36 / 378
第35話 お泊まり会
しおりを挟む*
「──ただいま。お婆ちゃん帰って来てる?」
クレハの家に着くと、元気よく扉を開けたクレハが、まず婆さんが帰宅してるかを確認する。
「……留守だな」
と、俺が呟く。残念ながら婆さんはまだ帰ってきていないようだ。
「そっか……クレハ、今日泊まっていいの?」
ミリアは、早く婆さんと会いたいのか、話し方からでも、そわそわとしてるのが良く分かる。
最初に婆さんと会った時は〝この状態で生きてられるのか不思議〟ってぐらいに、衰弱していたからな……
そして俺が治した後は別人なぐらい元気になった。顔色は勿論、声もハッキリ喋っていたし。衰弱しきっていた体も、健康と言って良いレベルになったろう。
「──勿論だよ。ミリアも泊まってってね! あ、良かったらシスティア隊長も泊まってきませんか?」
「私もか? 私は構わないがいいのか?」
「もちろんですよ。お泊まり会ですね!」
楽しそうなクレハだが、婆さんも合わせて、
全員で6人。実質問題……どこで寝るんだ?
まあ、俺は別に床で寝てもいいんだがな。
「あ、順番でシャワー浴びちゃおっか?」
と、クレハが提案する。
「そうね、少し汗も掻いちゃったし借りても良いかしら? ……それとユキマサ。覗いたら燃やすわよ?」
「覗かねぇよ。さっさと入って来い……!」
「さーて、どうだか? あ、ミリア、一緒に入りましょ! 髪の毛、洗ってあげるわ!」
べー、とこちらに舌を出しながら、エメレアはミリアを連れてシャワーを浴びに行く。
「あはは……何かごめんね……」
いつの間にか持ってきた、温かいお茶を配りながら、クレハが謝ってくる。
「クレハが謝ることじゃないだろ? それに別に気にして無い。つーか、もう慣れた……」
「それは……それでどうなの……?」
クレハは少し呆れ気味に笑い、隣に腰かける。
「私は皆が仲良くしてくれたら嬉しいと思っている。それとユキマサ、少し落ち着いた場で話せたので、改めて礼を言わせてくれ──昨日は私やクレハや隊の皆の命、そして聞いた話だと、マリア殿の病気を治してくれて本当にありがとう。君にはどんなに感謝しても感謝しきれない!」
ガバッと、大きなポニーテールを揺らしながら、システィアは深々と頭を下げてくる。
「どういたしまして。でも、昨日も言ったが、元々俺はクレハに貰ったおにぎりの礼を言うつもりで、偶然に駆け付けただけだからな。むしろ、クレハに礼を言っておけ?」
と、俺はシスティアに伝えるが……
「いや、私にお礼を言われても困るからね?」
クレハに冷静にツッコまれる。
「し、しかし……」
あー、こいつも生真面目な性格だったな。
「システィア隊長。ユキマサ君は何度言っても『気にし無くていい』ばかりなので、何か機会があれば、別の形で何か贈ったりとかのが良いと思いますよ?」
──ッ……。
確かに、そう言われてみると、さっきの女将さんの時もそうだが……流れで渡されると、受け取っちまうな。エルルカの剣の時もそうだったしな。
うーん、これからは少し気を付けるか。
「なるほど。クレハはユキマサの事に詳しいんだな? 分かった贈り物か、ふむ、何か考えておこう」
「べ、別に詳しくないです……///」
「……まあ、期待せずに待ってるよ」
「ああ、期待せずに待っててくれ」
システィアはイタズラ染みた表情で笑う。
そして、クレハの煎れてくれたお茶を飲みながら、他愛の無い話をあーだのこーだの話していると……
「──ふぅ、さっぱり! ミリアのお肌ぷにぷにー」
と、言いながら、ラフ目な格好の寝巻きに着替えた、ご機嫌なエメレアとミリアが、タオルで髪を拭きながら出てくる。
幸せそうなエメレアは、クレハにお茶を貰い更にご機嫌になる。
風呂上がりだからだろうか? クレハは、エメレアとミリアには冷たいお茶を煎れている。
──その後。システィア、クレハ、俺と言う順番でシャワーを浴びる。
ちなみにだが、エメレアとミリアは勿論、システィアも、わりと高頻度でクレハの家に泊まりに来るらしく、着替えやパジャマは常備されていた。
*
全員、シャワーを浴び終わり、適当に話しているとクレハの婆さんが帰ってくる。
「──おや? 皆お揃いかい?」
「………!!」
「ま、マリア殿! 本当に病気が治ったのだな!」
「お婆ちゃん、お帰りなさい!」
「お婆ちゃんお帰り、お邪魔してるわ」
「悪いな俺も邪魔してるぞ?」
と、帰ってきた婆さんを迎える。
「ミリア、システィア。心配かけたねぇ、お陰さまで完治したよ。それにいつもお見舞いをありがとう──後、ユキマサさんの家に住む件も、実は昨日からクレハから聞いてるよ。ふふ。無事に口説けたようで安心したわ。大歓迎ですから、好きなだけいてくださいな」
と、無事に婆さんからの許可も下り。しばらくは、クレハの家に泊まらせて貰うことになりそうだ。
「ありがとう。お世話になります──」
と、言い俺は軽く頭を下げる。
すると、先程から何も言わずにクレハの婆さんをじっと見つめていたミリアが……
「……ふ……ぇ……」
と、急に涙声になり……
スタタタタタタタッ!! と、走りだして
──ふぎゅッ!!
と、婆さんに抱きつき、離れなくなってしまった。
「おやおや、ミリア、ありがとうね」
婆さんは、抱きついてきたミリアを優しく抱き締めながら、頭を撫でる。
「…………」
ミリアはコクコクと頷いてはいるが……何も喋らず、抱きついたまま、全く離れる気配が無い。
「あー。これは当分離れないわね……」
「どういうことだ?」
「そのまんまの意味よ。多分、気が済むまでは、お婆ちゃんからミリアは離れないわよ? ──嬉しいのよ。いいなぁ、私もまたミリアの〝くっつき〟されたいわ……」
エメレアは最後に本音を漏らす。
「じゃあ、ミリアは今日は私と一緒に寝ようかね?」
と、婆さんが聞くとミリアがコクコクと頷く。
「そういや、この人数、寝れるのか?」
「多分ギリギリかな? お婆ちゃんの部屋でミリアが寝て、後もう1人お婆ちゃんの部屋で──そ、それと、私とユキマサ君と、後1人が同じ部屋な感じかな」
まあ、俺は床で寝るとしても……
これで、婆さんの部屋で婆さんとミリアがベッドで寝て──俺が、婆さんの部屋の床で寝てたら、かなりシュールだからな……? この部屋分けは、正直助かる。
「じゃあ、システィア? 私の部屋に来るかい?」
「あ、では、お邪魔します」
「教官時代じゃないんだから。もっと昔みたいに気軽に呼んでおくれ、敬語も要らないよ」
「──ッ……! じゃ、じゃあ、お、お邪魔……する」
と、システィアは、今までの隊長だとか、上司や部下とかの、大人としての顔から、少しだけ子供のような表情になる。
でも、言った後に、やはり照れ臭かったのか、少し顔を赤くして目を反らしている。
「じゃあ、エメレアちゃんはこっちだね!」
「ええ、よろしくね! クレハ」
エメレアは、俺がいるの忘れてないよな?
まあ『出てけ』って言われれば、この椅子の上でも、その下の床でも、俺は寝れるからいいけどさ。雨風が防げるってだけで、十分にありがたい。
「ミリアもこの調子だから。少し早いが私たちはもう休もうと思うがいいだろうか?」
よく見ると、ミリアは最初は嬉しくて泣いてるようだったが──今は、ふみゅ~と、まるで温泉にでも浸かってるみたいに、頬を緩め、凄く幸せそうな顔をしている。
……でも、相変わらず離れる気配は無い。
「はい、お休みなさい!」
「お休み。てか、ミリア、風邪引くなよ?」
「お休みなさい。お婆ちゃん、システィアさん、ミリアをよろしくね!」
「ええ、任せなさい」
「ああ、任せておけ」
「……」
と、婆さんとシスティア返事をする。でも、ミリアも、ちゃんと話にはコクコクと頷いている。
そして、3人は婆さんの部屋に入っていった。
「私たちも寝よっか?」
「そうね……ただ、ユキマサが居るのが、私は身の危険を感じるわ……」
あ、忘れられてなかった。
「ユキマサ君は私が何とかするから大丈夫だよ」
「いや、何とかって、どう何とかするんだよ?」
俺は一体どう何とかされるのか、ピンと来ず、クレハに素で聞き返してしまう。
「ほら、二人とも行くよ!」
「ちょ、ちょっとクレハッ!」
俺とエメレアは、クレハにえいえいと、背中を押されて、クレハの部屋に入る。
「あー。エメレア。俺は床で寝るから安心しろ?」
壁もあれば屋根もあるし、俺は男だからな。
床どころか、地面で寝るでも何ともない──。
「何よそれ! 私は別に構わないけど、それじゃクレハが気を使うじゃない! 貴方はベッドで私の隣で寝なさい!」
と、これは予想外の反応。エメレアのことだから『貴方は床の下で寝なさい!』ぐらい言われるかと思ってたんだが……
「ゆ、ユキマサ君は私の隣で……寝てほしいかな?」
「く、クレハ危険よ! ここは私に任せて!!」
「え、エメレアちゃんこそ、あ、危ないよ! それに私はユキマサ君のこと信じてるし。それにユキマサ君なら、わ、私は少しぐらい危なくても良いから……だから、エメレアちゃん、お、お願い……!」
あれ、何か、クレハにまで危ないって言われたぞ?
つーか、信じてるのか危ないのか、クレハはどっちなんだ?
(あ、でも、確かに──朝起きたら、いつの間にか俺はクレハを抱き締めて寝てたからな……だから、信じてるけど危ないって……そういうことか……あー、これは返す言葉も無いな……)
「く……クレハ……それは一体どういう意味なの……ゆ、ユキマサの毒牙に、わ、私のクレハが……」
俺は、殺意たっぷりの目でエメレアに睨まれる。
「う……じゃ、じゃあ、これならどうかしら──?」
……と、この後。エメレアから第三の案が提出されるのだが、そして、何故か、それが採用される事になるのはこれからすぐの出来事であった──。
101
お気に入りに追加
539
あなたにおすすめの小説
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる