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そろそろ始めるか!

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さて、ランキング発表とこのユニークテイマーの内容がわかったところで動くか。
新しい可能性もあるみたいだし。
しかし、今は農業をするしかないんだよなぁ…。


あ、カインのついての話をしないといけないのか。
でも、なかなかいい人そうだったし、提携を結んでもいいけどまだ何もないんだよなぁ。
これは、素早くしないといけないかな。
なら、これから商会を作ったことによって、何をするか考えようか。
俺は、四人を召喚する。
『久しぶりだぜ、主人!』
「やっほー!!」
ビジュとリーシャは綺麗にお辞儀をする。
「じゃあ、みんなにしてもらいたいことがあるんだけど何かお店に売りたいものとかある?」
すぐに反応したのはフレイだった。
『俺には売りたいものがあるぜ!!』
「お?なんだ?」
『もちろん、俺が作った短剣とかだぜ!多分、時間をかけてじっくり作ればもっといいものができると思うけどな!!』
「じゃあ、また籠って作るのか?」
『もちろんだぜ!もっといい剣を作るためにな!』
そう言って、走ってログハウスに入っていった。
「はやいなぁ…」
次に、手を挙げたのはエルデだ。
「次は僕!」
「おー、エルデか。何を売りたいんだ?」
「僕が作った物だよ!例えば、刺繍とか…?」
「おおお、芸術作品かな?」
「そうだよ!僕の作ったやつをいろんな人に見てもらいたいの!」
「そうか、そうか。それも売り物にするのか。じゃあ、あとは俺の料理も売りたいなぁ。ビジュとリーシャはあるか?」
まず、ビジュが答える。
「私は、ウエイトレスをしてみたいです。あとは、宝石を売ることですかね…?」
「宝石もいいな。リーシャは?」
「私ですか…?今のところは何も思いつかないですが、ビジュと同じことをしたいかもです。ウエイトレスを…」
「ビジュとリーシャは一緒ってことか。まぁ、この貰った屋台で始まりの街の中心でやってみるか」
俺は、屋台をアイテムボックスに入れて街の中心街にやってきた。


さて、どの場所を取るのかが重要だよな。
できる限り目立ちたくはないんだが、商売をしてみたい気持ちはあるしやるんだったら大きくやっていきたいからな。
いっそのこと、中心に思い切って行くべきかな…?
「ビジュは、どの場所で商売をするのがいいと思う?」
「場所ですか…?やはり、私たちもたくさん売りたいと言う気持ちがあるので皆さんが見るところですかね?」
「やっぱりそうだよな。じゃあ、街の中心の中心に屋台をしようか」
俺たちは、中心に屋台を置くことを決めて商会ギルドに申請に向かう。


俺たちは、商会ギルドに来ていた。
今日も、たくさんの人がいるようだ。
俺たちは、数分待って受付まで行くことができた。
「いらっしゃいませ。今日は、どんな御用でしょうか?」
「えっと、屋台の設置の許可をもらいたいのだが、できるか?」
「屋台の設置ですねーそれでは、この場所からお選びください」
俺は、受付の人から出された地図を見る。
なかなかいい土地があるなぁ。
ここか、中心は。
じゃあ、ここにしよう。
俺は、始まりの街の中心広場に指を指した。
「ここで、お願いします」
「かしこまりました。それでは、設置許可証の発行として10000ルーペをいただきます」
俺は、お金を渡し、許可証をもらった。
「ありがとうございました。貴方の商売に幸があらんことを」
この許可証は一ヶ月間有効みたいだから、それまでに店を買えるほどのお金を稼がないとな!
こうして、俺たちの商売の第一歩が始まったのだった。
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