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第6章「宗教都市イリス」
第17話「告白、そして」
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「ゾフィさんは妊娠しています」
「おい! エルクてめぇ!!!!」
「ひぇっ」
カミングアウトした瞬間に、ゾフィさんが怒涛と共に剣に手をかけるのが見えた。
やばい、『混沌』発動。耐えきれるか?
「待った」
剣に手をかけるゾフィさんの手を、スキールさんが掴んで止めていた。
「ゾフィ。今エルクが言ったことは本当か?」
真剣な顔だった。
「いやいや、何言ってんだ。太っただけだよ。な?」
ゾフィさんの問いかけに、誰も賛同をしない。
そもそも、スキールさん達、ずっと一緒に居るならなんで気づかないかな。
いや、ずっと一緒だからこそか。
突然お腹が大きくなったわけじゃなく、徐々に変化していくんだから、もし気付いても、その事を本人に問いただしても否定されたら「自分の思い過ごしだったか」で納得してしまうだろう。
こうして改めて事実を突きつけられ、ちゃんと意識してやっと理解できるんだろうな。思い過ごしなんかじゃないって。
「ゾフィ。妊娠しているんだろ?」
「……あぁ」
スキールさんは軽く息を吐いた後、深く息を吸った。
告白か? この場面はもう告白でしょ?
「……っ」
……早く言おうよ!?
言うかと思ったら、スキールさんはもにょもにょして深呼吸をしての繰り返しだ。ヘタレか!
アリア達も呆れ気味の表情でその様子を見ている。ここまできてこれは流石にねぇ。
ただゾフィさんだけは、スキールさんがもにょったり深呼吸するたびに反応してビクついて居る。見ていて可哀想なくらいに緊張しているのだろう。
このままでは日が暮れても終わらないだろう。
仕方がない。こうなったら『アレ』をするか。
もしかしたらゾフィさんの反感を買うかもしれないけど、その時はアリア達に助けを求めるなりなんなりするさ。
僕は握りこぶしを作り、腰を下ろしてお腹に力を込めた。
「男らしく決めるスキールさん、マジカッケーっす!」
急に大声を出した僕に、皆ビクリと身を震わせた。そりゃそうか。
勇者スキル『覇王』、正直馬鹿馬鹿しい技ではあるけど、今回だけでいい、スキールさんに勇気を与えるきっかけになってくれ。
「スキールさんの魅力に皆がメロメロっす!」
正直凄く恥ずかしい。だって滑ってるでしょこれ。確実に滑ってるでしょ。
ゾフィさんが怒ってくれればまだマシだった。辞めるきっかけに出来たし。
完全に固まって怒りすらしてくれない。
こうなったら滑ってるのが分かってて続けるしかないのだから、余計に辛い。
「えっと。エルク君がスゴイって言うんだから、スキールさん凄い、っす?」
フレイヤさんが僕の隣に立って、同じように『覇王』でスキールさんを褒め出した。
褒め方がよくわからないけど、一緒にやってみました感が出てる。空気を読んだら普通は出来ないような行動だ。内心で彼女の空気の読めなさに感謝した。
フレイヤさんが行動を起こしてくれたおかげで、動き出した人物がいる。
ケリィさんだ。
「スキール。貴方は昔から行動力があった! 今だってやれるわ!」
フレイヤさんとケリィさんが一緒にやり出した事で、集団心理が働いたのだろう。
アリア達も同じようにスキールさんを褒め始めた。
「うおおおおおおおおおおおおお!!!!」
スキールさんの雄叫びがこだました。
晴れやかな顔をしている。やっと決心が付いたのだろう。
「決めるぜ!」
流石スキールさん、カッケーっす。
それじゃあ、僕たちは黙ってその様子を見届けさせてもらおうかな。
ここは黙る場面だけど、それが分からない子も居るだろうし、手を前に出して『覇王』をストップするように促す。
「ゾフィ!」
「は、はいぃ!」
「俺と、決闘してくれ!」
なんでだよ!
決闘じゃなくて結婚と言う場面だろ!?
土壇場でヘタレやがった!
「えっ? えっ?」
「俺が勝ったら、キミは俺のものだ」
戸惑うゾフィさんに対し、スキールさんは御構い無しに剣を振りかぶった。
戸惑い状況を理解できていないゾフィさんだが、それでも素早く剣を抜くとスキールさんの剣を払った。頭で反応できなくても、身体が反応している。
なおも雄叫びをあげ打ち込むスキールさんの太刀筋を、ゾフィさんは冷静に受け流している。
「急になんなんだよ!?」
「ゾフィ。好きだ。俺と結婚してくれ!!!」
言った!
聞き間違える事ないくらい大声でついに告白した!
「ふぅん。あのヘタレやっと言えたじゃない」
サラの言葉に全面同意だ。
「好きって、アタシ全然女らしくないし」
「そんな事ない!」
「料理だって出来ないし」
「そんなもの覚えれば良い!」
「でも……」
「あーもう、うるさい!!!」
そう言って、スキールさんはその場で剣を投げ捨てた。
ゾフィさんの元まで走ってくるスキールさん。丸腰の相手に剣を向けるわけにもいかず困惑して固まったゾフィさん。
その長くて短い一瞬の隙に、スキールさんがゾフィさんを抱きしめていた。
「もう一度言う。俺と結婚してくれ」
「お、お腹の子が誰の子か気にならないのか?」
「そんなの俺の子に決まってる。違うのか?」
「違わないけどさ」
「なら何も問題ないだろ。結婚してくれ!」
「だって、あんた英雄になりたいって、沢山の人を救いたいって」
「誰かに認められたかったからだ! 俺はこの通り何も出来ない。だけど誰かに認められる自分が欲しかった」
「じゃあアタシなんかと結婚したら……」
「でもそんなのはもうどうでも良い。英雄の名声よりもお前とお前の子供が欲しい! ゾフィとその子供が俺を認めてくれるなら、俺はそれで満足だ!」
「でもアタシだぞ? アリアやサラみたいに美人じゃないし、リンみたいに可愛らしくない」
「ゾフィ。たとえキミでも、俺の愛したキミの悪口は許さない! そんな悪い口はこうしてやる!」
あ、やばい。
僕は咄嗟にアリアに両手で目隠しをした。
同じように察したサラがリンに目隠しをしている。ケリィさんフレイヤさんに目隠しありがとうございます。
カランと金属音が鳴った。スキールさんのキスで、ゾフィさんが持っていた剣を手放し地面に落としていた。
「どうだ!」
「でも……」
「まだ言うか!」
先ほどと違って長い時間キスして動かない。
「エルク。まだ?」
「ごめん。もうちょっとだと思うから」
「うん」
アリアは聞き分けが良くて助かる。もし本気で抵抗されたら一瞬で抜けられるだろうし。
フレイヤさんも暴れてないか見てみたけど、意外に大人しい。人見知りしてるだけかもしれないけど、それならそれでいいや。結果オーライってやつだね。
「もう言わないと誓えるか!?」
「あと一回してくれたら、言わないかも」
顔を赤らめ、口を突き出すゾフィさんがもう一回を要求している。
「何度だってしてやるさ!」
凄く気まずいから、もう他所で勝手にやってて欲しい。
子供達が真似するかもしれないから、教育に悪い。
呆れつつも、「目のやり場に困りますね」とサラに話しかける。
「ふふっ。でもスキールのやつ。やるじゃない!」
そう言って、満面の笑みでサラは2人の様子を見つめていた。
「良いなぁ……」
サラとケリィさんからは高評価のようだった。まじか。
「おい! エルクてめぇ!!!!」
「ひぇっ」
カミングアウトした瞬間に、ゾフィさんが怒涛と共に剣に手をかけるのが見えた。
やばい、『混沌』発動。耐えきれるか?
「待った」
剣に手をかけるゾフィさんの手を、スキールさんが掴んで止めていた。
「ゾフィ。今エルクが言ったことは本当か?」
真剣な顔だった。
「いやいや、何言ってんだ。太っただけだよ。な?」
ゾフィさんの問いかけに、誰も賛同をしない。
そもそも、スキールさん達、ずっと一緒に居るならなんで気づかないかな。
いや、ずっと一緒だからこそか。
突然お腹が大きくなったわけじゃなく、徐々に変化していくんだから、もし気付いても、その事を本人に問いただしても否定されたら「自分の思い過ごしだったか」で納得してしまうだろう。
こうして改めて事実を突きつけられ、ちゃんと意識してやっと理解できるんだろうな。思い過ごしなんかじゃないって。
「ゾフィ。妊娠しているんだろ?」
「……あぁ」
スキールさんは軽く息を吐いた後、深く息を吸った。
告白か? この場面はもう告白でしょ?
「……っ」
……早く言おうよ!?
言うかと思ったら、スキールさんはもにょもにょして深呼吸をしての繰り返しだ。ヘタレか!
アリア達も呆れ気味の表情でその様子を見ている。ここまできてこれは流石にねぇ。
ただゾフィさんだけは、スキールさんがもにょったり深呼吸するたびに反応してビクついて居る。見ていて可哀想なくらいに緊張しているのだろう。
このままでは日が暮れても終わらないだろう。
仕方がない。こうなったら『アレ』をするか。
もしかしたらゾフィさんの反感を買うかもしれないけど、その時はアリア達に助けを求めるなりなんなりするさ。
僕は握りこぶしを作り、腰を下ろしてお腹に力を込めた。
「男らしく決めるスキールさん、マジカッケーっす!」
急に大声を出した僕に、皆ビクリと身を震わせた。そりゃそうか。
勇者スキル『覇王』、正直馬鹿馬鹿しい技ではあるけど、今回だけでいい、スキールさんに勇気を与えるきっかけになってくれ。
「スキールさんの魅力に皆がメロメロっす!」
正直凄く恥ずかしい。だって滑ってるでしょこれ。確実に滑ってるでしょ。
ゾフィさんが怒ってくれればまだマシだった。辞めるきっかけに出来たし。
完全に固まって怒りすらしてくれない。
こうなったら滑ってるのが分かってて続けるしかないのだから、余計に辛い。
「えっと。エルク君がスゴイって言うんだから、スキールさん凄い、っす?」
フレイヤさんが僕の隣に立って、同じように『覇王』でスキールさんを褒め出した。
褒め方がよくわからないけど、一緒にやってみました感が出てる。空気を読んだら普通は出来ないような行動だ。内心で彼女の空気の読めなさに感謝した。
フレイヤさんが行動を起こしてくれたおかげで、動き出した人物がいる。
ケリィさんだ。
「スキール。貴方は昔から行動力があった! 今だってやれるわ!」
フレイヤさんとケリィさんが一緒にやり出した事で、集団心理が働いたのだろう。
アリア達も同じようにスキールさんを褒め始めた。
「うおおおおおおおおおおおおお!!!!」
スキールさんの雄叫びがこだました。
晴れやかな顔をしている。やっと決心が付いたのだろう。
「決めるぜ!」
流石スキールさん、カッケーっす。
それじゃあ、僕たちは黙ってその様子を見届けさせてもらおうかな。
ここは黙る場面だけど、それが分からない子も居るだろうし、手を前に出して『覇王』をストップするように促す。
「ゾフィ!」
「は、はいぃ!」
「俺と、決闘してくれ!」
なんでだよ!
決闘じゃなくて結婚と言う場面だろ!?
土壇場でヘタレやがった!
「えっ? えっ?」
「俺が勝ったら、キミは俺のものだ」
戸惑うゾフィさんに対し、スキールさんは御構い無しに剣を振りかぶった。
戸惑い状況を理解できていないゾフィさんだが、それでも素早く剣を抜くとスキールさんの剣を払った。頭で反応できなくても、身体が反応している。
なおも雄叫びをあげ打ち込むスキールさんの太刀筋を、ゾフィさんは冷静に受け流している。
「急になんなんだよ!?」
「ゾフィ。好きだ。俺と結婚してくれ!!!」
言った!
聞き間違える事ないくらい大声でついに告白した!
「ふぅん。あのヘタレやっと言えたじゃない」
サラの言葉に全面同意だ。
「好きって、アタシ全然女らしくないし」
「そんな事ない!」
「料理だって出来ないし」
「そんなもの覚えれば良い!」
「でも……」
「あーもう、うるさい!!!」
そう言って、スキールさんはその場で剣を投げ捨てた。
ゾフィさんの元まで走ってくるスキールさん。丸腰の相手に剣を向けるわけにもいかず困惑して固まったゾフィさん。
その長くて短い一瞬の隙に、スキールさんがゾフィさんを抱きしめていた。
「もう一度言う。俺と結婚してくれ」
「お、お腹の子が誰の子か気にならないのか?」
「そんなの俺の子に決まってる。違うのか?」
「違わないけどさ」
「なら何も問題ないだろ。結婚してくれ!」
「だって、あんた英雄になりたいって、沢山の人を救いたいって」
「誰かに認められたかったからだ! 俺はこの通り何も出来ない。だけど誰かに認められる自分が欲しかった」
「じゃあアタシなんかと結婚したら……」
「でもそんなのはもうどうでも良い。英雄の名声よりもお前とお前の子供が欲しい! ゾフィとその子供が俺を認めてくれるなら、俺はそれで満足だ!」
「でもアタシだぞ? アリアやサラみたいに美人じゃないし、リンみたいに可愛らしくない」
「ゾフィ。たとえキミでも、俺の愛したキミの悪口は許さない! そんな悪い口はこうしてやる!」
あ、やばい。
僕は咄嗟にアリアに両手で目隠しをした。
同じように察したサラがリンに目隠しをしている。ケリィさんフレイヤさんに目隠しありがとうございます。
カランと金属音が鳴った。スキールさんのキスで、ゾフィさんが持っていた剣を手放し地面に落としていた。
「どうだ!」
「でも……」
「まだ言うか!」
先ほどと違って長い時間キスして動かない。
「エルク。まだ?」
「ごめん。もうちょっとだと思うから」
「うん」
アリアは聞き分けが良くて助かる。もし本気で抵抗されたら一瞬で抜けられるだろうし。
フレイヤさんも暴れてないか見てみたけど、意外に大人しい。人見知りしてるだけかもしれないけど、それならそれでいいや。結果オーライってやつだね。
「もう言わないと誓えるか!?」
「あと一回してくれたら、言わないかも」
顔を赤らめ、口を突き出すゾフィさんがもう一回を要求している。
「何度だってしてやるさ!」
凄く気まずいから、もう他所で勝手にやってて欲しい。
子供達が真似するかもしれないから、教育に悪い。
呆れつつも、「目のやり場に困りますね」とサラに話しかける。
「ふふっ。でもスキールのやつ。やるじゃない!」
そう言って、満面の笑みでサラは2人の様子を見つめていた。
「良いなぁ……」
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