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幸せのクッキー
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28翌日、教会の前で足を止めた。
クッキーの入った袋を優しく片手で包み込んで、教会の扉を開けようとした。
会ったらなんて言おうかな、と脳内でシュミレーションしていた。
謝る前に、俺に会いに来てくれたんだからお礼を言おう。
ガシャンと大きな音を立てて、扉は微かに揺れただけだった。
いつもなら誰でも入れるように開いているのに、硬く閉ざされていた。
不安になって、誰かいないか探した。
裏側に回ってみると、庭を掃除しているシスターさんがいた。
誰かがいる事に、こんなに胸を撫で下ろす事があるんだな。
俺に気付いたシスターさんは、子供の俺にも頭を下げた。
つられるように、俺もシスターさんに頭を下げて近付いた。
「申し訳ございません、今日のお祈りはもう終わってしまいまして…また明日の朝に…」
まだ昼前のこの時間にもうお祈りが終わったのか?
「あ、あの!なにかあったんですか?」
「……それはちょっと」
シスターさんはなにかを隠している様子で、申し訳なさそうにしていた。
カノンに会いに来たんだけど、今日は無理そうだ。
せめてクッキーだけ渡して帰ろう、伝言したらカノンに届けてくれるかな。
クッキーをシスターさんに差し出そうとしたら、その前にシスターさんが口を開いた。
「カノン様のご友人の方ですか?」
「はい、フォルテって言います」
そういえば、名前を名乗るのを忘れていたと今さら気付いた。
俺の名前を聞くと、シスターさんの顔が明るくなった。
でもシスターさんはすぐに顔を暗くしてしまった。
なんでそんなにコロコロと表情を変えるのか分からない。
もしかして、カノンとなにか関係があるのか?
シスターさんは、俺を裏口から教会の中に入れてくれた。
カノンの部屋まで案内してもらえる事になった。
俺だからカノンに会うのがダメだったわけではなくて良かった。
今、カノンは原因不明の病で寝込んでいる。
俺の家から帰ってきて、いつも通りにお祈りを捧げていたら倒れたそうだ。
あの時具合悪そうには見えなかったけど、もしかして無理していたのかな。
もっと早くに気付いていれば、倒れる事はなかったのかもしれない。
「カノン様はご友人のお話をいつも楽しそうにしていらしてるんですよ」
「そうだったんですか?」
「あまり、自分の事も他の人の事も話さない方なのでとても嬉しいんです」
「カノン様をこれからもよろしくお願いします」とシスターは微笑んでいた。
俺こそお願いする立場なんだけどな、とシスターさんに頭を下げた。
カノンの部屋の前に来て、シスターさんがドアをノックした。
ここに来るのは最初を合わせて二度目だ。
シスターさんは「カノン様…お身体はいかがですか?」と聞いていた。
ドアが開く事はなく、カノンの声が聞こえた。
聞いた事がないくらい低い声で「放っておいていいから」と聞こえた。
「食事も三食喉に通していないんです、このままでは…」
「俺の、せいかもしれません」
「…え?」
「誰か一緒にいるの?」
俺の言葉にシスターさんは驚いた声を出していて、すぐにカノンの声が聞こえた。
俺はすぐにドアの前に立って、カノンを呼んだ。
シスターさんの話を聞いたら、黙って帰る事は出来ない。
食事をしないと、どんな病でも治らなくなってしまう。
お腹が空いていなくても、なにか食べれるものがある筈だ。
俺の声に反応するように、部屋の中でバタバタと動く音が聞こえた。
物が落ちた音と被さるようにカノンの「痛っ!!」という声が聞こえた。
ドアが勢いよく開いて、シャツにズボンのラフな格好をしているカノンが出てきた。
いつもはきっちりと服を着ている優等生タイプなのに、ボタンが半分開いた状態の姿だった。
「カノン、さっき大丈夫だった?」
「…だい、じょうぶだけど…君は大丈夫なの?昨日…」
「その事について謝りたくて」
「分かった、入って…シスターもありがとう」
「いえ、それでは私は戻ります」
シスターさんは頭を下げて、廊下を歩いていった。
俺はカノンの部屋に入り、持ってきてくれた椅子に座った。
床に本が散乱していて、近くにあった机の上から落としたんだとすぐに分かった。
カノンの足がフラフラとしていて、ベッドに座り込んだ。
シスターが病気だと言っていた、食べる事も出来ないほどに辛いんだな。
俺はせっかくカノンが椅子を用意してくれたけど、カノンの隣に座った。
一瞬だけ、驚いた顔をしていたけどすぐに「いいの?」と小さく呟いていた。
俺がカノンに嫌われたと思っているのと同時に、カノンも俺に嫌われていると思い込んでいたみたいだ。
俺が勝手にゲームのカノンと重ねただけなのに、カノンに不安な思いをさせてしまった。
ベッドから立ち上がってカノンの前に立った。
「嫌いなんかじゃない!カノンの事、大好きだよ!」
「だい…すき」
「病気で何も食べられないかもしれないけど、クッキー食べれる?カノンのために作ったんだ」
「それは嬉しいけど、病気って何の事?」
クッキーをカノンが受け取ってくれたけど、不思議そうに俺を見ていた。
俺はシスターに言われた事をそのままカノンに伝えるとため息を吐いていた。
どうやらシスターは大袈裟に騒いでいたようだ。
何事もないならそれでいい、ただ倒れた事と食事をしていないのは本当だ。
腹の足しにはなると思うけど、カノンがハートのクッキーを見つめていた。
小さく「ハートだ…」と呟いていて、「友達として好きのハートだよ!」と説明した。
いきなり俺がハートなんて送ったらさすがに気持ち悪いと思われる。
あの悲劇を体験しないために、俺はカノンを攻略するつもりだ。
いくらヒロインと結ばれても、あんな顔をカノンにさせたくない。
今はカノンも俺を友達だと思っているからゆっくり関係を進めていきたい。
その先がどうなるのか分からないけど。
「ありがとう、フォルテ…私の友達でいてくれて」
「俺こそ、カノンと出会えて良かった…その気持ちはずっと変わらないよ」
クッキーの入った袋を優しく片手で包み込んで、教会の扉を開けようとした。
会ったらなんて言おうかな、と脳内でシュミレーションしていた。
謝る前に、俺に会いに来てくれたんだからお礼を言おう。
ガシャンと大きな音を立てて、扉は微かに揺れただけだった。
いつもなら誰でも入れるように開いているのに、硬く閉ざされていた。
不安になって、誰かいないか探した。
裏側に回ってみると、庭を掃除しているシスターさんがいた。
誰かがいる事に、こんなに胸を撫で下ろす事があるんだな。
俺に気付いたシスターさんは、子供の俺にも頭を下げた。
つられるように、俺もシスターさんに頭を下げて近付いた。
「申し訳ございません、今日のお祈りはもう終わってしまいまして…また明日の朝に…」
まだ昼前のこの時間にもうお祈りが終わったのか?
「あ、あの!なにかあったんですか?」
「……それはちょっと」
シスターさんはなにかを隠している様子で、申し訳なさそうにしていた。
カノンに会いに来たんだけど、今日は無理そうだ。
せめてクッキーだけ渡して帰ろう、伝言したらカノンに届けてくれるかな。
クッキーをシスターさんに差し出そうとしたら、その前にシスターさんが口を開いた。
「カノン様のご友人の方ですか?」
「はい、フォルテって言います」
そういえば、名前を名乗るのを忘れていたと今さら気付いた。
俺の名前を聞くと、シスターさんの顔が明るくなった。
でもシスターさんはすぐに顔を暗くしてしまった。
なんでそんなにコロコロと表情を変えるのか分からない。
もしかして、カノンとなにか関係があるのか?
シスターさんは、俺を裏口から教会の中に入れてくれた。
カノンの部屋まで案内してもらえる事になった。
俺だからカノンに会うのがダメだったわけではなくて良かった。
今、カノンは原因不明の病で寝込んでいる。
俺の家から帰ってきて、いつも通りにお祈りを捧げていたら倒れたそうだ。
あの時具合悪そうには見えなかったけど、もしかして無理していたのかな。
もっと早くに気付いていれば、倒れる事はなかったのかもしれない。
「カノン様はご友人のお話をいつも楽しそうにしていらしてるんですよ」
「そうだったんですか?」
「あまり、自分の事も他の人の事も話さない方なのでとても嬉しいんです」
「カノン様をこれからもよろしくお願いします」とシスターは微笑んでいた。
俺こそお願いする立場なんだけどな、とシスターさんに頭を下げた。
カノンの部屋の前に来て、シスターさんがドアをノックした。
ここに来るのは最初を合わせて二度目だ。
シスターさんは「カノン様…お身体はいかがですか?」と聞いていた。
ドアが開く事はなく、カノンの声が聞こえた。
聞いた事がないくらい低い声で「放っておいていいから」と聞こえた。
「食事も三食喉に通していないんです、このままでは…」
「俺の、せいかもしれません」
「…え?」
「誰か一緒にいるの?」
俺の言葉にシスターさんは驚いた声を出していて、すぐにカノンの声が聞こえた。
俺はすぐにドアの前に立って、カノンを呼んだ。
シスターさんの話を聞いたら、黙って帰る事は出来ない。
食事をしないと、どんな病でも治らなくなってしまう。
お腹が空いていなくても、なにか食べれるものがある筈だ。
俺の声に反応するように、部屋の中でバタバタと動く音が聞こえた。
物が落ちた音と被さるようにカノンの「痛っ!!」という声が聞こえた。
ドアが勢いよく開いて、シャツにズボンのラフな格好をしているカノンが出てきた。
いつもはきっちりと服を着ている優等生タイプなのに、ボタンが半分開いた状態の姿だった。
「カノン、さっき大丈夫だった?」
「…だい、じょうぶだけど…君は大丈夫なの?昨日…」
「その事について謝りたくて」
「分かった、入って…シスターもありがとう」
「いえ、それでは私は戻ります」
シスターさんは頭を下げて、廊下を歩いていった。
俺はカノンの部屋に入り、持ってきてくれた椅子に座った。
床に本が散乱していて、近くにあった机の上から落としたんだとすぐに分かった。
カノンの足がフラフラとしていて、ベッドに座り込んだ。
シスターが病気だと言っていた、食べる事も出来ないほどに辛いんだな。
俺はせっかくカノンが椅子を用意してくれたけど、カノンの隣に座った。
一瞬だけ、驚いた顔をしていたけどすぐに「いいの?」と小さく呟いていた。
俺がカノンに嫌われたと思っているのと同時に、カノンも俺に嫌われていると思い込んでいたみたいだ。
俺が勝手にゲームのカノンと重ねただけなのに、カノンに不安な思いをさせてしまった。
ベッドから立ち上がってカノンの前に立った。
「嫌いなんかじゃない!カノンの事、大好きだよ!」
「だい…すき」
「病気で何も食べられないかもしれないけど、クッキー食べれる?カノンのために作ったんだ」
「それは嬉しいけど、病気って何の事?」
クッキーをカノンが受け取ってくれたけど、不思議そうに俺を見ていた。
俺はシスターに言われた事をそのままカノンに伝えるとため息を吐いていた。
どうやらシスターは大袈裟に騒いでいたようだ。
何事もないならそれでいい、ただ倒れた事と食事をしていないのは本当だ。
腹の足しにはなると思うけど、カノンがハートのクッキーを見つめていた。
小さく「ハートだ…」と呟いていて、「友達として好きのハートだよ!」と説明した。
いきなり俺がハートなんて送ったらさすがに気持ち悪いと思われる。
あの悲劇を体験しないために、俺はカノンを攻略するつもりだ。
いくらヒロインと結ばれても、あんな顔をカノンにさせたくない。
今はカノンも俺を友達だと思っているからゆっくり関係を進めていきたい。
その先がどうなるのか分からないけど。
「ありがとう、フォルテ…私の友達でいてくれて」
「俺こそ、カノンと出会えて良かった…その気持ちはずっと変わらないよ」
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