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本編
主人公補正をあてにする
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ポールが去った後、ルーカスは舌打ちした。
「クソ。俺が主犯で、お前が共犯とかシナリオ通りじゃないか! というか今の時点では、犯人の目星すらつかなくて、不穏な空気を醸し出しつつ学院生活が進むはずなのに、もう容疑者になってるなんてスピード展開過ぎる!」
「……」
「覚えておけ。これが『強制力』ってやつだ」
「ちょっと静かにしてくれませんか」
ルーカスの話に付き合う余裕がない。
なんでこうなってしまったんだろう。ミシェルは手で顔を覆った。
何もしなければ小説の通りの最後を迎える。
だが未然に防ごうとした結果、ミシェルは疑われることになった。
変えられると思ったのは勘違いで、動いても、動かなくても結果は同じなのではないか。無力感に苛まれる。
「今どんな扱いになっているのかわからないが、もし他殺の線で捜査されたら、俺達が異母兄弟だと知られるのは時間の問題だ。こうなったら取り調べされる前に、身の潔白を証明するしかない」
「どうするんですか?」
「俺たちで犯人を見つけるんだよ」
ミシェルは顔を上げて、ルーカスを見上げた。
至って真剣な表情だ。ふざけている様子はない。
「――そんなこと可能なんでしょうか」
二人とも入学したばかりで、アドリア学院(ここ)について詳しくない。
そもそも素人だ。
「本格的な捜査が始まったら、お前は正体がバレるんだぞ。やれるかじゃなくて、やるんだよ」
ルーカスの言葉を聞き、ミシェルは目を閉じてゆっくりと息を吐いた。
不安も迷いも全部吐き出す。
再び目を開けたとき、彼女は覚悟を決めた。
「……わかりました。でも三階の人達に警戒されているのに、話を聞きに行っても大丈夫ですかね」
「それに関しては考えがある。ポールを使え。セドリックに関しては同じフロアのアイツに調べてもらい、外では基本アイツと一緒に行動しろ」
お調子者だが気さくなポールは、人の懐に入り込むのがうまい。
案外お人好しなので、頼めば協力してくれるだろう。
人選としては悪くない。
「代わりに調べてもらうのは賛成ですが、一緒に行動しろって言うのはもしかして一人だと身の危険があるからですか?」
義憤にかられて暴走したり、セドリックと親しい生徒が手を出してくる可能性があるのだろうか。
「いいや。アイツはこの物語の主人公様だからな。頭脳は並だが、タイミングが良い。謎解きに必要な情報を天然で拾うはずだ」
「ええっ!? あのポールが!?」
「そうだお前は、単なる『股間タッチモブ』だと思ってたようだが。アイツが主人公だ。ソロモンなんてたいそうな名前を、モブにつけるわけがないだろう」
「いえ、そこまでは思ってませんよ」
失恋やナンパなど、各イベントにポールが関わっていたのは、彼が物語の中心だったからだ。
前世のルーカスが書いた『騎士科の劣等生』の、ポール・ソロモンは共感型主人公だ。
彼はごくごく普通の等身大の少年であり、弱さを見せたり、失敗を繰り返したりして、読者に安心感と共感を覚えさせるキャラクターにしている。
北部の田舎から出てきたポールは、入学当初は広大な学院や大勢の人間と一緒に生活することに戸惑いながら、好奇心たっぷりに学院生活に身を投じる。
些細なことにも驚き、新鮮さを感じる彼の視点で、舞台がどんな世界なのか読者に伝えていく。
話の進行に伴い小さな事件の現場に遭遇し、一つ一つ謎を解き明かすうちに、実は全てがつながっていることに気づく。隠された真相をたぐり寄せた結果、学期の初めに起きた殺人事件を見事解決し、彼は王子の側近として取り立てられるのだ。
ポールの説明を聞きながら、ミシェルは(ソロモンって、そんなに立派な名前かな。北部ではわりとありふれた姓だと思うんだけど……)と、ぼんやり考えた。
*
ポールに協力してもらった結果、寮に戻った後のセドリックの行動がわかった。
親睦会の日。単身で一足早く寮に戻ったセドリックは、寮父から鎮痛剤をもらうと、その場で飲んですぐに就寝。
その後は夕食もシャワーもスキップして、ずっと寝ていた。
翌日、公務で学院を離れていた第三王子が早朝寮に戻ってきたところ、廊下で倒れているセドリックを発見。
意識が無かったので学校の設備では不充分だと判断し、町の診療所に連れて行こうと乗ってきた馬車に乗せたが手遅れだった。
亡くなる直前の状態から、死因は何らかの薬物中毒と診断されたために、学校側は慎重になっているらしい。
王族も通うような名門校で、生徒が薬物乱用で死んだと外に漏れたらスキャンダルになる。
学院内で薬物が蔓延しているとなれば、醜聞どころではない大問題だ。
おそらく教員達は、セドリックが薬物を入手したルートを調べているのだろう。
ルーカスとミシェルに呼び出しがかからないところをみると、学校側の調査では現時点で二人は容疑者になっていないのだ。自分たちで調査するなら今しかない。
*
寮の部屋が近いポールから「今日の放課後、家族がセドリックの荷物を引き取りにくる」と、聞いたのでミシェルは温室に行った。
彼には寮にいてもらい、彼女が戻る前に子爵家の人間が帰ってしまわないよう引き留めてもらうことにした。
いつもの場所にいくと、そこには二つのクッションが並んでいた。
先日までと同じ光景なのに、持ち主がもうこの世にはいないと思うと、言いようのないもの寂しさを感じた。
彼女はクッションを遺族に引き渡すつもりだった。
セドリックが現れないのなら、この先ミシェルが温室に足を運ぶことはない。並べて置かれたクッションは誰にも使われず、経年劣化していくに違いない。数年後に持ち主不明のゴミとして処分されるくらいなら、ちゃんとした形で片付けたい。
「おや、君達また喧嘩したのかい?」
「え?」
クッションを抱えて温室を出ようとしたとき、ミシェルは作業着姿の老人に声をかけられた。
用務員か、園丁だろう。
「あの。どういうことでしょうか」
「そのクッション。しばらく一個消えてたけど数が戻ったから、てっきり仲直りしたのかと思ったんじゃが……違ったのかい?」
彼が誰かとミシェルを勘違いしているということに気付き、彼女は質問を変えた。
「おじいさんは、このクッション使ってた生徒を覚えてますか?」
「君じゃないのかい」
「僕も使ってたんですが、その前です。初めてクッションを見たのはいつで、数が減ったのに気づいたのはいつですか?」
セドリックはこの温室で誰かと一緒に過ごしていた。
その誰かがいなくなったから、彼はクッションを一つ持ち帰った。
そしてミシェルが通うようになり、しまい込んでいたそれを再び持ってきたのだろう。
「クッションが置かれるようになったのは、えーっと、花壇の工事が終わった時だから去年の春過ぎ。数が減ったのは……ベンチを入れ替えたときには無かったから、冬には減ってたのう」
「どんな生徒が使っていたか覚えていますか?」
「若い子はみんな同じに見えるからのう」
あごひげを撫でながら答える老人に、ミシェルは詰め寄った。
「何か特徴があったりは」
「そこまでジロジロ見んわい」
ここで引き下がっては駄目だ。老人が答えやすいよう、選択肢を絞って畳みかける。
「体格は?」
「いつも座ってたからわからんよ」
「二人に体格差はありましたか?」
「……どっちも似たようなもんじゃったな」
「目の色は? 髪の色は?」
「あまり覚えとらんけど……。片方は赤髪で、片方は黒、いや茶色……?」
「要はブルネットですね!」
間違いなく赤髪はセドリックだ。
ミシェルも黒髪なので、老人は勘違いしたのだろう。
セドリックは中肉中背。体格の良い騎士科の生徒の中では、細身の部類になる。座って作業している姿を遠目に見ただけならば、小柄なミシェルと見間違えてもおかしくない。
「二人は温室でどんな風に過ごしていたんですか?」
「どっちも何か書いてたのう。片方は絵だったけど、もう片方はよくわからん。テーブルにノートを置いてたから勉強してたのかもしれんなぁ」
「その生徒を連れてきたらわかりますか?」
「無理じゃよ。ちょいちょい見かけたけど、遠目にチラッと見ただけじゃもん」
これは手がかりかもしれない。
ミシェルはクッションを抱えたまま、拳を握りこんだ。
「クソ。俺が主犯で、お前が共犯とかシナリオ通りじゃないか! というか今の時点では、犯人の目星すらつかなくて、不穏な空気を醸し出しつつ学院生活が進むはずなのに、もう容疑者になってるなんてスピード展開過ぎる!」
「……」
「覚えておけ。これが『強制力』ってやつだ」
「ちょっと静かにしてくれませんか」
ルーカスの話に付き合う余裕がない。
なんでこうなってしまったんだろう。ミシェルは手で顔を覆った。
何もしなければ小説の通りの最後を迎える。
だが未然に防ごうとした結果、ミシェルは疑われることになった。
変えられると思ったのは勘違いで、動いても、動かなくても結果は同じなのではないか。無力感に苛まれる。
「今どんな扱いになっているのかわからないが、もし他殺の線で捜査されたら、俺達が異母兄弟だと知られるのは時間の問題だ。こうなったら取り調べされる前に、身の潔白を証明するしかない」
「どうするんですか?」
「俺たちで犯人を見つけるんだよ」
ミシェルは顔を上げて、ルーカスを見上げた。
至って真剣な表情だ。ふざけている様子はない。
「――そんなこと可能なんでしょうか」
二人とも入学したばかりで、アドリア学院(ここ)について詳しくない。
そもそも素人だ。
「本格的な捜査が始まったら、お前は正体がバレるんだぞ。やれるかじゃなくて、やるんだよ」
ルーカスの言葉を聞き、ミシェルは目を閉じてゆっくりと息を吐いた。
不安も迷いも全部吐き出す。
再び目を開けたとき、彼女は覚悟を決めた。
「……わかりました。でも三階の人達に警戒されているのに、話を聞きに行っても大丈夫ですかね」
「それに関しては考えがある。ポールを使え。セドリックに関しては同じフロアのアイツに調べてもらい、外では基本アイツと一緒に行動しろ」
お調子者だが気さくなポールは、人の懐に入り込むのがうまい。
案外お人好しなので、頼めば協力してくれるだろう。
人選としては悪くない。
「代わりに調べてもらうのは賛成ですが、一緒に行動しろって言うのはもしかして一人だと身の危険があるからですか?」
義憤にかられて暴走したり、セドリックと親しい生徒が手を出してくる可能性があるのだろうか。
「いいや。アイツはこの物語の主人公様だからな。頭脳は並だが、タイミングが良い。謎解きに必要な情報を天然で拾うはずだ」
「ええっ!? あのポールが!?」
「そうだお前は、単なる『股間タッチモブ』だと思ってたようだが。アイツが主人公だ。ソロモンなんてたいそうな名前を、モブにつけるわけがないだろう」
「いえ、そこまでは思ってませんよ」
失恋やナンパなど、各イベントにポールが関わっていたのは、彼が物語の中心だったからだ。
前世のルーカスが書いた『騎士科の劣等生』の、ポール・ソロモンは共感型主人公だ。
彼はごくごく普通の等身大の少年であり、弱さを見せたり、失敗を繰り返したりして、読者に安心感と共感を覚えさせるキャラクターにしている。
北部の田舎から出てきたポールは、入学当初は広大な学院や大勢の人間と一緒に生活することに戸惑いながら、好奇心たっぷりに学院生活に身を投じる。
些細なことにも驚き、新鮮さを感じる彼の視点で、舞台がどんな世界なのか読者に伝えていく。
話の進行に伴い小さな事件の現場に遭遇し、一つ一つ謎を解き明かすうちに、実は全てがつながっていることに気づく。隠された真相をたぐり寄せた結果、学期の初めに起きた殺人事件を見事解決し、彼は王子の側近として取り立てられるのだ。
ポールの説明を聞きながら、ミシェルは(ソロモンって、そんなに立派な名前かな。北部ではわりとありふれた姓だと思うんだけど……)と、ぼんやり考えた。
*
ポールに協力してもらった結果、寮に戻った後のセドリックの行動がわかった。
親睦会の日。単身で一足早く寮に戻ったセドリックは、寮父から鎮痛剤をもらうと、その場で飲んですぐに就寝。
その後は夕食もシャワーもスキップして、ずっと寝ていた。
翌日、公務で学院を離れていた第三王子が早朝寮に戻ってきたところ、廊下で倒れているセドリックを発見。
意識が無かったので学校の設備では不充分だと判断し、町の診療所に連れて行こうと乗ってきた馬車に乗せたが手遅れだった。
亡くなる直前の状態から、死因は何らかの薬物中毒と診断されたために、学校側は慎重になっているらしい。
王族も通うような名門校で、生徒が薬物乱用で死んだと外に漏れたらスキャンダルになる。
学院内で薬物が蔓延しているとなれば、醜聞どころではない大問題だ。
おそらく教員達は、セドリックが薬物を入手したルートを調べているのだろう。
ルーカスとミシェルに呼び出しがかからないところをみると、学校側の調査では現時点で二人は容疑者になっていないのだ。自分たちで調査するなら今しかない。
*
寮の部屋が近いポールから「今日の放課後、家族がセドリックの荷物を引き取りにくる」と、聞いたのでミシェルは温室に行った。
彼には寮にいてもらい、彼女が戻る前に子爵家の人間が帰ってしまわないよう引き留めてもらうことにした。
いつもの場所にいくと、そこには二つのクッションが並んでいた。
先日までと同じ光景なのに、持ち主がもうこの世にはいないと思うと、言いようのないもの寂しさを感じた。
彼女はクッションを遺族に引き渡すつもりだった。
セドリックが現れないのなら、この先ミシェルが温室に足を運ぶことはない。並べて置かれたクッションは誰にも使われず、経年劣化していくに違いない。数年後に持ち主不明のゴミとして処分されるくらいなら、ちゃんとした形で片付けたい。
「おや、君達また喧嘩したのかい?」
「え?」
クッションを抱えて温室を出ようとしたとき、ミシェルは作業着姿の老人に声をかけられた。
用務員か、園丁だろう。
「あの。どういうことでしょうか」
「そのクッション。しばらく一個消えてたけど数が戻ったから、てっきり仲直りしたのかと思ったんじゃが……違ったのかい?」
彼が誰かとミシェルを勘違いしているということに気付き、彼女は質問を変えた。
「おじいさんは、このクッション使ってた生徒を覚えてますか?」
「君じゃないのかい」
「僕も使ってたんですが、その前です。初めてクッションを見たのはいつで、数が減ったのに気づいたのはいつですか?」
セドリックはこの温室で誰かと一緒に過ごしていた。
その誰かがいなくなったから、彼はクッションを一つ持ち帰った。
そしてミシェルが通うようになり、しまい込んでいたそれを再び持ってきたのだろう。
「クッションが置かれるようになったのは、えーっと、花壇の工事が終わった時だから去年の春過ぎ。数が減ったのは……ベンチを入れ替えたときには無かったから、冬には減ってたのう」
「どんな生徒が使っていたか覚えていますか?」
「若い子はみんな同じに見えるからのう」
あごひげを撫でながら答える老人に、ミシェルは詰め寄った。
「何か特徴があったりは」
「そこまでジロジロ見んわい」
ここで引き下がっては駄目だ。老人が答えやすいよう、選択肢を絞って畳みかける。
「体格は?」
「いつも座ってたからわからんよ」
「二人に体格差はありましたか?」
「……どっちも似たようなもんじゃったな」
「目の色は? 髪の色は?」
「あまり覚えとらんけど……。片方は赤髪で、片方は黒、いや茶色……?」
「要はブルネットですね!」
間違いなく赤髪はセドリックだ。
ミシェルも黒髪なので、老人は勘違いしたのだろう。
セドリックは中肉中背。体格の良い騎士科の生徒の中では、細身の部類になる。座って作業している姿を遠目に見ただけならば、小柄なミシェルと見間違えてもおかしくない。
「二人は温室でどんな風に過ごしていたんですか?」
「どっちも何か書いてたのう。片方は絵だったけど、もう片方はよくわからん。テーブルにノートを置いてたから勉強してたのかもしれんなぁ」
「その生徒を連れてきたらわかりますか?」
「無理じゃよ。ちょいちょい見かけたけど、遠目にチラッと見ただけじゃもん」
これは手がかりかもしれない。
ミシェルはクッションを抱えたまま、拳を握りこんだ。
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