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ゲーム2日目終了!

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そして、始まりの街の中央広場にやって来た。
もうすでに、注目を浴びている。
掲示板を見ると、俺のことが広まっているみたいだ。
ユニークテイマーと呼ぶ人や幸運者と呼ぶものもいた。
しかし、ケンジという名前がバレていないのが幸いだ。
そこもバレていたら、どうしようもない。
それに、このユニークテイマーに関して運営からの発表もないし、メッセージもないからどうしようもない。
まぁ、この職業を楽しむことにするか。


そして、数分経つと、アイラがやって来た。
「お待たせー!」
そう言うと、周りがざわめきだす。
「なんだ?」
俺は、キョロキョロと周りを見渡すと、アイラは笑って言う。
「ごめんね、私やっぱり有名みたいで、どこかに行くだけで注目浴びちゃうの。ここに集合するのは愚策だったわね」
「いや、大丈夫だ。俺も掲示板に色々書かれているみたいだから慣れないといけないのかもしれないしな」
「そう言ってくれると助かるわ。それで、何か用事があったの?」
「そう、そのことなんだが…やはりこの場では言いにくいよ」
「わかったわ。近くに私のクランがあるからそこに行きましょ」
「わかった」



そして、アイラのクランにやってきた。
見た目はめちゃくちゃでかい。
冒険者ギルドも3階建てぐらいででかいのだが、それと同様の建物と庭などがある。
それを、街の中心に近いところに置けるのか…お金持ちだな。
「これは圧巻だな。想像以上にクランハウスがデカイな」
「まぁ、みんなで出し合って買ったものだからね。それに、今強いギルドはうちだから威厳を見せておかないとね」
アイラは笑って言う。
「こんな家に住んでみたいな、俺も」
「貴方ならできそうだけどね?それじゃあ、中に入りましょ」
ビジュは大人しく付いてくるが、エルデはそうでもないみたいだ。
目をキラキラさせながら家の前から離れない。
「ほら行くぞ、エルデ」
「すごい!すごい!こんな大きい家見たことないよ!!」
すると、アイラが子供を見る様な目で微笑む。
「もちろん、その子のことも教えてくれるのよね?」
「うん…まぁそうだな」
俺は、エルデを引っ張りながらクランハウスに入った。


そして2階に上がり、椅子に座る。
「それじゃあ、まずは聞きたい事を聞くわ。その後に、その子のことね」
「了解。じゃあ、まずは一つ目の情報なんだけど、塗料を作りたいんだ」
「塗料?そうね…リアルに絵とか色とかに関して詳しい人がいるし、色を染めることができるのは鍛治師に確認が取れているから、その子を紹介しようかしら。その子も鍛治師だしね」
「おお、それはありがたい。それじゃあ、紹介料はいくらだ?」
「まぁ、これぐらいなら一万ルーペでいいわよ。それと、まだ何かあるの?」
「これが最後なんだが、いい物件はないか?」
「物件?何かする予定なの?」
「スローライフを目指すべく店を作りたいと思うんだが、物件もしくは土地が欲しいんだ。それもいろんな人が来る場所がな」
「そうね…まぁ最初は始まりの街のがいいと思うけれど、やっぱり屋台からじゃないかしら?」
「やっぱりそうだよな…それじゃあ屋台を作るか買うか…」
「それが一番いいと思うわ。屋台なら始まりの街のが中央広場でやるのが一番よ。町役場で許可を貰って、月五千ルーペの売上の一割でいいはずだからね」
「それぐらいならいいか」
「あとは屋台だけど、私のクランにいる建築士に任せてみない?経験値を積みたいって嘆いていたからさ。もちろん、無料でいいからね?」
「まぁ、それならお世話になろうかな。頼める?」
「いいわよ。また、明日ログインしてから顔合わせでもする?」
「それで頼むよ」
「わかったわ。じゃあ、その子の情報お願いね」
俺は、この子がユニークモンスターであることやスキルについて、そしてユニークスキルについても説明した。
「また…すごい情報ばかりね…もう驚かないでおこうと思ったけどこれは驚くわ」
「なんか、毎度毎度すまないな」
俺が、頭を下げると、アイラは笑って首を振る。
「別に大丈夫よ。私もこの情報でお金を稼いでいるわけでもあるしね」
「それなら、よかった」
「まぁ、代金は少し待っててね。また、攻略する予定があるから、その時に換金したお金を渡すわ」
「了解。じゃあ、俺はログハウスに帰ってログアウトする」
「わかったわ。また明日ね」
「あぁ、また明日な」
俺は、周りを見渡しながらログハウスに帰った。
さて、明日は楽しみだな。


ケンジがログアウトしました。
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