「専門職に劣るからいらない」とパーティから追放された万能勇者、教育係として新人と組んだらヤベェ奴らだった。俺を追放した連中は自滅してるもよう
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第2章
第5話「こいつらヤベェ」
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「ベ~ル~」
「ご、ごめんなさいぃ」
俺達の眼前には、焼け焦げたモンスターの死体が大量に積み重なっている。
なぜこんな状況になっているかというと、話は少し遡る。
★ ★ ★
街への帰り道、街道を歩いている時だった。
「あの、アンリさん。お話があります」
「どうした?」
せっかく後輩が出来たのに、自分は先輩らしいことをまだしていない事に気づいたベルが、戦う姿を見せたいと言い出したのだ。
戦闘なら、オークの時に十分活躍できたと思うのだが、本人としては物足りないらしい。
自分から戦いと言い出した事には成長を感じる。
しかし、いくら補助と阻害を使ったからと言って、オークを相手にして物足りないか。
これは悪い兆しだな。調子に乗ってしまっている。
やはり補助というものをちゃんと説明した上で、実感してもらわないといけないな。
俺がかけた補助は20個ほど。一つ一つの効果量は小さいが、これだけかければ馬鹿に出来ない量になる。
自分で補助有りと補助無しで戦ってみた事がある。
結果は補助をかけると、大体ランクが2、3個くらい上までのモンスターが相手に出来た。
「ふむ。狙いすましたようにゴブリンの群れが居るな」
補助無しで戦わせるのは、良い機会だな。
「ベル。お前は『プロヴォーク』をかけてタンクをしろ」
「はい」
「クーがアタッカーで、モルガンはベルのサポートだ。
「わかったぞ!」
「了解しました」
「俺は手を出さないから、3人で連携して倒してみろ」
見渡の良い平原でキャッキャと遊んでいるゴブリンが4匹。まだこちらに気づいて居ないようだ。
こいつらは先ほどのオークと比べれば、いや、比べなくても雑魚だ。だが今のベル達には補助をかけていない。ゴブリンに阻害をかけるつもりもない。
補助が無ければ、雑魚のゴブリンですら簡単には倒せない事を体で覚えて貰おう。そんな考えだった。
「ベル、くれぐれも気を付けろよ」
ユニークスキルの『ヘイトコントロール』で、下手をしたらここいら一帯のモンスターが釣れてしまう可能性もある。
だからベルが『プロヴォーク』をする時は、出来る限り音が鳴らないように気を付けながら音を出している。
「分かりました! 『プロヴォーク』」
自信満々の笑みで、ベルは盾を叩き音を鳴らした。ガンッとデカい音を立てて。
良い所を見せようと力んだベルが、思い切り音を鳴らしてしまったのだ。
直後、地響きが鳴り始めモンスターが集まり始めた。
クーは何もわかって居ないようだが、モルガンはオロオロしながら明らかな異常に気付いて居る。
「作戦変更だ。俺がモンスターの相手をするから、クーとモルガンはベルの護衛を頼む。危なくなったらベルから離れろ。そうすれば多少は安全になる」
モンスターの狙いはベルだけだ。それ以外は目もくれないだろうから、最悪ベルから離れれば狙われる事は無い。
離れられたらベルへの護衛が手薄になるが、原因がベルなのだから、もし2人が逃げ出したしてもベルの自己責任だ。
まずは近くにいるゴブリン4匹が邪魔なので、『飛剣』で斬撃を飛ばしさっさと始末した。
遅れてやってくるであろうモンスターに備え、詠唱をする。
しばらくして、こちらへ向かって来るモンスターの姿が見えてきた。
「『上級雷魔法』」
魔法使い系のレアスキル『上級雷魔法』。広範囲の雑魚を散らすには、コイツが一番適している。
難点はモンスターが黒焦げになって、討伐証明部位を取れない事だが、まぁ仕方がない。
俺だけならまだしも、こいつらのおもりをしながらだ。安全が第一だ。
雷がモンスターを襲う。
何匹か集団からすり抜けたモンスターが、ベルの元へ向かっているのが見えた。
ベル達が緊張の面持ちで迎え撃っている。助けに行きたい所だが、俺はここで『上級雷魔法』を維持しなければならない。
ベル達が無事にしのいでくれることを祈るだけだ。
「これで最後っと」
俺の魔力が底をつきかけたので『上級雷魔法』を解除した。
残った魔物は10にも満たない。しかも既に満身創痍の状態だ。
ほっといても力尽きるだろうが、一応トドメは刺しておくべきだな。
「よっと」
近くにある石を拾い、スキル『狙撃』を発動させて投げつける。
本来は狙撃手《スナイパー》系の弓で狙いをつけるスキルだが、一応投擲でも効果がある。
俺の投げた拳サイズの石が、モンスターの頭に次々と命中する。
モンスターは倒れて起き上がらない。どうやら仕留めたようだ。
★ ★ ★
ベルに軽く説教をした。
命の危険があるかもしれないのだから、もっと怒るべきだとは思うが、『ヘイトコントロール』は扱いが難しそうなスキルだ。
あまり叱り過ぎて、負い目を感じて使わなくなっても困る。
「叱りはしたが、それで教官を辞めたりする事はしない。一人前になってから失敗したら説教程度じゃ済まない、だから今の内に存分に失敗しておけ」
そう言って、説教は〆た。
★ ★ ★
さて、先ほどの戦闘でクーが手をケガしたと聞いたが……
「気合が足りないわ!」
「気合! クーもっと気合入れる!」
握りこぶしを作り、2人は何やら叫んでいる。
「その程度のケガ。気合で何とかしなさい!」
「うん!」
当然そんな事で傷が癒えるわけもなく、クーの腕からは血がドバドバ流れ出ている。
「お前ら……何やってんの?」
「「気合でケガを治してる!」」
綺麗にハモらせて返事が返って来た。
「モルガン。お前、実は武闘家だったりする?」
「いえ、僧侶ですが」
「回復魔法が使えないとか?」
「どちらかというと、得意な方ですね」
ドヤ顔をしてる辺り、本当に得意なんだろう。
じゃあ何でこんな事をしているのか聞きたいが、やめておこう。聞けば頭が痛くなりそうだ。
「あー、モルガン。お前の実力を知りたいから、クーに回復魔法をかけてやってくれ」
気合じゃ治らないと言っても頑なに否定されそうなので、実力を測るという口実を取る。
「分かりました」
意外にも素直に聞き入れてくれた。
もっと反論されると思っていたので助かる。
クーの傷を見ると、腕を10センチほどバッサリ切れていた。
鋭利な刃物ではなく、鋭い爪か何かで引っかかれたような傷だな。
このサイズのケガなら、治すのに俺が使える回復系のスキル『上級回復魔法《エクスヒーリング》』だと治るのに10分といった所か。
『中級回復魔法なら15分、『初級回復魔法」なら20分はかかるだろう。
モルガンが初級回復魔法しか使えないなら、回復は俺がやろう。
時間がかかる事よりも、初級回復魔法だとケガの跡が残りやすい。
クーは女の子だ。身体に傷跡なんて残したくないはずだろう。
「クー。治すから腕を出して」
「うん。モルちゃんよろしくね」
クーが「はい」と言って腕を出した。
「『完全回復』」
「クー完全復活!」
一瞬でクーの腕の傷が治った。
死んでさえいなければ一瞬で回復させるユニークスキル『完全回復』か。
にわかに信じがたいが、クーの腕を見ると出血した際の血が付いてるだけで、傷はきれいさっぱり消えている。
「どうでしょうか?」
「どうでしょうかって……」
『ヘイトコントロール』『魔力伝導』『完全回復』
ユニークスキルのオンパレードかよ。
ユニークスキルが本当に希少なスキルなのか疑いたくなってくる。
「こいつらヤベェ……」
どうやら俺は、とんでもない新人を受け持ってしまっていたようだ。
「ご、ごめんなさいぃ」
俺達の眼前には、焼け焦げたモンスターの死体が大量に積み重なっている。
なぜこんな状況になっているかというと、話は少し遡る。
★ ★ ★
街への帰り道、街道を歩いている時だった。
「あの、アンリさん。お話があります」
「どうした?」
せっかく後輩が出来たのに、自分は先輩らしいことをまだしていない事に気づいたベルが、戦う姿を見せたいと言い出したのだ。
戦闘なら、オークの時に十分活躍できたと思うのだが、本人としては物足りないらしい。
自分から戦いと言い出した事には成長を感じる。
しかし、いくら補助と阻害を使ったからと言って、オークを相手にして物足りないか。
これは悪い兆しだな。調子に乗ってしまっている。
やはり補助というものをちゃんと説明した上で、実感してもらわないといけないな。
俺がかけた補助は20個ほど。一つ一つの効果量は小さいが、これだけかければ馬鹿に出来ない量になる。
自分で補助有りと補助無しで戦ってみた事がある。
結果は補助をかけると、大体ランクが2、3個くらい上までのモンスターが相手に出来た。
「ふむ。狙いすましたようにゴブリンの群れが居るな」
補助無しで戦わせるのは、良い機会だな。
「ベル。お前は『プロヴォーク』をかけてタンクをしろ」
「はい」
「クーがアタッカーで、モルガンはベルのサポートだ。
「わかったぞ!」
「了解しました」
「俺は手を出さないから、3人で連携して倒してみろ」
見渡の良い平原でキャッキャと遊んでいるゴブリンが4匹。まだこちらに気づいて居ないようだ。
こいつらは先ほどのオークと比べれば、いや、比べなくても雑魚だ。だが今のベル達には補助をかけていない。ゴブリンに阻害をかけるつもりもない。
補助が無ければ、雑魚のゴブリンですら簡単には倒せない事を体で覚えて貰おう。そんな考えだった。
「ベル、くれぐれも気を付けろよ」
ユニークスキルの『ヘイトコントロール』で、下手をしたらここいら一帯のモンスターが釣れてしまう可能性もある。
だからベルが『プロヴォーク』をする時は、出来る限り音が鳴らないように気を付けながら音を出している。
「分かりました! 『プロヴォーク』」
自信満々の笑みで、ベルは盾を叩き音を鳴らした。ガンッとデカい音を立てて。
良い所を見せようと力んだベルが、思い切り音を鳴らしてしまったのだ。
直後、地響きが鳴り始めモンスターが集まり始めた。
クーは何もわかって居ないようだが、モルガンはオロオロしながら明らかな異常に気付いて居る。
「作戦変更だ。俺がモンスターの相手をするから、クーとモルガンはベルの護衛を頼む。危なくなったらベルから離れろ。そうすれば多少は安全になる」
モンスターの狙いはベルだけだ。それ以外は目もくれないだろうから、最悪ベルから離れれば狙われる事は無い。
離れられたらベルへの護衛が手薄になるが、原因がベルなのだから、もし2人が逃げ出したしてもベルの自己責任だ。
まずは近くにいるゴブリン4匹が邪魔なので、『飛剣』で斬撃を飛ばしさっさと始末した。
遅れてやってくるであろうモンスターに備え、詠唱をする。
しばらくして、こちらへ向かって来るモンスターの姿が見えてきた。
「『上級雷魔法』」
魔法使い系のレアスキル『上級雷魔法』。広範囲の雑魚を散らすには、コイツが一番適している。
難点はモンスターが黒焦げになって、討伐証明部位を取れない事だが、まぁ仕方がない。
俺だけならまだしも、こいつらのおもりをしながらだ。安全が第一だ。
雷がモンスターを襲う。
何匹か集団からすり抜けたモンスターが、ベルの元へ向かっているのが見えた。
ベル達が緊張の面持ちで迎え撃っている。助けに行きたい所だが、俺はここで『上級雷魔法』を維持しなければならない。
ベル達が無事にしのいでくれることを祈るだけだ。
「これで最後っと」
俺の魔力が底をつきかけたので『上級雷魔法』を解除した。
残った魔物は10にも満たない。しかも既に満身創痍の状態だ。
ほっといても力尽きるだろうが、一応トドメは刺しておくべきだな。
「よっと」
近くにある石を拾い、スキル『狙撃』を発動させて投げつける。
本来は狙撃手《スナイパー》系の弓で狙いをつけるスキルだが、一応投擲でも効果がある。
俺の投げた拳サイズの石が、モンスターの頭に次々と命中する。
モンスターは倒れて起き上がらない。どうやら仕留めたようだ。
★ ★ ★
ベルに軽く説教をした。
命の危険があるかもしれないのだから、もっと怒るべきだとは思うが、『ヘイトコントロール』は扱いが難しそうなスキルだ。
あまり叱り過ぎて、負い目を感じて使わなくなっても困る。
「叱りはしたが、それで教官を辞めたりする事はしない。一人前になってから失敗したら説教程度じゃ済まない、だから今の内に存分に失敗しておけ」
そう言って、説教は〆た。
★ ★ ★
さて、先ほどの戦闘でクーが手をケガしたと聞いたが……
「気合が足りないわ!」
「気合! クーもっと気合入れる!」
握りこぶしを作り、2人は何やら叫んでいる。
「その程度のケガ。気合で何とかしなさい!」
「うん!」
当然そんな事で傷が癒えるわけもなく、クーの腕からは血がドバドバ流れ出ている。
「お前ら……何やってんの?」
「「気合でケガを治してる!」」
綺麗にハモらせて返事が返って来た。
「モルガン。お前、実は武闘家だったりする?」
「いえ、僧侶ですが」
「回復魔法が使えないとか?」
「どちらかというと、得意な方ですね」
ドヤ顔をしてる辺り、本当に得意なんだろう。
じゃあ何でこんな事をしているのか聞きたいが、やめておこう。聞けば頭が痛くなりそうだ。
「あー、モルガン。お前の実力を知りたいから、クーに回復魔法をかけてやってくれ」
気合じゃ治らないと言っても頑なに否定されそうなので、実力を測るという口実を取る。
「分かりました」
意外にも素直に聞き入れてくれた。
もっと反論されると思っていたので助かる。
クーの傷を見ると、腕を10センチほどバッサリ切れていた。
鋭利な刃物ではなく、鋭い爪か何かで引っかかれたような傷だな。
このサイズのケガなら、治すのに俺が使える回復系のスキル『上級回復魔法《エクスヒーリング》』だと治るのに10分といった所か。
『中級回復魔法なら15分、『初級回復魔法」なら20分はかかるだろう。
モルガンが初級回復魔法しか使えないなら、回復は俺がやろう。
時間がかかる事よりも、初級回復魔法だとケガの跡が残りやすい。
クーは女の子だ。身体に傷跡なんて残したくないはずだろう。
「クー。治すから腕を出して」
「うん。モルちゃんよろしくね」
クーが「はい」と言って腕を出した。
「『完全回復』」
「クー完全復活!」
一瞬でクーの腕の傷が治った。
死んでさえいなければ一瞬で回復させるユニークスキル『完全回復』か。
にわかに信じがたいが、クーの腕を見ると出血した際の血が付いてるだけで、傷はきれいさっぱり消えている。
「どうでしょうか?」
「どうでしょうかって……」
『ヘイトコントロール』『魔力伝導』『完全回復』
ユニークスキルのオンパレードかよ。
ユニークスキルが本当に希少なスキルなのか疑いたくなってくる。
「こいつらヤベェ……」
どうやら俺は、とんでもない新人を受け持ってしまっていたようだ。
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