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本編
NDK(ねえどんな気持ち?)
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リア充とは言い難い二度目の学生生活を振り返りつつ、ルーカスはリア充代表のアランを鼻で笑った。
「頼まれても無いのに、勝手に深入りしてキレてちゃ世話無いな。ミハイルに助けを求められたわけじゃないんだろ」
「虐げられている自覚がないから、被害者が声をあげないこともある」
「お前にとってミハイルは被害者で、ミシェルが加害者。弟を搾取して、死体蹴りする姉を野放しにはできないってか」
「そうだ」
「……この世で最もタチが悪いのは、正義を標榜する輩だってのは本当だな。俺はお前の逆だよ」
ルーカスにとっては弟が加害者で、姉は被害者だ。
「男に生まれたってだけで、伯爵家はミハイルのものだった。どんなに才能があっても、自分にはどうしようもない理由で決して手に入らない。親と弟の板挟みになりながら、女に生まれたことが悔しくて歯がゆかっただろうな」
エリスが男の娘だったように、小説に書かれていない部分は自由だ。
小説に出てくる生徒会役員は、会長と副会長のみ。
第三王子は出番が多かったが、副会長はたまに口を挟む程度で『優等生』以外の細かい設定はなかった。
書記に至っては、一行も出てこない。
前世の影響で同人誌作りを思いついたセドリックは、仲良くなったユリウスと合同本を作ろうとした。順番は逆かもしれないが、まあそこは問題ではない。
そしてユリウスは同じ生徒会役員でも、書記でしかない自分よりも強い権限を持ち、創作活動に理解があるアランを誘った。
きっとアランの中でミシェルへの不快感は昔からあった。
それが二人とサークル活動するうちに――作り手の苦労や努力をそばで見ているうちに、強い嫌悪に変わった。
何もしなければシナリオ通りの展開になるが、介入すれば変化する。
ミシェルが誤解するようにワザとあんな言い方をしたが、転生者によって彼女が替え玉になったという表現は間違いではない。
セドリックのイレギュラーな行動によって、アランは正義感を拗らせたのだから。
「弟が姉の名前で絵を出したのはどうしてだ。誰かがそう指示したのか? 勝手に名前を書き変えたのか? 違うだろ。本人が怖じ気づいて、他人の名前を勝手に使ったんだろ。運良く賞を取ったけど、逆に箸にも棒にもかからずボロクソに言われる可能性だってあっただろ。もしそうなっていたら、世間体が傷付くのはミシェルの方だ」
既にルーカスの顔に笑みはない。
睨みつけてくるアランを、同じくにらみ返した。
「何年経っても立ち直らないから、婿という名の他人に家を預けることにしたんだ。独り立ちできない弟を、最後まで面倒見る覚悟を決めたんだ。――人生メチャクチャにされてんのに、お人好しすぎる。ざまぁなしのドアマットヒロインなんて今時、流行んねぇんだよ」
「最後は言葉の意味そのものが理解できなかったが、君とはわかりあえないみたいだ」
「仲良くできないって点では、意見が合うと思うぜ。嫌いならそれで結構、だが貴様にアイツを攻撃する権利はない。ノットフォーミーならミュートしろ。親戚と疎遠になっても、生きていけるだろ」
アランが双子を入れ替えたのは、姉なら悪役の言いなりにならないと期待したからではない。
セドリックと立てた計画に、別件で企んだことが偶々都合良く合致したに過ぎない。
ルーカスの偽りの推理を、アランは訂正しなかった。
つまり自分の本心を、従姉妹に曝け出す覚悟はないのだ。
(保身に走った時点で、たかがしれてるんだよ)
馬鹿正直に告白したところでミシェルは傷付くだけだし、アランも生きにくくなるだけだ。誰も得をしない。
ルーカスはミハイルもアランも気に食わないが、今後干渉してこないなら、ことを荒立てるつもりはなかった。
「お前が勝手な理屈でミハイルの味方を気取るなら、俺も同じようにミシェルの味方になってやるよ」
「まさか君のような男が、彼女にそこまでご執心とはね」
ルーカスの宣言に、緊迫するかと思いきや、逆にアランは肩の力を抜いた。
「ちげーよ。お前が嫌いだからだ。気に食わないヤツの逆を張りたいだけだ、勘違いするな」
揶揄うような言葉に、ルーカスは思いきり顔をしかめてみせた。
「そういうことにしておこう」
「だから違うっての!」
先ほどまでの剣呑な空気が、完全に霧散する。
「ミシェルは婿をとるつもりみたいだが、公爵家に嫁入りして産まれた子供を一人、ミハイルの養子にするのはありだな。子供が成長するまでは、おじさんに頑張ってもらって、実質ミハイルを飛ばして爵位を継ぐ形だ」
「はああ!? お前なに言ってんの? 自分の立場分かってます? 男女見かけたら、すぐカップリング認定って浅はかにもほどがあるんですけどぉ!」
「君が敬語を使うなんて、よほど動揺しているとみた。同室だからとタカをくくっていると、足下をすくわれるぞ」
いつの間にか立場が逆転している。
いきり立つルーカスを、アランは受け流した。
「男子トイレにズカズカ入るような娘をだれが狙うかよ」
「既に町に恋人がいるらしいじゃないか」
「あれは――! チッ、お前はエリスの正体を知ってんのか」
憎かろうと、従姉妹が同性と付き合っている、と思っているならこんな余裕のある態度にはならないだろう。
「彼はある意味地元名物だからね。吹聴していないだけで、徹底して秘匿しているわけでも無い。ちゃんと調べればわかるよ」
つまり男よけの為にミシェルを恋人役に指名したのは半分本当で、半分嘘ということか。
エドガーは、そんなことをする必要はなかったのだ。
おそらくミシェルを気に入ったからあんな話を持ちかけたのだろう。そう思い至ったルーカスは、ムカムカした。
男除けの偽装と聞いたときにはなんとも思わなかったのに、今はミシェルの事情につけ込んだエドガーにも、簡単に了承したミシェルにも腹が立つ。
「……言っておくが、もうアイツに手出しするなよ。もし妙な真似をしたら、産まれてきたことを後悔させてやるからな」
逸れた意識を目の前の男に戻すと、ルーカスは捨て台詞を吐いた。
前半はヒロインを守るヒーローだったが、後半が完全に悪役のそれだった。
「頼まれても無いのに、勝手に深入りしてキレてちゃ世話無いな。ミハイルに助けを求められたわけじゃないんだろ」
「虐げられている自覚がないから、被害者が声をあげないこともある」
「お前にとってミハイルは被害者で、ミシェルが加害者。弟を搾取して、死体蹴りする姉を野放しにはできないってか」
「そうだ」
「……この世で最もタチが悪いのは、正義を標榜する輩だってのは本当だな。俺はお前の逆だよ」
ルーカスにとっては弟が加害者で、姉は被害者だ。
「男に生まれたってだけで、伯爵家はミハイルのものだった。どんなに才能があっても、自分にはどうしようもない理由で決して手に入らない。親と弟の板挟みになりながら、女に生まれたことが悔しくて歯がゆかっただろうな」
エリスが男の娘だったように、小説に書かれていない部分は自由だ。
小説に出てくる生徒会役員は、会長と副会長のみ。
第三王子は出番が多かったが、副会長はたまに口を挟む程度で『優等生』以外の細かい設定はなかった。
書記に至っては、一行も出てこない。
前世の影響で同人誌作りを思いついたセドリックは、仲良くなったユリウスと合同本を作ろうとした。順番は逆かもしれないが、まあそこは問題ではない。
そしてユリウスは同じ生徒会役員でも、書記でしかない自分よりも強い権限を持ち、創作活動に理解があるアランを誘った。
きっとアランの中でミシェルへの不快感は昔からあった。
それが二人とサークル活動するうちに――作り手の苦労や努力をそばで見ているうちに、強い嫌悪に変わった。
何もしなければシナリオ通りの展開になるが、介入すれば変化する。
ミシェルが誤解するようにワザとあんな言い方をしたが、転生者によって彼女が替え玉になったという表現は間違いではない。
セドリックのイレギュラーな行動によって、アランは正義感を拗らせたのだから。
「弟が姉の名前で絵を出したのはどうしてだ。誰かがそう指示したのか? 勝手に名前を書き変えたのか? 違うだろ。本人が怖じ気づいて、他人の名前を勝手に使ったんだろ。運良く賞を取ったけど、逆に箸にも棒にもかからずボロクソに言われる可能性だってあっただろ。もしそうなっていたら、世間体が傷付くのはミシェルの方だ」
既にルーカスの顔に笑みはない。
睨みつけてくるアランを、同じくにらみ返した。
「何年経っても立ち直らないから、婿という名の他人に家を預けることにしたんだ。独り立ちできない弟を、最後まで面倒見る覚悟を決めたんだ。――人生メチャクチャにされてんのに、お人好しすぎる。ざまぁなしのドアマットヒロインなんて今時、流行んねぇんだよ」
「最後は言葉の意味そのものが理解できなかったが、君とはわかりあえないみたいだ」
「仲良くできないって点では、意見が合うと思うぜ。嫌いならそれで結構、だが貴様にアイツを攻撃する権利はない。ノットフォーミーならミュートしろ。親戚と疎遠になっても、生きていけるだろ」
アランが双子を入れ替えたのは、姉なら悪役の言いなりにならないと期待したからではない。
セドリックと立てた計画に、別件で企んだことが偶々都合良く合致したに過ぎない。
ルーカスの偽りの推理を、アランは訂正しなかった。
つまり自分の本心を、従姉妹に曝け出す覚悟はないのだ。
(保身に走った時点で、たかがしれてるんだよ)
馬鹿正直に告白したところでミシェルは傷付くだけだし、アランも生きにくくなるだけだ。誰も得をしない。
ルーカスはミハイルもアランも気に食わないが、今後干渉してこないなら、ことを荒立てるつもりはなかった。
「お前が勝手な理屈でミハイルの味方を気取るなら、俺も同じようにミシェルの味方になってやるよ」
「まさか君のような男が、彼女にそこまでご執心とはね」
ルーカスの宣言に、緊迫するかと思いきや、逆にアランは肩の力を抜いた。
「ちげーよ。お前が嫌いだからだ。気に食わないヤツの逆を張りたいだけだ、勘違いするな」
揶揄うような言葉に、ルーカスは思いきり顔をしかめてみせた。
「そういうことにしておこう」
「だから違うっての!」
先ほどまでの剣呑な空気が、完全に霧散する。
「ミシェルは婿をとるつもりみたいだが、公爵家に嫁入りして産まれた子供を一人、ミハイルの養子にするのはありだな。子供が成長するまでは、おじさんに頑張ってもらって、実質ミハイルを飛ばして爵位を継ぐ形だ」
「はああ!? お前なに言ってんの? 自分の立場分かってます? 男女見かけたら、すぐカップリング認定って浅はかにもほどがあるんですけどぉ!」
「君が敬語を使うなんて、よほど動揺しているとみた。同室だからとタカをくくっていると、足下をすくわれるぞ」
いつの間にか立場が逆転している。
いきり立つルーカスを、アランは受け流した。
「男子トイレにズカズカ入るような娘をだれが狙うかよ」
「既に町に恋人がいるらしいじゃないか」
「あれは――! チッ、お前はエリスの正体を知ってんのか」
憎かろうと、従姉妹が同性と付き合っている、と思っているならこんな余裕のある態度にはならないだろう。
「彼はある意味地元名物だからね。吹聴していないだけで、徹底して秘匿しているわけでも無い。ちゃんと調べればわかるよ」
つまり男よけの為にミシェルを恋人役に指名したのは半分本当で、半分嘘ということか。
エドガーは、そんなことをする必要はなかったのだ。
おそらくミシェルを気に入ったからあんな話を持ちかけたのだろう。そう思い至ったルーカスは、ムカムカした。
男除けの偽装と聞いたときにはなんとも思わなかったのに、今はミシェルの事情につけ込んだエドガーにも、簡単に了承したミシェルにも腹が立つ。
「……言っておくが、もうアイツに手出しするなよ。もし妙な真似をしたら、産まれてきたことを後悔させてやるからな」
逸れた意識を目の前の男に戻すと、ルーカスは捨て台詞を吐いた。
前半はヒロインを守るヒーローだったが、後半が完全に悪役のそれだった。
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