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第五章 天は我に味方せり
ゆいなの世界2
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それにしたってさ、わたしがいなくなったあとも、みんなそれぞれ自分の人生歩んでたんだな。
未希もひ孫まで腕に抱いたって言ってたし。
そう思うとなんだか寂しいって思っちゃう。
「あ、華子。あんたん家の会社、ちゃんと潰れずに済んだから」
「山田先輩が力を貸しくれたんだ。あのときは本当に助かった」
「それで健太はやたらと山田の肩持ってたの?」
なんだ、そういうこと。
やっと謎が解けたって感じだし。
「呆れた。財閥御曹司の山田と王子の山田、まったくの別モンじゃないの」
「なんだよ、姉ちゃんだってシュン王子のこと、山田だからイヤだってさんざん言ってたじゃんか」
「あれぇ? 華子先輩、シュン王子と結婚しないつもりなんですかぁ? 日本ではあんなラブラブだったのに」
「ばっ、ゆいな、それ言っちゃダメなヤツっ」
「は……?」
長谷川、あんた今なんつった?
ってか、山田とわたしがラブラブだぁ?
いや、ぜっっっっったいにあり得ないんですけどっ。
「ちょっと未希、どういうこと?」
「はぁ、仕方ないわね。本当のこと言うと、前世でこの子とトラブって階段を落ちたあと、華子、あんたは死ななかったのよ」
「は? 死ななかった?」
「そ、運よく軽傷で済んでね」
「うそ、わたし何も覚えてないし」
思わず健太を見ると、その健太は未希と目を見合わせてた。
「やだぁ華子先輩、やっぱあのときゲームのハナコと中身入れ替わってたんだぁ」
はぁ!? 長谷川、今なんつった!?
「俺もびっくりしたよ。慌てて病院に駆けつけたらさ、いきなり姉ちゃん自分は公爵令嬢だなんて言い出すんだもん」
「そうよね。あんときはさすがのわたしも動揺したわ」
「なにソレ……階段から落ちたあと、ゲームのハナコがわたしとして生きてたってコト?」
未希と健太に同時にうなずかれて、返す言葉を失っちゃった。
「うちらもしばらくの間は、華子の身に何が起きたのかさっぱり分からなかったんだけどさ」
「ある日ゆいなが心当たりがあるって言って、ゲームの画面を見せてきたんだ」
「ゲームの画面ってもしかして……」
「そ、『トキメキずっきゅん♡ピュアLOVEドキドキ☆マジカル学園』のプレイ画面ね」
そのタイトル、クソ真面目に言わないでっ。
「で、ゆいなが持ってきたゲームの中身を確認したらさ、悪役令嬢の名前がハナコになってて。しかも俺が公爵家の跡取りだとか、山田先輩が王子だとか、おかしなこと言うようになった姉ちゃんの話と全部合致しててさ」
「それで華子の中の人がゲームのハナコになったんだって結論に至った訳よ」
「やっぱりそうだったんだぁ。あのあと接近禁止令出されちゃって、ゆいな、華子先輩には一切関われなくなっちゃったから」
「え? ちょっと待って。じゃあ、わたしたちが今いるこの世界って、長谷川が設定したゲームの中ってコト……?」
「有り体に言えばそういうことよね」
だからヒロインがユイナ・ハセガーで、悪役令嬢がハナコ・モッリだったってワケ?
ああ、それで王子の名前がシュン・ヤーマダなのね。妙に納得。
ってか長谷川、あんた現実で山田をわたしに獲られたからって、ハナコをギロチンにかけてゲームで憂さ晴らししてたんかっ。
脱力のあまり、膝から崩れ落ちそうなんですけどっ。
「あ、あとひとつ疑問だったんだけど。保健医ルートと留学生のロレンツォルートのイベントがまったくの手付かずだったのはどうしてなの?」
「ゆいな、オジサンとか興味なくって。保健医ルートは未プレイだったんです。ロレンツォルートはゲームのやり途中で、華子先輩があんなことになったから。それ以上続ける気にもなれなくて……」
なるほどね。先が読めないからあえて近づかなかったってわけか。
保健医がヨボじいなのもなんかうなずけるし。
「その代わり俺があのゲームやり込んだけどね。そうでもしないと、急におかしくなった姉ちゃんを理解しきれなくてさ」
健太がゲームしてたのって、わたしが階段から転げ落ちたあとだったんだ。
どおりでプレイしてる姿を見たことなかったワケだ。健太が乙女ゲームするなんて、ずっとおかしいって思ってたからね。
って言うか、そんなことよりももっと大事なこと忘れてない?
「ねぇ、話戻すけど、わたしが山田とどうこうだったって嘘だよね……?」
「やだぁ、華子先輩、山田先輩と結婚してずっとオシドリ夫婦って呼ばれてたじゃないですかぁ。ゆいなも豪華な披露宴、呼んでほしかったなぁ。あ、そっか、入れ替わったから知らないんだぁ」
きゃはって感じで言われたけど。
ハナコ、お前、わたしのカラダ使ってなにしとんじゃっ。
寄りにもよってあの山田とだなんてっ。
「だからあのとき確認したんでしょ? 今の華子は王子と結ばれたいのかどうかって」
「あ、もしかして未希と健太が揉めてた件? 日本でのことがあったから、健太は山田とわたしをくっつけようとしてたってこと?」
「だって姉ちゃん、山田先輩のことカッコいいっていつものろけてたから」
「それはゲームのハナコが言ってただけでしょ?」
「だけどあっち姉ちゃんも、ちゃんと華子姉ちゃんの記憶持ってたし」
うん、わたしもハナコとして生きてきた記憶あるからね。令嬢ハナコがわたしの記憶を持っててもおかしくないだろうし。
ってか、山田がカッコいいって、ハナコのセンスもどうなのよ?
「だとしてもわたしは瓶底眼鏡はどうしてもイヤなの! 何度も言ってるでしょ!?」
こちとらノーイケメン・ノーライフなんだよ。
それだけは絶対に譲れないんだから。
「分かったよ。俺、もう無理強いとかしないし」
「分かればよろし」
「え~、せっかく王妃様になれるのにぃ。華子先輩もったいない~」
うっさいわっ。
そんなに欲しけりゃ、ノシつけてくれてやるっての。
「でもまぁこのままシナリオから逸れて行けば、華子はギロチンエンドを免れるし、長谷川もループから抜け出せるかもってことね」
「最悪、またループすることもあり得るとか?」
「え~、そうなったらゆいな困っちゃう」
「大丈夫、そうならないようこれからはこのメンバーで協力してこう?」
健太の言う通りだよね。ここまでシナリオがハチャメチャになってるんだもん。
ゲームのバグ利用して、無事平穏に卒業式を迎えなくっちゃ。
「万が一ループしても、俺が必ずゆいなのこと守ってみせるから」
「けんたん……」
「ゆいなたん……」
ぎゃっ、未希が爆発しそうな五秒前っ。
その前にいますぐ爆ぜろ、リア充っ!
未希もひ孫まで腕に抱いたって言ってたし。
そう思うとなんだか寂しいって思っちゃう。
「あ、華子。あんたん家の会社、ちゃんと潰れずに済んだから」
「山田先輩が力を貸しくれたんだ。あのときは本当に助かった」
「それで健太はやたらと山田の肩持ってたの?」
なんだ、そういうこと。
やっと謎が解けたって感じだし。
「呆れた。財閥御曹司の山田と王子の山田、まったくの別モンじゃないの」
「なんだよ、姉ちゃんだってシュン王子のこと、山田だからイヤだってさんざん言ってたじゃんか」
「あれぇ? 華子先輩、シュン王子と結婚しないつもりなんですかぁ? 日本ではあんなラブラブだったのに」
「ばっ、ゆいな、それ言っちゃダメなヤツっ」
「は……?」
長谷川、あんた今なんつった?
ってか、山田とわたしがラブラブだぁ?
いや、ぜっっっっったいにあり得ないんですけどっ。
「ちょっと未希、どういうこと?」
「はぁ、仕方ないわね。本当のこと言うと、前世でこの子とトラブって階段を落ちたあと、華子、あんたは死ななかったのよ」
「は? 死ななかった?」
「そ、運よく軽傷で済んでね」
「うそ、わたし何も覚えてないし」
思わず健太を見ると、その健太は未希と目を見合わせてた。
「やだぁ華子先輩、やっぱあのときゲームのハナコと中身入れ替わってたんだぁ」
はぁ!? 長谷川、今なんつった!?
「俺もびっくりしたよ。慌てて病院に駆けつけたらさ、いきなり姉ちゃん自分は公爵令嬢だなんて言い出すんだもん」
「そうよね。あんときはさすがのわたしも動揺したわ」
「なにソレ……階段から落ちたあと、ゲームのハナコがわたしとして生きてたってコト?」
未希と健太に同時にうなずかれて、返す言葉を失っちゃった。
「うちらもしばらくの間は、華子の身に何が起きたのかさっぱり分からなかったんだけどさ」
「ある日ゆいなが心当たりがあるって言って、ゲームの画面を見せてきたんだ」
「ゲームの画面ってもしかして……」
「そ、『トキメキずっきゅん♡ピュアLOVEドキドキ☆マジカル学園』のプレイ画面ね」
そのタイトル、クソ真面目に言わないでっ。
「で、ゆいなが持ってきたゲームの中身を確認したらさ、悪役令嬢の名前がハナコになってて。しかも俺が公爵家の跡取りだとか、山田先輩が王子だとか、おかしなこと言うようになった姉ちゃんの話と全部合致しててさ」
「それで華子の中の人がゲームのハナコになったんだって結論に至った訳よ」
「やっぱりそうだったんだぁ。あのあと接近禁止令出されちゃって、ゆいな、華子先輩には一切関われなくなっちゃったから」
「え? ちょっと待って。じゃあ、わたしたちが今いるこの世界って、長谷川が設定したゲームの中ってコト……?」
「有り体に言えばそういうことよね」
だからヒロインがユイナ・ハセガーで、悪役令嬢がハナコ・モッリだったってワケ?
ああ、それで王子の名前がシュン・ヤーマダなのね。妙に納得。
ってか長谷川、あんた現実で山田をわたしに獲られたからって、ハナコをギロチンにかけてゲームで憂さ晴らししてたんかっ。
脱力のあまり、膝から崩れ落ちそうなんですけどっ。
「あ、あとひとつ疑問だったんだけど。保健医ルートと留学生のロレンツォルートのイベントがまったくの手付かずだったのはどうしてなの?」
「ゆいな、オジサンとか興味なくって。保健医ルートは未プレイだったんです。ロレンツォルートはゲームのやり途中で、華子先輩があんなことになったから。それ以上続ける気にもなれなくて……」
なるほどね。先が読めないからあえて近づかなかったってわけか。
保健医がヨボじいなのもなんかうなずけるし。
「その代わり俺があのゲームやり込んだけどね。そうでもしないと、急におかしくなった姉ちゃんを理解しきれなくてさ」
健太がゲームしてたのって、わたしが階段から転げ落ちたあとだったんだ。
どおりでプレイしてる姿を見たことなかったワケだ。健太が乙女ゲームするなんて、ずっとおかしいって思ってたからね。
って言うか、そんなことよりももっと大事なこと忘れてない?
「ねぇ、話戻すけど、わたしが山田とどうこうだったって嘘だよね……?」
「やだぁ、華子先輩、山田先輩と結婚してずっとオシドリ夫婦って呼ばれてたじゃないですかぁ。ゆいなも豪華な披露宴、呼んでほしかったなぁ。あ、そっか、入れ替わったから知らないんだぁ」
きゃはって感じで言われたけど。
ハナコ、お前、わたしのカラダ使ってなにしとんじゃっ。
寄りにもよってあの山田とだなんてっ。
「だからあのとき確認したんでしょ? 今の華子は王子と結ばれたいのかどうかって」
「あ、もしかして未希と健太が揉めてた件? 日本でのことがあったから、健太は山田とわたしをくっつけようとしてたってこと?」
「だって姉ちゃん、山田先輩のことカッコいいっていつものろけてたから」
「それはゲームのハナコが言ってただけでしょ?」
「だけどあっち姉ちゃんも、ちゃんと華子姉ちゃんの記憶持ってたし」
うん、わたしもハナコとして生きてきた記憶あるからね。令嬢ハナコがわたしの記憶を持っててもおかしくないだろうし。
ってか、山田がカッコいいって、ハナコのセンスもどうなのよ?
「だとしてもわたしは瓶底眼鏡はどうしてもイヤなの! 何度も言ってるでしょ!?」
こちとらノーイケメン・ノーライフなんだよ。
それだけは絶対に譲れないんだから。
「分かったよ。俺、もう無理強いとかしないし」
「分かればよろし」
「え~、せっかく王妃様になれるのにぃ。華子先輩もったいない~」
うっさいわっ。
そんなに欲しけりゃ、ノシつけてくれてやるっての。
「でもまぁこのままシナリオから逸れて行けば、華子はギロチンエンドを免れるし、長谷川もループから抜け出せるかもってことね」
「最悪、またループすることもあり得るとか?」
「え~、そうなったらゆいな困っちゃう」
「大丈夫、そうならないようこれからはこのメンバーで協力してこう?」
健太の言う通りだよね。ここまでシナリオがハチャメチャになってるんだもん。
ゲームのバグ利用して、無事平穏に卒業式を迎えなくっちゃ。
「万が一ループしても、俺が必ずゆいなのこと守ってみせるから」
「けんたん……」
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