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第二章 逃亡編
アレス
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十二貴族家の当主。
王に次ぐ、王国二番目に位置する存在。
アレスがその立場となったのは、十六歳の時だった。
前の当主であるアレスの父親が、魔族との戦いで戦死してしまった為、若くして大貴族となったのだ。
剣を握れば剣聖や刀神に引けを取らず、魔法を使わせれば賢者や大神官にも負けていない彼は、百年に一人の天才と称されていた。
戦闘に関する能力だけなら、十分に十二貴族家の当主を勤める資格を持っていた。
だが、何と言っても若い。
海千山千の妖怪のような他の貴族達。
若い当主を侮る領民や家の使用人達。
責任と人間関係の複雑さで疲弊していたアレスを救ったのは、十五歳の使用人の少女だった。
「旦那様が頑張っていらっしゃるのは、私が誰より存じ上げています。だから、私の前では無理しなくていいですよ」
人には見せないようにしていた疲れ果てた姿を、不覚にも目撃された際、アレスは少女からそう言われた。
使用人の身分で主人にそのような口を利くことは、当然許されていない。
だが、身分制度を好んでいないアレスは、少女の発言を許し、それ以降、ストレスのはけ口として愚痴をこぼすようになった。
若き十二貴族家の当主ではなく、十六歳の若者として本来の自分を見せることのできる相手。
しかも、その相手は決してカッコ良くはない、そんな等身大の自分を見せても、決して蔑むことはなく、優しい笑みを返してくれる。
アレスがその少女に対し、恋心を抱くまで、そう長い時間はかからなかった。
「私と結婚して欲しい。もちろん正妻として」
数ヶ月後、そうプロポーズしたアレスに対して、少女は初めて厳しい顔を見せた。
「それはできません。これから先、私などより素晴らしい女性はいくらでも現れます。それに、使用人を正妻にするなど、アレス様の信頼に関わります。せっかく築きかけている当主としての地位を、無駄にしたいのですか? 妾か何かにしたいというのなら、喜んでお受けしますが……」
そんな少女に対し、アレスは首を横に振る。
「君より素晴らしい女性なんてこの世にいない。世間体なんて糞食らえだ。愛する人と結ばれるための障害になるのなら、地位も財産も何もいらない。君以上に欲しいものも大切なものも、この世にはない」
十二貴族家の当主という、誰もが羨む地位を本当に投げ出してしまいかねないアレスに対し、少女は説得を諦めた。
「飽きたら、いつでも捨てていただいて構いませんので」
周囲の批判も反対も押し切り、アレスはその少女アリアを妻にした。
妻が貴族出身でないことを理由に馬鹿にされることがないよう、誰よりも貴族らしくあるべく、アレスは努力した。
剣の修行も怠らず、魔法の修練も欠かさず、領地の経営も、他の貴族との付き合いも、全てをしっかりとこなした。
アリアが初めての子であるレナを産む頃には、周囲の誰もアレスを批判出来なくなっていた。
貴族の中の貴族。
次代の王。
それが彼の評価だった。
そんな彼だが、妻はアリア以外には設けなかった。
側室や妾を持つのが、貴族として通例だったが、アレスはその通例を受け入れなかった。
一生のうち、自分の全てを賭けて愛するのは、たった一人の女性だけでいい。
それがアレスの考えだった。
跡継ぎを考えると、数人の妻を持つべきだとの声は多かった。
だが、自分が王になれば、世襲制度そのものをなくそうと考えていたアレスに、その声が届くことはなかった。
周囲は仕方なく、唯一の子であるレナをアレスの後継にしようと考えたが、アレスはそれさえも望んでいなかった。
貴族の当主の大変さを痛感していたアレスは、レナには重圧を感じず、ただ幸せになって欲しかった。
レナ自身に統治者としての能力があり、且つ本人が望むなら後継として考えてもいい、そう思う程度だった。
そしてそれは、街道で魔族に襲われ、アリアを失った後、より顕著になった。
アリアのことは心の底から愛していた。
国とアリアを天秤にかければ、恐らくアリアを取ってしまうだろうほどに。
アレスにはアリア以外の者を妻にする気はなく、レナ以外に子供はいない。
アリアに向けていた分まで含めて、全ての愛情がレナへ向いた。
全身全霊をかけて、レナを愛した。
十二貴族家の当主の一人娘という、普通なら甘えてしまいたくなる立場にも関わらず、レナは努力を怠らなかった。
アレスという偉大な男の愛情を一身に受けても、怠けるということをしなかった。
その甲斐もあってか、剣も魔法も、同年代で並ぶものがないほどの実力を備えていた。
アレスの域まで到達するかどうかはその後の努力次第だが、このままでも実力的には十分だった。
だが、アレスの目から見て、娘のレナには、統治者としての素質は感じられなかった。
思い込みが激しく、融通の利かない真っ直ぐな性格。
努力したからこそ感じる優越感と、努力しない者への蔑みの意識。
それらは、必ずしも悪いことばかりではないが、統治者としては好ましいことではなかった。
アレスはそのことを何度もレナへ話した。
性格や意識を変えるのは難しい。
だが、不可能ではない。
レナを後継者とするかどうかは、レナが自分を変えられるかどうかだと思っていた。
レナは可愛い。
自分の全てを引き換えにしても幸せにしたい存在だ。
だからこそ、素質もないのに当主にするわけにはいかなかった。
そのことで、一時的にレナが傷ついたとしても。
レナを後継者にするかどうかは、五分五分だと考えていた。
……あの日、アレスの領地で人間を殺した魔族を討伐しに向かった際に、あの少年に出会うまでは。
奴隷の身にも関わらず、英才教育を受けたレナをも凌駕する剣と魔法の実力。
寸暇を惜しんで努力し続ける姿勢。
決して人間などに心を許さないはずの上位魔族と心を通じ合わせ、数十年、一人の弟子も輩出しなかった刀神に認められる人間性。
言葉の端々に表れる先進的な考え方と柔軟な思考。
どれを取っても、自分の後継者としてこれ以上の存在は考えられなかった。
統治者として、自分以上の存在になりうる人物。
アレスは、生まれて初めて会ったそんな人物である少年を、自分の後継者にすることに決めた。
レナは悔しがるかもしれない。
だが、素質がない者が統治者になるのは、本人にとっても、統治される民達にとっても、不幸でしかない。
アレスは、少年が王となり、レナがその妻として支える未来を思い浮かべ、余りにも自分勝手な想像に苦笑する。
親としてはこれ以上ないシナリオだ。
何よりも可愛く、嫁になど出したくない娘ではあるが、どうしても誰かを夫にするというのなら、少年以上に相応しい者をアレスは知らない。
だが、その未来が想像に過ぎないことをアレスは知っている。
少年には心を通わせた魔族がいるし、身分制度にこだわりのあるレナは、元奴隷の少年と結ばれたくなどないだろう。
中々思う通りにはいかないな、とアレスは壁の絵画として微笑みかける妻アリアに語りかける。
先のことの前に、まずは自分が王になることだ。
アレスは心の中でそう呟き、日課である修行のために剣を取る。
周囲の評価では、まず間違いなく自分が次の王になると言われている。
だが、未来は誰にも分からない。
常に今出来ることを全力でやるだけだ。
アレスはそう誓い、部屋を出る。
……そして、未来が思う通りにはならないことを、予想もしない形で思い知ることになる。
アレス以外の十二貴族が共謀しての襲撃。
いくら最強の人間であるアレスでも、自分に準ずる強さを持つ者が、十一人も相手ではさすがに勝ち目は薄かった。
自分の後継にしようと考えていた少年に、愛する娘を託し、アレスは十二貴族相手に剣を振るう。
何人かの兵士が娘に対する追っ手として差し向けられているのを見た。
娘も、自分の後継にしようと考えていた少年も、同世代の中ではダントツで強い。
だが、十二貴族家に仕える、百戦錬磨の精鋭相手に戦えるかというと、未知数だった。
出来ることなら自分が付いて行って守ってやりたい。
王の地位も、自分の命も、娘に比べればなんの重みもない。
何よりも重い娘の存在。
だが、その場にいる残りの十二貴族たちがそれをさせてはくれなかった。
相手は、自分を除けば王国最高峰の戦力を持つ者たち。
それでも、一対一なら絶対に負けない自信はある。
だが、十対一ではさすがに分が悪い。
アレスは、戦いながら神に祈る。
自分の命はここで散っても構わない。
だから、愛する娘だけは、どうか助けて欲しい。
国のことより娘を思う自分を、アレスは王の器ではなかったのかもしれないと思う。
今回の件は、そんな自分への神からの通告なのかもしれない、とも思う。
それでもアレスは願う。
思い返される娘の笑顔。
世界と天秤にかけても、世界より重い存在。
そんな大切な存在の、無事を願う。
これならもっと、娘と一緒に過ごしてやればよかったな、と反省しながら、アレスはそんな自分に苦笑する。
もしここを切り抜けられたら、もっと娘と過ごす時間を大事にしよう。
アレスはそんなことを思いながら、剣を握る手に力を込める。
尽きかけている魔力を何とか練りながら、アレスは愛する娘の笑顔を思い浮かべて、最後の力を振り絞った。
王に次ぐ、王国二番目に位置する存在。
アレスがその立場となったのは、十六歳の時だった。
前の当主であるアレスの父親が、魔族との戦いで戦死してしまった為、若くして大貴族となったのだ。
剣を握れば剣聖や刀神に引けを取らず、魔法を使わせれば賢者や大神官にも負けていない彼は、百年に一人の天才と称されていた。
戦闘に関する能力だけなら、十分に十二貴族家の当主を勤める資格を持っていた。
だが、何と言っても若い。
海千山千の妖怪のような他の貴族達。
若い当主を侮る領民や家の使用人達。
責任と人間関係の複雑さで疲弊していたアレスを救ったのは、十五歳の使用人の少女だった。
「旦那様が頑張っていらっしゃるのは、私が誰より存じ上げています。だから、私の前では無理しなくていいですよ」
人には見せないようにしていた疲れ果てた姿を、不覚にも目撃された際、アレスは少女からそう言われた。
使用人の身分で主人にそのような口を利くことは、当然許されていない。
だが、身分制度を好んでいないアレスは、少女の発言を許し、それ以降、ストレスのはけ口として愚痴をこぼすようになった。
若き十二貴族家の当主ではなく、十六歳の若者として本来の自分を見せることのできる相手。
しかも、その相手は決してカッコ良くはない、そんな等身大の自分を見せても、決して蔑むことはなく、優しい笑みを返してくれる。
アレスがその少女に対し、恋心を抱くまで、そう長い時間はかからなかった。
「私と結婚して欲しい。もちろん正妻として」
数ヶ月後、そうプロポーズしたアレスに対して、少女は初めて厳しい顔を見せた。
「それはできません。これから先、私などより素晴らしい女性はいくらでも現れます。それに、使用人を正妻にするなど、アレス様の信頼に関わります。せっかく築きかけている当主としての地位を、無駄にしたいのですか? 妾か何かにしたいというのなら、喜んでお受けしますが……」
そんな少女に対し、アレスは首を横に振る。
「君より素晴らしい女性なんてこの世にいない。世間体なんて糞食らえだ。愛する人と結ばれるための障害になるのなら、地位も財産も何もいらない。君以上に欲しいものも大切なものも、この世にはない」
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「飽きたら、いつでも捨てていただいて構いませんので」
周囲の批判も反対も押し切り、アレスはその少女アリアを妻にした。
妻が貴族出身でないことを理由に馬鹿にされることがないよう、誰よりも貴族らしくあるべく、アレスは努力した。
剣の修行も怠らず、魔法の修練も欠かさず、領地の経営も、他の貴族との付き合いも、全てをしっかりとこなした。
アリアが初めての子であるレナを産む頃には、周囲の誰もアレスを批判出来なくなっていた。
貴族の中の貴族。
次代の王。
それが彼の評価だった。
そんな彼だが、妻はアリア以外には設けなかった。
側室や妾を持つのが、貴族として通例だったが、アレスはその通例を受け入れなかった。
一生のうち、自分の全てを賭けて愛するのは、たった一人の女性だけでいい。
それがアレスの考えだった。
跡継ぎを考えると、数人の妻を持つべきだとの声は多かった。
だが、自分が王になれば、世襲制度そのものをなくそうと考えていたアレスに、その声が届くことはなかった。
周囲は仕方なく、唯一の子であるレナをアレスの後継にしようと考えたが、アレスはそれさえも望んでいなかった。
貴族の当主の大変さを痛感していたアレスは、レナには重圧を感じず、ただ幸せになって欲しかった。
レナ自身に統治者としての能力があり、且つ本人が望むなら後継として考えてもいい、そう思う程度だった。
そしてそれは、街道で魔族に襲われ、アリアを失った後、より顕著になった。
アリアのことは心の底から愛していた。
国とアリアを天秤にかければ、恐らくアリアを取ってしまうだろうほどに。
アレスにはアリア以外の者を妻にする気はなく、レナ以外に子供はいない。
アリアに向けていた分まで含めて、全ての愛情がレナへ向いた。
全身全霊をかけて、レナを愛した。
十二貴族家の当主の一人娘という、普通なら甘えてしまいたくなる立場にも関わらず、レナは努力を怠らなかった。
アレスという偉大な男の愛情を一身に受けても、怠けるということをしなかった。
その甲斐もあってか、剣も魔法も、同年代で並ぶものがないほどの実力を備えていた。
アレスの域まで到達するかどうかはその後の努力次第だが、このままでも実力的には十分だった。
だが、アレスの目から見て、娘のレナには、統治者としての素質は感じられなかった。
思い込みが激しく、融通の利かない真っ直ぐな性格。
努力したからこそ感じる優越感と、努力しない者への蔑みの意識。
それらは、必ずしも悪いことばかりではないが、統治者としては好ましいことではなかった。
アレスはそのことを何度もレナへ話した。
性格や意識を変えるのは難しい。
だが、不可能ではない。
レナを後継者とするかどうかは、レナが自分を変えられるかどうかだと思っていた。
レナは可愛い。
自分の全てを引き換えにしても幸せにしたい存在だ。
だからこそ、素質もないのに当主にするわけにはいかなかった。
そのことで、一時的にレナが傷ついたとしても。
レナを後継者にするかどうかは、五分五分だと考えていた。
……あの日、アレスの領地で人間を殺した魔族を討伐しに向かった際に、あの少年に出会うまでは。
奴隷の身にも関わらず、英才教育を受けたレナをも凌駕する剣と魔法の実力。
寸暇を惜しんで努力し続ける姿勢。
決して人間などに心を許さないはずの上位魔族と心を通じ合わせ、数十年、一人の弟子も輩出しなかった刀神に認められる人間性。
言葉の端々に表れる先進的な考え方と柔軟な思考。
どれを取っても、自分の後継者としてこれ以上の存在は考えられなかった。
統治者として、自分以上の存在になりうる人物。
アレスは、生まれて初めて会ったそんな人物である少年を、自分の後継者にすることに決めた。
レナは悔しがるかもしれない。
だが、素質がない者が統治者になるのは、本人にとっても、統治される民達にとっても、不幸でしかない。
アレスは、少年が王となり、レナがその妻として支える未来を思い浮かべ、余りにも自分勝手な想像に苦笑する。
親としてはこれ以上ないシナリオだ。
何よりも可愛く、嫁になど出したくない娘ではあるが、どうしても誰かを夫にするというのなら、少年以上に相応しい者をアレスは知らない。
だが、その未来が想像に過ぎないことをアレスは知っている。
少年には心を通わせた魔族がいるし、身分制度にこだわりのあるレナは、元奴隷の少年と結ばれたくなどないだろう。
中々思う通りにはいかないな、とアレスは壁の絵画として微笑みかける妻アリアに語りかける。
先のことの前に、まずは自分が王になることだ。
アレスは心の中でそう呟き、日課である修行のために剣を取る。
周囲の評価では、まず間違いなく自分が次の王になると言われている。
だが、未来は誰にも分からない。
常に今出来ることを全力でやるだけだ。
アレスはそう誓い、部屋を出る。
……そして、未来が思う通りにはならないことを、予想もしない形で思い知ることになる。
アレス以外の十二貴族が共謀しての襲撃。
いくら最強の人間であるアレスでも、自分に準ずる強さを持つ者が、十一人も相手ではさすがに勝ち目は薄かった。
自分の後継にしようと考えていた少年に、愛する娘を託し、アレスは十二貴族相手に剣を振るう。
何人かの兵士が娘に対する追っ手として差し向けられているのを見た。
娘も、自分の後継にしようと考えていた少年も、同世代の中ではダントツで強い。
だが、十二貴族家に仕える、百戦錬磨の精鋭相手に戦えるかというと、未知数だった。
出来ることなら自分が付いて行って守ってやりたい。
王の地位も、自分の命も、娘に比べればなんの重みもない。
何よりも重い娘の存在。
だが、その場にいる残りの十二貴族たちがそれをさせてはくれなかった。
相手は、自分を除けば王国最高峰の戦力を持つ者たち。
それでも、一対一なら絶対に負けない自信はある。
だが、十対一ではさすがに分が悪い。
アレスは、戦いながら神に祈る。
自分の命はここで散っても構わない。
だから、愛する娘だけは、どうか助けて欲しい。
国のことより娘を思う自分を、アレスは王の器ではなかったのかもしれないと思う。
今回の件は、そんな自分への神からの通告なのかもしれない、とも思う。
それでもアレスは願う。
思い返される娘の笑顔。
世界と天秤にかけても、世界より重い存在。
そんな大切な存在の、無事を願う。
これならもっと、娘と一緒に過ごしてやればよかったな、と反省しながら、アレスはそんな自分に苦笑する。
もしここを切り抜けられたら、もっと娘と過ごす時間を大事にしよう。
アレスはそんなことを思いながら、剣を握る手に力を込める。
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