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初めての…後編

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「俺の身体は、んっ…面白くないよ?」

「そう?私には綺麗に見えるよ、フォルテの身体だと余計に」

指が乳首にかすって、びっくりした。
女の子じゃないから感じないと、触られながら思った。

俺もカノンにやろうと思って、カノンの胸に触った。
やっぱりカノンも反応が薄いな、でも下半身は硬いままだ。

触るのに集中していたから、カノンが指で弾いてきて不意打ちで無防備だった。

甘い声が漏れてしまい、慌てて両手で口を塞いだ。
なんだあれ、ビリビリ全身に響いたけど感じたって事?

俺は恥ずかしすぎて動けないのに、カノンはとてもいい笑顔だった。

手を離してくれて、今ちょっとそこはヤバいから良かった。

すぐにカノンの唇が触れて、乳首を温かい舌で舐められた。

「んんんっ!!」

片方は舐められて、もう片方は指で弄られて下半身が苦しい。
ずっと弄られていたから、びくびくと反応するようになった。

同じくらいカノンのも弄ってたのに、俺を熱い視線で見つめていただけだった。
鍛えているから全然違うのか?俺も鍛えたら感じやすくなくなる?

俺も弄りたいのに、下にいたら触れない。

カノンのもう片方の手で、俺のズボンと下着をずらして興奮した欲が出てきた。
カノンの腹に触れて、俺のはもう限界間近まで張りつめていた。

乳首だけだったのに、絶頂を迎えたら流石に堪え性ない。
俺だってカノンを気持ちよくしたいのに、されっぱなしだ。

これじゃあ自慰と変わらない。

唇をキュッと閉じて、カノンの肩に触れた。

カノンは俺から離れて「どうかした?」と聞いてきた。
俺だって、カノンを気持ちよくしたいんだよ。

「カノン、俺も舐めたい…カノンを気持ちよくしたい」

「うん、分かった…じゃあ場所変えようか」

カノンは自分のズボンを脱いで、俺と同じ裸になった。
同じ歳だと思えないほど、カノンの身体はいろいろと大きかった。

カノンがベッドに横になって、俺が上になった。
でも、さっきとは違う体勢になった。

俺の足の間にカノンの顔がある、俺の全部を見られている。
俺の前にはカノンの大きいのがある。

確かにこれは舐めやすいけど、恥ずかしい。

その瞬間、強い刺激がきてそのまま絶頂した。
腰がびくびく震えて、カノンがゆっくりと俺の腰を押した。

後ろを見ると、俺のを咥えているカノンが喉を上下に動かしていた。

「えっ!?飲ん…だらダメだって!」

「んっ…大丈夫、いっぱい出していいよ」

カノンは一度口を話したと思ったら、うっとりした顔でそんな事を言っていた。
また咥えてきて、俺もカノンのを咥えて吸ってみた。

びくびくと血管が浮き出てて、気持ちいいのかな。
ゆっくりと亀頭に舌を這わせて、手で優しく擦る。
こうすれば気持ちいいかという想像だ。

口の刺激でまた絶頂を迎えそうになり、今度は俺がカノンを絶頂させるんだと頑張って限界まで咥えた。
カノンが急に腰を上げるから、喉の奥まで入って来て俺の方が絶頂した。

なんだこれ、喉の奥ってなにかを食べてる時に感じなかったのに、こんなに気持ちいいものだったのか?
モゴモゴしていると、少し苦い味がした。

「ごめん、大丈夫か?」

「ふっ、んんっ」

声を出す事が出来ないから、頷いた。

カノンは「抜いていいから」と言っていたが、俺はまだカノンを満足させていないから抜くつもりはない。
苦しいけど吸って喉に擦り付けると、初めてカノンの小さな喘ぎ声が聞こえた。

良かった、ちゃんと気持ちいいんだ。

カノンに離してと言われたが、カノンだって離さなかったんだから俺も飲みたい。
カノンの息遣いがだんだん荒くなり、口いっぱいにカノンに満たされた。

飲みにくいけど、頑張って飲みきって口を離した。
カノンは「大丈夫?」「無理しなくていいから」と気遣ってくれる。
大丈夫だって、このくらい…もっとカノンの気持ちいいところ見たい。

「あっ、ぅ…んっ」

「フォルテ、ここ気持ちいい?」

さっきの咥えた時とは違う感じがして、びっくりした。

後ろを見ると、カノンは俺の尻を掴んでいた。
指が中に入ってくる感触なのか、違和感がある。
なにかを入れる場所ではないから、違和感は当たり前だけど未知なる場所に指を入れられるからビクビク震える。

「痛くない?」と聞いてくるが、丁寧にしてくれるから痛みはない。
痛みはないけど、だんだん中がウズウズしてきてびっくりした。

もしかして、中まで感じ始めてるって事なのか?

俺の声は甘くねだるようなものに変わり、カノンの指の動きが速くなる。
舐めたいのに、全然集中出来ない。

カノンが俺のに触れて、また絶頂をした。

何度イったのかもう分からなくなってきた。
頭が考える事を放棄している。
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