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第一章
11話 リリアの我儘
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リリアの態度は日に日に悪くなっていった。
「ねぇ、クリスティア。」
「何?」
「あなたの持っているクマのぬいぐるみちょうだい。」
「リリアだって持っているでしょう?」
「あれも可愛いけどあなたが持ってるぬいぐるみのほうが可愛いんだもの。いいでしょ?ちょうだい。」
「はぁ、まあ良いけど。はい。」
「ふふ、どうもね。」
またある日は。
「あなたの持ってる青いドレス、可愛いからちょうだい。」
「えっ!前にドレスを作った時に青いドレスは嫌だっていってたじゃない。」
「あの時は嫌だったの、でも今は欲しいの。」
「嫌よあのドレスは私のお気に入りなんだから。」
「え~どうして、あなたは今まで欲しいものたくさん買ってもらったりしてきたでしょ‼︎だったらわたしにくれたっていあじゃない。」
「私だって欲しいものを全て買ってもらっているわけじゃないわよ。」
「嘘よ‼︎この間だって、あなたのおじいさまから大量に本が届いていたじゃない!なんで欲しいものを買ってもらえないなんて嘘をつくの!」
「嘘じゃないわよ、だってあれは勉強の為の本だもの家には専門的なものが多いから。」
「そうだとしてもよ、それだってあなたが望んで買って貰ったんでしょ。ずるいわよ私のおじいさまは私に何かを買ってくれることなんてないのに。何も貰えないのに当て付けみたいに人からものをもらうなんて!!」
「そんな事してないわよ。」
「もう良いわよそんな可愛くないドレスいらないから。あなたって本当にずるい人ね。」
なんでったってリリアは私のものばかり欲しがるのかしら?お父さまだって実の娘じゃないからって欲しがっていたものを上げないわけでは無いのに。なのにどうして?
そんな事があって数日後リリアはとんでもないことをしでかした。
「ねぇ、クリスティア。」
「何?」
「あなたの持っているクマのぬいぐるみちょうだい。」
「リリアだって持っているでしょう?」
「あれも可愛いけどあなたが持ってるぬいぐるみのほうが可愛いんだもの。いいでしょ?ちょうだい。」
「はぁ、まあ良いけど。はい。」
「ふふ、どうもね。」
またある日は。
「あなたの持ってる青いドレス、可愛いからちょうだい。」
「えっ!前にドレスを作った時に青いドレスは嫌だっていってたじゃない。」
「あの時は嫌だったの、でも今は欲しいの。」
「嫌よあのドレスは私のお気に入りなんだから。」
「え~どうして、あなたは今まで欲しいものたくさん買ってもらったりしてきたでしょ‼︎だったらわたしにくれたっていあじゃない。」
「私だって欲しいものを全て買ってもらっているわけじゃないわよ。」
「嘘よ‼︎この間だって、あなたのおじいさまから大量に本が届いていたじゃない!なんで欲しいものを買ってもらえないなんて嘘をつくの!」
「嘘じゃないわよ、だってあれは勉強の為の本だもの家には専門的なものが多いから。」
「そうだとしてもよ、それだってあなたが望んで買って貰ったんでしょ。ずるいわよ私のおじいさまは私に何かを買ってくれることなんてないのに。何も貰えないのに当て付けみたいに人からものをもらうなんて!!」
「そんな事してないわよ。」
「もう良いわよそんな可愛くないドレスいらないから。あなたって本当にずるい人ね。」
なんでったってリリアは私のものばかり欲しがるのかしら?お父さまだって実の娘じゃないからって欲しがっていたものを上げないわけでは無いのに。なのにどうして?
そんな事があって数日後リリアはとんでもないことをしでかした。
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