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第四章 奪還編
小賢者③
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アレス、ダイン、レナの三人が、アレスの領地で人間を食べた上位魔族を討伐しに行くことになった。
私はまだ、魔族に会ったことはない。
ただ、相手がどんな存在であれ、アレスとダインが揃っていて勝てない相手というのは想像がつかない。
アレスは四魔貴族相手ですら一人で互角に渡り合ったという。
そんな相手に勝てるのは魔王くらいのものだろう。
だから、上位魔族相手にわずか三人で挑むと聞いても、私は特に何とも思わなかった。
「本来の業務内容外だが、留守を頼む」
アレスからの依頼に対し、私は快く返事する。
「お任せください。もしこの屋敷を攻めてくるような不届き者がおりましたら、私が消し炭にしておきます」
私の返事に、アレスが苦笑いしながら頭をかく。
「まあ、相手次第だが、できる限りやりすぎないようにしてくれ」
「はい。できる限り」
私はアレスに対し、にっこり笑って返事をした後、レナを見る。
「レナ様は無理をなされないでくださいね。いくらレナ様の実力が高くても、魔族と戦うのは初めてですので」
私の言葉に、レナは微笑む。
「ありがとうございます、リン先生。必ず魔族の首を持ち帰ってみせます」
全く噛み合わない返事をするレナ。
普段は人の話をちゃんと聞く子だから、かなり気負っているのだろうか。
まあ、アレスとダインが付いていればよっぽどのことはないだろう。
「それではいってらっしゃいませ」
私に手を振りながら、レナたちは屋敷を離れていった。
屋敷に一人になった私は、魔法の勉強をしたり、日課の魔力強化や訓練を終えると、特にすることもないので、庭を眺めながらボーッとする。
そんな時、頭に浮かぶのはユーキくんのことだ。
こちらの世界での姿はどうなっているのだろうか。
元の世界でもカッコよかったから、きっとこっちでは、もっとカッコよくなっているのかな。
年齢はどうだろうか。
私に近い年齢だといいな。
年が離れてたってこの気持ちに変化はないだろうけど。
とりとめのないことを考えながら、過ごす時間。
私は、ユーキくんのことを考えるだけで幸せになれる。
そんなことを考えながら、私はアレスたちの帰りを待った。
数日後、アレスたちは帰ってきた。
屋敷の中から遠目に馬車を見つめる私。
そんな私の目に、アレス、ダイン、レナの三人以外の人影が映る。
見知らぬ人影は二つ。
一人は私より少し年上に見える美しい少女。
レナのことも美しいと思ったが、レナにも全く引けを取らない、美少女だった。
もう一人は白髪の少年。
整った顔立ちの、私より少し年下に見える少年。
その少年を見た瞬間、なぜか私の胸の鼓動が早くなる。
この少年と会うのは初めてのはずだ。
それなのに、なぜ胸が高鳴るのか。
十年ぶりに感じるこの気持ち。
これは元の世界で彼に対して抱いていた感情だ。
屋敷の中に入ってくる少年たち。
私は玄関まで赴き、少年たちを出迎える。
「お帰りなさいませ、アレス様。魔族討伐は無事お済みになりましたか?」
私の問いかけに苦笑しながら頭をかくアレス。
「いや、それが……」
アレスは斜め後ろに立つ、将来は間違いなく絶世の美女になるだろう少女を見た。
燃えるような赤い瞳に、牙のような八重歯が特徴的な、女性の私でも心を奪われてしまいそうなくらい美しい少女だ。
「訳あって一緒に暮らすことになった」
アレスの言葉に、思わず身構えてしまう私。
つまりこの少女が上位魔族ということだろう。
そんな私を見て鼻で笑う赤い瞳の少女。
「警戒せずともよい、人間の小娘よ。俺はエディの許可がなければ、今後一切、人間は襲わぬ」
赤い瞳の少女は、そう言ってエディと呼ばれた白髪の少年を見る。
愛しいものを見る、ただの少女の目で見る。
どのような経緯でこの魔族と暮らすことになったかは分からない。
でも、一つだけ分かることがある。
この魔族はエディと呼ばれた白髪の少年に惚れている。
私は白髪の少年を、改めて見る。
間違いなく美少年の部類に入る少年。
でも、容姿だけに関して言えば、上位魔族を惑わせるほどではない。
ただ、一目見た時から感じていた疑問を解消するため、私は極力使わないようにしている能力を使うことにする。
制約と条件は厳しいが、使えば抜群の効果を発する能力。
女神の外観をした悪魔のような女性から授けられた称号と言う名の能力、『観察者』。
私はその能力で少年を見る。
『観察者』の能力は、その名の通り、相手を観察することで、相手の様々な情報を得ることができる。
観察の方法や観察時間によって得られる情報は変わる。
長期に渡って深く観察した人物については、その感情さえ手に取るように分かる。
初見の相手から得られる情報は限られているが、今はそれで構わない。
得られた情報は以下の通り。
魔力:上位魔族並
身体能力:上位魔族並
所属:十二貴族アレスの奴隷、赤い瞳の魔族の主人、刀神の弟子
この情報だけでも驚愕に値するものだが、私は一番知りたかった情報を得ることができ、思わず昇天してしまいそうになる。
出身:異世界
私は喜びを抑えるのに非常に苦労した。
異世界から来たというだけでは、本当はこの少年が誰なのかは分からない。
でも、私には分かる。
ずっと彼だけを見て来た私には分かる。
本当は能力など使わなくても分かっていた。
最後の確信が持てなかっただけだ。
こんな偶然が訪れるとは思わなかっただけだ。
そして今、それは確信に変わった。
ユーキくん。
この十年、ひと時も忘れることのなかった、私の愛しい人。
やっぱりユーキくんは生きていた。
上位魔族討伐に行ったはずのアレスに連れて来られるなんて、きっとまともな人生は送ってこれなかったのだろう。
それでも生きて私の前に現れてくれた。
今すぐ抱きつきたくなる衝動を抑え、私はユーキくんに手を差し伸べる。
「私はこの家でレナ様に魔法を指導させていただいて、いる魔道士のリンです。貴方は?」
ユーキくんは少しだけためらいながらも、私の手を握る。
「俺はエディ。アレス様の奴隷になった。これから俺もこの家で暮らすことになる。よろしく」
ユーキくんの手が、私の手に触れている。
小さくて、でも力強い手。
その手が私の手を包み込んでくれている。
私はただその事実だけで腰が砕けそうになってしまう。
偶然ではなく、運命。
そんな言葉が頭の中に浮かんでくる。
手を取り合う私たちを、睨むような目で見ている者がいる。
赤い瞳の少女だ。
私は、『観察者』の能力を使い、感情を読まずとも、この少女がなぜ私を睨んでいるかは分かる。
俺のものに手を出すな。
言葉はなくとも、目がそう語っていた。
ミホちゃんがどうなったかは分からないが、私たちをこの世界に飛ばした、女神の外観をした悪魔のような女性の言葉を信じるなら、無事でいる可能性は低い。
強力なライバルがせっかくいなくなったというのに、代わりに現れたのは、さらに強力なライバルというのは笑えない。
でも、私は負けるつもりはない。
この十年間の思いを、甘く見ないで欲しい。
私は、赤い瞳の魔族を睨み返す。
宣戦布告だ。
ユーキくん改めエディさんの態度を見るに、エディさんもこの赤い瞳の魔族に対し、特別な感情を抱いていることは間違いないだろう。
状況は圧倒的に不利。
戦争なら、撤退してしかるべきほどの劣勢だろう。
それでも私は諦めない。
この戦争、負けたら死ぬだけだ。
エディさんと一緒になれないなら、私の人生に意味はない。
それに、どんなに劣勢だとしても、可能性がゼロというわけではない。
これまで、もしかしたらエディさんが、実は死んでいて、二度と会えないかもしれない、と考えたのは一度や二度ではない。
ちゃんとと生きていることが分かり、しかも側にいることができる。
それだけで、この十年に比べれば、雲泥の差だ。
私は視線をエディさんへ戻す。
自分にできる最高の笑顔で、エディさんを見つめる。
「こちらこそよろしくお願いします、エディさん」
こうして、私にとって、この世界における本当の戦いの火蓋が切って落とされた。
私はまだ、魔族に会ったことはない。
ただ、相手がどんな存在であれ、アレスとダインが揃っていて勝てない相手というのは想像がつかない。
アレスは四魔貴族相手ですら一人で互角に渡り合ったという。
そんな相手に勝てるのは魔王くらいのものだろう。
だから、上位魔族相手にわずか三人で挑むと聞いても、私は特に何とも思わなかった。
「本来の業務内容外だが、留守を頼む」
アレスからの依頼に対し、私は快く返事する。
「お任せください。もしこの屋敷を攻めてくるような不届き者がおりましたら、私が消し炭にしておきます」
私の返事に、アレスが苦笑いしながら頭をかく。
「まあ、相手次第だが、できる限りやりすぎないようにしてくれ」
「はい。できる限り」
私はアレスに対し、にっこり笑って返事をした後、レナを見る。
「レナ様は無理をなされないでくださいね。いくらレナ様の実力が高くても、魔族と戦うのは初めてですので」
私の言葉に、レナは微笑む。
「ありがとうございます、リン先生。必ず魔族の首を持ち帰ってみせます」
全く噛み合わない返事をするレナ。
普段は人の話をちゃんと聞く子だから、かなり気負っているのだろうか。
まあ、アレスとダインが付いていればよっぽどのことはないだろう。
「それではいってらっしゃいませ」
私に手を振りながら、レナたちは屋敷を離れていった。
屋敷に一人になった私は、魔法の勉強をしたり、日課の魔力強化や訓練を終えると、特にすることもないので、庭を眺めながらボーッとする。
そんな時、頭に浮かぶのはユーキくんのことだ。
こちらの世界での姿はどうなっているのだろうか。
元の世界でもカッコよかったから、きっとこっちでは、もっとカッコよくなっているのかな。
年齢はどうだろうか。
私に近い年齢だといいな。
年が離れてたってこの気持ちに変化はないだろうけど。
とりとめのないことを考えながら、過ごす時間。
私は、ユーキくんのことを考えるだけで幸せになれる。
そんなことを考えながら、私はアレスたちの帰りを待った。
数日後、アレスたちは帰ってきた。
屋敷の中から遠目に馬車を見つめる私。
そんな私の目に、アレス、ダイン、レナの三人以外の人影が映る。
見知らぬ人影は二つ。
一人は私より少し年上に見える美しい少女。
レナのことも美しいと思ったが、レナにも全く引けを取らない、美少女だった。
もう一人は白髪の少年。
整った顔立ちの、私より少し年下に見える少年。
その少年を見た瞬間、なぜか私の胸の鼓動が早くなる。
この少年と会うのは初めてのはずだ。
それなのに、なぜ胸が高鳴るのか。
十年ぶりに感じるこの気持ち。
これは元の世界で彼に対して抱いていた感情だ。
屋敷の中に入ってくる少年たち。
私は玄関まで赴き、少年たちを出迎える。
「お帰りなさいませ、アレス様。魔族討伐は無事お済みになりましたか?」
私の問いかけに苦笑しながら頭をかくアレス。
「いや、それが……」
アレスは斜め後ろに立つ、将来は間違いなく絶世の美女になるだろう少女を見た。
燃えるような赤い瞳に、牙のような八重歯が特徴的な、女性の私でも心を奪われてしまいそうなくらい美しい少女だ。
「訳あって一緒に暮らすことになった」
アレスの言葉に、思わず身構えてしまう私。
つまりこの少女が上位魔族ということだろう。
そんな私を見て鼻で笑う赤い瞳の少女。
「警戒せずともよい、人間の小娘よ。俺はエディの許可がなければ、今後一切、人間は襲わぬ」
赤い瞳の少女は、そう言ってエディと呼ばれた白髪の少年を見る。
愛しいものを見る、ただの少女の目で見る。
どのような経緯でこの魔族と暮らすことになったかは分からない。
でも、一つだけ分かることがある。
この魔族はエディと呼ばれた白髪の少年に惚れている。
私は白髪の少年を、改めて見る。
間違いなく美少年の部類に入る少年。
でも、容姿だけに関して言えば、上位魔族を惑わせるほどではない。
ただ、一目見た時から感じていた疑問を解消するため、私は極力使わないようにしている能力を使うことにする。
制約と条件は厳しいが、使えば抜群の効果を発する能力。
女神の外観をした悪魔のような女性から授けられた称号と言う名の能力、『観察者』。
私はその能力で少年を見る。
『観察者』の能力は、その名の通り、相手を観察することで、相手の様々な情報を得ることができる。
観察の方法や観察時間によって得られる情報は変わる。
長期に渡って深く観察した人物については、その感情さえ手に取るように分かる。
初見の相手から得られる情報は限られているが、今はそれで構わない。
得られた情報は以下の通り。
魔力:上位魔族並
身体能力:上位魔族並
所属:十二貴族アレスの奴隷、赤い瞳の魔族の主人、刀神の弟子
この情報だけでも驚愕に値するものだが、私は一番知りたかった情報を得ることができ、思わず昇天してしまいそうになる。
出身:異世界
私は喜びを抑えるのに非常に苦労した。
異世界から来たというだけでは、本当はこの少年が誰なのかは分からない。
でも、私には分かる。
ずっと彼だけを見て来た私には分かる。
本当は能力など使わなくても分かっていた。
最後の確信が持てなかっただけだ。
こんな偶然が訪れるとは思わなかっただけだ。
そして今、それは確信に変わった。
ユーキくん。
この十年、ひと時も忘れることのなかった、私の愛しい人。
やっぱりユーキくんは生きていた。
上位魔族討伐に行ったはずのアレスに連れて来られるなんて、きっとまともな人生は送ってこれなかったのだろう。
それでも生きて私の前に現れてくれた。
今すぐ抱きつきたくなる衝動を抑え、私はユーキくんに手を差し伸べる。
「私はこの家でレナ様に魔法を指導させていただいて、いる魔道士のリンです。貴方は?」
ユーキくんは少しだけためらいながらも、私の手を握る。
「俺はエディ。アレス様の奴隷になった。これから俺もこの家で暮らすことになる。よろしく」
ユーキくんの手が、私の手に触れている。
小さくて、でも力強い手。
その手が私の手を包み込んでくれている。
私はただその事実だけで腰が砕けそうになってしまう。
偶然ではなく、運命。
そんな言葉が頭の中に浮かんでくる。
手を取り合う私たちを、睨むような目で見ている者がいる。
赤い瞳の少女だ。
私は、『観察者』の能力を使い、感情を読まずとも、この少女がなぜ私を睨んでいるかは分かる。
俺のものに手を出すな。
言葉はなくとも、目がそう語っていた。
ミホちゃんがどうなったかは分からないが、私たちをこの世界に飛ばした、女神の外観をした悪魔のような女性の言葉を信じるなら、無事でいる可能性は低い。
強力なライバルがせっかくいなくなったというのに、代わりに現れたのは、さらに強力なライバルというのは笑えない。
でも、私は負けるつもりはない。
この十年間の思いを、甘く見ないで欲しい。
私は、赤い瞳の魔族を睨み返す。
宣戦布告だ。
ユーキくん改めエディさんの態度を見るに、エディさんもこの赤い瞳の魔族に対し、特別な感情を抱いていることは間違いないだろう。
状況は圧倒的に不利。
戦争なら、撤退してしかるべきほどの劣勢だろう。
それでも私は諦めない。
この戦争、負けたら死ぬだけだ。
エディさんと一緒になれないなら、私の人生に意味はない。
それに、どんなに劣勢だとしても、可能性がゼロというわけではない。
これまで、もしかしたらエディさんが、実は死んでいて、二度と会えないかもしれない、と考えたのは一度や二度ではない。
ちゃんとと生きていることが分かり、しかも側にいることができる。
それだけで、この十年に比べれば、雲泥の差だ。
私は視線をエディさんへ戻す。
自分にできる最高の笑顔で、エディさんを見つめる。
「こちらこそよろしくお願いします、エディさん」
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