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導入
11.レナード様って失礼な方!(2)
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「勝手な事を言わないで!」
エラは思わず怒鳴った。周りにいる貴族が何人か驚いてこっちを見る。冷静なレナードも驚いて押し黙ってしまった。
「私はホール家の娘なのよ。今は零落しているけれど、それでも名門の貴族である自負はあるの。最低限卒業できれば、なんて適当に生きていたら一家の大恥よ。それに私の人生は私だけのものではないわ!私にはホール家の一人娘として家を再興させる使命があるのよ。皆が私に期待しているわ。全力で努力しなければ、おじさんにもおばさんにも、迷惑がかかるわ!」
ここまで一息に言ってしまって、エラはしまった、と口をふさいだ。フィンドレイ家の子息に大声で怒鳴ってしまった。さらに、周りの貴族たちに見られてしまった。エラの顔が青くなり、赤くなり、そしてまた青くなった。エラはレナードの顔が見られず、下を向いた。
「これは、出過ぎた事を申してしまいました。不躾をお許しください、エラ様。」
レナードはすんなりと非礼を詫び、頭を下げた。その声はとても落ち着いていた。
「抱えている物は人それぞれです。自由に生きるなんて、誰もができる事ではありませんね。俺たち貴族なら尚更だ。」
「い、いえ、私の方こそ、大きな声を出してしまって…申し訳ございません。」
エラは最後には顔を真っ赤にして、頭を下げた。
レナードとエラがお互いに謝った時に、奇妙な事に、しんっと静まり返った。
曲が途絶えたのだ。
貴族たちのダンスもそれに合わせて一斉にピタリと止まる。
そして、静かに、_とても静かに、ある一つの低い音が鳴り響いた。他の弦奏者が楽器を下ろし、チェロだけがその低弦を響かせた。
その音色は甘く、歌うようだった。
『愛の歌声』の最も有名なフレーズだ。
周りの貴族達もこの美しい音色とダンスに夢中で、もはや、エラ達を気にしている者はいなくなっていた。レナードは、まだ顔を赤らめて俯いているエラの手をとって、気を取り直して踊りませんか、と言わんばかりにウインクした。
エラは何も言わずに力なく微笑んで、ダンスを再開した。
しばらく二人は無言で踊り続けた。気まずさもあったが、エラもレナードもこのチェロのソロパートが好きで聴き入っていた。
もう一度、チェロが同じフレーズを弾いたとき、レナードはつい鼻歌でメロディを口ずさんだ。
「あら、思ったより……」
「思ったより?」
エラはすぐに口を閉ざすがレナードが促してくるので、続きを吐いてしまった。
「下手だな……と。」
しまった、と思ったのとレナードが吹き出したのが同時だった。
「ははっ、こればっかりはどうにも俺には向いていないようなんです。」
レナードは笑いながら恥ずかしそうに頭をかいた。
「エラ様はどうですか?」
エラは少し迷ったが、小さな声で歌を歌う。このチェロのソロの部分は有名なフレーズで、公式なのかはわからないが、歌詞があるのだ。小さい頃からよく歌っていたので、考えるまもなく、さらっと口から出てきた。
「__驚きました。とてもお上手なんですね。」
レナードは目を丸くして感嘆した。エラは得意げに口角をあげた。
「こんなの、貴族としてなんの役にもたちませんけれど。幼い頃、父に『音楽なんてボウシ族がやる雑事だ!』と叱られてからは人前で歌わなくなりましたわ。」
「勿体無いです。あなたの歌声をもっと多くの人が聴ければ良いのに。」
そんな日は来ない、とエラは首をふった。
悲しいとか悔しいという感情はなく、それが当たり前だというような表情だった。
レナードは少し悲しげに目を細めた。
「……もしも人生が、自由を諦めるものならば、生きる意味があるのでしょうか。」
レナードは呟くようにいった。エラに向けて言っているというよりは独り言に近いように思えた。
「あなたはまるで物語の主人公のようですわね。」
「え?」
エラの唐突な言葉にレナードは目をぱちくりさせた。
「巨人と戦い金銀財宝を手にする冒険家も、姫を助けドラゴンを倒す騎士様も、世界中の人々を救う勇者様も、皆あなたのように快活で、自由で、なんでもできるような人がふさわしいですわ。弱くて、周りに振り回されるだけの私とは大違いです。もし、これが……」
「……」
「___もし、これが物語ならば……絶対に私は主人公ではないでしょうね。」
「……あなたは変わりたいのですか?」
「無理よ」
「可能かどうかを聞いているのではありません。変わりたいのですか?」
「……」
「人間、変わるにはきっかけが必要です。エラ様にとって今日がそのきっかけになればいいと思っています。」
弦の音色が静かに消えていった。
それと同時に、ガヤガヤと周りの貴族たちが一斉に喋り出す。
今度こそ、曲が終わったのだ。
予定通りならば、このダンスパーティーでは次で最後の曲となるだろう。外庭にいた貴族達が全員ぞろぞろとホールに入ってゆく。最後は皆ホール内で相手を見つけて踊るのだ。
『初めて会った貴族は2回以上一緒に踊ってはならない』
このルールがあるため、エラとレナードはそれぞれ新しくペアを探さなければならない。外庭で『なんちゃってダンス』を踊っていただけの仲であってもそのルールは適用されるのだ。
「終わってしまいましたね。」
「……。」
曲と曲の間は短い。さっさと相手を見つけに行かなければ、今度こそホールの端に所在なさげに立っている事になるだろう。ダンスパーティーのフィナーレで女がそれをやるのははしたない。
だが、エラはなんとなくレナードの手から離れ難かった。
レナードもエラを催促したり無理やり引き剥がすような事はしなかった。
「レナード様、お願いです。もう一曲、最後の曲を共に踊っていただけませんか?」
エラは思わず怒鳴った。周りにいる貴族が何人か驚いてこっちを見る。冷静なレナードも驚いて押し黙ってしまった。
「私はホール家の娘なのよ。今は零落しているけれど、それでも名門の貴族である自負はあるの。最低限卒業できれば、なんて適当に生きていたら一家の大恥よ。それに私の人生は私だけのものではないわ!私にはホール家の一人娘として家を再興させる使命があるのよ。皆が私に期待しているわ。全力で努力しなければ、おじさんにもおばさんにも、迷惑がかかるわ!」
ここまで一息に言ってしまって、エラはしまった、と口をふさいだ。フィンドレイ家の子息に大声で怒鳴ってしまった。さらに、周りの貴族たちに見られてしまった。エラの顔が青くなり、赤くなり、そしてまた青くなった。エラはレナードの顔が見られず、下を向いた。
「これは、出過ぎた事を申してしまいました。不躾をお許しください、エラ様。」
レナードはすんなりと非礼を詫び、頭を下げた。その声はとても落ち着いていた。
「抱えている物は人それぞれです。自由に生きるなんて、誰もができる事ではありませんね。俺たち貴族なら尚更だ。」
「い、いえ、私の方こそ、大きな声を出してしまって…申し訳ございません。」
エラは最後には顔を真っ赤にして、頭を下げた。
レナードとエラがお互いに謝った時に、奇妙な事に、しんっと静まり返った。
曲が途絶えたのだ。
貴族たちのダンスもそれに合わせて一斉にピタリと止まる。
そして、静かに、_とても静かに、ある一つの低い音が鳴り響いた。他の弦奏者が楽器を下ろし、チェロだけがその低弦を響かせた。
その音色は甘く、歌うようだった。
『愛の歌声』の最も有名なフレーズだ。
周りの貴族達もこの美しい音色とダンスに夢中で、もはや、エラ達を気にしている者はいなくなっていた。レナードは、まだ顔を赤らめて俯いているエラの手をとって、気を取り直して踊りませんか、と言わんばかりにウインクした。
エラは何も言わずに力なく微笑んで、ダンスを再開した。
しばらく二人は無言で踊り続けた。気まずさもあったが、エラもレナードもこのチェロのソロパートが好きで聴き入っていた。
もう一度、チェロが同じフレーズを弾いたとき、レナードはつい鼻歌でメロディを口ずさんだ。
「あら、思ったより……」
「思ったより?」
エラはすぐに口を閉ざすがレナードが促してくるので、続きを吐いてしまった。
「下手だな……と。」
しまった、と思ったのとレナードが吹き出したのが同時だった。
「ははっ、こればっかりはどうにも俺には向いていないようなんです。」
レナードは笑いながら恥ずかしそうに頭をかいた。
「エラ様はどうですか?」
エラは少し迷ったが、小さな声で歌を歌う。このチェロのソロの部分は有名なフレーズで、公式なのかはわからないが、歌詞があるのだ。小さい頃からよく歌っていたので、考えるまもなく、さらっと口から出てきた。
「__驚きました。とてもお上手なんですね。」
レナードは目を丸くして感嘆した。エラは得意げに口角をあげた。
「こんなの、貴族としてなんの役にもたちませんけれど。幼い頃、父に『音楽なんてボウシ族がやる雑事だ!』と叱られてからは人前で歌わなくなりましたわ。」
「勿体無いです。あなたの歌声をもっと多くの人が聴ければ良いのに。」
そんな日は来ない、とエラは首をふった。
悲しいとか悔しいという感情はなく、それが当たり前だというような表情だった。
レナードは少し悲しげに目を細めた。
「……もしも人生が、自由を諦めるものならば、生きる意味があるのでしょうか。」
レナードは呟くようにいった。エラに向けて言っているというよりは独り言に近いように思えた。
「あなたはまるで物語の主人公のようですわね。」
「え?」
エラの唐突な言葉にレナードは目をぱちくりさせた。
「巨人と戦い金銀財宝を手にする冒険家も、姫を助けドラゴンを倒す騎士様も、世界中の人々を救う勇者様も、皆あなたのように快活で、自由で、なんでもできるような人がふさわしいですわ。弱くて、周りに振り回されるだけの私とは大違いです。もし、これが……」
「……」
「___もし、これが物語ならば……絶対に私は主人公ではないでしょうね。」
「……あなたは変わりたいのですか?」
「無理よ」
「可能かどうかを聞いているのではありません。変わりたいのですか?」
「……」
「人間、変わるにはきっかけが必要です。エラ様にとって今日がそのきっかけになればいいと思っています。」
弦の音色が静かに消えていった。
それと同時に、ガヤガヤと周りの貴族たちが一斉に喋り出す。
今度こそ、曲が終わったのだ。
予定通りならば、このダンスパーティーでは次で最後の曲となるだろう。外庭にいた貴族達が全員ぞろぞろとホールに入ってゆく。最後は皆ホール内で相手を見つけて踊るのだ。
『初めて会った貴族は2回以上一緒に踊ってはならない』
このルールがあるため、エラとレナードはそれぞれ新しくペアを探さなければならない。外庭で『なんちゃってダンス』を踊っていただけの仲であってもそのルールは適用されるのだ。
「終わってしまいましたね。」
「……。」
曲と曲の間は短い。さっさと相手を見つけに行かなければ、今度こそホールの端に所在なさげに立っている事になるだろう。ダンスパーティーのフィナーレで女がそれをやるのははしたない。
だが、エラはなんとなくレナードの手から離れ難かった。
レナードもエラを催促したり無理やり引き剥がすような事はしなかった。
「レナード様、お願いです。もう一曲、最後の曲を共に踊っていただけませんか?」
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