志を感じたから。
「はぁ。分かりました」
しぶしぶと言った様子で了承をしてくれた。
ミーシャに近づくが、俺達に気づく様子が無い。
「あいつら……地獄に落ちろ……殺して……やる」
ブツブツと、呪いのような言葉を吐き続けている。
「おい、大丈夫か」
「ヒッ……アンタは?」
揺さぶって声をかけると、一瞬だけ小さな悲鳴を上げた。
「冒険者だ。助けに来た」
「な、なぁあいつらは? あいつらはどうなった?」
アイツらというのは、ドーガ達の事だろう。
本人たちが言うには、彼女が囮役を買って出たと言っていたが。
「あぁ、あんたのおかげで無事脱出できた」
「な、なにが、私のおかげだ。あい、つは、私を、囮にしたんだ」
やっぱりか。
「あんな、やつら。地獄に落ちれば、いいんだ」
「はい。その通りだと思います」
モルガンがミーシャの隣に座り、彼女の手を取り、笑顔を向けた。
治療の光が、ミーシャを包む。
「ハハハ。そうだ。あいつらには神罰が下るんだ! なぁ、そうだろ?」
「ええ、勿論です。だって」
モルガンはミーシャのお腹を優しく撫でた。
「だって、貴女にちゃんと神罰が下りましたからね」
「えっ……?」
「だってほら、お腹にはゴブリンの子供が居ますよ。動いてるのが分かりますか?」
人間と違い、ゴブリンは妊娠から出産まで一週間程度しかかからない。
なので、3日間しか捕まっていない彼女だが、お腹は妊婦のように膨らんでいた。
「イ、イヤァァァァァァ!!! ウソッ! うそよ!」
つんざくような悲鳴を上げ、ミーシャが青ざめる。
モルガンはなおも地母神のような笑みで、ミーシャのお腹を優しく撫で続ける。
「この方覚えていますか? 貴女が殺そうとしたアンリですよ」
ミーシャは俺の顔を見てやっと気づいたようだ。
あの夜、ナイフを投げた相手だと。
「違う。私はこいつがパーティの資産を盗み、悪行を重ねてるから何とかして欲しいと頼まれたんだ!」
「アンリは、神に誓ってその様な事をする方ではありません」
よくもまぁ、スラスラと言えるものだ。神を信じてないと言っていたくせに。
いや、だからこんなことを平気で言えるのかもしれないが。
「騙されたんだ。私はドーガ達に騙されただけなんだ!」
騙された程度で殺されそうになる、こっちの身にもなってくれ。
助け舟を出すか悩んだが、もう少し見守る事にしよう。
「あらあら。貴女、無罪だったのですか?」
「そう! 私は無罪だ! 悪いのはドーガ達なんだ!」
「そうですか。それではドーガ達には神罰が下りませんね。だって悪い事をしていない貴女がこのような目に合うという事は、神様はちゃんと見ていないという事になりますから」
無茶苦茶な理論のすり替えだ。聞いてて苦笑するレベルの。
正常な判断が出来る状態なら、モルガンの言葉は鼻で笑われるものだろう。
だが、ミーシャは正常な判断が出来る状態ではなかった。
「どうしました? 罪を認める気にはなりませんか? それではドーガ達には神罰が下りませんが、よろしいのですね?」
なおも続けるモルガンの言葉に、ミーシャの心は折れてしまったのだろう。
「わ、悪かった! 私が悪かったよ。謝る。謝るから……」
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