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ボトルメール
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*フォルテ視点*
休日、カノンと一緒に街に出かけるために海を眺めながら船を待っていた。
スカイブルーの海が波で揺れていた。
ふと下の方を見えて、なにかが砂に埋まっているのを見つけた。
しゃがんでそれを手にすると、俺の手より少し大きい瓶だった。
瓶は透明だから、中になにかが入っているのが見えた。
これってもしかして、ボトルメールって言うんだっけ。
中に手紙が入ってるんだよな、誰が海に流したんだろう。
カノンが俺のところに来て、手元の瓶を見つけた。
「これは卒業生が流した瓶だな」
「卒業生?なんで知ってるの?」
「毎年卒業生は記念に誰かに宛てた手紙を流すんだ、恒例行事だから私達も来年やるよ」
「そうなんだ、じゃあ俺が見つけたら悪いかな」
「別に誰かに宛てたものじゃないからそんな事気にしないよ、どうするかは手紙を見てからでもいいんじゃないか」
確かにカノンの言う通り、見ないで戻すのは書いた人に悪いよな。
瓶の蓋を開けて、中の手紙を指に挟んで引っ張り出した。
とても綺麗な文字で、「このボトルを拾ってくれた人と友達になりたい」と書かれていた。
シンプルな文章だけど、何度も文字を消した跡がある。
一生懸命考えたんだろうなって事は分かり、友達になりたいと思った。
でも、どのくらい経ってるんだろう…最近なのかすら分からない。
手紙だし、返事が来なかったらそれで終わりだから試してみようと思った。
船は到着して、カノンと一緒に乗り込んで島を離れた。
「休日なのに、付き合わせてすまない」
「いいよ、暇してたし」
「ありがとう」
二人で話していて、その数秒後…俺は船酔いに苦しむ事になった。
街に降りると、いつもより賑やかな声が聞こえた。
店も噴水広場も綺麗な装飾がされていて、街の人達はさらに飾りつけをしていた。
教会に行く前に、装飾品を買うために俺達は店に入った。
いろんなものを売っているよろず屋のようなところだ。
カノンが挨拶をすると、店主のおじさんが人のいい顔で笑っていた。
何度か来た事があるのか、顔馴染みのようだった。
俺は初めてこの店に来たから、店主のおじさんに頭を下げた。
「はじめまして、カノンの友人のフォルテって言います」
「フォルテくん?」
俺の名前を言うから、一瞬心臓が飛び出そうなほどドキッとした。
俺の名前は悪名として有名だから、カノンに迷惑掛けるわけにはいかない。
俺だけ店を出ようと後ろに下がると、カノンに腕を掴まれた。
カノンを見ると、目が合って「大丈夫」と優しく言った。
その言葉通り、店主のおじさんは明るく歓迎してくれた。
カノンの買い物が終わり、二人で街の装飾を見ながら歩いていた。
荷物を二人で分けて歩いていると、長年付き合っている恋人同士みたいだな。
いや、恋人ではあるから間違ってはいないけど長く付き合っている雰囲気がある。
「どのくらい装飾するの?」
「街の子供達も手伝ってくれるから、時間は掛からないよ」
「そっか、じゃあ俺も頑張ろう!」
カノンは微笑んで、はしゃいでいる俺を見つめていた。
教会に近付くと、いろんな人が外の装飾をしていた。
俺とカノンは地面に買った装飾品を置いて、作業を始めた。
遠くからでも分かるように、梯子を使って高い位置に取り付けた。
カラフルな三角のフラッグを見ていると、運動会を思い出すなぁ。
この世界には普通の運動会がないから、懐かしい。
風にフラッグが揺れて、さらにキラキラしたものを飾る。
梯子から降りて、次の場所に行こうとカノンと歩いた。
休憩も入れていたから、夕方になって外の装飾は終わった。
「今日はありがとう、フォルテ…なにかお礼がしたい」
「お礼なんていいって、いつも世話になってるし」
「そうはいかない、私に出来る事はない?」
「うーん、じゃあお店教えてほしいんだ」
カノンなら俺の知らなかった店を知っているから、きっと何でもこの街の店を知っている気がした。
俺の行きたい店を伝えると、少し考えて案内してくれた。
これで本当にいいのかとカノンに言われて、俺にとって知らない事を教えてくれたから十分だ。
一緒に船を降りて、寮の部屋に戻ってきてソファーに倒れた。
激しい船酔いで、まだ目の前がグルグルと回っている。
カノンが水を持ってきてくれて、それを受け取り一気に流し込んだ。
夕飯はカノンと一緒に教会の中で食べた昼食でいいかな。
今は、何も食う気分じゃないな…食事の事を考えると気持ち悪くなるから別の事を考えよう。
ズボンのポケットに手を入れて、今朝拾った手紙を見つめた。
住所もご丁寧に書いてある、個人情報なのに悪い拾われたらどうするんだ。
この世界に個人情報なんて何の価値もないんだろうなと思った。
そういえば、ゲームとかって勝手に人の家を知らない旅人に教えるよな。
いざ俺がゲームのキャラクターになったから不思議に思うけど、ゲームをしているだけのプレイヤーは考えない人もいるよな。
やっぱりファンタジーだから、細かい事は気にしない精神なのかもしれない。
「フォルテ、私は食堂に行くけどどうする?」
「んー、まだ船酔いで食べられない」
「分かった、ゆっくり休んでいてくれ」
カノンはそう言って部屋を出ていき、俺一人になった。
レオンハルトもいないから、護衛をする必要がない。
何もする事ないから、手紙の返事でも書こうかな。
ソファーから起き上がり、今日よろず屋で買ったレターセットを持って自分の個室に入った。
机とベッドしかない部屋で、椅子に座りペンを手にした。
まずは自己紹介からだよな、名前を書いたら怖がられるかな。
偽名を使うのも嫌だから、名前のイニシャルのHと名乗る事にした。
相手も名前は何も書いていないし、別にいいよな。
学院に通う二年生で、偶然波に乗せてボトルメールが届きました。
僕も友達になりたいです、よろしくお願いします。
ペンを止めて、俺は寮の住所を書いて封筒に入れた。
普段は「僕」なんて言わないのに、手紙だと堅苦しくなってしまうな。
男か女かも分からないけど、誰でもいいんだ…ただ俺は友達になりたいと思った…それだけだ。
『呑気だね』
「久々に声を聞いたと思ったら、なんだよ」
『君、死ぬかもしれない世界で文通なんて楽しんでるの?』
呆れと笑いを含んだ声でバカにされて、俺はミッシェルを無視した。
別に俺が何をしてたっていいだろ、ちゃんと自分の事だから考えている。
でも、恋愛なんだから焦ってどうにかなるものでもない。
この学院を卒業したら、本格的にゲームが始まる。
それまでにどうにかしたい気もするが、どうにも出来ない事もある。
当然、学院を卒業しないと出会えない人の方が多い。
学生の俺が卒業までに100人攻略なんて不可能だ。
だったら、今の縁を大切にしたい…俺は確実に前に向かっているんだから。
口には出してないがミッシェルにはお見通しなのか、脳内でため息混じりに「やっぱり君はバカだね」と言っていた。
休日、カノンと一緒に街に出かけるために海を眺めながら船を待っていた。
スカイブルーの海が波で揺れていた。
ふと下の方を見えて、なにかが砂に埋まっているのを見つけた。
しゃがんでそれを手にすると、俺の手より少し大きい瓶だった。
瓶は透明だから、中になにかが入っているのが見えた。
これってもしかして、ボトルメールって言うんだっけ。
中に手紙が入ってるんだよな、誰が海に流したんだろう。
カノンが俺のところに来て、手元の瓶を見つけた。
「これは卒業生が流した瓶だな」
「卒業生?なんで知ってるの?」
「毎年卒業生は記念に誰かに宛てた手紙を流すんだ、恒例行事だから私達も来年やるよ」
「そうなんだ、じゃあ俺が見つけたら悪いかな」
「別に誰かに宛てたものじゃないからそんな事気にしないよ、どうするかは手紙を見てからでもいいんじゃないか」
確かにカノンの言う通り、見ないで戻すのは書いた人に悪いよな。
瓶の蓋を開けて、中の手紙を指に挟んで引っ張り出した。
とても綺麗な文字で、「このボトルを拾ってくれた人と友達になりたい」と書かれていた。
シンプルな文章だけど、何度も文字を消した跡がある。
一生懸命考えたんだろうなって事は分かり、友達になりたいと思った。
でも、どのくらい経ってるんだろう…最近なのかすら分からない。
手紙だし、返事が来なかったらそれで終わりだから試してみようと思った。
船は到着して、カノンと一緒に乗り込んで島を離れた。
「休日なのに、付き合わせてすまない」
「いいよ、暇してたし」
「ありがとう」
二人で話していて、その数秒後…俺は船酔いに苦しむ事になった。
街に降りると、いつもより賑やかな声が聞こえた。
店も噴水広場も綺麗な装飾がされていて、街の人達はさらに飾りつけをしていた。
教会に行く前に、装飾品を買うために俺達は店に入った。
いろんなものを売っているよろず屋のようなところだ。
カノンが挨拶をすると、店主のおじさんが人のいい顔で笑っていた。
何度か来た事があるのか、顔馴染みのようだった。
俺は初めてこの店に来たから、店主のおじさんに頭を下げた。
「はじめまして、カノンの友人のフォルテって言います」
「フォルテくん?」
俺の名前を言うから、一瞬心臓が飛び出そうなほどドキッとした。
俺の名前は悪名として有名だから、カノンに迷惑掛けるわけにはいかない。
俺だけ店を出ようと後ろに下がると、カノンに腕を掴まれた。
カノンを見ると、目が合って「大丈夫」と優しく言った。
その言葉通り、店主のおじさんは明るく歓迎してくれた。
カノンの買い物が終わり、二人で街の装飾を見ながら歩いていた。
荷物を二人で分けて歩いていると、長年付き合っている恋人同士みたいだな。
いや、恋人ではあるから間違ってはいないけど長く付き合っている雰囲気がある。
「どのくらい装飾するの?」
「街の子供達も手伝ってくれるから、時間は掛からないよ」
「そっか、じゃあ俺も頑張ろう!」
カノンは微笑んで、はしゃいでいる俺を見つめていた。
教会に近付くと、いろんな人が外の装飾をしていた。
俺とカノンは地面に買った装飾品を置いて、作業を始めた。
遠くからでも分かるように、梯子を使って高い位置に取り付けた。
カラフルな三角のフラッグを見ていると、運動会を思い出すなぁ。
この世界には普通の運動会がないから、懐かしい。
風にフラッグが揺れて、さらにキラキラしたものを飾る。
梯子から降りて、次の場所に行こうとカノンと歩いた。
休憩も入れていたから、夕方になって外の装飾は終わった。
「今日はありがとう、フォルテ…なにかお礼がしたい」
「お礼なんていいって、いつも世話になってるし」
「そうはいかない、私に出来る事はない?」
「うーん、じゃあお店教えてほしいんだ」
カノンなら俺の知らなかった店を知っているから、きっと何でもこの街の店を知っている気がした。
俺の行きたい店を伝えると、少し考えて案内してくれた。
これで本当にいいのかとカノンに言われて、俺にとって知らない事を教えてくれたから十分だ。
一緒に船を降りて、寮の部屋に戻ってきてソファーに倒れた。
激しい船酔いで、まだ目の前がグルグルと回っている。
カノンが水を持ってきてくれて、それを受け取り一気に流し込んだ。
夕飯はカノンと一緒に教会の中で食べた昼食でいいかな。
今は、何も食う気分じゃないな…食事の事を考えると気持ち悪くなるから別の事を考えよう。
ズボンのポケットに手を入れて、今朝拾った手紙を見つめた。
住所もご丁寧に書いてある、個人情報なのに悪い拾われたらどうするんだ。
この世界に個人情報なんて何の価値もないんだろうなと思った。
そういえば、ゲームとかって勝手に人の家を知らない旅人に教えるよな。
いざ俺がゲームのキャラクターになったから不思議に思うけど、ゲームをしているだけのプレイヤーは考えない人もいるよな。
やっぱりファンタジーだから、細かい事は気にしない精神なのかもしれない。
「フォルテ、私は食堂に行くけどどうする?」
「んー、まだ船酔いで食べられない」
「分かった、ゆっくり休んでいてくれ」
カノンはそう言って部屋を出ていき、俺一人になった。
レオンハルトもいないから、護衛をする必要がない。
何もする事ないから、手紙の返事でも書こうかな。
ソファーから起き上がり、今日よろず屋で買ったレターセットを持って自分の個室に入った。
机とベッドしかない部屋で、椅子に座りペンを手にした。
まずは自己紹介からだよな、名前を書いたら怖がられるかな。
偽名を使うのも嫌だから、名前のイニシャルのHと名乗る事にした。
相手も名前は何も書いていないし、別にいいよな。
学院に通う二年生で、偶然波に乗せてボトルメールが届きました。
僕も友達になりたいです、よろしくお願いします。
ペンを止めて、俺は寮の住所を書いて封筒に入れた。
普段は「僕」なんて言わないのに、手紙だと堅苦しくなってしまうな。
男か女かも分からないけど、誰でもいいんだ…ただ俺は友達になりたいと思った…それだけだ。
『呑気だね』
「久々に声を聞いたと思ったら、なんだよ」
『君、死ぬかもしれない世界で文通なんて楽しんでるの?』
呆れと笑いを含んだ声でバカにされて、俺はミッシェルを無視した。
別に俺が何をしてたっていいだろ、ちゃんと自分の事だから考えている。
でも、恋愛なんだから焦ってどうにかなるものでもない。
この学院を卒業したら、本格的にゲームが始まる。
それまでにどうにかしたい気もするが、どうにも出来ない事もある。
当然、学院を卒業しないと出会えない人の方が多い。
学生の俺が卒業までに100人攻略なんて不可能だ。
だったら、今の縁を大切にしたい…俺は確実に前に向かっているんだから。
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