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俺「俺、死ぬかもしれない」友人A「お前は大丈夫」
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「隣に引っ越してきた横臥騎士です。」
「へ?」
それは朝早くの出来事。仕事大好き人間の両親は共働きで夜もいなければ、朝からも家にいないことの方が多く、いつ寝ているのか息子の俺ですら疑問の日々。
しかし、朝食、夕飯はしっかり用意してあり、足りなかった時や日用品に困らないようお小遣い程度のお金もいつも用意されているので、別に子供を蔑ろにする親ではない。寧ろ仕事が極たまに休みの日は、必ず親両方が休日を合わせ、家族揃ってその日はでかけることになっているくらいには仲もいい。
まあそんなわけで、朝からインターホンを鳴らされれば、出られるのは俺だけで、玄関を開ければ、目の前にはキラキラの王子様。一気に目が覚めたし、パジャマ姿なのが恥ずかしく感じた。
ちなみにこの王子様とは初対面ではないけど、知り合いとも言いにくい。
何故なら昨日コンビニで会って話した人物だからだ。
~回想~
「やっぱり・・・椎名!やっと見つけた!」
「え?え?」
ってか俺、椎名って名前じゃねぇし!
中学3年受験を控える年になり、始業式を終え、帰宅してすぐ出掛けたコンビニで出会った、高そうなスーツを着て、無駄にキラキラ輝いた王子のような男と目が合い、コンビニの似合わない人っているんだなと初めて思った瞬間に手を握られ顔を近づけられる。
同じ男でも、こうも無駄に美形だと嫌悪感ひとつ湧かない。女ならばコロッとこいつに惚れてしまうことだろう。
なんて冷静ぶってはいるが、俺は男でありながら美形男性に弱い。最初こそ自分もこうなりたいと憧れだったが、ついつい流行に乗ろうと雑誌を見て行く内に憧れからただの面食いになり、女の美人よりも男の美人に悶えられるほどに弱くなった。
なぜこうなったのかは自分でもわからない。
目の前のキラキラと俺を見つめる美形はモデルとして見たことはないが、今まで見てきた雑誌の中のアイドルやモデルたちよりも断然上も上の超美形。
混乱して口が思うように動かずしゃべれない。頭は冷静なのにこんな美形に話しかけられれば緊張するに決まっている。
例え人違いだとしても。
「男に生まれているとは思わなかった。名前は?」
「い、一ノ瀬」
「名字じゃない、名前を聞いているんだよ」
「うっ姫星」
イケメンボイスとも言える声で言われ、あまり好きではない女のような名前を隠さずにはいられない。せめて顔を離してくれればまだ冷静になれるのに。
「僕は横臥騎士、会えて嬉しいよ。今回は名前だけ知れたら十分だ。きあら、次こそはキミを幸せにするよ」
「はい・・・おうが、ないと様」
「フルネーム?様もいらない。騎士と呼んで」
「騎士・・・?」
「そう、いいこだ。じゃあ、明日からよろしくね」
そう言って去る美形は去り際までかっこいい姿に見惚れて見えなくなってから気づいた。美形男のおかしな発言。それと明日??
~回想終了~
まさか本当に翌日よろしくするとは。
「驚かせちゃったかな?それにしても、パジャマ姿、可愛いね。」
「あ、ありがとう?」
なんとも居たたまれない。後気になるのが、こんなキラキラした人がこんなボロアパートにいるのか不思議で仕方ない。いや、別にボロでもないけど、普通のアパートでさえこの人は似合わない。なんかもう、豪邸に住んでてようやく納得できるほどの美形さ。
「ここのアパート狭くはない?それに地震来た時とかの耐久性も心配だよね。家賃は安いけど、買い物をするにも学校行くにも遠いよね?階段も大変じゃない?」
「え、あ、買い物や学校はバスの定期あるし、バス結構来るからあんまり気にしたことないです。階段も2階にあがればいいだけだし、家賃はわからないけど、親普段留守だからひとりみたいなもんだし、狭いとかはないです。耐久性は気にしたことなかったですけど、お風呂とか広いの憧れますよね。ここ四角風呂で狭いし・・・あ、耐久性とか関係ないか」
というかそこまで気にしてよく隣に引っ越してきたな。とは思うが口には出せない。この美形の前では質問答え機と俺はなるだけ。
「なるほど・・・わかった。そろそろ学校の用意しないと行けないよね。また帰ったら話そう。楽しみにしててね?また後で」
「は、はい・・・?」
謎の言葉を残し、隣の家に入っていく王子様こと騎士。なんとも不思議な人だが、目の保養になるのは確か。もう当分は雑誌いらないかなと思う。
そう思いつつ、支度してご飯食べて家を出てバスに乗って学校へ着いたのはホームルームが始まる20分前であり、余裕は十分ある。だからこそ、面食いであることを知る隣の席、友人Aに昨日と今日の出来事を話す。
「もうさ、かっこよすぎて質問答えるの必死!目の保養にもなるし、おかげでお金も節約できちゃうぜ」
「お前がそれならいいけど、なんか怖くね?ってか男に生まれているとは思わなかったってのはなんだ?」
「やっぱ気になるよな?また帰ったら聞いてみようかな。ってか俺、家訪ねていいもんかな・・・」
「また後でって言われたんならいいんじゃね?」
「うぅっけど、緊張する!」
今日からモデル以上にかっこいい美形が隣の家にいるというだけでやばいのに!
「ちょっとちょっと、一ノ瀬聞いた!?今日このクラスに新しい先生来るんだって!」
友人Aとの話に割り込んでくるのは比較的女子の中では仲のいい友人Bである。名前?俺は美形(男限定)しか名前が覚えられない。ちなみにホモとかじゃない。名前を覚えれた女こそ俺の運命の人ってこと。
「え、担任は?」
「なんか昨日事故って療養中だってさ」
「え、大丈夫なのか。それ」
あまりに不憫な担任。この年来たばかりの先生で最後の学年の担任はこの人かと全員自己紹介済ませたばかりというのに。初日早々可哀想な人だ。
「知らなーい。けど、新しい担任めっちゃイケメン!マジ担任事故って正解だよ!」
「さすがに言い過ぎだろ。けど、昨日の今日で新しい先生来すぎじゃないか。でもイケメンかぁ」
あの王子とどちらが美形だろうか。騎士さんほどの美形は早々いないとは思うけど。
「・・・なあ、一ノ瀬」
「ん?」
俺たちの会話について行けていなかった友人Aが神妙な顔をして俺を呼ぶ。
「まさか、イケメンって一ノ瀬が言ってたやつじゃないよな?」
「まっさかー!だって俺のとこからこの学校バス通学しなきゃならないくらいに学校から遠いし、買い物も不便だし?先生なら車あってももっと近くに住むだろー」
「そう、だよな。また後でって言葉が引っ掛かったんだが」
「ふーん?」
「何?何の話ー?」
「ああ、それがさ」
友人Aの何がそんなに気になるのかはわからないが、話を理解できてない友人Bが話に割り込んできたので、面倒だがまた1から昨日と朝にあった出来事を話そうとした瞬間。
チーンコーンカーン・・・
「やばっチャイム!」
「え、お前チャイム気にするようなやつだったか?」
「新しい担任はイケメンだよ!?いい子アピールしなきゃ!好かれたいもん!」
イケメンパワーはすごい。あんなにチャイムが鳴ったからと素早く座る友人Bは初めて見た。さてさてどんな美形がと扉から入る先生に俺は時が止まったように感じた。
「あ、姫星みーつけた」
「へ?」
「何々!?一ノ瀬、先生と知り合い!?」
お前、いい子アピールはどうした。と友人Bに心の中で、ツッコミつつ、扉開いてすぐに俺を見つけ、優しい笑みを浮かべる騎士さんに心臓が止まりそうだった。
「マジか・・・やばくねぇか?」
隣の席で呟く友人A。確かにやばい。
「学校でも目の保養にできるとか・・・!」
「そうじゃねーよ、バカ」
じゃあ、なんなんだよ。と言いたいが、なんか騎士さんに見られてる気がして落ち着かず、言い返す気力はもうない。
「この1年間、僕の姫星のクラスの担任になりました。横臥騎士です。勉強は教えるけど、無駄に声はかけないでください。姫星にしか興味はないので」
何それ、かっこいい。冷たい感じ、意外だけどそれはそれでいい。
「おいおい、姫星俯いてんな。お前見られてるぞ・・・ってかあのイケメン担任お前しか見てねぇ」
「姫星、可愛い顔を見せてほしいな」
「か、可愛くないんで無理です!」
「可愛いよ。照れた姿も、困った姿も、ね。笑顔も見たいけどまだ昨日再会したばかりだから少しずつお互いを知ろうね。姫星は名前の通り星よりも輝く僕のお姫様だから俯いていても可愛さが溢れている。そうだ!今から姫星を姫と呼ぼうか!うん、それがいい。親密さがより増すよね」
ひめはやめてー!俺、男!しかし、イケメンがあまりに喜ぶものだから言えない。というかさっきから
「口説かれてるみたいで顔あげられねぇ」
「口説かれてるだろ。全員引いてるし」
「姫、隣のよくわからないやつと話すより僕と話してほしいな。だけど残念だ。そろそろホームルームも終わる。授業も楽しみにしていて」
「ふぁい」
「おいぃぃ!てめぇのせいで目の敵にされたんだが!?こえぇ」
「黙ろうか、ウジ虫くん」
「俺、薄田です!」
「知らないよ、ウジ虫の名前なんて」
「あなた担任!俺生徒!覚えてくださいよ!」
「じゃあ、皆さん姫星に迷惑かけないように」
「スルーすんな!」
どうやら騎士さんは去ったようだ。変わるように次の授業の先生が。なんだか真っ青な気がするけど大丈夫なんだろうか。
「薄田くん、気持ちは大変わかりますが、お願いします。横臥様を怒らせないでください。社会で生きられなくなります。」
「・・・俺、間違ってねぇよな。ウジ虫じゃねぇのに」
不憫すぎる友人A。ってか先生が様つけるとか、騎士さん何者?社会で生きられなくなる?え?え?
恐らくクラス全員混乱していることだろう。その日の午前の授業は先生の声がBGMのように流れていくだけだった。
「へ?」
それは朝早くの出来事。仕事大好き人間の両親は共働きで夜もいなければ、朝からも家にいないことの方が多く、いつ寝ているのか息子の俺ですら疑問の日々。
しかし、朝食、夕飯はしっかり用意してあり、足りなかった時や日用品に困らないようお小遣い程度のお金もいつも用意されているので、別に子供を蔑ろにする親ではない。寧ろ仕事が極たまに休みの日は、必ず親両方が休日を合わせ、家族揃ってその日はでかけることになっているくらいには仲もいい。
まあそんなわけで、朝からインターホンを鳴らされれば、出られるのは俺だけで、玄関を開ければ、目の前にはキラキラの王子様。一気に目が覚めたし、パジャマ姿なのが恥ずかしく感じた。
ちなみにこの王子様とは初対面ではないけど、知り合いとも言いにくい。
何故なら昨日コンビニで会って話した人物だからだ。
~回想~
「やっぱり・・・椎名!やっと見つけた!」
「え?え?」
ってか俺、椎名って名前じゃねぇし!
中学3年受験を控える年になり、始業式を終え、帰宅してすぐ出掛けたコンビニで出会った、高そうなスーツを着て、無駄にキラキラ輝いた王子のような男と目が合い、コンビニの似合わない人っているんだなと初めて思った瞬間に手を握られ顔を近づけられる。
同じ男でも、こうも無駄に美形だと嫌悪感ひとつ湧かない。女ならばコロッとこいつに惚れてしまうことだろう。
なんて冷静ぶってはいるが、俺は男でありながら美形男性に弱い。最初こそ自分もこうなりたいと憧れだったが、ついつい流行に乗ろうと雑誌を見て行く内に憧れからただの面食いになり、女の美人よりも男の美人に悶えられるほどに弱くなった。
なぜこうなったのかは自分でもわからない。
目の前のキラキラと俺を見つめる美形はモデルとして見たことはないが、今まで見てきた雑誌の中のアイドルやモデルたちよりも断然上も上の超美形。
混乱して口が思うように動かずしゃべれない。頭は冷静なのにこんな美形に話しかけられれば緊張するに決まっている。
例え人違いだとしても。
「男に生まれているとは思わなかった。名前は?」
「い、一ノ瀬」
「名字じゃない、名前を聞いているんだよ」
「うっ姫星」
イケメンボイスとも言える声で言われ、あまり好きではない女のような名前を隠さずにはいられない。せめて顔を離してくれればまだ冷静になれるのに。
「僕は横臥騎士、会えて嬉しいよ。今回は名前だけ知れたら十分だ。きあら、次こそはキミを幸せにするよ」
「はい・・・おうが、ないと様」
「フルネーム?様もいらない。騎士と呼んで」
「騎士・・・?」
「そう、いいこだ。じゃあ、明日からよろしくね」
そう言って去る美形は去り際までかっこいい姿に見惚れて見えなくなってから気づいた。美形男のおかしな発言。それと明日??
~回想終了~
まさか本当に翌日よろしくするとは。
「驚かせちゃったかな?それにしても、パジャマ姿、可愛いね。」
「あ、ありがとう?」
なんとも居たたまれない。後気になるのが、こんなキラキラした人がこんなボロアパートにいるのか不思議で仕方ない。いや、別にボロでもないけど、普通のアパートでさえこの人は似合わない。なんかもう、豪邸に住んでてようやく納得できるほどの美形さ。
「ここのアパート狭くはない?それに地震来た時とかの耐久性も心配だよね。家賃は安いけど、買い物をするにも学校行くにも遠いよね?階段も大変じゃない?」
「え、あ、買い物や学校はバスの定期あるし、バス結構来るからあんまり気にしたことないです。階段も2階にあがればいいだけだし、家賃はわからないけど、親普段留守だからひとりみたいなもんだし、狭いとかはないです。耐久性は気にしたことなかったですけど、お風呂とか広いの憧れますよね。ここ四角風呂で狭いし・・・あ、耐久性とか関係ないか」
というかそこまで気にしてよく隣に引っ越してきたな。とは思うが口には出せない。この美形の前では質問答え機と俺はなるだけ。
「なるほど・・・わかった。そろそろ学校の用意しないと行けないよね。また帰ったら話そう。楽しみにしててね?また後で」
「は、はい・・・?」
謎の言葉を残し、隣の家に入っていく王子様こと騎士。なんとも不思議な人だが、目の保養になるのは確か。もう当分は雑誌いらないかなと思う。
そう思いつつ、支度してご飯食べて家を出てバスに乗って学校へ着いたのはホームルームが始まる20分前であり、余裕は十分ある。だからこそ、面食いであることを知る隣の席、友人Aに昨日と今日の出来事を話す。
「もうさ、かっこよすぎて質問答えるの必死!目の保養にもなるし、おかげでお金も節約できちゃうぜ」
「お前がそれならいいけど、なんか怖くね?ってか男に生まれているとは思わなかったってのはなんだ?」
「やっぱ気になるよな?また帰ったら聞いてみようかな。ってか俺、家訪ねていいもんかな・・・」
「また後でって言われたんならいいんじゃね?」
「うぅっけど、緊張する!」
今日からモデル以上にかっこいい美形が隣の家にいるというだけでやばいのに!
「ちょっとちょっと、一ノ瀬聞いた!?今日このクラスに新しい先生来るんだって!」
友人Aとの話に割り込んでくるのは比較的女子の中では仲のいい友人Bである。名前?俺は美形(男限定)しか名前が覚えられない。ちなみにホモとかじゃない。名前を覚えれた女こそ俺の運命の人ってこと。
「え、担任は?」
「なんか昨日事故って療養中だってさ」
「え、大丈夫なのか。それ」
あまりに不憫な担任。この年来たばかりの先生で最後の学年の担任はこの人かと全員自己紹介済ませたばかりというのに。初日早々可哀想な人だ。
「知らなーい。けど、新しい担任めっちゃイケメン!マジ担任事故って正解だよ!」
「さすがに言い過ぎだろ。けど、昨日の今日で新しい先生来すぎじゃないか。でもイケメンかぁ」
あの王子とどちらが美形だろうか。騎士さんほどの美形は早々いないとは思うけど。
「・・・なあ、一ノ瀬」
「ん?」
俺たちの会話について行けていなかった友人Aが神妙な顔をして俺を呼ぶ。
「まさか、イケメンって一ノ瀬が言ってたやつじゃないよな?」
「まっさかー!だって俺のとこからこの学校バス通学しなきゃならないくらいに学校から遠いし、買い物も不便だし?先生なら車あってももっと近くに住むだろー」
「そう、だよな。また後でって言葉が引っ掛かったんだが」
「ふーん?」
「何?何の話ー?」
「ああ、それがさ」
友人Aの何がそんなに気になるのかはわからないが、話を理解できてない友人Bが話に割り込んできたので、面倒だがまた1から昨日と朝にあった出来事を話そうとした瞬間。
チーンコーンカーン・・・
「やばっチャイム!」
「え、お前チャイム気にするようなやつだったか?」
「新しい担任はイケメンだよ!?いい子アピールしなきゃ!好かれたいもん!」
イケメンパワーはすごい。あんなにチャイムが鳴ったからと素早く座る友人Bは初めて見た。さてさてどんな美形がと扉から入る先生に俺は時が止まったように感じた。
「あ、姫星みーつけた」
「へ?」
「何々!?一ノ瀬、先生と知り合い!?」
お前、いい子アピールはどうした。と友人Bに心の中で、ツッコミつつ、扉開いてすぐに俺を見つけ、優しい笑みを浮かべる騎士さんに心臓が止まりそうだった。
「マジか・・・やばくねぇか?」
隣の席で呟く友人A。確かにやばい。
「学校でも目の保養にできるとか・・・!」
「そうじゃねーよ、バカ」
じゃあ、なんなんだよ。と言いたいが、なんか騎士さんに見られてる気がして落ち着かず、言い返す気力はもうない。
「この1年間、僕の姫星のクラスの担任になりました。横臥騎士です。勉強は教えるけど、無駄に声はかけないでください。姫星にしか興味はないので」
何それ、かっこいい。冷たい感じ、意外だけどそれはそれでいい。
「おいおい、姫星俯いてんな。お前見られてるぞ・・・ってかあのイケメン担任お前しか見てねぇ」
「姫星、可愛い顔を見せてほしいな」
「か、可愛くないんで無理です!」
「可愛いよ。照れた姿も、困った姿も、ね。笑顔も見たいけどまだ昨日再会したばかりだから少しずつお互いを知ろうね。姫星は名前の通り星よりも輝く僕のお姫様だから俯いていても可愛さが溢れている。そうだ!今から姫星を姫と呼ぼうか!うん、それがいい。親密さがより増すよね」
ひめはやめてー!俺、男!しかし、イケメンがあまりに喜ぶものだから言えない。というかさっきから
「口説かれてるみたいで顔あげられねぇ」
「口説かれてるだろ。全員引いてるし」
「姫、隣のよくわからないやつと話すより僕と話してほしいな。だけど残念だ。そろそろホームルームも終わる。授業も楽しみにしていて」
「ふぁい」
「おいぃぃ!てめぇのせいで目の敵にされたんだが!?こえぇ」
「黙ろうか、ウジ虫くん」
「俺、薄田です!」
「知らないよ、ウジ虫の名前なんて」
「あなた担任!俺生徒!覚えてくださいよ!」
「じゃあ、皆さん姫星に迷惑かけないように」
「スルーすんな!」
どうやら騎士さんは去ったようだ。変わるように次の授業の先生が。なんだか真っ青な気がするけど大丈夫なんだろうか。
「薄田くん、気持ちは大変わかりますが、お願いします。横臥様を怒らせないでください。社会で生きられなくなります。」
「・・・俺、間違ってねぇよな。ウジ虫じゃねぇのに」
不憫すぎる友人A。ってか先生が様つけるとか、騎士さん何者?社会で生きられなくなる?え?え?
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