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第二章
修行と乱入
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あれから一週間が経過した。
「甘い!」
「うぐっ!」
竜の洞窟、今日も私は黒竜ズワースの師事を受けていた。私が持っている武器は私の身の丈ほどの大きさの大剣だ。どうやらズワースは大剣を得意としていたらしく、今日は彼のお古を持たされ、人型の姿の彼と模擬戦を繰り広げていた。
「ぐ…重い…」
大剣は訓練場で一度振るったことがあるが、改めて持ってみるとやはり重い。『魔王の力』によって使い方は把握こそしているが、大きさと重さにどうしても振り回される。剣を振るたびに隙が生じ、攻撃をもらってしまっていた。
「お次はこいつじゃ!」
顔を上げるとズワースはすでに私から距離をとり、巨大な大岩を持ち上げていた。
「な…ちょ…!」
何をしようとしているか聞くまでもない様子であった。そして、それをくらったらどうなるかは言うまでもない。
「剣の重さを逆に利用するのじゃ!」
そう言いながらズワースは大岩を私目掛けて投げつけた。それをどうすればいいかは彼がたった今教えてくれた。
「だあぁぁ!」
半ばヤケ気味に大剣を頭上に上げ、思いきり振りかぶると大岩はスイカ割りのようにきれいに割れた。
「うむ、その調子じゃ!」
そう言いながらズワースはもう一つ大岩を持ち上げていた。
「え…?まだ…」
言い終わる前にズワースはもう一個ぶん投げてきた。おかわりかよこの野郎!
―――
「ふむ、少しは大剣の使い方をものにしたようじゃな」
ズワースは黒竜の姿に戻り、いつもの位置で寝転がっていた。私は大剣を地面に突き刺し、呼吸を整えていた。あの後私は大岩を十個叩き割るはめになった。
「…それにしても…」
私は背後を振り返った。そこには修行中に乱入してきた冒険者達の亡骸が数人転がっていた。修行の一環という名目で私は何人か相手させられた。
「ずいぶんと人気者ね、あなたって」
「当然よ。わしは古から生きる竜じゃからのう。人間達が言うところのエルダードラゴンよ。わしの身体目当てに殴りこんでくる輩が後を絶たぬというわけじゃ」
「気持ち悪い言い方すな!狙いはあなたの角や舌とかでしょ?」
「そうとも言うのう」
聞くところによると、こいつほどの竜の舌は万病に効く高級薬の素材になり、角は強力な武器の素材になり、鱗は丈夫な防具の素材になるらしい。ゲームとかでもドラゴンの身体の一部は色んな素材になるが、この世界でもそのようだ。
「たまに『危険なドラゴンを討伐する』とか言う正義感の強い奴もいるのう。まあ、わしは人間達の住処に危害を加える気など露ほどもないがな。別に用もないしの」
そう言ったズワースは溜息をついた。どうやらこの世界の人間にとって魔物はかたっぱしから排除しなければならない対象のようだ。
「中には『勇者』などと大層な肩書を持ってくる輩もおったのう。まぁ、所詮わしの敵ではなかったがな」
「勇者?この世界にも勇者がいるの?」
「『この世界』?それはどういう意味じゃ?」
私は自分がこの世界に来ることになったいきさつを話した。さすがの彼も魔王からそこまで聞かされてはいなかったようだ。
「ははは!それでお前さんは魔勇者になったというわけか!まったく難儀なものよのう!」
他人事だと思ってこの竜は…。実際他人事なんだろうが。
「さしずめ、さっきのは奴の『力』の影響というわけか。ようやく合点がいったわい」
『さっきの』とは私が冒険者達の命を喰らったことである。
「そういうことよ。あいつの言うこと聞かないと元の世界に帰れないし、命も危ういってわけ」
私は溜息をつきながら話した。
「ふふ、そういうことならなおのことわしの修行を受けねばならんようじゃのう」
ズワースは楽しそうに言葉を漏らした。
「それで…この世界の『勇者』ってどんなヤツなの?」
私は話を戻した。
「あぁ、それはじゃな…」
ズワースが話そうとした時、私の首に巻いたマフラーが何かを弾いた。後ろを振り向くと、冒険者と思しき少年が弓を構えていた。私の足元には彼が放った矢が落ちている。
「あ…え…に、人間…?」
水色の髪の少年は動揺した言葉を漏らした。おそらく、黒竜を狙って乗り込んできた所に人間である私がいたことに驚いているのだろう。
「今日はずいぶん客が多いのう」
ズワースはのんきに呟いた。
「そのようね」
私は大剣を構え、様子を窺った。しかし、何か妙だ。見たところ歳は私と同じか少し下といった感じだが、緊張と不安に満ちた表情をしており、足も震えている。身体のあちこちに武器を着けているようだが、明らかにたった一人で黒竜を倒せる雰囲気ではない。
「う…うわぁぁぁー!」
少年は武器を剣に持ち替え、自分を鼓舞するかのように叫びながら黒竜に突っ込んでいった。私はその進路を阻むように回り込んだ。少年は私をどかそうと剣を振り下ろすが、私の大剣によって容易く防がれた。思った通り、剣に腰が入っていない。
「…ど、どいてくれ!」
少年は剣を押し込みながら私に訴えかけてきた。その答えを示すように私は剣を弾き飛ばした。
「悪いけど、そうはいかないわ。あなたこそ帰ったほうが身のためよ」
私はそう忠告した。しかし、少年は拒絶するように武器を手斧に持ち替え、構えた。
「それでも……僕は黒竜を倒すんだ!」
なにやらのっぴきならない事情を抱えているようだ。しかし、だからといって退いてやることはできない。
(…気の毒だけど、さっさと楽にしてやるか…)
少年は私を飛び越えるかのように高くジャンプした。スキだらけの懐に私は狙いを定めた。
ドンッ!
「な…?」
一瞬何が起きたか理解できなかった。突如、少年の身体から血しぶきと共に矢が飛び出したのだ。
「甘い!」
「うぐっ!」
竜の洞窟、今日も私は黒竜ズワースの師事を受けていた。私が持っている武器は私の身の丈ほどの大きさの大剣だ。どうやらズワースは大剣を得意としていたらしく、今日は彼のお古を持たされ、人型の姿の彼と模擬戦を繰り広げていた。
「ぐ…重い…」
大剣は訓練場で一度振るったことがあるが、改めて持ってみるとやはり重い。『魔王の力』によって使い方は把握こそしているが、大きさと重さにどうしても振り回される。剣を振るたびに隙が生じ、攻撃をもらってしまっていた。
「お次はこいつじゃ!」
顔を上げるとズワースはすでに私から距離をとり、巨大な大岩を持ち上げていた。
「な…ちょ…!」
何をしようとしているか聞くまでもない様子であった。そして、それをくらったらどうなるかは言うまでもない。
「剣の重さを逆に利用するのじゃ!」
そう言いながらズワースは大岩を私目掛けて投げつけた。それをどうすればいいかは彼がたった今教えてくれた。
「だあぁぁ!」
半ばヤケ気味に大剣を頭上に上げ、思いきり振りかぶると大岩はスイカ割りのようにきれいに割れた。
「うむ、その調子じゃ!」
そう言いながらズワースはもう一つ大岩を持ち上げていた。
「え…?まだ…」
言い終わる前にズワースはもう一個ぶん投げてきた。おかわりかよこの野郎!
―――
「ふむ、少しは大剣の使い方をものにしたようじゃな」
ズワースは黒竜の姿に戻り、いつもの位置で寝転がっていた。私は大剣を地面に突き刺し、呼吸を整えていた。あの後私は大岩を十個叩き割るはめになった。
「…それにしても…」
私は背後を振り返った。そこには修行中に乱入してきた冒険者達の亡骸が数人転がっていた。修行の一環という名目で私は何人か相手させられた。
「ずいぶんと人気者ね、あなたって」
「当然よ。わしは古から生きる竜じゃからのう。人間達が言うところのエルダードラゴンよ。わしの身体目当てに殴りこんでくる輩が後を絶たぬというわけじゃ」
「気持ち悪い言い方すな!狙いはあなたの角や舌とかでしょ?」
「そうとも言うのう」
聞くところによると、こいつほどの竜の舌は万病に効く高級薬の素材になり、角は強力な武器の素材になり、鱗は丈夫な防具の素材になるらしい。ゲームとかでもドラゴンの身体の一部は色んな素材になるが、この世界でもそのようだ。
「たまに『危険なドラゴンを討伐する』とか言う正義感の強い奴もいるのう。まあ、わしは人間達の住処に危害を加える気など露ほどもないがな。別に用もないしの」
そう言ったズワースは溜息をついた。どうやらこの世界の人間にとって魔物はかたっぱしから排除しなければならない対象のようだ。
「中には『勇者』などと大層な肩書を持ってくる輩もおったのう。まぁ、所詮わしの敵ではなかったがな」
「勇者?この世界にも勇者がいるの?」
「『この世界』?それはどういう意味じゃ?」
私は自分がこの世界に来ることになったいきさつを話した。さすがの彼も魔王からそこまで聞かされてはいなかったようだ。
「ははは!それでお前さんは魔勇者になったというわけか!まったく難儀なものよのう!」
他人事だと思ってこの竜は…。実際他人事なんだろうが。
「さしずめ、さっきのは奴の『力』の影響というわけか。ようやく合点がいったわい」
『さっきの』とは私が冒険者達の命を喰らったことである。
「そういうことよ。あいつの言うこと聞かないと元の世界に帰れないし、命も危ういってわけ」
私は溜息をつきながら話した。
「ふふ、そういうことならなおのことわしの修行を受けねばならんようじゃのう」
ズワースは楽しそうに言葉を漏らした。
「それで…この世界の『勇者』ってどんなヤツなの?」
私は話を戻した。
「あぁ、それはじゃな…」
ズワースが話そうとした時、私の首に巻いたマフラーが何かを弾いた。後ろを振り向くと、冒険者と思しき少年が弓を構えていた。私の足元には彼が放った矢が落ちている。
「あ…え…に、人間…?」
水色の髪の少年は動揺した言葉を漏らした。おそらく、黒竜を狙って乗り込んできた所に人間である私がいたことに驚いているのだろう。
「今日はずいぶん客が多いのう」
ズワースはのんきに呟いた。
「そのようね」
私は大剣を構え、様子を窺った。しかし、何か妙だ。見たところ歳は私と同じか少し下といった感じだが、緊張と不安に満ちた表情をしており、足も震えている。身体のあちこちに武器を着けているようだが、明らかにたった一人で黒竜を倒せる雰囲気ではない。
「う…うわぁぁぁー!」
少年は武器を剣に持ち替え、自分を鼓舞するかのように叫びながら黒竜に突っ込んでいった。私はその進路を阻むように回り込んだ。少年は私をどかそうと剣を振り下ろすが、私の大剣によって容易く防がれた。思った通り、剣に腰が入っていない。
「…ど、どいてくれ!」
少年は剣を押し込みながら私に訴えかけてきた。その答えを示すように私は剣を弾き飛ばした。
「悪いけど、そうはいかないわ。あなたこそ帰ったほうが身のためよ」
私はそう忠告した。しかし、少年は拒絶するように武器を手斧に持ち替え、構えた。
「それでも……僕は黒竜を倒すんだ!」
なにやらのっぴきならない事情を抱えているようだ。しかし、だからといって退いてやることはできない。
(…気の毒だけど、さっさと楽にしてやるか…)
少年は私を飛び越えるかのように高くジャンプした。スキだらけの懐に私は狙いを定めた。
ドンッ!
「な…?」
一瞬何が起きたか理解できなかった。突如、少年の身体から血しぶきと共に矢が飛び出したのだ。
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