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4月
11話
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ガチャ、「ただいま~」
「「おかえりなさい」」
俊と母さんの声が聞こえた。
母さんが帰ってきてる。
「母さんただいま、今日はもうちょっと遅いと思ってた!」
確か今日の朝の話だと10時ぐらいって聞いていたが今は9時ちょっと過ぎ。
「俊君から電話があって今日俊君が家にくるって思い出したのよー!それで、上司に話しをつけて今日は早く上がらせてもらったの!」
なるほど。
「母さん、俺にも連絡が欲しかった。」
「母さんもねぇー、俊君から電話があるまですっかり忘れてたの!真央ごめんね。」
まぁ、今仕事が忙しいから忘れるのは仕方がないか、、、
はぁー、母さんの忘れっぽい事はしょうがないか。
「ところで、俊は母さんになんの用があってきたの?」
「真里奈さんの所に来たのは、高校生の間、暫く真里奈さんの家に置いてもらいたくて交渉しにきたんだ~♪」
はっ?
「俊君イケメンだから目の保養になるから即OKしちゃったw」
はっ???
「真里奈さんも昔とほとんど変わらなくて美しいじゃないですか!」
「もうっ!褒めても何も出ないわよ!」
・・・はっ?
何この展開聞いてない!
「母さん、そんな簡単に頷かないでくれ!
一ノ瀬の家の人とかどうするの?あんなに関わるの嫌がってたじゃん!」
「俊君がイケメンだから大丈夫よ!」
「答えになってない。」
「まーくん、そんなに怒らないでよー、また昔みたいに仲良くしよ♪」
「いや、怒ってない!何言ってるの?考えても見てよ、もし俊に何かあったら母さん責任取れるの?あと一ノ瀬の家だよ。考え無しもいいところだ!」
一ノ瀬のジジィ共は達が悪いか余計今後が心配だ。
「まーくん、落ち着いて、僕ね破門されちゃって頼れる人が真里奈さんだったから家に来たんだよ。」
はっ???
破門されたって!
俊が?なんで?
「なんで、破門されたんだ?」
「成績がちょっと下がったからw」
「へ?」
「で、お爺様から腑抜けになりやがってこんなんじゃ一ノ瀬が笑い者になってしまう、お前は今日から破門だ!ってお婆様と叔母様にネチネチと言われて、叔父さんに真里奈さんなら頼れると思うぞって言われて今ここにいるよw」
笑い事じゃないし、成績下がったからって破門って酷いな。
「俊、因みにどれぐらい成績が下がったんだ?」
「1点」
ん?
「1点?」
「生物のテストが99点だったからこうなったw」
テストで1点逃したからこうなったっておい!
「俊君頭良いのにたった1点間違えたから破門されて行く当てがないって家を頼ってくれたのよー、もう可哀想で可哀想で・・・だから暫くの間ここが家だと思って過ごしてね!」
・・・考えるのはやめよう。
「・・・母さんがいいなら俺は何も言わないけど、部屋はどうするの?兄貴達にも言わなきゃいけないでしょ?」
「真里奈さん、僕は寝れれば何処でもいいですよ~♪」
「そうねぇ~拓真達にも言わなきゃね~、多分どうにかなるでしょう!」
・・・母さん考えるの放棄したな。
「とりあえず、今日は真央と一緒に寝たらいいわ。俊君も真央とならいいでしょう?」
何言ってるの⁈
「まーくんと一緒に!!是非喜んで!」
お前は喜ぶな‼︎
「母さんちょっと待って俺に拒否権は?」
「俊君が困ってるから助けてあげてよ、同じ高校で歳も近いし、真央は勉強でも見てもらって一石二鳥じゃない♪」
冗談じゃない、1人の時間を壊されてたまるか!
「母さん、別に俺は頭悪い訳ではないし、お互いに1人の時間も必要なお年頃だよ!あっそうだ、和真の部屋使えばいいじゃん、仕事であんまり家にいる時間少ないし!」
「まーくん、そんなに俺と一緒にいるのいや?」
・・・なんで、お前は俺と一緒に居たがる!
お前も男なら、1人部屋が良いに決まってるだろ!
「そうよー、真央。そんなこと言ったら俊君が可哀想よ。ほらずっと一緒って訳ではないんだし。もう、母さんの中では決まった事だからほらさっさとお部屋に案内してきて!」
マジかよ。
俺に拒否権はなかった。
俊の荷物を持って俺の部屋に行く。
部屋の前でバリアを解き部屋に入る。
「まーくん、ごめんねー、でもね、久々にまーくんと会えてお話しできて僕は嬉しいんだ!♪」
・・・俊めっちゃ良い子。
「俊ごめん、さっきは言い過ぎた。ごめんお前が一番大変なのに、、、この部屋は使ってくれ。」
「ありがとー、まーくん♪(ニッコリ)」
笑うとイケメンに磨きがかかって眩しいな。
はぁー、仕方がない。
目の保養って事で諦めよ。
「真央ー、俊君ー、お風呂沸いてるから折角だし一緒に入っちゃってー!」
へ?
風呂も一緒は流石に嫌だな。
「俊、先に入ってきなよ、俺は明日の準備をして終わってから入るからさ!」
そう言って俺は学校用の鞄に筆箱とかを入れる。
「まーくん、久しぶりなんだし、裸の付き合いをしようか!」って言って俺の腕を掴み「行こう!」って立ち上がった。
俺は1人で入りたいんだ!
「俊、俺今日疲れてるからまた今度にしよ!」って言い終わる前に
「真里奈さーん、今行きまーす」と俊が母さんに返事を返した。
俺に拒否権はないらしい。
「「おかえりなさい」」
俊と母さんの声が聞こえた。
母さんが帰ってきてる。
「母さんただいま、今日はもうちょっと遅いと思ってた!」
確か今日の朝の話だと10時ぐらいって聞いていたが今は9時ちょっと過ぎ。
「俊君から電話があって今日俊君が家にくるって思い出したのよー!それで、上司に話しをつけて今日は早く上がらせてもらったの!」
なるほど。
「母さん、俺にも連絡が欲しかった。」
「母さんもねぇー、俊君から電話があるまですっかり忘れてたの!真央ごめんね。」
まぁ、今仕事が忙しいから忘れるのは仕方がないか、、、
はぁー、母さんの忘れっぽい事はしょうがないか。
「ところで、俊は母さんになんの用があってきたの?」
「真里奈さんの所に来たのは、高校生の間、暫く真里奈さんの家に置いてもらいたくて交渉しにきたんだ~♪」
はっ?
「俊君イケメンだから目の保養になるから即OKしちゃったw」
はっ???
「真里奈さんも昔とほとんど変わらなくて美しいじゃないですか!」
「もうっ!褒めても何も出ないわよ!」
・・・はっ?
何この展開聞いてない!
「母さん、そんな簡単に頷かないでくれ!
一ノ瀬の家の人とかどうするの?あんなに関わるの嫌がってたじゃん!」
「俊君がイケメンだから大丈夫よ!」
「答えになってない。」
「まーくん、そんなに怒らないでよー、また昔みたいに仲良くしよ♪」
「いや、怒ってない!何言ってるの?考えても見てよ、もし俊に何かあったら母さん責任取れるの?あと一ノ瀬の家だよ。考え無しもいいところだ!」
一ノ瀬のジジィ共は達が悪いか余計今後が心配だ。
「まーくん、落ち着いて、僕ね破門されちゃって頼れる人が真里奈さんだったから家に来たんだよ。」
はっ???
破門されたって!
俊が?なんで?
「なんで、破門されたんだ?」
「成績がちょっと下がったからw」
「へ?」
「で、お爺様から腑抜けになりやがってこんなんじゃ一ノ瀬が笑い者になってしまう、お前は今日から破門だ!ってお婆様と叔母様にネチネチと言われて、叔父さんに真里奈さんなら頼れると思うぞって言われて今ここにいるよw」
笑い事じゃないし、成績下がったからって破門って酷いな。
「俊、因みにどれぐらい成績が下がったんだ?」
「1点」
ん?
「1点?」
「生物のテストが99点だったからこうなったw」
テストで1点逃したからこうなったっておい!
「俊君頭良いのにたった1点間違えたから破門されて行く当てがないって家を頼ってくれたのよー、もう可哀想で可哀想で・・・だから暫くの間ここが家だと思って過ごしてね!」
・・・考えるのはやめよう。
「・・・母さんがいいなら俺は何も言わないけど、部屋はどうするの?兄貴達にも言わなきゃいけないでしょ?」
「真里奈さん、僕は寝れれば何処でもいいですよ~♪」
「そうねぇ~拓真達にも言わなきゃね~、多分どうにかなるでしょう!」
・・・母さん考えるの放棄したな。
「とりあえず、今日は真央と一緒に寝たらいいわ。俊君も真央とならいいでしょう?」
何言ってるの⁈
「まーくんと一緒に!!是非喜んで!」
お前は喜ぶな‼︎
「母さんちょっと待って俺に拒否権は?」
「俊君が困ってるから助けてあげてよ、同じ高校で歳も近いし、真央は勉強でも見てもらって一石二鳥じゃない♪」
冗談じゃない、1人の時間を壊されてたまるか!
「母さん、別に俺は頭悪い訳ではないし、お互いに1人の時間も必要なお年頃だよ!あっそうだ、和真の部屋使えばいいじゃん、仕事であんまり家にいる時間少ないし!」
「まーくん、そんなに俺と一緒にいるのいや?」
・・・なんで、お前は俺と一緒に居たがる!
お前も男なら、1人部屋が良いに決まってるだろ!
「そうよー、真央。そんなこと言ったら俊君が可哀想よ。ほらずっと一緒って訳ではないんだし。もう、母さんの中では決まった事だからほらさっさとお部屋に案内してきて!」
マジかよ。
俺に拒否権はなかった。
俊の荷物を持って俺の部屋に行く。
部屋の前でバリアを解き部屋に入る。
「まーくん、ごめんねー、でもね、久々にまーくんと会えてお話しできて僕は嬉しいんだ!♪」
・・・俊めっちゃ良い子。
「俊ごめん、さっきは言い過ぎた。ごめんお前が一番大変なのに、、、この部屋は使ってくれ。」
「ありがとー、まーくん♪(ニッコリ)」
笑うとイケメンに磨きがかかって眩しいな。
はぁー、仕方がない。
目の保養って事で諦めよ。
「真央ー、俊君ー、お風呂沸いてるから折角だし一緒に入っちゃってー!」
へ?
風呂も一緒は流石に嫌だな。
「俊、先に入ってきなよ、俺は明日の準備をして終わってから入るからさ!」
そう言って俺は学校用の鞄に筆箱とかを入れる。
「まーくん、久しぶりなんだし、裸の付き合いをしようか!」って言って俺の腕を掴み「行こう!」って立ち上がった。
俺は1人で入りたいんだ!
「俊、俺今日疲れてるからまた今度にしよ!」って言い終わる前に
「真里奈さーん、今行きまーす」と俊が母さんに返事を返した。
俺に拒否権はないらしい。
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