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04.
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お屋敷のキッチンへ案内される。
キッチンは広くて、レストランで働いていた頃の厨房を思い出した。ただし、ガスコンロではなくて、キッチンの奥に石を組み合わせて作ったかまどがあった。石窯もあったので、ピザやパンを焼くこともできそうだった。
とはいえ、おなかはとっても減っている。簡単に手早く、美味しく食べられるものを作りたい。
キッチンに筋肉質の大きな男性がいた。白くて裾の長い服と、同じく白い帽子をかぶっている。服には調理の汚れなのか、茶色い染みもある。
「彼はここの料理長だ。こちらはシズク殿」
「よろしくお願いします」
わたしが手を差し出すと、料理長さんは大きな手でがしっと握った。
「あんたが……そうか、よろしくな!」
顔は強面な感じだけれども、笑うとニカっと白い歯が見えて爽やかそうだ。
グラファリウムさんは、さっそく料理長さんに話を通す。
「シズク殿は、聖女様と同様に異世界からきたのは知っているな。こちらと食事が違うから、街の食堂まで行ったが少しトラブルになってしまった。なので、屋敷のキッチンで調理をしてもらおうと思ったんだ」
「へぇへぇ、そういやそんな話、仕入れ先からもあったな。ジェミニがスープを替えに来たんで、口に合わないかと思ったら」
「もったいないことをしてしまって、すみません!」
「ああ、良いってことよ。俺も勉強すっから、好きに作ってみな」
料理長さんは機嫌を損ねることもなく、調理器具の場所、食材の場所を教えてくれた。
実はちょっと、ドキドキしていた。料理長さんの見た目は上司と変わらないくらいだったから。機嫌を損ねて、キッチンを使ってはだめだと怒鳴られたらどうしようと、勝手に想像していた。
「料理長さん、ありがとうございます!」
「なんか手伝うことがあれば言ってくれ」
「すみません、私の世界だと火力の調整は簡単にできたんですが、こちらはどうすれば……」
コンロと違うので困ってしまったが、鍋のおき場所を変えるだけだそうだ。手前から強火、中火、弱火くらいになる並びとなっている。
ちなみに調味料も揃っていた。嗅いだことのあるハーブの香りがあり、ガーリックや塩、コショウもあった。……道具は揃っているのに、なぜ味がまずかったのだろう。疑問は残っていたが、おなかの音が止まらないので、調理を始めることにした。
こちらの世界に来て、最初から言葉が理解していたのは、自動的に私の知っている言葉に翻訳されているのかも……と気が付いた。
目の前にある鶏肉も、ニンジンも、彼らは「鶏肉、ニンジン」と言っているが、唇の動きは違う。鶏肉は、見た目もちょっと変わっていて、鶏もも肉と聞いた部位は日本のものの数倍の大きさをしていた。鶏の体長も、にわとりよりも大きいらしい。
ニンジンも大きくて、オレンジの大根だと言われても信じてしまいそう。ただ、皮を向いてみれば独特の匂いがあり、大きさだけが違うのかもしれないと思った。
フライパンに油をしいて、塩コショウと少しガーリックを擦り付けた、鶏肉を焼く。じゅうじゅうと音を立てて、ガーリックの匂いが食欲をそそる。表裏と焼き色がついたら、一度取り出して、今度はニンジンを薄くいちょう切りにしたもの、玉葱も薄切りにしたものを投入する。しんなりしたら水を入れて、沸騰させる。その間に鶏肉をスライスして、野菜が煮えた後入れて、しっかりと加熱する。本当はじっくりコトコト煮込んだりしたいところだが、手早く簡単に食事をしたいので、我慢する。
鶏肉と野菜のお出汁も出たスープの完成だ。
カレーやシチューにもできるし、トマトがあればトマトスープにもなる。
料理長さんが用意したスープ皿に移して、三人で食べる。
今朝のスープとだいぶ違うだろうかと、ふたりの様子を見ながらだけれども、わたしは美味しく完食した。ふたりはと言えば、複雑そうな顔で食べるグラファリムさんと、ぺろっと食べる料理長さん。彼はこの料理を受け入れたらしかった。
「……お口に合いませんでしたか?」
グラファリウムさんに聞くと、「いや、大丈夫だ」と返ってくる。そうして完食した料理長さんと、彼の皿を見比べた。
「料理長は、この料理をどう思った?」
「美味かったっすよ」
「……そうか」
グラファリウムさんもお皿をからっぽにして、食事を終える。
食器を料理長さんが洗うと言ったけれど、料理をしたのはわたしだ。片付けをさせるなんて申し訳ない。
「わたしが片づけをします」
「良いってことよ。上手い料理をくわせてもらったんだ。……へへっ。もし娘が大きくなれば、こんな感じなんだろうな」
「娘さんがいらっしゃるんですか?」
「あー。……まあな。今は離れて暮らしてるけど、な」
と料理長さんは言葉を濁した。
単身赴任や、もしかしたら離婚をしたのかもしれないと思い返して、踏み込んだことを聞いたと反省する。
「すみません」
「いや、良いんだ。……うん、オレが話したくなったんだ。気にせんでくれ」
「――料理長、夕食はどうする?」
グラファリウムさんが話を切り替えた。
うーんと料理長は唸って、でもニカっと笑い、わたしを見た。
「夕食も作ってみるか?」
「良いんですか?」
「おう、オレはあんたを気に入った」
料理長さんの元気な声を聞いて、私たちはキッチンから離れた。
食後のお茶を用意したとジェミニさんがやってきて、部屋に通される。花の香りの紅茶は香しくて、好みであればと砂糖も勧められた。ひとつだけ入れて、匙で混ぜる。
「シズク殿の料理は大変美味しかった。あれが本当の美味しいという料理なんだろうな」
「ありがとうございます。ええっと、料理長さんの料理もヘルシーだと思いますよ」
「気を遣わせたな。すまない。料理長は数年前から味覚の変化があった。だんだんと味が変わっていたのだが、本人に言い出せなかった。先代のレシピを守っているという自負していたのと……料理長を放っておけなくてな」
「そうなんですね……」
「娘の話をしただろう?……あれはな、事故で娘を亡くしているのだ」
踏み込んでいいものか、ちょっと悩み、言葉が詰まる。
わたしくらいの年齢の娘さんだと言った。結婚しているかもしれないし、もしかしたら孫がいて、おじいちゃんになっていた可能性もある。
「俺は彼をここに留め置くしかできない。シズク殿と料理をすることで、少しでも彼の心が癒えたようだ。感謝する」
「わたしは……料理をしたかっただけなので」
原因のひとつを聞いて、こちらの世界との味覚の差があるわけでもなさそうで、ホッとした。
こちらの世界の味付けが、こういったものなのだろうと思っていたから。
でも、わたしもきっと日本では死んでしまっただろうから、向こうの世界で家族が同じように傷ついているかもと、ふとよぎって胸が痛んだ。
「そういった事情があってな。外での食事をなかなかできないので、実は街での食事も楽しみだった。トラブルはあったが、おかげでシズク殿から良い食事を得られた。感謝している」
「いえ、そんな……見ていただいた通り、難しいことはしていません。それに、料理長さんとグラファリウムさんさえ良ければ、許可をいただけるならば、私も料理がしたいです」
美味しい料理を食べられた以外にも、私は満足したものがあった。
それは、誰かと同じ食事をすること。美味しいと言ってもらえたこと。
ひとり暮らしの長かった私には、久しぶりすぎる感覚を得て、うれしくて仕方がなかった。
キッチンは広くて、レストランで働いていた頃の厨房を思い出した。ただし、ガスコンロではなくて、キッチンの奥に石を組み合わせて作ったかまどがあった。石窯もあったので、ピザやパンを焼くこともできそうだった。
とはいえ、おなかはとっても減っている。簡単に手早く、美味しく食べられるものを作りたい。
キッチンに筋肉質の大きな男性がいた。白くて裾の長い服と、同じく白い帽子をかぶっている。服には調理の汚れなのか、茶色い染みもある。
「彼はここの料理長だ。こちらはシズク殿」
「よろしくお願いします」
わたしが手を差し出すと、料理長さんは大きな手でがしっと握った。
「あんたが……そうか、よろしくな!」
顔は強面な感じだけれども、笑うとニカっと白い歯が見えて爽やかそうだ。
グラファリウムさんは、さっそく料理長さんに話を通す。
「シズク殿は、聖女様と同様に異世界からきたのは知っているな。こちらと食事が違うから、街の食堂まで行ったが少しトラブルになってしまった。なので、屋敷のキッチンで調理をしてもらおうと思ったんだ」
「へぇへぇ、そういやそんな話、仕入れ先からもあったな。ジェミニがスープを替えに来たんで、口に合わないかと思ったら」
「もったいないことをしてしまって、すみません!」
「ああ、良いってことよ。俺も勉強すっから、好きに作ってみな」
料理長さんは機嫌を損ねることもなく、調理器具の場所、食材の場所を教えてくれた。
実はちょっと、ドキドキしていた。料理長さんの見た目は上司と変わらないくらいだったから。機嫌を損ねて、キッチンを使ってはだめだと怒鳴られたらどうしようと、勝手に想像していた。
「料理長さん、ありがとうございます!」
「なんか手伝うことがあれば言ってくれ」
「すみません、私の世界だと火力の調整は簡単にできたんですが、こちらはどうすれば……」
コンロと違うので困ってしまったが、鍋のおき場所を変えるだけだそうだ。手前から強火、中火、弱火くらいになる並びとなっている。
ちなみに調味料も揃っていた。嗅いだことのあるハーブの香りがあり、ガーリックや塩、コショウもあった。……道具は揃っているのに、なぜ味がまずかったのだろう。疑問は残っていたが、おなかの音が止まらないので、調理を始めることにした。
こちらの世界に来て、最初から言葉が理解していたのは、自動的に私の知っている言葉に翻訳されているのかも……と気が付いた。
目の前にある鶏肉も、ニンジンも、彼らは「鶏肉、ニンジン」と言っているが、唇の動きは違う。鶏肉は、見た目もちょっと変わっていて、鶏もも肉と聞いた部位は日本のものの数倍の大きさをしていた。鶏の体長も、にわとりよりも大きいらしい。
ニンジンも大きくて、オレンジの大根だと言われても信じてしまいそう。ただ、皮を向いてみれば独特の匂いがあり、大きさだけが違うのかもしれないと思った。
フライパンに油をしいて、塩コショウと少しガーリックを擦り付けた、鶏肉を焼く。じゅうじゅうと音を立てて、ガーリックの匂いが食欲をそそる。表裏と焼き色がついたら、一度取り出して、今度はニンジンを薄くいちょう切りにしたもの、玉葱も薄切りにしたものを投入する。しんなりしたら水を入れて、沸騰させる。その間に鶏肉をスライスして、野菜が煮えた後入れて、しっかりと加熱する。本当はじっくりコトコト煮込んだりしたいところだが、手早く簡単に食事をしたいので、我慢する。
鶏肉と野菜のお出汁も出たスープの完成だ。
カレーやシチューにもできるし、トマトがあればトマトスープにもなる。
料理長さんが用意したスープ皿に移して、三人で食べる。
今朝のスープとだいぶ違うだろうかと、ふたりの様子を見ながらだけれども、わたしは美味しく完食した。ふたりはと言えば、複雑そうな顔で食べるグラファリムさんと、ぺろっと食べる料理長さん。彼はこの料理を受け入れたらしかった。
「……お口に合いませんでしたか?」
グラファリウムさんに聞くと、「いや、大丈夫だ」と返ってくる。そうして完食した料理長さんと、彼の皿を見比べた。
「料理長は、この料理をどう思った?」
「美味かったっすよ」
「……そうか」
グラファリウムさんもお皿をからっぽにして、食事を終える。
食器を料理長さんが洗うと言ったけれど、料理をしたのはわたしだ。片付けをさせるなんて申し訳ない。
「わたしが片づけをします」
「良いってことよ。上手い料理をくわせてもらったんだ。……へへっ。もし娘が大きくなれば、こんな感じなんだろうな」
「娘さんがいらっしゃるんですか?」
「あー。……まあな。今は離れて暮らしてるけど、な」
と料理長さんは言葉を濁した。
単身赴任や、もしかしたら離婚をしたのかもしれないと思い返して、踏み込んだことを聞いたと反省する。
「すみません」
「いや、良いんだ。……うん、オレが話したくなったんだ。気にせんでくれ」
「――料理長、夕食はどうする?」
グラファリウムさんが話を切り替えた。
うーんと料理長は唸って、でもニカっと笑い、わたしを見た。
「夕食も作ってみるか?」
「良いんですか?」
「おう、オレはあんたを気に入った」
料理長さんの元気な声を聞いて、私たちはキッチンから離れた。
食後のお茶を用意したとジェミニさんがやってきて、部屋に通される。花の香りの紅茶は香しくて、好みであればと砂糖も勧められた。ひとつだけ入れて、匙で混ぜる。
「シズク殿の料理は大変美味しかった。あれが本当の美味しいという料理なんだろうな」
「ありがとうございます。ええっと、料理長さんの料理もヘルシーだと思いますよ」
「気を遣わせたな。すまない。料理長は数年前から味覚の変化があった。だんだんと味が変わっていたのだが、本人に言い出せなかった。先代のレシピを守っているという自負していたのと……料理長を放っておけなくてな」
「そうなんですね……」
「娘の話をしただろう?……あれはな、事故で娘を亡くしているのだ」
踏み込んでいいものか、ちょっと悩み、言葉が詰まる。
わたしくらいの年齢の娘さんだと言った。結婚しているかもしれないし、もしかしたら孫がいて、おじいちゃんになっていた可能性もある。
「俺は彼をここに留め置くしかできない。シズク殿と料理をすることで、少しでも彼の心が癒えたようだ。感謝する」
「わたしは……料理をしたかっただけなので」
原因のひとつを聞いて、こちらの世界との味覚の差があるわけでもなさそうで、ホッとした。
こちらの世界の味付けが、こういったものなのだろうと思っていたから。
でも、わたしもきっと日本では死んでしまっただろうから、向こうの世界で家族が同じように傷ついているかもと、ふとよぎって胸が痛んだ。
「そういった事情があってな。外での食事をなかなかできないので、実は街での食事も楽しみだった。トラブルはあったが、おかげでシズク殿から良い食事を得られた。感謝している」
「いえ、そんな……見ていただいた通り、難しいことはしていません。それに、料理長さんとグラファリウムさんさえ良ければ、許可をいただけるならば、私も料理がしたいです」
美味しい料理を食べられた以外にも、私は満足したものがあった。
それは、誰かと同じ食事をすること。美味しいと言ってもらえたこと。
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