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第6話 腐女子と騎士様
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そんなわけで、美少女を助けようとして、自分が穴に落ちた私は、顔面偏差値高スペックな眼鏡男子に守られるように、その鍛えられた身体の上に寝そべり、のどかな青空を見上げたのち、彼とともに金色の小麦畑の間を馬車に揺られることとなった。
彼の名前は、レイファス・アエラス・ランドルフ。
年齢は19歳。
しっかりしてるから、20代かと思ってたけど、私より、まさかの年下で、まだ10代だった。
1歳しか違わないのだけど、やっぱり10代と20代の響きの違いは、大きい。
この国の有力貴族の一人で、次期国王の側近。
普段は騎士の仕事をしていて、近衛騎士団長とのこと。
顔もイケメンだけど、仕事も華やかでカッコいい。
今回、聖女の召喚という特命の任務を受けて、私たちの世界へ来ていたそうなんだけど、きっと私のせいで失敗した、ということですよね、……ごめんなさい。
ここは私達が暮らす世界とは別の世界。
私たちの世界に生きる人間の想像や夢、そういった心の中の空想の世界と、強く結び付いているらしい。
はるか昔、私達の世界が、現代のように科学や文明が発達していなかった時代。
生活の中で、不思議や恐れから、さまざまなものを想像をし、生み出された生き物がここには存在し、また心の拠り所として作られてきた物語の世界が存在する。
つまり、私達の世界に生きる人間たちによって生み出された空想の世界が、彼らの世界だ。
だからこの世界には、魔法や特殊能力をもった人がいたり、妖精や魔物などが存在している。
長い間、この世界と私たちの世界はうまく均衡を保ちながら、互いに影響し合い、存在し続けているそうだ。
言い換えれば、どちらかの世界に何かが起こって、大きく変化した場合、もう片方の世界にも何か大きな影響があるということになる。
もし……
この世界が喪失してしまうようなことがあったら、私達の現実世界はどうなってしまうのだろう。
私が子ども頃に亡くなったパパは、絵本作家だった。
幼くて、昔のことだから、あまり覚えていないけど、いろんな話しをしてくれた。
『夢の国を忘れてはいけないよ』
たぶん、そんなことをよく、パパは私に言っていたように思う。
もしかして、パパはこの国の存在を知っていたのだろうか。
そんなパパの影響もあるのか、私も高校生の頃からネット小説を書くようになった。
もちろん、まだまだ趣味の範囲なんだけど。
パパの言葉を、自分が大人になって思うのは、きっと夢や想像することを忘れてしまったら、ココロが乾いてしまうからいけないよってことなのかなって、自分なりに考える。
雨が降らなければ地面が乾いて、ひび割れてしまう。
人のココロは、それと似ている。
夢を見ることを忘れたら、ココロはひび割れてしまうよ。
パパの言葉には、そういう意味があったのかなって。
今ならそう思える。
話が逸れちゃったけど、つまり私は異世界に来てしまった。
ここで、ゲームやアニメ好きな私のオタク気質が役に立った。
異世界と言われても、ああ、そうなんですね。と取り乱すこともなく、すんなり受け入れることが出来た。
気がついたら、異世界に来てましたー!とか、転生してましたー!とかアニメや小説では、よくあることだし。
ここが異世界だと、彼に教えてもらったときも、驚かないんだなって、言われてしまったけど。
ちょっとはどうしようって内心焦ったけど、聖女様の召喚の邪魔をしたあげく、地味でなんの取り柄もない私が間違って来てしまったのに、そのうえオタクなんて知られたら……辛すぎる。
だから、聞き慣れてるんで……て、うっかり言いそうになってしまったけど、なんとか、はぁ、まぁ……と適当な返事で誤魔化した。
それに、この世界の話を聞く前から、薄々気がついてた。
大体、彼のようなイケメンが、自分の目の前に存在し、私と会話していること自体、もう異世界。
なるべく、もうこれ以上のご迷惑は掛けたくないと思うので、私は取り乱すこともなく、彼の話を冷静に聞いていた。
ここが異世界だと聞かされても、私があまりに冷静なので、レイファスくんには訝しげな顔をされてしまったけど。
「とにかく、アンタのことは、俺が責任を持って、元の世界に返すから。心配しないでほしい」
彼は、強いコバルトブルーの瞳で私を見て、真摯にそう言ってくれた。
「……はい、ありがとうございます」
かぁ~っと、頬に熱を感じて、思わず俯き眼鏡で隠そうと、すっと指先で顔の横のフレームを上げようとした。
あれ?眼鏡がない!?
今頃気づくって、間抜けだけど、きっと落下するときかどこかで落っことしちゃったんだ。
でも、不思議なことで、眼鏡がなくても普通によく見えている。ここに来ると、視力もよくなるのかも知れない。って、便利。
ただ、眼鏡という仮面がなくなって、急に裸にされたような気分に、自分の自信の無さを意識してしまう。
俯いてしまった私に、彼は巻き込んで申し訳ないと言ってくれた。
私から飛び込んでしまったのに。
それに、自分には心配してくれる家族も、帰りを待っている人もいない。
だから、この国の危機のために必要だった聖女様ではなく、誤って来てしまった私なんかに、そんなふうに言ってくれる彼に、ただ申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
レイファスくんは、あまりお喋りではないようで、説明も低めの声でポツポツって感じ。
まあ、状況もこんなだし、明るいノリノリな雰囲気にはならないか。
古書店では、もう少し高めの優しげな声音で、眼鏡が似合う理知的な、爽やかお兄さんって感じだったけど……
あれは聖女様を探すための、彼の演技だったのかな。
その証拠に、彼も今は眼鏡をしていないので、大丈夫ですか?って訊くと
「あれは、だてめがねってやつだ」と答えた。
「え?そうなんですか?」
「メガネを掛けると萌えっていうやつで良いって言われたから」
「は?」
「ちっ、違うのか?」
一瞬、彼の顔が不安げに焦った表情になる。
あ、ちょっと子どもっぽくて可愛い。
「あ、いえ。大丈夫です。好みによりますけど、正解です」
「そっか」
彼は安心したようにふっと口元を緩めた。
意外と可愛い。
しかし、彼にそんなことを吹き込んだのは、いったい誰なの?
まあ、確かにここにいる眼鏡好き女子に、思惑どおり刺さりましたけど。
必要な説明以外、これと言って会話をすることもなく、なんとなく気まずい時間を過ごしながら、二人を乗せた馬車は、中世ヨーロッパのような古い街並みの中を抜け、その先にある童話に出てきそうな白亜の城へと、吸い込まれるように入っていった。
馬車が城のポーチ前について、彼が先に降りた。
美月がそのあとからモソモソと降りようとすると、馬車の降り口の脇に立った彼が、自然な感じでスッと手を差し伸べてくれる。
騎士なのにゴツゴツしてなくて白く長い指だけど、男の人の大きな手。
「あ……」
慣れないことに、思わず戸惑ってしまった。
そんな綺麗な手に、自分の手をのせて良いものかどうか、悩んで固まってしまう。
「……えっと」
「……?……あ、すまない」
彼はそう言って手を下ろすと、さっと踵を返した。
自分の態度が、何か誤解させてしまったのかも知れない。
「あ……すみません」
小さな声で言うと、恥ずかしさと後悔で俯いて、背中を丸めたまま馬車から降りると、彼の背を追いかけた。
なんだか薄汚れて、惨めな野良猫みたい……
美月は、今の自分を消してしまいたい気分になった。
レイファスの後について城に入ると、中は豪華で重厚な感じ。
中世ヨーロッパのお城そのものだった。
豪華なシャンデリアに、壁には小さな火が灯された蝋燭。壁には大きな肖像画。
美月はさらに萎縮してしまった。
自分の服装は、元いた世界のままで、周囲の豪華さとまったく似つかわしくない。
ちょっとそこまでお買い物行ける程度のシンプルで可愛いめの、レモンクリームのカットソーに白のスカート。
はっきり言って、お城には地味過ぎる。
お陰で、逆に目立ってしまった。
城の門をくぐってから目的の部屋に到達するまでの途中、幾人かとすれ違う。
足首まで隠す黒のメイド服に白いフリルエプロンを着ている女性や、胸元にはフリルの白シャツときっちりとした上着を着た貴族っぽい男性たち。
すれ違う方々の視線がとても痛くて、苦笑いとともに自分の似つかわしくない格好が申し訳なくて、何度も頭を下げつつ歩く。
そんな彼女の姿に、レイファスが
あんたは客人なのだから、堂々としてればいい、と言ってくれたが、美月は顔をあげることが出来なかった。
彼の名前は、レイファス・アエラス・ランドルフ。
年齢は19歳。
しっかりしてるから、20代かと思ってたけど、私より、まさかの年下で、まだ10代だった。
1歳しか違わないのだけど、やっぱり10代と20代の響きの違いは、大きい。
この国の有力貴族の一人で、次期国王の側近。
普段は騎士の仕事をしていて、近衛騎士団長とのこと。
顔もイケメンだけど、仕事も華やかでカッコいい。
今回、聖女の召喚という特命の任務を受けて、私たちの世界へ来ていたそうなんだけど、きっと私のせいで失敗した、ということですよね、……ごめんなさい。
ここは私達が暮らす世界とは別の世界。
私たちの世界に生きる人間の想像や夢、そういった心の中の空想の世界と、強く結び付いているらしい。
はるか昔、私達の世界が、現代のように科学や文明が発達していなかった時代。
生活の中で、不思議や恐れから、さまざまなものを想像をし、生み出された生き物がここには存在し、また心の拠り所として作られてきた物語の世界が存在する。
つまり、私達の世界に生きる人間たちによって生み出された空想の世界が、彼らの世界だ。
だからこの世界には、魔法や特殊能力をもった人がいたり、妖精や魔物などが存在している。
長い間、この世界と私たちの世界はうまく均衡を保ちながら、互いに影響し合い、存在し続けているそうだ。
言い換えれば、どちらかの世界に何かが起こって、大きく変化した場合、もう片方の世界にも何か大きな影響があるということになる。
もし……
この世界が喪失してしまうようなことがあったら、私達の現実世界はどうなってしまうのだろう。
私が子ども頃に亡くなったパパは、絵本作家だった。
幼くて、昔のことだから、あまり覚えていないけど、いろんな話しをしてくれた。
『夢の国を忘れてはいけないよ』
たぶん、そんなことをよく、パパは私に言っていたように思う。
もしかして、パパはこの国の存在を知っていたのだろうか。
そんなパパの影響もあるのか、私も高校生の頃からネット小説を書くようになった。
もちろん、まだまだ趣味の範囲なんだけど。
パパの言葉を、自分が大人になって思うのは、きっと夢や想像することを忘れてしまったら、ココロが乾いてしまうからいけないよってことなのかなって、自分なりに考える。
雨が降らなければ地面が乾いて、ひび割れてしまう。
人のココロは、それと似ている。
夢を見ることを忘れたら、ココロはひび割れてしまうよ。
パパの言葉には、そういう意味があったのかなって。
今ならそう思える。
話が逸れちゃったけど、つまり私は異世界に来てしまった。
ここで、ゲームやアニメ好きな私のオタク気質が役に立った。
異世界と言われても、ああ、そうなんですね。と取り乱すこともなく、すんなり受け入れることが出来た。
気がついたら、異世界に来てましたー!とか、転生してましたー!とかアニメや小説では、よくあることだし。
ここが異世界だと、彼に教えてもらったときも、驚かないんだなって、言われてしまったけど。
ちょっとはどうしようって内心焦ったけど、聖女様の召喚の邪魔をしたあげく、地味でなんの取り柄もない私が間違って来てしまったのに、そのうえオタクなんて知られたら……辛すぎる。
だから、聞き慣れてるんで……て、うっかり言いそうになってしまったけど、なんとか、はぁ、まぁ……と適当な返事で誤魔化した。
それに、この世界の話を聞く前から、薄々気がついてた。
大体、彼のようなイケメンが、自分の目の前に存在し、私と会話していること自体、もう異世界。
なるべく、もうこれ以上のご迷惑は掛けたくないと思うので、私は取り乱すこともなく、彼の話を冷静に聞いていた。
ここが異世界だと聞かされても、私があまりに冷静なので、レイファスくんには訝しげな顔をされてしまったけど。
「とにかく、アンタのことは、俺が責任を持って、元の世界に返すから。心配しないでほしい」
彼は、強いコバルトブルーの瞳で私を見て、真摯にそう言ってくれた。
「……はい、ありがとうございます」
かぁ~っと、頬に熱を感じて、思わず俯き眼鏡で隠そうと、すっと指先で顔の横のフレームを上げようとした。
あれ?眼鏡がない!?
今頃気づくって、間抜けだけど、きっと落下するときかどこかで落っことしちゃったんだ。
でも、不思議なことで、眼鏡がなくても普通によく見えている。ここに来ると、視力もよくなるのかも知れない。って、便利。
ただ、眼鏡という仮面がなくなって、急に裸にされたような気分に、自分の自信の無さを意識してしまう。
俯いてしまった私に、彼は巻き込んで申し訳ないと言ってくれた。
私から飛び込んでしまったのに。
それに、自分には心配してくれる家族も、帰りを待っている人もいない。
だから、この国の危機のために必要だった聖女様ではなく、誤って来てしまった私なんかに、そんなふうに言ってくれる彼に、ただ申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
レイファスくんは、あまりお喋りではないようで、説明も低めの声でポツポツって感じ。
まあ、状況もこんなだし、明るいノリノリな雰囲気にはならないか。
古書店では、もう少し高めの優しげな声音で、眼鏡が似合う理知的な、爽やかお兄さんって感じだったけど……
あれは聖女様を探すための、彼の演技だったのかな。
その証拠に、彼も今は眼鏡をしていないので、大丈夫ですか?って訊くと
「あれは、だてめがねってやつだ」と答えた。
「え?そうなんですか?」
「メガネを掛けると萌えっていうやつで良いって言われたから」
「は?」
「ちっ、違うのか?」
一瞬、彼の顔が不安げに焦った表情になる。
あ、ちょっと子どもっぽくて可愛い。
「あ、いえ。大丈夫です。好みによりますけど、正解です」
「そっか」
彼は安心したようにふっと口元を緩めた。
意外と可愛い。
しかし、彼にそんなことを吹き込んだのは、いったい誰なの?
まあ、確かにここにいる眼鏡好き女子に、思惑どおり刺さりましたけど。
必要な説明以外、これと言って会話をすることもなく、なんとなく気まずい時間を過ごしながら、二人を乗せた馬車は、中世ヨーロッパのような古い街並みの中を抜け、その先にある童話に出てきそうな白亜の城へと、吸い込まれるように入っていった。
馬車が城のポーチ前について、彼が先に降りた。
美月がそのあとからモソモソと降りようとすると、馬車の降り口の脇に立った彼が、自然な感じでスッと手を差し伸べてくれる。
騎士なのにゴツゴツしてなくて白く長い指だけど、男の人の大きな手。
「あ……」
慣れないことに、思わず戸惑ってしまった。
そんな綺麗な手に、自分の手をのせて良いものかどうか、悩んで固まってしまう。
「……えっと」
「……?……あ、すまない」
彼はそう言って手を下ろすと、さっと踵を返した。
自分の態度が、何か誤解させてしまったのかも知れない。
「あ……すみません」
小さな声で言うと、恥ずかしさと後悔で俯いて、背中を丸めたまま馬車から降りると、彼の背を追いかけた。
なんだか薄汚れて、惨めな野良猫みたい……
美月は、今の自分を消してしまいたい気分になった。
レイファスの後について城に入ると、中は豪華で重厚な感じ。
中世ヨーロッパのお城そのものだった。
豪華なシャンデリアに、壁には小さな火が灯された蝋燭。壁には大きな肖像画。
美月はさらに萎縮してしまった。
自分の服装は、元いた世界のままで、周囲の豪華さとまったく似つかわしくない。
ちょっとそこまでお買い物行ける程度のシンプルで可愛いめの、レモンクリームのカットソーに白のスカート。
はっきり言って、お城には地味過ぎる。
お陰で、逆に目立ってしまった。
城の門をくぐってから目的の部屋に到達するまでの途中、幾人かとすれ違う。
足首まで隠す黒のメイド服に白いフリルエプロンを着ている女性や、胸元にはフリルの白シャツときっちりとした上着を着た貴族っぽい男性たち。
すれ違う方々の視線がとても痛くて、苦笑いとともに自分の似つかわしくない格好が申し訳なくて、何度も頭を下げつつ歩く。
そんな彼女の姿に、レイファスが
あんたは客人なのだから、堂々としてればいい、と言ってくれたが、美月は顔をあげることが出来なかった。
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