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第七章 いざ、最終決戦
お茶会はカオスの調べ
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次の日の放課後、ゆいなを連れて裏庭に向かった。
今日は招待する側だからね。早めに行って準備しておかないと。
といっても適当に紅茶と出来合いのクッキーでも並べるつもり。全部ゆいなの魔法でやらせるんだけど。
「あれぇ、ハナコ様、シュン王子がいますよぉ?」
え、なんで山田?
「待っていたぞ、ハナコ」
「しゅ、シュン様、どうしてここに……」
「ハナコが茶会を開くと聞いてな。せっかくだと思って城のパティシエールに特別に菓子を作らせたのだ」
いや、そう言うことを聞いてるんじゃなくってね。
お茶会の席はほとんど準備されてて、飾りつけも無駄に豪華だ。
なぜかダンジュウロウが急ピッチでセッティングをすすめてる。指示を受けた健太も一緒になって手伝ってるし。
健太、なにしとんじゃ、われぇ。
あんだけ山田を足止めしとけって言っといたやろがっ。
目が合ってギリっと睨みつけたら、俺じゃないって必死に首振ってきて。
健太の指さした方には、お菓子をつまみ食いしてるマサトがいた。
それ、つまみ食いってレベルを越えてるんじゃ? ハムスターみたくほっぺたパンパンよ?
ってか、マサトに口止めしとくの忘れてたっ。
「ちょっと、マサト! どうしてこんな大事になってるのよ」
「だって王子呼んだ方が旨いもん食えるかと思ってさ」
んなことフォモってんなっ。
「さぁ、ハナコ、わたしが席に案内しよう」
山田がエスコートするみたいに手を差し伸べてきて。
案内ってなんなのよ。このお茶会はわたし主催のハズでしょう?
そのとき真っ赤な薔薇の花束が、突然目の前に現れた。
うおっ、びっくりしたっ。思わず受け取っちゃったし。
「今日は逃げなかったようだな、じゃじゃ馬娘」
げっ、ロレンツォまで。
いや、呼んだのはわたしなんだけど、何もこのタイミングで来なくても。
「やけに外野が騒がしいな」
ロレンツォ、山田を見て勝ち誇ったように笑ってる。
花束を抱えてるわたしは、差し出されたままの山田の手を取ることもできなくて。
やだっ、王子ふたりに挟まれて、この状況どうするのが正解なのよ!?
「姉上、それ俺が預かるから!」
さっと花束がさらわれる。魔法で花瓶を取り出したかと思うと、健太はいい感じでテーブルに飾りつけた。
ナイス健太!
なんて喜んでたら、すかさず山田に右手を取られた。かと思うと、いつの間にか反対の手をロレンツォに握られてるし。
両脇から手を引かれ、連行されるように席に座らされる。その上ふたりとも手を離さないままで、わたしの横に陣取った。
オーノウっ! わたしの計画丸つぶれっ。
「これはまた豪華なお茶会ですな」
きゃー、救世主のご登場!
リュシアン様、今すぐこの状況をなんとかしてくださいませっ。
「あ、先生はこちらにどうぞぉ」
「ありがとう、お嬢さん」
「はぁい、ゆっくり楽しんでってくださいね♡」
ってか、ゆいなっ。どうしていちばん遠い席に案内してんのよっ。
「ハナコ、寒かったらすぐ言うんだぞ? 魔法を使えばいくらでも温度調節してやれるからな?」
「ハナコ、またそんな髪留めなどつけて。あんたは髪を降ろした方がセクシーだと言っただろう?」
左右から同時に話しかけられて。わたしは聖徳太子じゃないんだっつうの!
っていうか山田、どさくさにまぎれて握った手を指でもてあそぶなっ。
ロレンツォも、なにひとの髪の毛いじって口元に持ってこうとしてんのよっ。
山田が魔法でも使ったのか、急に吹いた風でわたしの髪がロレンツォの指からするっと抜け出した。負けじとロレンツォがわたしの指に指を絡ませて、さらに山田もわたしの手を強くにぎりしめてくる。
その間わたしは何もできずに、前を見てるしかなかった。
ってか、その正面でゆいなと健太がイチャコラあーんとか繰り広げてんですけどっ。
リュシアン様はリュシアン様で、若いっていいのぅみたいな目をしてるし、マサトは相変わらずハムスターのまんまだし。
くそぉうっ、どいつもこいつも役立たずかよっ。
うわ、なんか山田とロレンツォがバチバチにらみ合ってるし。ビジュアルじゃロレンツォ優勢だけど、性格を思うと瓶底眼鏡の方がまだマシって感じだし。
なんて思ってるそばから、またロレンツォが髪をいじりだしてるぅ。
「失礼」
わたしとロレンツォの間に、にゅっと長い腕が延びてきて。ティーカップを置いた手が、上手いことロレンツォのことを遠ざけてくれた。
おお、ダンジュウロウ君、きみの存在すっかり忘れていたよ!
「なんだ? 無粋なヤツだな」
「わたしは紅茶を運んだだけですが? それにこのような席で女性の髪に触れるのはマナー違反でしょう」
そうだ、そうだ。さすがダンジュウロウ、常識人だね!
でもそろそろ腕を引いてくれないかい? 背後から覆いかぶさられてるみたいで、ちょっと居心地悪いんですけど?
「なんだハナコ、菓子食わないのか?」
ぎゃっ、今度はマサトが山田側から手を伸ばしてきたしっ。
ってか近いっ。そこでボロボロこぼしながらハムスターしてんじゃないわよっ。
(な、なんなのよこの状況は……)
左右の手は山田とロレンツォに握られっぱなしだし、その間をマサトとダンジュウロウが割り込むように腕伸ばしてきてるし。
「やだぁ、ハナコ様、モテモテぇ」
「ほんと姉上、攻略対象ホイホイだよなぁ」
「かっかっか、まさに青春じゃのぅ」
ゆいなも健太もリュシアン様も! ノンキなこと言ってないで助けなさいよっ。
っていうかココ、攻略対象全員集合してんじゃんっ。
本当になんなのこの気の触れたお茶会はっ。
わたしは悪役令嬢なんだって、誰かこいつらに説明して――――っ!
今日は招待する側だからね。早めに行って準備しておかないと。
といっても適当に紅茶と出来合いのクッキーでも並べるつもり。全部ゆいなの魔法でやらせるんだけど。
「あれぇ、ハナコ様、シュン王子がいますよぉ?」
え、なんで山田?
「待っていたぞ、ハナコ」
「しゅ、シュン様、どうしてここに……」
「ハナコが茶会を開くと聞いてな。せっかくだと思って城のパティシエールに特別に菓子を作らせたのだ」
いや、そう言うことを聞いてるんじゃなくってね。
お茶会の席はほとんど準備されてて、飾りつけも無駄に豪華だ。
なぜかダンジュウロウが急ピッチでセッティングをすすめてる。指示を受けた健太も一緒になって手伝ってるし。
健太、なにしとんじゃ、われぇ。
あんだけ山田を足止めしとけって言っといたやろがっ。
目が合ってギリっと睨みつけたら、俺じゃないって必死に首振ってきて。
健太の指さした方には、お菓子をつまみ食いしてるマサトがいた。
それ、つまみ食いってレベルを越えてるんじゃ? ハムスターみたくほっぺたパンパンよ?
ってか、マサトに口止めしとくの忘れてたっ。
「ちょっと、マサト! どうしてこんな大事になってるのよ」
「だって王子呼んだ方が旨いもん食えるかと思ってさ」
んなことフォモってんなっ。
「さぁ、ハナコ、わたしが席に案内しよう」
山田がエスコートするみたいに手を差し伸べてきて。
案内ってなんなのよ。このお茶会はわたし主催のハズでしょう?
そのとき真っ赤な薔薇の花束が、突然目の前に現れた。
うおっ、びっくりしたっ。思わず受け取っちゃったし。
「今日は逃げなかったようだな、じゃじゃ馬娘」
げっ、ロレンツォまで。
いや、呼んだのはわたしなんだけど、何もこのタイミングで来なくても。
「やけに外野が騒がしいな」
ロレンツォ、山田を見て勝ち誇ったように笑ってる。
花束を抱えてるわたしは、差し出されたままの山田の手を取ることもできなくて。
やだっ、王子ふたりに挟まれて、この状況どうするのが正解なのよ!?
「姉上、それ俺が預かるから!」
さっと花束がさらわれる。魔法で花瓶を取り出したかと思うと、健太はいい感じでテーブルに飾りつけた。
ナイス健太!
なんて喜んでたら、すかさず山田に右手を取られた。かと思うと、いつの間にか反対の手をロレンツォに握られてるし。
両脇から手を引かれ、連行されるように席に座らされる。その上ふたりとも手を離さないままで、わたしの横に陣取った。
オーノウっ! わたしの計画丸つぶれっ。
「これはまた豪華なお茶会ですな」
きゃー、救世主のご登場!
リュシアン様、今すぐこの状況をなんとかしてくださいませっ。
「あ、先生はこちらにどうぞぉ」
「ありがとう、お嬢さん」
「はぁい、ゆっくり楽しんでってくださいね♡」
ってか、ゆいなっ。どうしていちばん遠い席に案内してんのよっ。
「ハナコ、寒かったらすぐ言うんだぞ? 魔法を使えばいくらでも温度調節してやれるからな?」
「ハナコ、またそんな髪留めなどつけて。あんたは髪を降ろした方がセクシーだと言っただろう?」
左右から同時に話しかけられて。わたしは聖徳太子じゃないんだっつうの!
っていうか山田、どさくさにまぎれて握った手を指でもてあそぶなっ。
ロレンツォも、なにひとの髪の毛いじって口元に持ってこうとしてんのよっ。
山田が魔法でも使ったのか、急に吹いた風でわたしの髪がロレンツォの指からするっと抜け出した。負けじとロレンツォがわたしの指に指を絡ませて、さらに山田もわたしの手を強くにぎりしめてくる。
その間わたしは何もできずに、前を見てるしかなかった。
ってか、その正面でゆいなと健太がイチャコラあーんとか繰り広げてんですけどっ。
リュシアン様はリュシアン様で、若いっていいのぅみたいな目をしてるし、マサトは相変わらずハムスターのまんまだし。
くそぉうっ、どいつもこいつも役立たずかよっ。
うわ、なんか山田とロレンツォがバチバチにらみ合ってるし。ビジュアルじゃロレンツォ優勢だけど、性格を思うと瓶底眼鏡の方がまだマシって感じだし。
なんて思ってるそばから、またロレンツォが髪をいじりだしてるぅ。
「失礼」
わたしとロレンツォの間に、にゅっと長い腕が延びてきて。ティーカップを置いた手が、上手いことロレンツォのことを遠ざけてくれた。
おお、ダンジュウロウ君、きみの存在すっかり忘れていたよ!
「なんだ? 無粋なヤツだな」
「わたしは紅茶を運んだだけですが? それにこのような席で女性の髪に触れるのはマナー違反でしょう」
そうだ、そうだ。さすがダンジュウロウ、常識人だね!
でもそろそろ腕を引いてくれないかい? 背後から覆いかぶさられてるみたいで、ちょっと居心地悪いんですけど?
「なんだハナコ、菓子食わないのか?」
ぎゃっ、今度はマサトが山田側から手を伸ばしてきたしっ。
ってか近いっ。そこでボロボロこぼしながらハムスターしてんじゃないわよっ。
(な、なんなのよこの状況は……)
左右の手は山田とロレンツォに握られっぱなしだし、その間をマサトとダンジュウロウが割り込むように腕伸ばしてきてるし。
「やだぁ、ハナコ様、モテモテぇ」
「ほんと姉上、攻略対象ホイホイだよなぁ」
「かっかっか、まさに青春じゃのぅ」
ゆいなも健太もリュシアン様も! ノンキなこと言ってないで助けなさいよっ。
っていうかココ、攻略対象全員集合してんじゃんっ。
本当になんなのこの気の触れたお茶会はっ。
わたしは悪役令嬢なんだって、誰かこいつらに説明して――――っ!
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