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ー4月25日修正による矛盾点修正ーがくがくぶるぶるあうあうあう
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たかが男爵の身分でこじんまりな私たちに何故か急に怒りを露にする陛下は刺激が強かった。そろーりと座っていた両親も立ち上がってすす、すすすと足並みを揃えて出口に向かい横移動を始める私たち。私たちほどの家族愛が強い家系ならば口を開かずとも、目を合わせずとも息ぴったりに動ける。
しかし、息ぴったりに動けるだけで空気になれるわけでもないし、扉の前にはメイドやら使用人もいるわけで逃げ場はない。いくら小さくとも存在感までなくせるわけもなく、逃げれないとわかっていながらも勝手に足が逃げようとする。
スモール家は大事なもののためなら立ち向かうが、基本逃避癖があり、防衛本能に従って身体が動いてしまう気質なのだ。
「…………何故、そんなに離れていく?」
「「「ぴえぇっ」」」
当たり前だが陛下の目の前だからすぐ気づかれたし、変な声が出る。なんなら驚きと恐怖で涙も出る。
「な、泣くな………怖がらせたか?」
「「「あうあうあう」」」
正直に言っていいものか家族揃ってあうあうマシーンに成り下がる。だって陛下を余計怒らせるかもしれない。いや、今の態度だって鬱陶しいと感じられてるかもしれない。でもでも身体が勝手に……!生理現象と一緒です!で誤魔化されてくれればいいのに………でも、無理だろうなぁ。
「ぐ………っわかった!怖がらせたんだな?俺は君たちに危害は加えんからとりあえず落ち着け、いい子だから」
なんだろう………私だけならともかく、陛下より年上のはずの両親も含めて陛下に子供扱いされてる気がする。いや、私も成人してるけど。父もそう陛下に伝えていたはずだけど。
「「「…………」」」
「急に黙られるとそれはそれでどうしたらいいかわからんのだが」
「「「ああああうあうあう………っ」」」
「ま、まだ落ち着いてなかったんだな!?邪魔して悪かった!存分に黙れ?いや、沈黙を許す」
私と同じように両親もあれ?と考えてしまったのだろう。急に黙ったことについて陛下に指摘されてしまいテンパって再びあうあうマシーンと家族揃ってなってしまった。どうやら陛下は驚きでそうなったとは思わなかったようだがわざわざ訂正する必要もない。落ち着いてないのも確かだから。
そうしてしばらく何とも言えないしーんとした空気が流れる。沈黙を許されたわけだが、この場を逃げ出すことはできないわけでどうしていいか次第にわからなくなる。とりあえず陛下の怒りオーラは消えたようなので一先ずは安心だが、声をかけるべきか迷う。
どうしていいかわからず家族揃ってじーっと陛下を見つめすぎたのだろう。
「………そんなに見られると穴があきそうなんだが」
どうやら私たちの目には人に穴をあける機能が芽生えかけているらしい。え、なにそれ、こわい。
「「「はわわ………っ」」」
慌てて両手で両目を隠す。
「何をしてるんだ………?」
「「「へ、陛下に穴をあけないようにしてます!」」」
「ぐぅ………いちいち可愛いな………」
何か陛下が呟いたようだが、私たちは陛下に穴をあけないように必死に目をつぶり、手で目を隠すのに必死だったため聞き逃したのだった。
しかし、息ぴったりに動けるだけで空気になれるわけでもないし、扉の前にはメイドやら使用人もいるわけで逃げ場はない。いくら小さくとも存在感までなくせるわけもなく、逃げれないとわかっていながらも勝手に足が逃げようとする。
スモール家は大事なもののためなら立ち向かうが、基本逃避癖があり、防衛本能に従って身体が動いてしまう気質なのだ。
「…………何故、そんなに離れていく?」
「「「ぴえぇっ」」」
当たり前だが陛下の目の前だからすぐ気づかれたし、変な声が出る。なんなら驚きと恐怖で涙も出る。
「な、泣くな………怖がらせたか?」
「「「あうあうあう」」」
正直に言っていいものか家族揃ってあうあうマシーンに成り下がる。だって陛下を余計怒らせるかもしれない。いや、今の態度だって鬱陶しいと感じられてるかもしれない。でもでも身体が勝手に……!生理現象と一緒です!で誤魔化されてくれればいいのに………でも、無理だろうなぁ。
「ぐ………っわかった!怖がらせたんだな?俺は君たちに危害は加えんからとりあえず落ち着け、いい子だから」
なんだろう………私だけならともかく、陛下より年上のはずの両親も含めて陛下に子供扱いされてる気がする。いや、私も成人してるけど。父もそう陛下に伝えていたはずだけど。
「「「…………」」」
「急に黙られるとそれはそれでどうしたらいいかわからんのだが」
「「「ああああうあうあう………っ」」」
「ま、まだ落ち着いてなかったんだな!?邪魔して悪かった!存分に黙れ?いや、沈黙を許す」
私と同じように両親もあれ?と考えてしまったのだろう。急に黙ったことについて陛下に指摘されてしまいテンパって再びあうあうマシーンと家族揃ってなってしまった。どうやら陛下は驚きでそうなったとは思わなかったようだがわざわざ訂正する必要もない。落ち着いてないのも確かだから。
そうしてしばらく何とも言えないしーんとした空気が流れる。沈黙を許されたわけだが、この場を逃げ出すことはできないわけでどうしていいか次第にわからなくなる。とりあえず陛下の怒りオーラは消えたようなので一先ずは安心だが、声をかけるべきか迷う。
どうしていいかわからず家族揃ってじーっと陛下を見つめすぎたのだろう。
「………そんなに見られると穴があきそうなんだが」
どうやら私たちの目には人に穴をあける機能が芽生えかけているらしい。え、なにそれ、こわい。
「「「はわわ………っ」」」
慌てて両手で両目を隠す。
「何をしてるんだ………?」
「「「へ、陛下に穴をあけないようにしてます!」」」
「ぐぅ………いちいち可愛いな………」
何か陛下が呟いたようだが、私たちは陛下に穴をあけないように必死に目をつぶり、手で目を隠すのに必死だったため聞き逃したのだった。
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しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
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