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第24話 体だけの関係
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次の日の宿はマーサと同じ部屋になった。
サラは神官として何か仕事の依頼を受けたらしく、今日は別の場所に行っている。
「すみません、マーサさん。フランツさんと同じ部屋になりたかったですよね」
「いーの、いーの。あたし一度アメリとふたりでゆっくり話がしたいって思ってたから」
マーサは最近フランツと恋仲になったらしい。
宿でとれた部屋数にもよるが、ここの所はふたり同室のことが多かった。
恋人同士が夜毎語らう内容とは、いったいどんなことなのだろう。
恋愛経験皆無のアメリには、想像することさえ難しい。
「フランツさんとは、いつもどんなこと話してるんですか?」
「そーね、食べ物の話とか旅の武勇伝とか、あと修行の話とか?」
なんだかアメリが思っていたのと違う感じだ。
勇者パーティーに選ばれるだけあって、ふたりは規格外なのかもしれない。
「マーサさんはフランツさんのどこが好きになったんですか?」
「ズバリ体よ!」
「か、からだ!?」
「フランツって、あたし好みの筋肉してんのよね。アッチの相性もばっちりだし」
「アッチ……?」
体とはそういうことかと納得しつつ、あっちの意味が分からずアメリは首を傾げた。
「アッチって言ったらアッチよ。でさ、アメリ。ロランの方はどうだった?」
「どうだったって?」
「だからエッチに決まってんじゃん。あんたたちズッコンバッコン何度もヤってるんでしょう?」
腰をかくかく動かしたマーサを前に、さすがのアメリも言いたいことを理解した。
ボンっと真っ赤になったアメリを見て、マーサが腹を抱えて笑い出す。
「きゃははっ、初心な反応! これじゃロランもたまんないわっ」
「ゆ、勇者とはそんな仲じゃありません!」
「隠さなくたっていいじゃん。みんな知ってることだしさ」
「え、みんな? サラさんも?」
「あー、サラ、そういう話嫌いだかんね。気づいてないフリしてんじゃない?」
お高くとまっててやんなっちゃう。
マーサの小言など耳に届かず、アメリは呆然と言葉を失った。
「なに驚いてんの? ロランの傷が癒えたってことはそういうことだし? 隠してたってすぐ分かるって」
大人の対応といったところか。
知られていると分かった途端、アメリは気まずく感じずにはいられなかった。
「で、どうだったわけ、ロランの具合は?」
「傷は毎回きちんと治ってますけど」
「ウケる、そっちの具合じゃないってば! アメリ、どんだけ純真な乙女なわけっ」
涙を浮かべてまで大笑いするマーサに、さすがのアメリもムッとしてしまった。
話がかみ合ってないのは何となく分かったが、そんなに笑われるようなことなのだろうか。
「まぁ、ロランの怪我が治ったんなら聞かなくっても分かるケドさ。昔はロランも遊びまくってたみたいだし? 女を悦ばすなんてお手の物だよね」
明け透けなマーサの言葉に、自分の返事がいかに頓珍漢だったかがようやく分かる。
しかしそれ以上にロランの昔話に、傷ついているアメリがいた。
「いいなぁ、アメリ。ロランも結構いい筋肉してんじゃん? 前に一回誘ってみたんだけどあっさり断られちゃってさ。またお相手願おっかな」
「お相手って……よ、夜の?」
「そそ、夜の」
「で、でも、マーサさんにはフランツさんが……」
「そんなん別腹よ。あたしひとりには拘んない方だし? いろんな相手と試してみたいじゃん」
あっけらかんと言われ、返す言葉が見つからない。
なんだかフランツに同情心が湧いて来る。
「もしかして、ヴィルジールさんも誘ったんですか……?」
「ヴィルジール? ないない。顔は良くっても、ああいう優男は趣味じゃないし。やっぱ男は筋肉で選ばないと」
「はぁ、そうなんですね」
同意できる要素がほぼなくて、アメリは愛想笑いだけ返した。
「あー、ねぇアメリ。あたしさ、女もイケる口なんだ。筋肉もいいけど柔らかい肌もまた違った楽しみがあるし」
寝間着姿のアメリを、マーサが熱のこもった目で見つめてくる。
「いいトコ知ってる分だけ、女同士って結構気持ちいいのよ? ね、一回あたしと試してみない?」
「えええっ!?」
自分の体を抱きしめて、アメリは無意識に後ずさった。
「やーね、無理やり襲ったりしないって。ま、その気になったらいつでも言って」
「まさかマーサさん、サラさんにも声かけたりしてませんよね……?」
「え? したけど?」
「ふぇっ!?」
「聞いといてなに驚いてんの? まぁドン引かれて、あれ以来サラには嫌われてるっぽいけど」
ま、どうでもいいけど、とマーサは軽く肩をすくめた。
「うん、でも納得したわ」
「納得?」
「そ、なんでアメリとロラン、同じ部屋にしないんだろうってずっと思ってたのよ。アメリがこんなんじゃロランも手を出しづらいのも仕方ないって思ったし?」
茶化すように言うマーサには、それでも悪意は感じない。
口が悪いが、その分嘘はつけない性分なのだろう。
「ま、そんだけアメリがロランに大事にされてるってことなんだろうけど」
「勇者とはそういう仲じゃありません。わたしは、ただ聖剣の乙女に選ばれたってだけだし……」
「でもあんたたち、ヤることはヤってるんでしょう?」
「それは魔物傷を癒すのに必要だから……勇者だって好きでわたしに触れてるわけじゃないんです」
自分で言って悲しくなってきてしまった。
だがそれが真実だから仕方がない。
「何よ、ソレ。ロランとは体だけの関係って言いたいの?」
そういうのとも違う気がしたが、うまく言い表せなくてアメリは無言で頷いた。
「ねぇ、アメリってさ、どうしてそんなに卑屈なわけ? 見ててちょっとイラつくんだけど」
向けられたトゲに、アメリは何も言い返せなかった。
好きで卑屈でいるわけではなかったが、どうあっても自分に価値を見いだせない。
「体だけの関係? 上等じゃない。勇者を癒せるのは聖剣の乙女だけなんでしょ? 素っ裸の勇者を跪かせられるのがこの世で自分独りだなんて、あたしだったら興奮してゾクゾクしちゃうわ」
言っている内容はアレだったが、マーサの言いたいことは何となく理解できた。
「そんなふうに思えるのはマーサさんが強いからですよ。わたしはサラさんとかみたく美人でもないし……」
「意味分かんない。そんだけの体持ってんのになんでそんなに自信がないのよ?」
「ただ胸が大きいってだけです。自信なんか持てません」
「なに? ロランってアメリのことそんなにぞんざいに扱ってんの?」
「え?」
いきなり矛先がロランに向いて、アメリは驚きで顔を上げた。
そのとき隣の部屋から、何かをひっくり返したような騒がしい音が聞こえてきた。気にしつつ、マーサに目を向ける。
「いえ? 勇者は普通に丁寧ですよ?」
「だったらなんで? ロランほどの男に求められたら自信のひとつくらい簡単につきそうなのに」
「だから勇者は好きでわたしに触れているわけでは……」
「は? そんなわけないじゃん。アメリのおっぱい前にして我慢できる男なんていないわよ」
マーサに乳首あたりをつつかれて、跳び退いた拍子に胸がゆさゆさ大きく揺れる。
恥ずかしさに体を抱え込むと、マーサがケタケタと笑い出した。
「ほぉら、その反応、たまんないし。男なんて単純なもんよ? 下半身に血が集まったらそのことしか考えられなくなる馬鹿で可愛い生き物って感じだし」
「でも、勇者がわたしに触れるのは傷が治るまでだけですし……」
「え? もしかしてロラン、ずっと寸止め喰らってんの? あー、そいういうこと。よっぽどアメリが大事なんだ」
むしろいつも寸止めされているのはアメリの方だ。
意味が分からなくてアメリは訝しげな顔になった。
「とにかく、勇者はわたしに興味なんて持ってないんです」
「だったらさ、今度ロランにお願いしてみなよ」
「お願い? 何をですか?」
ろくなことではなさそうだったが、とりあえずアメリは聞き返した。
「傷を癒したあとも最後まで続けてほしいって。それで断られたら今のアメリのコトバ、信じてあげる」
ついでにロランをボコってあげるからと、楽しそうにマーサは拳をボキリと鳴らした。
サラは神官として何か仕事の依頼を受けたらしく、今日は別の場所に行っている。
「すみません、マーサさん。フランツさんと同じ部屋になりたかったですよね」
「いーの、いーの。あたし一度アメリとふたりでゆっくり話がしたいって思ってたから」
マーサは最近フランツと恋仲になったらしい。
宿でとれた部屋数にもよるが、ここの所はふたり同室のことが多かった。
恋人同士が夜毎語らう内容とは、いったいどんなことなのだろう。
恋愛経験皆無のアメリには、想像することさえ難しい。
「フランツさんとは、いつもどんなこと話してるんですか?」
「そーね、食べ物の話とか旅の武勇伝とか、あと修行の話とか?」
なんだかアメリが思っていたのと違う感じだ。
勇者パーティーに選ばれるだけあって、ふたりは規格外なのかもしれない。
「マーサさんはフランツさんのどこが好きになったんですか?」
「ズバリ体よ!」
「か、からだ!?」
「フランツって、あたし好みの筋肉してんのよね。アッチの相性もばっちりだし」
「アッチ……?」
体とはそういうことかと納得しつつ、あっちの意味が分からずアメリは首を傾げた。
「アッチって言ったらアッチよ。でさ、アメリ。ロランの方はどうだった?」
「どうだったって?」
「だからエッチに決まってんじゃん。あんたたちズッコンバッコン何度もヤってるんでしょう?」
腰をかくかく動かしたマーサを前に、さすがのアメリも言いたいことを理解した。
ボンっと真っ赤になったアメリを見て、マーサが腹を抱えて笑い出す。
「きゃははっ、初心な反応! これじゃロランもたまんないわっ」
「ゆ、勇者とはそんな仲じゃありません!」
「隠さなくたっていいじゃん。みんな知ってることだしさ」
「え、みんな? サラさんも?」
「あー、サラ、そういう話嫌いだかんね。気づいてないフリしてんじゃない?」
お高くとまっててやんなっちゃう。
マーサの小言など耳に届かず、アメリは呆然と言葉を失った。
「なに驚いてんの? ロランの傷が癒えたってことはそういうことだし? 隠してたってすぐ分かるって」
大人の対応といったところか。
知られていると分かった途端、アメリは気まずく感じずにはいられなかった。
「で、どうだったわけ、ロランの具合は?」
「傷は毎回きちんと治ってますけど」
「ウケる、そっちの具合じゃないってば! アメリ、どんだけ純真な乙女なわけっ」
涙を浮かべてまで大笑いするマーサに、さすがのアメリもムッとしてしまった。
話がかみ合ってないのは何となく分かったが、そんなに笑われるようなことなのだろうか。
「まぁ、ロランの怪我が治ったんなら聞かなくっても分かるケドさ。昔はロランも遊びまくってたみたいだし? 女を悦ばすなんてお手の物だよね」
明け透けなマーサの言葉に、自分の返事がいかに頓珍漢だったかがようやく分かる。
しかしそれ以上にロランの昔話に、傷ついているアメリがいた。
「いいなぁ、アメリ。ロランも結構いい筋肉してんじゃん? 前に一回誘ってみたんだけどあっさり断られちゃってさ。またお相手願おっかな」
「お相手って……よ、夜の?」
「そそ、夜の」
「で、でも、マーサさんにはフランツさんが……」
「そんなん別腹よ。あたしひとりには拘んない方だし? いろんな相手と試してみたいじゃん」
あっけらかんと言われ、返す言葉が見つからない。
なんだかフランツに同情心が湧いて来る。
「もしかして、ヴィルジールさんも誘ったんですか……?」
「ヴィルジール? ないない。顔は良くっても、ああいう優男は趣味じゃないし。やっぱ男は筋肉で選ばないと」
「はぁ、そうなんですね」
同意できる要素がほぼなくて、アメリは愛想笑いだけ返した。
「あー、ねぇアメリ。あたしさ、女もイケる口なんだ。筋肉もいいけど柔らかい肌もまた違った楽しみがあるし」
寝間着姿のアメリを、マーサが熱のこもった目で見つめてくる。
「いいトコ知ってる分だけ、女同士って結構気持ちいいのよ? ね、一回あたしと試してみない?」
「えええっ!?」
自分の体を抱きしめて、アメリは無意識に後ずさった。
「やーね、無理やり襲ったりしないって。ま、その気になったらいつでも言って」
「まさかマーサさん、サラさんにも声かけたりしてませんよね……?」
「え? したけど?」
「ふぇっ!?」
「聞いといてなに驚いてんの? まぁドン引かれて、あれ以来サラには嫌われてるっぽいけど」
ま、どうでもいいけど、とマーサは軽く肩をすくめた。
「うん、でも納得したわ」
「納得?」
「そ、なんでアメリとロラン、同じ部屋にしないんだろうってずっと思ってたのよ。アメリがこんなんじゃロランも手を出しづらいのも仕方ないって思ったし?」
茶化すように言うマーサには、それでも悪意は感じない。
口が悪いが、その分嘘はつけない性分なのだろう。
「ま、そんだけアメリがロランに大事にされてるってことなんだろうけど」
「勇者とはそういう仲じゃありません。わたしは、ただ聖剣の乙女に選ばれたってだけだし……」
「でもあんたたち、ヤることはヤってるんでしょう?」
「それは魔物傷を癒すのに必要だから……勇者だって好きでわたしに触れてるわけじゃないんです」
自分で言って悲しくなってきてしまった。
だがそれが真実だから仕方がない。
「何よ、ソレ。ロランとは体だけの関係って言いたいの?」
そういうのとも違う気がしたが、うまく言い表せなくてアメリは無言で頷いた。
「ねぇ、アメリってさ、どうしてそんなに卑屈なわけ? 見ててちょっとイラつくんだけど」
向けられたトゲに、アメリは何も言い返せなかった。
好きで卑屈でいるわけではなかったが、どうあっても自分に価値を見いだせない。
「体だけの関係? 上等じゃない。勇者を癒せるのは聖剣の乙女だけなんでしょ? 素っ裸の勇者を跪かせられるのがこの世で自分独りだなんて、あたしだったら興奮してゾクゾクしちゃうわ」
言っている内容はアレだったが、マーサの言いたいことは何となく理解できた。
「そんなふうに思えるのはマーサさんが強いからですよ。わたしはサラさんとかみたく美人でもないし……」
「意味分かんない。そんだけの体持ってんのになんでそんなに自信がないのよ?」
「ただ胸が大きいってだけです。自信なんか持てません」
「なに? ロランってアメリのことそんなにぞんざいに扱ってんの?」
「え?」
いきなり矛先がロランに向いて、アメリは驚きで顔を上げた。
そのとき隣の部屋から、何かをひっくり返したような騒がしい音が聞こえてきた。気にしつつ、マーサに目を向ける。
「いえ? 勇者は普通に丁寧ですよ?」
「だったらなんで? ロランほどの男に求められたら自信のひとつくらい簡単につきそうなのに」
「だから勇者は好きでわたしに触れているわけでは……」
「は? そんなわけないじゃん。アメリのおっぱい前にして我慢できる男なんていないわよ」
マーサに乳首あたりをつつかれて、跳び退いた拍子に胸がゆさゆさ大きく揺れる。
恥ずかしさに体を抱え込むと、マーサがケタケタと笑い出した。
「ほぉら、その反応、たまんないし。男なんて単純なもんよ? 下半身に血が集まったらそのことしか考えられなくなる馬鹿で可愛い生き物って感じだし」
「でも、勇者がわたしに触れるのは傷が治るまでだけですし……」
「え? もしかしてロラン、ずっと寸止め喰らってんの? あー、そいういうこと。よっぽどアメリが大事なんだ」
むしろいつも寸止めされているのはアメリの方だ。
意味が分からなくてアメリは訝しげな顔になった。
「とにかく、勇者はわたしに興味なんて持ってないんです」
「だったらさ、今度ロランにお願いしてみなよ」
「お願い? 何をですか?」
ろくなことではなさそうだったが、とりあえずアメリは聞き返した。
「傷を癒したあとも最後まで続けてほしいって。それで断られたら今のアメリのコトバ、信じてあげる」
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